その男は、なめまわすような視線を私の身体にまとわりつかせた。
普段、日中は気のいい中年なのだろうが、家でのSEXに飽きた「させごろ」の女が
目の前に現れた途端に、獲物を見つけたハイエナのようにハナを鳴らして近づいてきた。
深夜、公園の裏通り、植え込みの生い茂る路地に男は車を横付けした。エンジンを
切ると私の手を握ってきた。
「イヤ、こんなところで・・・。」
「じゃあ、どこか落ち着けるところに?」
「それもダメ。入れたりしないで。」
「なにもしなくていいから。君の身体だけ触らせて。」
それなら・・・と私はうなづいた。男は優しくシートを倒した。私の乳房に手を伸ばし、
タンクトップの上から揉みしだき始めた。男は丁寧で執拗な愛撫を続けていた。
もう、私の先端はとっくに突起していたが、男がそこに触れたのはしばらく時間が
経過してからであった。いよいよ男の人さし指が、待ち焦がれている先端に触れた。
私はタンクトップの上からでも、見てとれるほどにかたく尖った自分の乳首を想像した。
自分の目で確認したかったが、男に施された目隠しが、それを妨げた。
私は身体を震わせながらも、無防備で無抵抗だった。男はタンクトップをたくしあげ
ブラのホックを手早くはずした。次の瞬間、私の身体はピクリ、と反応した。
湿り気を帯びた「軟体動物」が私の身体を這いまわり始めたのだ。それはまず、乳首
の周りを円を描くようにゆっくりと動いていった。私が甘い声を漏らした・・・と
それを合図のように、私の感覚が集中した突起に軟体動物が飛びついてきた。
おそらく男は私の乳房にムシャブリついているのだ。
「そんなに・・・しないで、変になっちゃう、んん・・・。」
「そうなの?じゃあ、こっちはもっとスゴイことになっているのかな?」
私のひざの合わせ目を、男の手がこじあけ、その手は内ももからその「付け根」に
到達しようとしていた。 |