2002-08-26 「親の在り方」
2002-08-23 「チャット」
2002-08-20 「無我の境地」
2002-08-19 「台風」
2002-08-18 「あたしのネット記念日」
2002-08-17 「違和感」
2002-08-14 「ここだけの店の愚痴」
2002-08-13 「おばあちゃん」
2002-08-12 「お盆休み」
2002-08-11 「気分のいい日曜日」

あたしは仕事柄、親子連れを接客する機会が多い。
これは日中の実家の店でのことだ。（自分の店では、
ことあるごとに書いている通り「親子連れ」の来店を望んでいない）

こないだ見えた、小さい女の子を連れた若い母親は帰り際、小さな足に
サンダルをはかせながら「ごちそうさま、って言って帰ろうね。」と
声かけをしていた。

今日の家族連れは、まだ横抱きの赤ちゃんと小さな２人の女の子、
その父母であった。母親はコップをいじっている２番目の子に
「ここはお店だからいけないよ。飲むときだけ持ちなさい。」と
声をかけながら食事を進めていた。

ある親子は、いつも子どもが一目散に走って自動ドアが開くのももどかしく
バタバタと入店。漫画を持って現れ、注文の品物が出てきてもなかなかその
漫画をしまおうとはせず、それでも親はへいちゃらで勉強の話を進めている。
帰りは母親がレジ前に来たときには、もう脱兎のごとく店を飛び出し騒がしいこと
この上ない。（そもそも危ない！）

そして、この夏のハイライトは「招かれざる客」で、夜の部に現れ
小学校１年生でありながら、一人っ子のわがまま放題。
普段と変わりない大声でしゃべり、大人をあごで使っている。
じいさんばあさん、父母の５人連れ。夫は子どもひとりだから
そんなに騒がしいこともないだろう、と引き受けたのだろうが、
相手が悪かった。店に入ったあたしは開口一番、
「ここはおうちじゃないの。お店だからね、よその人も見えるから
　もう少し考えて小さな声でお話しましょう。」と言った。
母親はバツ悪そうに慌てて「静かにしなくちゃいけないところが
あるでしょう？わかるよね？」とたしなめたが「なにそれ？なんで？」
ときたもんだ。あたしは呆れながら洗い物をしていた。おじいさんは
そんな孫をほほえましそうな顔して見てて、父親は黙ったまま。
帰り際、幾度かうちの店に来てくれたことがあるらしいおばあさんは
会計しながら「ここをご紹介した方、みなさん喜んで下さってるわ。」
としきりにあたしに向かってアピールしていた。あたしには、
これだけこの店の宣伝をしてやってるのに、文句をつけて！と
見当違いの怒りを撒き散らしているように思えた。

あの〜それとこれとは別だと思うんですが？
孫も叱れないで、なにが「おばあちゃん」ですか？

さて、あなたはどんな「親」ですか？

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よせばいいのにまたここんとこやってて、
またしてもつまんないことになった。

やはり既婚者は家庭のほかに「よりどころ」や
「支え」を求めたがるものなのであろうか？

っていうかあたしは、子どもみたいに
「がんばってる、エライエライ！」って
誰かに認めてもらいたかったに過ぎない。

それがあたしに対してだけのものでなくって
ショックを受けたのだ。

最初から胡散臭かったのに、おだてに弱いあたしは
度重なる呼びかけにとうとう心許してしまった。

でも、ひまじんを教えていなかったあたしはエライエライ！(爆)

チャットしている人全てを疑っているわけじゃない。
だけどＨＰ等を持っていない「浮き草」のような存在で、
なにかあったらＨＮ変えればいい人を心の底から信じることは
しない方がよさそうだ。その場その場の甘い言葉の羅列は、
冷静に見れば、その人自身のことを明らかにはしていない。
（あ、でもＨＰ持ってたって裏が取れてるわけじゃないか＾＾；）

でも「お盆中の疲れを癒してくれてありがとう」と礼を言おう。
心の中で(笑)　　でも・・・騙すならちゃんと最後まで騙して！(笑)

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あたしは働きながらいつも計算してた。
ランチも、ことによったら夕方も働いてるあたし。
家のことだってしてるし、自分の時間も欲しい。
奴は夜の店のことだけ。それでいて『ちゃんとしっかり
店にいろ！おまえは女将の自覚が足りない』とのたまう夫。
あたしの方がずっと働いてる。なんでこんなにひとりで
大変な思いしなくちゃならないの？
でも、お盆前からの忙しさでそんなことを言っていられなくなって
このところずっと店に詰めていた。ランチでも相当消耗していて
それはそれは苦しかったけどいいことがあった。
去年は特によっしーの入院で毎日追われてて、落ち着いて店を
見渡すこともなかった。毎日しっかり店に詰めてたら(笑)
色々なことが見えてきた。合間にやっておかなくてはならないこと。
ナニを今さら・・・と思われるだろうが、なにせ子育てと店の立ち上げを
同時進行で進めてきたもので、しっかりじっくり向き合うことが
できていなかったんだと思う。もちろん、その場その場で
お客様に喜んでいただけるものを、と懸命にやっては来たが細かい所は
行き届かず、そのときになってあわててやっていた感は否めない。
それがここ十日くらいの間に・・・
「どっちがどれだけ働こうが、気持ちよく仕事ができた方がいいじゃないか。」
そんな風に思えるようになってきたのだ。労をいとわずあちこち片付け、
毎日、しっかりスタンバイして、万全でお客様を迎える。なにもかも
収まるところに収まっていて、段取りよく仕事がはかどる。
忙しい時間だけ、店に出ていたときは陰でイヤミを言われたり、
それはそれは気分が悪かった。でも、あたしが骨身を惜しまず働いているうち
夫の態度も変わってきた。「悪いな、早い時間だけいてもらったらきっと
あとは引けるから、そうしたら上がってゆっくり休めよ。」などと
声をかけてくれるようになったのだ。こないだまではどんなに忙しくても
あたしが上がるとき「ご苦労様」とも言ってはくれなかったのに・・・。
嫌な思いをしなくなったら、身体の疲れがいくらかマシになった気がする。
歯車は、また回りだしたのかな？そんな気がした夏・・・。

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これでひといき入れられるかな？
雨だから今朝は車で接骨院に行った。
「ずいぶん働いたね。わかるよ。また、
　膝に来ないように腰気をつけよう。」
と先生に言われた。

日中、台風でさして忙しくないだろうと
妹はバイトの子を休ませていた。
合間で自分とこの店のスタンバイと
このところ毎日してる片付け。
思い切っていらないものを捨てる。
狭い場所で整理整頓してるうちに、
汗が流れてくる。これだけ済ませたら
子どもに食事を取らせるつもりだった。

なのに「傘持ってきたよ。」と三男。
まさか２人も来ているのでは？案の定、
隣の実家の店でまんが読んでいるらしい。
「まんが喫茶じゃねえんだ、バカやろう！」
あたしは３人を呼びつけた。
今日は様子をみてあたしが電話する約束だったのに。
店の従業員は店の仕事をするために来ている。
だがその人も子どもたちの姿を見たら、あたしが
いつもしているようにまかないの支度を始めてしまう。
今日はひとり足りないのだ。
「忙しくなったら声をかけてね。」と言って
あたしは自分の店で片付けをしていたのに。
仕事してるあたしの足を引っ張るな。
「おまえらが来たおかげで段取り狂ったじゃねえか！」
またしても子どもを叱るハメになる。

店の子が（正確には経営者の甥っ子）
当たり前の顔で、店をちょろょろしてる図、
というのはあたしは大嫌いなのだ。
本来はいるべき場ではないのだから、もっと
遠慮して「店の人間の姿勢」を貫かなくては
いけないと思ってる。他の人の足手まといに
なってもいけないので、今は手伝わせていないけど
本当なら年齢から言って働いていてしかるべき。
それができないのなら、せめて仕事の邪魔だけは断じて
してはならない。解説を加えながら説教をしていたら
またしても疲れてしまった。

「子どもを空気の読める人間に育てる。」

金はかからないがなかなか難しいあたしの教育方針。(笑)

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昨日、８月１７日はあたしのメインホームページの
開設記念日であった。

あたしが初めてネット上に登場？(笑)したのは
１９９９年の６月末日のことだったと思う。
某プロレスサイトのチャットに入り浸るうちに
そこの常連であった人からＨＰ作成を進められる。
出版社がやってる無料ＨＰサイトで、あたしの
本格的なネットライフが始動した。
なにもかもわからないことだらけ・・・。
それでも自分でひとつづつ積み上げていく喜びで
あたしは夢中になっていたと思う。そのＨＰでは
日本の津々浦々？(笑)のさまざまな人と行き交い、
考えたり喜んだり怒ったり涙したりした。

今ではさほど活発な交流があるわけではない。
どうもひそかにのぞいている人の方が多いようだが
それでもやはり"LOVE PHANTOM"は細々とでも
続けたいと思う。基本的に、日常生活で接点のある人に
あえて公開しようとは 思わないけれど、ネットを通じて
知り合った人に「あたしという人間を知ってもらおう」
と思ったときご案内(笑)することにしている。

この３年の間に"LOVE PHANTOM"を訪れた人々は
今頃どうしているのだろうかと思いを馳せるこのごろである。

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３年ぶりに高校時代の友達と会った。
こないだ腹を立てた相手も、言葉が足りないながらも
済まなそうで、また会えたことを喜んでいたので
よしとすることにした。

３軒はしごして、みんなは上りの終電に飛び乗って
集まりを終えたのだが・・・。

その後、これまでの集まりで感じてた心地よさはなかった。

件の女は一人娘で、だんなは次男。
姓は変わったものの「婿取り」のような格好で結婚した。
資産家の彼女は横浜のアパートを引き払って、
生まれ育った実家に新しい家族とともに同居をしたのだが
家賃も食費も入れることをしないまま
「実の親ほどやりにくいものはない」と近所のアパートに
引っ越した。それから３〜４年経つだろうか？
長男を私学に、次男をスポーツで他県の学校に通わせるのに
今のまま家賃を払っていたのでは追いつかないから、
という理由でまた同居するそうだ。

「だんなさんの面子はどうなるの？」とだけあたしは言った。
もう呆れて他に言いようがなかった。
こんな厚顔無恥な女だもの、配慮のないメールを寄越したと
腹を立てても仕方がない。

親が自立していなくて「子の教育のため」なんて
おかしいじゃないか？あたしの親しくしている友達は
母子で、払える学費に限りがあるから、、と息子は
県立高校目指して受験勉強中である。

分相応、とあたしは親に言われて育った。
文句を言いつつも、親に感謝しあたしたちを育ててくれた店を
つぶしたくないから汗だくで働いている。

親の援助を当たり前と思い、そこから出た学費で自分の子に
教育を受けさせる。。こういう状態で育った子は、親や祖父母に
感謝するだろうか？わがままな一人っ子に育てられた二人の息子は
わがまま度をアップさせ、ますます世間の人々を不愉快に
させていくのだろう、、と思ったら暗澹たる気分になった。

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昨日は花火の後、予約のお客様から店は始まった。
花火の前に刺身の盛り合わせのお持ち帰りが入っていて
その間にあたしは家で夕飯の支度をしていたのだ。
花火はうちのテラスから見えるので、そこでカレーを
食いながら見るのが定番になっている。花火の終盤、
だんなは店に向かい、あたしも皿だけ洗って後の片付けを
子どもに頼んでおっつけ店に出た。１５分くらいの間に
小さなうちの店は満席。そこに気の強そうな女性が男性を
従えて、、という風情で引き戸を開け「席はないんですか？」
と強引そうな感じで言ってきた。「あいにく今、お席が埋まった
ばかりですぐにご案内することは難しいと思います。申し訳
ございません。」とやんわりお断りすると「何分ぐらいで
空きますか？」とたたみかけてくる。「ごらんいただいて
おわかりのように。当店は料理とお酒を楽しんでいただく店
ですので私どもの方から『何分くらい』と勝手に区切って
次のお客様に時間を申し上げることはできません。」と言った。
するといまいましそうに「じゃあ、とりあえずトイレを借ります。」
と威張った調子で言うやいなや、店の奥のトイレに向かうではないか
そういうことならもうちょっと下手に出てもいいんじゃないの？
あたしはたっぷりとイヤミを込めて「そういうことだったんですか、
でしたらお使いください。」とだけ言った。連れの男性はとっくに
居たたまれなくなって店の外に出ていた。あたしは心の中で
「確かに美人だけど、このままつきあっててあなたが幸せになれるとは
思えないよ。」なんてことを思った。料理をあげるのに忙しくしてたら
その女性が黙って外に出る姿が目に入って、わかっていたとは言え、
怒るより呆れた。ああやってずっと身勝手に生きていくんだろうな。
バカは放っておいて仕事仕事・・・。こんなことがあったせいか、
なんとか気を取り直して頑張ったつもりだが、精神的な疲労の割りに
身入りの少ない晩だった気がした。。。

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今日はお寺さんがお経をあげに来てくださるので
まんなかの妹が来て、あれこれやってくれた。
跡継ぎの末の妹は家業の仕込みで大忙しだから。
昨日、あたしがお盆のセットを買ってきて、
だんなはお供物の果物をおぼんに盛ってくれた。
去年の今頃、ちょうど脳梗塞で倒れたあたしの
ばあさんが叔父貴に連れられてやってきた。
リハビリの結果だいぶん動けるようにはなったけど
左半身の麻痺は依然残っていて、２階の仏間には
息子に背負われて上がってきた。大正生まれなのに
かつて１６５ｃｍはあった大きなばあさんだ。
５６歳になって、こんなにデカイばあさんを２階に
担ぎ上げるんだから息子も大変だ、と思う。でも
ばあちゃんは、今日だけはどうしても来たかったのだろう。
よっしーが入院してバタバタのときでちっとも
行ってあげられなかった。でも叔父貴が「おまえらが
息子のことで頑張ってるのが、俺の励みだから。」と
言ってくれた。そんなばあちゃんもひ孫の元気そうな
様子を見て喜んでくれた。忙しい中でもみんなが
お盆に集まって言葉を交わす。お坊さんの見えるまでの
少しの間だったけどお互いの様子がわかってよかった。
これもご先祖様のお導きなのだ。

今はカレーを仕込んでる。野菜の切りつけは子どもらに
任せてあたしは横になってつかの間の休息。花火が
終えたら夜の部開始だ。

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みんな休みのときがうちの書き入れ。
ゆうべはこの夏一番、、の忙しさだったかも。
（それでも腰と膝が大丈夫だったんで嬉しかった）

「でもこれで支払いができるっ。」

って、超現実的なあたしは汗をかきかき働きながら思う。

「さあ、どこから払おうか」・・おいおい(笑)

今年の夏の暑さはほんとに半端じゃない。
火の前で働いてるあたしには余計にわかる。

でも「もしかしてあたしが衰えたのか？」とも
夏の始めに思ったけどそうではなくてほっとした。

「こんなに消耗してたかな？」という感じなのだ。
でもお盆が過ぎれば夏ももうひといき。

それまでなんとか頑張ろうっと。

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今朝はタカが弁当がいる、というので腐らないもの考えてこしらえた。
みっともないが、朝の味噌汁も久々に作って納豆と玉子焼きと漬物という
当たり前の朝食を作った。このところ間に合わせばかりだった。仕事以外で
火の前に立つのはうんざりで「出来合いを買わないだけマシ」と居直ってた。
タカの朝の段取りが悪いので怒りながら意地になって狭いキッチンを片付けた。
調子が出てきてあたしのＰＣ周りや、雑然としていたリビングも整頓。
木曜日２週に１回の治療に病院で丸１日費やして、疲れが取れるわけもなく
休み明けから日中は実家で、夜は予約で満席の自分とこの店での仕事。
家のことなんて放ったらかしだった。でもある程度片付いていないと
疲れて帰って寝転んでも落ち着かないものなのだ。

だから今日はちょっと嬉しい。実家の店からやれやれと帰って、
シャワーを浴びてのんびりした。でも、洗濯物はそのまま・・・
「他になにをさせているわけじゃなし、洗濯物を取り込んで
　たたむくらいしなさいよ。」結局、また小言になってしまった。

先頭 表紙