2000-09-29 ファザーコンプレックス (7)
2000-09-28 ファザーコンプレックス (6)
2000-09-27 ファザーコンプレックス (5)
2000-09-26 ファザーコンプレックス (4)
2000-09-25 ファザーコンプレックス (3)
2000-09-24 ファザーコンプレックス (2)
2000-09-23 ファザーコンプレックス (1)
2000-09-22 ワイルド日記「ニューリカちゃん夢のマンション」
2000-09-21 ワイルド日記「とんでもないチラシが！」
2000-09-21 ワイルド日記「カツ丼ばかりじゃ・・・」

　こういうところに来てみたかった・・・。

それは、まばゆい夜景が眼下に広がる
落ち着いた雰囲気の、とあるホテルの
バーラウンジだった。

あなたはそこの馴染みらしく、
カウンターの中の人達と軽口を
交わしていた。

あたしね、結局こういうところには
父と来る機会がなかったの・・・。
だから、すごく嬉しい。
大人になったみたい。

十分、akemiは大人だよ。。

カクテルに酔った？
お酒に弱い私は、あなたの腕に
少し、もたれかかった・・・
私は、あなたの左手に触れてみた。

懐かしい感触。

指を絡めた・・・。
私のふとももに、あなたの体温が伝わった。

そして、あなたの腕からも・・・。

パパの手、熱いね。。

耳もとでささやく私の甘い声に、
あなたは何を感じただろうか？

あなたの体温は、私の中の「女」に
火をつけたようだった。

もっと、あなたを感じたい・・・。

目と目が合った・・・。

ラウンジを後にして、エレベーターに乗り込むとき
私はあなたと腕を絡め、身を寄せていた。

それは、ごくごく自然なことに思われた・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　アイスコーヒーを飲みながら、
あなたの話を聞いている・・・。
どこか、うわの空な私。

さっきから、あなたのカップを持つ
手にばかり目がいってしまう。

涙をこらえていた、私。

どうしたの？
いつもあんなに電話でおしゃべりなのに。
おなかでも痛いのかな？

パパって呼んでいい？なんて
私が言ったから、からかっているのね？

私はにっこりとして顔を上げ、
まっすぐにあなたの目を見た。

ひとしきり、おしゃべりをしたら
もう、夕飯の支度に戻らなければならない時間。

また、会おうね。
・・・とあなたが言うから、私は

うん、だってパパだもん。
と答えた。

それから、私たち「親子」の
お茶会は週に１・２度の割りで
ひとつきほど続いた・・・。

そう、あの日の晩のあの時まで・・・。

　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　やはり、体格が似ていると
声も似るものなのだろうか？

並んで歩いてみると、あなたはちょうど、
父と同じくらいの背格好だった。

・・・こんな風に父と並んで
歩きたかった。

父が亡くなった頃の私は、
友だちと出歩く方が楽しくて、
父に誘われても、一緒に出かけることなどなかった。

あとで、そのことを後悔したものだった。

今、私と肩を並べて歩くあなたに
父の残像を重ね合わせる・・・。
私は自然と笑みを浮かべていたと思う。

駅を出て、そんなことを思いつつ
歩いていると、落ち着いた雰囲気の
喫茶店が目に止まった。

ここにしよう！

私は、子どものように元気よく
あなたに言った。

ドアを開けてくれたあなたの手を見たとき、
私は涙が込み上げた。

肉厚の大きな手・・・。

パパ・・・。

思わず、その手をとって、
自分の頬にあててみたいと思った。

そう言ったら、あなたは
また、笑うだろうか？

　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　「今度、お茶でもどう？」
ある日の午後、電話の切り際にあなたは言った。

ふいを突かれた私は、思わず
「どこで？」という言葉を口にしていた。

あなたの口調はいつものままで、
ちっとも唐突ではなかった。

あなたはどんな姿形をしているのだろう？
父に似ているのだろうか？
学生の頃は、柔道をしていたと言っていた。

もし、会うことになったら、
きっと私は、あなたに父の面影を
求めてしまう気がする。

ねぇ、もし会うのなら“パパ”って
呼んでいい？あなたのこと・・・。

・・・私がそういうとあなたは、
声を上げて笑った。そんなに子どもっぽい
セリフだったろうか？


・・・そうして１週間が経ち、
各駅しか止まらぬ小さな駅の改札口で
私たちは出逢った・・・。

　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　あなたが教えてくれた携帯番号。
もし、出てもらえなくても聞こえてくる
留守電メッセージの、懐かしい声・・・。

それだけで、私は十分満足だった。
お互いの家族のこと、
色々、話した。

子どもが小学校に上がってからのこと、
それから先のこと、どんな風に
気をつけてやったらいいのかなど。

だから、私はちっとも後ろめたくなんかなく、
むしろ、良き理解者が出来て、
とても、嬉しかった。

父親がいたら、きっと
相談したであろうことも話したし、
また、父親でないから夫の女遊びのことまで
打ち明けてしまった。

ボクも散々やったな〜。
家のこと、どうでもいい、
女房がイヤになった・・・なんてこと
思ったわけじゃないのに、
欲張りなんだなぁ、男っていうのは。

私も騒ぎ立てるつもりはなかった。
はしかみたいなもんだと思う。
夫婦も長くやってると、そういう局面を
程度の差こそあれ、みな迎えるものだと思う。

聞いてもらえるだけでいい。
父の声に癒されて、その夜の私は眠りについた。

広いベッドに、独り眠る私は、
父の声をしたその人に優しく抱かれる夢を見た。

　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　籐のバッグをしまおうと、
中身を入れ替えた。

あ、これ・・・。

この日、私はたまたま仕事が休みになり、
のんびりと家の中を片付けていた。

あの日にもらったまま、バッグの底にあったティッシュ。

銀行にはゆっくり行こう。
まだ洗濯機は回っているもの・・・。

フリーダイアルをプッシュ。

な〜んだ、若い男の子じゃないんだ。
・・・でも、なんだかホっとする
大人の男性・・・。

あの・・・おいくつですか？
え？48才・・・。

なんだか、胸が苦しくなった。

・・・まだ、20代かと思った、、
若くて張りのある声だね。。

私、覚えてるパパの声・・・

そう、電話の向こうの声は父によく似ていた。

　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　私の父は48才で亡くなった。
私が21才のとき・・・。

がっちりしいて、頼もし気な風貌の
豪気だけれど、繊細な神経を持った、
人を気づかう父だった。

今、生きていたらもう、還暦を迎えていたはずだが
そんなことを考えても、ちっともピンと来ない。

父は、私の中でずっと48才のまま
生き続けているし、
自分が母となった今でも、心の片隅に
父の娘としての私が存在している。

　ある日、私は買い物に出て繁華街を
歩いていると、若い男の子から
ティッシュを手渡された。

渡してきた相手で、それがなんの宣伝であるか、
大方の予想はついていた。
裏を返してみると、やはりそれには、
テレクラのチラシが入っていた。

　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　今朝、友だちと朝、マックでお茶してたら、
そいつの姉さんが、土地目当てで再び親と同居。
という話を聞き、

「どーしてそんなに欲の皮が突っ張ってるんだ？」

ということを言っていた。

「うちのまん中（私は３姉妹の長女）も
　物欲はスゴイわ、昔から。」

で、こんな話になったんだ。

私が小４かなんかの、クリスマスだったか
もう、サンタさんも信じていなかったので、
単刀直入に父親は、私たち３人を
街のおもちゃやさんに連れて行ってた。

予算はひとり3000以内。

まだ、幼稚園児だった三女は、
「リカちゃんハウス」\1500-
（赤くて１番ベーシックな、パタンと開けるとひと間）
で、私は予算いっぱいの
「ママの洋裁店」\2900-
（店鋪プラス住まいのふた間、お店やさんごっこが好きだった）
で、問題のワガママ女、次女は
おやじに「ダメダ！」って言われてるのに、
その場にひっくり返って泣いて大暴れ！
とうとう、
「ニューリカちゃん夢のマンション」\6800-を
ゲットした。パタンパタンと開けて広げて
５LDK、暖炉には、電気が入って赤々と燃え上がり
背景は６通りに変えられ、そこかしこに、細工が
施されている・・・。

そして、今、次女は結婚での「ゴネ得」が
実を結び、一戸建てを手に入れて三浦りさ子を
気取ったVERYな風体で、BORAに乗って
娘のスイミングの送り迎えにお忙しそうな
ご様子である・・・。

たまには、実家に手伝いに来やがれ！
このスットコドッコイ！

先頭 表紙

　今日は仕事が休みで、横浜に行った。何をするってんでもなく、雑貨見たり本探したり、ウロつこうってことで。洋食やで、なんてことないランチを食べて、MacFan internetを買って、更に喫茶店に移動。カウンター席が埋まりそうだったので、「オバサン力」を発揮して、雑誌とバッグを空いている椅子に置いて、アイスコーヒーを買って（セルフなんだ）ようやくカウンターに。今日のバッグはキレイな薄いパープルのキャンパス地のトートバッグだったのだが・・・。財布をしまおうとすると、そのバッグのなかに、大きめのレシート大の紙片が・・・なんだろう？ここに来るまで今日は、なんのチラシも受け取らなかった。見てみると細かい字で、びっしりと書いてある。なになに？？？・・・彼女に（“貴女も”だと文章が繋がるがどうか？）究極の(太字)性感(太字)健康全身マッサージを無料体験してみませんか？ぜひおすすめします。彼女の（貴女の）性感帯を開発します。HもOK!・・・この後もすごい文章が続きます。・・・絶妙のテクでイカセて性感倍増を保証します。夢気分になり、大満足になり、彼女にとって幸福の境涯に行ける近道、性の喜びと性の悩みを責任持って気持ちよく楽しみも貪欲に与へストレスも解消しダイエットの効果も抜群に出ます。そして一気に気持ち良くなり壮快に登りつめ未来に明るく展望が開けますよハッピーにになりましょう〜よォ女学生OL主婦に最適合体もOK○○○（名前）性感マッサージコンクール、テクニック部門で優勝した実績を持っています。局部中心にします。（電話番号：携帯）・・・どう？すごいでしょ？あたし？当然、やってもらってきたよ！“クイック”マッサージね。（笑）

先頭 表紙

　エロいのばっかりっていうのも苦しいね。
ネタ的にはあるんだけど、カツ丼ばっかり
食っていられないってことよ。。

あたしも自分のHPがあって、
そこには、アレコレいろんなコンテンツが
あって、そんなかのひとつが、
アダルトっていうかエロっぽい話。

実はあたしプロレスファンだから
東スポ宅配なんだよ。
これはね、ちゃんと駅売りと同じなの。（笑）
ここの「男専」なんか見ていて

ちょっと書いてみようか？

なんて思ったわけ・・・

でもさ、朝子どもが「お習字だ！」
って時、持っていけない！（爆）
近くの実家まで、○日新聞
もらいに行かなくちゃなんない。

うっかり持って行ってしまった次男は
「しょうがないから、お馬のとこ上にして
　図工やったよ。」って・・・

えらいえらい、臨機応変！

って違うか？（笑）

今朝は、あげと豆腐の味噌汁、卵焼き、
シラスおろし、納豆、焼きのり、ごはん・・・
で行こう。

また、カツ丼食べたくなったら書く。

　　　　　OK?

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