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 こまちの「書如其人 画為心声」

たのしみは そぞろ読みゆく書の中に 我とひとしき人を見し時  橘曙覧

♣ちなみにタイトルは「書は人なり 画は心の声」という意味。「オナジソラノシタ」より。♣

コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
井伏鱒二『厄除け詩集』より



最近のひまじんは新聞縮刷版的。
mixiは新聞的。
どちらにも書いてあったり、なかったり。
どちらで読むか、どちらを読むか、どちらも読むかは
お好みで。


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目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2015-02-28 一緒に自宅で過ごすのは今日が最後
2015-02-27 手術前の説明
2015-02-25 もしも、わたしが産休を取ったら?
2015-02-24 休暇をもらう
2015-02-23 確認できない
2015-02-16 弱い
2015-01-30 心拍
2015-01-16 お腹のなかに
2015-01-09 基礎体温下がる
2015-01-08


2015-02-28 一緒に自宅で過ごすのは今日が最後

夫は前々から計画していたスノボへ出かけていった。
行くのを躊躇っていたので、今度いつ行けるかわからないし、わたしは大丈夫だから行ってきてとお願いし、行ってもらった。

完全流産が始まったらどうしようとも思ったのだけど、なんとなーく、始まらない気がした。お腹の中の居心地がいいのかもしれないし、わたしの体があきらめきれないのかもしれない。

あの本を読んでから、いろいろとわかってきた気がした。
稽留流産の原因の多くは胎児の染色体異常だが、著者によると、赤ちゃんは自分の意思で空へ帰っていくという。お母さんのたましいの成長を促すためという目的で命をかけてメッセージをくれるという。そう考えると思い当たる節がありすぎて、納得できるような気がした。

・わたしはこどもができない原因を仕事のストレスだと思っていた。
かといって、辞めて妊活に専念するという決心もつかず、こんな生活しているから、こどもできないのかなと思っていた。

⇒結果、仕事は関係なかった。年に1番の繁忙期で残業しまくってて妊娠できたということは仕事のストレスは無関係だったとわかった。つわりの最中もギリギリで仕事ができたし、通勤もグリーン車使えば可能だとわかった。


・今周期に授かれなかったら、次の検査に進むつもりだった。

⇒今回の妊娠で少なくとも左の卵管は通っていることはわかったし、赤ちゃんに元気がなくとも体は赤ちゃんを守り続けるほど母体が健やかであることもわかった。これ以上の検査はしない。12月に検査した意味が、今わかった。


・妊娠したとき、夫がどう思うか、本当に怖かった。

⇒夫はこども嫌いではないが、自分のこどもは特別欲しいわけではない人だった。
別にこどもはいなくてもいい。もし、こどもができなくても二人で生きていけばいいいというスタンスの人で。
わたしは、そもそも結婚することも、こどもを生むことも、家を買うことも諦めていたので、今の結婚生活がおまけの人生みたいなものだった。
こどもできなくても仕方ないかな。まあ、できたらラッキーくらいに思っていた。

だから、夫が「俺こどもいらないもーん」「こまちちゃんが欲しがったんだから一人でがんばれ」的なことになるのでは・・・と危惧していた。
しかし、それは杞憂だった。
わたしがつわりで家事ができないときも率先して家事をし、朝は駅まで車で送ってくれた。
そして、流産がわかったときは一緒に泣いてくれた。

これらは、妊娠してみないとわからないことだった。

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JimmiXS さん>これは何かの暗号ですか?解けません・・・。 / こまち ( 2016-10-06 14:17 )
りゃん吉さん>ご無沙汰です。元気になってきました★りゃん吉さんはいかがお過ごしですか。 / こまち ( 2016-10-03 12:23 )
こまちさん、ご無沙汰です!元気すか? / りゃん吉 ( 2016-09-10 23:20 )
1Xj97Y / JimmiXS ( 2016-08-07 09:51 )

2015-02-27 手術前の説明

産婦人科で手術前の説明を夫と聞く。
ここ数日泣きまくっていたせいか、診察室で冷静に話を聞くことができた。
1週間という期間をあけたことはわたしには必要だった。

もし万が一子宮に穴空いたらごめんねとか、輸血必要になって万が一ウィルスに感染したらすまんみたいな怖いことが書いてある書類や同意書等をもらう。こわいことがさらっと真面目に書いてあるよ・・・。

入院の際に必要なものについては看護婦さんから説明してもらう。
個室がよかったけれど、空きがないので二人部屋になる。

次に麻酔科に行き、麻酔科医から麻酔についての説明を受ける。
全身麻酔や麻酔のデメリット、場合によっては局所麻酔になる等。
ネットでは、麻酔が切れて最悪だった等の体験談が目立ったので、麻酔科医のいる病院でよかったと思う。わたしの病院選びは、この点でも間違っていなかったと思う。

ちなみに染色体検査はしないことにしていたが、特に説明になかったのでこちらからも切り出さなかった。

子宮内容物の染色体検査をすれば、流産の原因がわかるかもしれないが、おおよそ下記の通り。

・胎児の染色体異常(1本のものが2本あるとかないとか具体的に)
⇒どうしようもない。

・両親の染色体異常(両親が生きていくのには差し支えない染色体異常を持っている者同士の場合、その染色体異常の遺伝子がたまたま揃うと胎児も染色体異常を起こす)
⇒現代の医学では防げない。染色体異常の遺伝子が揃わない組み合わせになるまで流産を繰り返す可能性がある。どうしようもない。

・胎児の染色体異常なく、原因不明
⇒どうしようもない。

わたしたち二人の結論。どうしようもなく対処できないなら、検査の意味がない。

でも、検査できる病院が限られているし、あのときやっておけばよかったと後悔しないためにも、ご夫婦でよく話し合うことをお勧めします。

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2015-02-25 もしも、わたしが産休を取ったら?

昨日1日だらだらと過ごしたので、洗濯して、掃除して図書館に行く。
完全流産の兆候(陣痛のような腹痛、出血)等は、相変わらず何もない。
なんとなく、自然には出てこない気がする。

図書館で児童書のコーナーに初めて入った。
図書館が新しくなってから引っ越してきたものの、足を踏みいれたことがなかった。
妊娠が判明したとき、いつか図書館司書の授業で習った読み聞かせをしてあげるだろうからそのときに初めて入るかなと思っていた。

昨日あの本を読んで、なんだかいろんなことがわかった気がした。
流産の確率は必ず存在するもので、生物として仕方のないことだと頭ではわかる。
でも、なんでわたしの赤ちゃんが?他にも子供欲しがってない人や中絶する人だっていくらでもいるでしょう?なのにどうして?と納得がいかない。それこそが、生物として生きる宿命みたいなもので、事情に応じて授かる授からないを決めたり、命を交換したりすることができないんだなと思う。


図書館で本を借りた後は、実家でランチしてのんびりした。
私がもしも産休を取ったらこんな感じなんだろなぁ。
洗濯して掃除して、散歩がてら実家に行き、ランチして、洗濯物が乾くころに帰宅して、夕ご飯の支度して、お風呂入って、夫が帰宅して・・・みたいな。
大学を卒業してから仕事していて、仕事内容は好きではないが、仕事するのが当たり前の状態に慣れてしまい、専業主婦の1日を満喫した。

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2015-02-24 休暇をもらう

会社には、事情と容体を説明し、本日から退院日の翌日までの休暇をもらった。
ネットでは手術日前日まで働いていた人、休暇をもらった人等、人それぞれだった。

ただ、わたしの場合、自宅から会社まで電車で1時間、会社の最寄駅から会社まで徒歩20分かかる。

この間に何か起きたら?

救急車騒ぎになるし、場合によっては電車を止めてしまうかも・・・と思うと、とてもではないが、会社には行けないと思った。会社から病院までも1時間以上かかるし。

会社〜病院〜自宅がすべて近所にあり、精神的に落ち着いていれば仕事も可能ではあると思う。

休暇初日は、いつ完全流産するかと1日中びくびくして過ごした。
そして、自宅でひとり泣く。
それからネットで完全流産や手術について調べまくる。


池川明著『ママ、さよなら。ありがとう 天使になった赤ちゃんからのメッセージ』リヨン社

を読んで、心を落ち着かせる。ネットでお勧めされていたし、相当落ち込んでいるので素直に読みました。

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2015-02-23 確認できない

心拍の確認ができない。大きさも変わっていない。稽留流産と診断される。
9週で成長が止まっているということで2週間経過しており、いつ大量出血をして完全流産となってもおかしくない状態と言われる。


いつ始まるかわからない自然流産を待ち、完全流産とするか
子宮内容除去術で赤ちゃんと子宮内膜を出すか

どちらがいいですか?と言われる。
この病院では選択肢は患者にあるようだ。
ネットでは医師の判断でどちらかを勧めるというのが大半だったのだが。

メリット・デメリットを聞き、手術することにした。
夫を連れてこなかったことを後悔する。

手術は早ければ水曜にもできますが、いつがいいですか?と聞かれる。

月水金が手術日。
わたしは初産なので、前日入院して処置→翌日手術→翌々日退院の2泊3日とのこと。ネットでは、日帰りが大半だったのだが、前処置の痛みにビビるわたしにはちょうどよいと思った。

翌週の月曜手術とし、今週の金曜日に手術の説明するので、家族を連れてくるようにとのこと。

診察後は、手術前の血液検査・心電図検査・レントゲン。
血液検査の上手さに心打たれる。注射痕まったくなし、痛みなし。
レントゲン検査の問診票に「妊娠していますか?可能性ありますか?」があり、どうしてよいのかわからず、「稽留流産の最中です」と記入したら、技師さんが気を使って、お腹に保護帯をまいてくれた。やさしい・・・。

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2015-02-16 弱い

心拍が弱く、CRL20ミリで大きさが小さいといわれる。わたしは排卵日が判明しているのでそこから計算すると10週になるところだが、9週の大きさしかない。そして、2週間前にピコピコしていた心拍が素人目に見てまったく確認できなかった。

心拍確認後の流産の確率は約5%なのにどうして?と思った。でも、なんとなくやっぱりそうかとも思った。最初に妊娠が判明したときから、この子は無事に生まれるのだろうかという漠然とした不安があった。わたしのマイナス思考が原因と思っていたが、母親の勘ってやつかな。

来週もう一度エコーで確認して、週数を決めましょうと言われる。

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2015-01-30 心拍

心拍の確認ができた。エコーでピコピコしている様子は、元気いっぱいで不思議だなと思った。CRL10ミリ。

妊娠超初期から、今までしなかった車酔いや電車酔い、食欲不振、吐き気などのつわりが出現した。ほー、これがつわりなのかーと思ったが、まったく食べられないわけではないので軽い方だった。

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2015-01-16 お腹のなかに

産科のある病院を受診した。エコーで胎嚢の確認ができた。ちゃんとお腹にいる。少し安心する。でも、まだ心拍が確認できるまで安心できないと、親・友達には内緒にする。

職場では上司・妊活仲間のみに伝える。上司には業務量の軽減をお願いした。しかし、業務量が減るのは1か月先だ。わたしの仕事は、ある事務の専門職で、支店別担当制のため、業務量を減らすには、その担当制の組直しが必要で、その作業に1月かかるのだ。1月後であれば、流産の確率もだいぶ減るはずだ。

次回は2週間後で、その頃には心拍が確認できるでしょうとの見立て。長い2週間だな。

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2015-01-09 基礎体温下がる

今朝、基礎体温が高温期ギリギリに下がってしまい、不安になったわたしは、かかりつけの婦人科を受診。早すぎて胎嚢の確認はできなかった(当たり前)。高温期が続くだけなので不安になるだけだから基礎体温はやめましょうといわれる。また、12月に受けた血液検査も問題ないので、来週なら胎嚢確認できるでしょうと言われる。

看護婦さんには、「おめでとうございます!!K市には産婦人科が1件しかなく、隣の市のSクリニックは予約が取れないから、急いで産科を確保したほうがいいですよ」と言われる。

こんなド田舎で産科不足を指摘されるとは・・・、いや、田舎だからか。

わたしは一昨年に謎のびらんで救急外来を受診しており、結局化学物質によるびらんとしかわからなかったため、またアレが起きたら困ると思い、その病院にすることにした。この選択が後々重要な意味を持つ。

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2015-01-08 窓

年明けから同僚たちの中で業務量のトップを飾り、残業が続いていた。そのせいで周期が乱れたようだった。

検査薬の白い窓に見慣れていたので、今回もどこまでも続く驚きの白さだろ・・・と思っていたが、窓にはくっきりと線が表示された。

白い窓ばかり見ていたので、線が出るなんて都市伝説だと思っていたw

朝イチだったので、寝ぼけまなこの夫に報告したが、まだ寝ぼけていた。

今年の初夢は、小さい女の子がわたしの左足に抱き着き、どうしても離れないというものだった。女の子に「ママは?パパは?」と聞いても、ただ困った顔をするだけで何も言わなかった。わたしが気づかないから困り顔だったのかなと思った。


職場の妊活仲間とのんびりした妊活をしていたが、治療や検査は行っていなかった。しかし、12月に思い立って、血液検査・がん検診・卵胞チェックをしたばかりだった。卵胞チェックのエコーで見た卵は、左の卵巣であと1週間ほどで排卵する卵でキラキラと輝いていた。
1週間後のエコーでは、排卵直後ですでに卵はなく、殻が見えた。

1月でダメだったら、次の段階の検査に進むかなと思った。でも、精神的にも肉体的にも負担の大きい検査は正直受けたくなかった。のちにこの卵胞チェックが重要な意味を持つことを12月のわたしは知らなかった。

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