軽いノリの年下の男と、深夜のドライブ。なにを期待しているのか、
お互いにわかってる。
人気の少ない広い公園、彼は駐車場に車を止めた。
「歩こうか?」
「いいよ。」
街路灯も少ない。
「なんか、ちょっと恐いね。」
あたしは彼の腕に、自分の腕を絡ませ密着させた。
ドキドキしてるんだ、なんだか可愛い。なにを考えてるかすぐわかる。
あそこに手を延ばしてあげたら、さぞかし喜ぶのだろうがそれは、もっと後。
「ねぇねぇ。」
内緒話の風を装って、彼の耳にくちびるを寄せる。
他愛もないことを言った後、そっとみみたぶにKISS。
「あっ。」
反応してる。もっと、もっと、いじめちゃおう。
きっと、始めのうち自分がリードするつもりで、公園に連れ込んだのだろうが
あたしが相手じゃ、そうはいかない。
思い知らせてあげる、年上の女の淫乱ぶりを・・・。
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