2002-05-03 「このまま本番」
2002-04-29 「疲れが積み重なっていく…」
2002-04-26 「新しい生活・再び」
2002-04-22 「日常に戻ったあたしの週末」
2002-04-19 「退院祝いパーティー♪」
2002-04-17 「たくさんの荷物を抱えて」
2002-04-14 「書くということ」
2002-04-12 「実り多き日々」
2002-04-10 「もうひといき…」
2002-04-09 「徒然に…」

どうなるんだ？

でも、去年を思おう。
あんなに切なくて辛かった日々を
「よっしーが元気に戻ってくれたらそれでいい」って
心に誓ったのだから…。

それにしても、始めての外来。満員御礼。。。
内科に二時間、歯科に一時間、会計＆薬の処方で一時間半。
しめて四時間半。病院までの往復電車待ちバス待ち含めて三時間。
治療の為の薬だって、紙もらって取りに行って内科の受け付けに
提出し、処置室で注射の順番待ち。。。こんなのあるかよ（泣）

こないだまで入院してたんだから、二週に一回の通院で済めば御の字。
と、思うようにはしているけどね。

でも、県内にもう一ケ所ないとだめじゃないの？
国体のときの借金で首回らないっていうけど懲りてるのかな。
よく行政はよそから人を呼んでお金を落とさせるような施設を
こしらえては建設会社とよろしくやってるみたいだけど
納税者に還元されるようなこと、本当に少ないよね？

おかげで本番前の身体が一層疲労しました・・・。
なんとかやってみます。

シャワー浴びて気分変えようっと。

＊たかは野球、よっしーとだいはチャリで床屋さん＆映画へ。。

先頭 表紙

緊張感がつきまとう毎日。
マッサージにも半月行っていない。
幸いなことに？診察は木曜日毎で、二週に一度のことではあるが、
最初だけ一週目に抜糸があったので、身体は休まらない。
（糸は抜けても、気は抜けない…つまんねえ）

野球のお茶当番でも気を揉んだし、また食べてしまって胃が重い。
三時間半、グラウンドに立ち通しで膝もちょっとガクガクする。

明日はよっしーとだいすけの家庭訪問だ。
仕事の合間にだいたい片付けたが、まだまだ雑然としてる。
GW明けまで休みはない。なんとか持たせないと…（泣）

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学校に行く・・・。
体力が戻るまではこれが大変で、
午後から出たり、休んだり色々。

でも、どちらかというとメンタル面での
葛藤が多くあったらしく、そこいらへんの
ケアに心傷める日々。

届けものや連絡事項も多く、学校へは日参している。
かなりしんどいのは事実だが、それでも活動的に
あたしがやっていられるのは、今回のことで
「心が鍛えられた」おかげなのだろうな・・・
などと思うこの頃・・・

そうこう言っている間にGWがやってくる。
みんなが揃っていられたら、どんなに仕事がキツくても
きっと頑張れるさ！と思いつつ今日も車を走らせる。

先頭 表紙

ちょっと疲れは出たけれど、充実していた。
土曜日は店の口開けから出る。久しぶりのことだ。
カウンターを拭き、ザッと見渡してそこいらを整えて
「暖簾出しますようぅ」と声をかけると「よし、いいぞ」と
返ってきた。醤油を補充したり、トイレを確認したり…。
新しい料理が仕込んであって、それを大将が冷蔵庫から出し、
「これどう思う？これメシに乗っけて、GWのランチで出そうと
思うんだけど…。」と言った。それはとても斬新で今までにない
味だったし、見場も良かった。きっと受けるだろう。その夜、
早速馴染みのお客さまに「なにかお任せを一品」と御注文があり、
「今、召し上がっているどっしりした味の酒にはこんなのは
いかがでしょう。」とさっきのものを取り出し、丼のときより
大きめにそぎ切りにして、小鉢のなかほどに小さくヤマに盛って
モミのりをそっと乗せてお出しした。「これは鯵ですね？」と
お客さんはおっしゃって、そっと口に運びうなづいて今度は酒を
含んだ。その時のお顔の嬉しそうだったこと…。
あれこれ日常で接する連れには煮え湯を飲まされる？ことも多いが、
職人としての彼は職歴の長さに溺れず、常に「新しいなにか」を求めて
努力を惜しまないあたしの見込み通りの板前である。この週末は
ふたりで店のことについて、ディスカッションもした。これまた
久しぶりのことであった。ヤツは以前より他店の情報も多く持っていて
このところ色々と考え、自分の店のこれからの形をイメージしている
ようだった。あたしはヤツを見くびっていたのかも知れない。
あたしも「新しいこと」を始めてヤツのサポートをしていこう！と
思ったりして…。実家の店からも今後についての相談があり、あたしは
ちっとものんびりできないのである。でも…店を終えて自宅に向かう
道すがら「こういうことで思いを巡らせるのも、よっしーが元気で
いてくれるからなんだな〜。」と平和を感じたあたしだった。

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よっしーは、終始ニコニコしてて、あたしは久しぶりに心の底から笑った。
だいとたかの兄弟喧嘩の話も本当に可笑しかったのだけど、みんなで揃って、
よっしーが病院に戻ることを気にせず大騒ぎできることが何より嬉しかった。

パーティーはあたしの妹のけいちゃんと、けいちゃんの友だちで
母が子宮がんを患ってリタイアしたときから実家の店に入ってくれてる
ひろこちゃんも交えて楽しい時間を過ごした。けいちゃんは物凄い精神力で
実家の店を支えながら、母の世話をした女だから（あたしは最期をちょっと
助けたに過ぎない）今回のこともひるむことなく余計なことは言わず、仕事の
途中で抜けるあたしを見送ってくれた。ひろこちゃんは、うちの子が小さい頃
から知っているだけに、あたしやけいちゃんの代わりに泣いてくれてた人だ。

外泊でよっしーが帰ったときに「けいちゃん、ぼくのせいでママがお仕事
抜けて、けいちゃんが忙しくなってごめんね。」と言った。なんて答えるかと
思ったら「ほんとに大変だよ！まあいいや、おまえが元気になったら100倍にして
働いて返してもらうからな。」と言った。うちに『甘え』はない。でも厳しい
言葉の中に愛情が詰まってるんだなと思う。可哀想がったところで病気が治る
わけじゃない。妹は母の時、一貫してこの姿勢を貫いた。あたしはその分、
母を甘えさせるてあげることにしていたっけ。

この外泊のときの話を病院のなかよしママにしたら、その話を子どもにしながら
「よっしーのおばちゃんみたいな応援のしかたもあるんだよ。」って言ったそう。

ともあれ、７人でした大富豪も楽しかったし、ひろこちゃんが買って来てくれた
ケーキも美味しかった。よっしーは、息が苦しくなるほど笑っていた。
今日はこれから届けものをしながら、学校に顔を出してこようと思う。
さて、よっしーの反応はいかに？ (^^)

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大きな荷物が肩に食い込むようだった。
昨日は駐車場への坂道を踏み締めるように歩いて三往復した。
今日はもう一日分の着替えと教科書類が残っているだけだ。
長い長い夢から覚めようとしている、そんな感じ。
「過ぎてしまえば…」なんてことは全くなくて、あと何年経っても
この一年のことは途方もなく長い日々、、として記憶されていると思う。

昨日は担当の看護婦さんから「退院後の生活」についてお話があった。
二日に渡っての検査も問題なくクリア。今日は点滴用のカテーテルを
抜去する簡単な（ここにおいては）手術が行われる。

おとといは地元校で一年生の長い懇談会に出席した後に、
転入の事務手続きについて事務長さんにお声をかけに行った。

毎日が目まぐるしく過ぎて行く。
早く落ち着きたいとは思うけれど、日常にしっくりと
馴染むまでは緊張した毎日が続くのだろう。

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本屋さんで目にする闘病の記録をまとめた書籍…。
「感動の○○」などと帯に書かれた文字が陳腐で嫌いだった。
書いてある事柄がでなく、お約束のように送られる賛辞にね。

年が明けてから（本当の意味で落ち着いてから）そういう本を
読もうという気になって数冊買ってみた。
中でも興味深く、見た瞬間に購入を決めた本があった。
よっしーと同じ病気になった、当時中３の男の子の日記を
そのまままとめた本であった。彼の場合はよっしーよりも
病気の中身が大変で、数年経った今も治療を続けながら
日中、働いて夜に定時制高校に通っているとのこと。

「同年代の子は、こうやって克服してるんだ。」という
励みになればいいな、とよっしーに渡してやったのだが。。

その本の終わりに担当の医師からの出版に寄せた文が載っていて…。
「自分の気持ちを書くということは、患者にとって大変良い
　メンタルケアになるというのは、精神医学上認められている
　ことであり、治療の成果も上がるという例は枚挙に暇がない。」と
あった。残念ながらうちのよっしーは書き残すことはしなかったが、
その本人を支えようと必死だったあたしの拠り所の多くは、ここ、
『ひまじん』だったなあ、と改めて感じた。

ここにつっこんで励ましてくれたみなさん。。
そして、そうっと見守っていてくれていたみなさん。。
それと、メールを通じていっぱいエ−ルを送ってくれた人たち。
　　　本当にありがとう。

やっぱり、ここはあたしの癒しの場所なのかもしれない。
管理組合のみなさまに、、心から感謝。。

これからもずっと、楽しいことだっていっぱい織りまぜて
ひまじん日記を綴っていきたいと思います。

ありがとう＆そしてこれからもよろしく　(*^.^*)

***akemi***

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退院は、四月十八日の木曜日と決まった。
そんなガラではないのだが、さっき暦を見たら友引だった。
八は末広がりだし…などと思う。。(笑)

入院した日は、四月十三日の金曜日、しかもあとで
よっしーが「ママ、あの日は仏滅だったよ。」と教えてくれた。

あれから１年余り…。本当に長かった。
「辛い、苦しい。」などと形容できる類いの心境でもなかった。
押しつぶされないように向い風の中、ただただ前へ、と手探りで
進んだ日々。

あたし自身は、膝が動かなくなった頃をピークに
それを越えてから随分と自然体になれた気がする。

あきらめず前を向いて歩いたなら、きっとゴールは見えるんだ。
そんな言葉が浮かんだりしているこの頃。。。

さっき、店で妹と子どもの面倒をよく見てくれるバイトの子に
退院のことを報告した。妹は淡々としていたが、バイトの子は
涙ぐんでいた。あたしはもらい泣きしそうになって、それが
とても可笑しかった。さあ、最後の外泊。。

お迎えに行ってきます。

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いよいよ退院の日まで秒読みとなった。
昨日、最後の治療が入って、ドクターが様子を診に来てくださって、
経過を話していかれ…その時「今後の予定なのですが…。」と治療が
終わった時点での最終検査（MRI等）の予約次第だがと前置きをされた上で
「おそらく来週中には退院ということで予定しておいて下さい。」と
言われた。

あと一週間の入院生活…なんだかこれまでが長過ぎて退院の実感が沸かない。
「わ〜〜い！」って手放しでは喜べない。嬉しいけど…「これから」の日常を
考えると、全てが終わったわけではないのでピンとは来ない。でも、大きな
ヤマを越えたことは確かだ。ダイやタカ、ダンナや身近な友人はとても
喜んでくれたけど…。

よっしーとあたしは、どこか覚めていて今後に向けて緊張している気がする。
「これからのこと」「これからのこと」…何度もその言葉が頭の中をめぐってる。

今日もまた病院に行こう。そしてよっしーの気持ちも聞いてみよう。
（昨日は麻酔がちょっと残っていて、突っ込んだ話ができなかったから）
多分、ふたりならささやかな喜びを感じられるだろう。

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命を守るため、闘っている人達と身近に接していると、
普段あたしが腹を立てていることが、とてもちっぽけに思える。
結局『命』と比較対象してしまうと大事（おおごと）が
なんでもないことになってしまう。…そして
見方を変えてしまえばどのようにも思えるものだ、と感じる。
あたしは今"そういうこと"に気づかせてもらえる日々に感謝している。
そして"そういうこと"は「自覚」がなければ見えては来ない。
その事象を現実として受け止めるだけでなく「果たして自分は？」
と立ち返ることが出来なければ全く意味がないし、
「情報」として耳から耳へと通り抜けさせてしまっては
人としての成長はないのだ。

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