2002-03-08 「三週間ぶりの外泊」
2002-03-07 「釈然としない思い」
2002-03-05 「つながり…」
2002-03-04 「晴れやかな週の始め」
2002-03-02 「大荒れでヘトヘトの一日」
2002-03-01 「記念日ディナー」
2002-02-26 「ビッグ・サプライズ!!!!!」
2002-02-26 「ニイ・ニイ・ロク事件！」
2002-02-24 「心強い味方」
2002-02-22 「穏やかな日」

よっしーがやっと帰ってこれた！
長かったなあ〜今回も…（涙）

今夜はよっしーの要望で、お好み焼きパーティーにした。
なんかよっしーがいると違う。みんなニコニコしてる。
たかがスネて二階に上がると「どうしたんだ？一緒に行こう」と
声をかけて連れてきてくれる。たかもよっしーの前では素直。

入院した翌日、養護学校で入学手続きをしたとき、
あたしを励ましつつ、説明をしてくれた先生。その後も、
担任の先生にわかってもらえないことを聞いてもらった。

その先生が「よっしーと授業をしていると御家族の話がよく出るんですよ。
とても結びつきが強くて、お互いに思いやれている御家族なんだな、って
思って聞いているんです。素敵なことですよ、これって。」と言って下さった。

今日は、ポカポカで今にも芽吹きそうな桜並木をふたりして通った。

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昨日は養護学校であたしにとって、最初で最後の参観と懇談だった。
数学の授業を見る。小学校からの積み重ねの段階からわからない箇所が多くて、
いつもアップアップだったよっしーが、難しい図形の問題に果敢にチャレンジ
してた。こんなこと初めて(笑)で嬉しくなる。その姿勢を見れただけで大収穫！

学年別の懇談会では、一年間の様子を各親話して行く。学年たったの四人の参加。
人数が少なく病気によって悩みも違うだろうということで、個別に面談。
地元校に送られる成績について説明される。あたしとよっしーに今言われても
返答のしようがない。学業成績より、その日その日どんな薬が入りそれによって、
よっしーがどんな様子か…。今のあたしにはそのことの方がよほど大切だから。

ところが成績が、いの一番に大切って言い方されたので、あたしもムキになって
言い返してしまった。養護学校ではめずらしい一般校感覚の教師＝担任

地元校に戻って、高校進学が視野に入ってきたとき「聞いてなかった！」と
ならないための保険なのだろう。。＜成績の話。

生きて行く上で大切なのは、自分で選択し、その選択に責任を持つ、
ということではないのか？よっしーは誰よりも自己責任という感覚をしっかりと
持っている。それをもって、一年間の治療に立ち向かっているのだから。

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ようちゃんへ

やっぱり、おまえもあたしと同様、
世話焼きだったお父さんの血を継いでいるんだね。
今年は児童数100人からの子供会の会長を引き受け、
自分の子だけでなく、周囲の子どもたちの心配もしつつ
地域に根を張って頑張っている。
子どもたちの未来は、あたしたち親が支えてるんだ。
そういう思いで日々を過ごしていこう。
周囲を見渡すと、同じ思いで活動をしてる多くの人がいる。
国を支えているのは、本当は政治や経済ではなくて、
金も名誉も利権も絡まない、人を思いやる気持ちなのだと思う。
お父さんも「他所もののくせに」なんて陰口も
どこ吹く風で地域の活性化を！と町内で催しをして
屋台を出し、汗をかきながらヤキソバを焼いていたよね。
あたしたちが黙っていられないのは、きっとお父さんの血が
そうさせるのじゃないかな？

　　　　　　　　　　　　おねえちゃんより

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今日の牡牛座は一位だったし、
気分も上々。洗濯物もいっぱい干したし。
仕事と家事を済ませたら、よっしーのところへ
おしゃべりに行くの♪

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昨日の朝はよっしーの洗濯物を乾燥機にかけに行き、忙しいランチをこなして、
授業参観、卒業式の歌の練習、懇談会、そして「卒業を祝う会」の打合せ。
その学校の一連の行事の中で、とてつもなく腹の立つ出来事があった。
こないだの水曜日、病院からの申し送り事項を文書化し（覚悟を持って）
挨拶状を添えて地元校に出向いた。先生方は満面の笑みで迎えて下さり、
話もキチンとできたし、引き続き「よっしーをわかってくださる先生」が
受け持って下さるという言質も校長からとって意気揚々と引き上げてきた。
現在籍のある養護学校でも「よっしーもお母さんもよく頑張りましたね。」
と涙を浮かべて祝福してくださり「でも、寂しくなるわ。」と嬉しいことを
言ってくださった。今週はウキウキと忙しい日が続いていたあたし。
ところが…あたしが委員を引き受けている親主催の『卒業祝う会』の企画に
学校側から「派手すぎる、聞いてない」とクレームがついた。一昨年はあたしか、
気が回るママが学校サイドとの窓口になっていたのを他の人にしてもらったら、
何を血迷ったか学年や、学年主任の先生をすっとばして、教頭に案内状の配布を
なんの言葉の補足もなしに頼んでしまった。子どもの使いでもあるまいし(怒)
本来、案内状を手渡す際に『これが親の主催であり、卒業式の後に学年の親子
全部が行ける施設はある程度お金がかかるということ、そして先生からも会費を
いただくのは、心置きなくおいでいただけるように配慮したためということ』
等断りをいれておくのは常識と思ってた。気が回るママは次年度中学のPTA役員に
決まっていて、あたしもこんな状態だから、元PTA会長の切れ者だけどフォローの
できない人にうっかり頼んだために、先生方はすっかりへそを曲げてしまった。
あたしと気働きママで懇談会の後、平謝り…。（親主催なのに…心の声）
「言葉が足りずに申し訳有りませんでした。どうぞ、御気分を害しておいでの
　先生がいらしたらとりなしていただきたいのです。子どもたちの最後を
　わだかまりなく、みんなで見送ってやりたいのです。以降このようなことが
　ないように充分配慮致しますので…」こっちの主催なんだから、来なきゃ
来ないでいいのよ！元PTA会長はそんな感じだ。あたしらの苦労をねぎらうことも
なく「終わったことは仕方ない」って張本人！あとのこと考えてよ！って感じ。
「おたくはひとりで終わりだから構わないのか知らんけど！」って言ってやったわ。
こっちはそれどころじゃないんだから！あたしははらわた煮えくり返り。
そんな場面で横からなにを思ったか、今まで一度も打ち合わせに来なかった女が
「公立だから、お金のかかることは学校側はイヤがるのよ。」とエラソーに言う。
「そんなこととっくにわかってるわよ！こっちはずっと役やってんだから！」って
怒鳴ってやった！ムカつく！そんなことわかってるからこそ、うまく話を
持って行かなくっちゃイケナイ！っていうこと言ってんのに。
速攻、うちに戻って必死で自分を落ち着けながら急いで病院に向かう。
片道４０分がかりの道のり、一時間だけしかいられなくて、着替えが間に合わず、
結局、よっしーはお風呂に入れなかった。問題なかったらぬけだせたのに！(怒)
なんであたしがこんなことで、煩わされなくちゃならないのよ！バカヤロー！

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昨日は病院で待ち合わせ、よっしーの夕飯食べるのを見届けて帰宅。
ふたりに「焼きうどんとおでん」という不思議な取り合わせの夕飯を作って、
近所のドイツ料理の店に出かけた。

黒ビールと、ソーセージの盛り合わせとローストポークのそれぞれコースを頼んだ。
ゆっくりとおしゃべりをした。カナダ人のおじいさんが、カードで占いしてる。
ドイツ人のマダムが話しかけてる。そこだけ外国の風景で不思議な気がした。
海岸の道を通ると、必ずその店の兄弟（おじさんたち）が海に向かって立っていて声をかけられていた。
それは、あたしが子どもで海に遊びに行くとき、、
それから月日が流れて、保育園の自転車での送り迎えのとき…。
ホールのマダムに聞かれて「16年目なんです。」というと、
奥から弟さんが出てきて「もうそんなになるかね。」と言って、
ニコニコしていた。

「もう、そんなになるんです。」あたしはニッコリ笑って答えた。

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今日の午前中、あたしはダンナにメールした。
すかされたときの予防線を張って、こんなことを書いた。

「今日から16年目…。　○○子」

午後になり病院に向かう道中、スキー場のダンナから返事が来た。

「今お昼休憩です〓（フォークとナイフの絵文字）16年目の記念日だね、
　おめでとう〓（浮遊ハート絵文字）〓（びっくりハテナ絵文字）
　仲人さんも亡くなり○○子のお母さんも亡くなり、愛〓（ハート絵文字）
　してるの言葉も無くなった夫婦だけど、世界一幸せな家族を築く事が
　出来ました〓（にっこり顔絵文字）ここまで夫婦として来れたのも、
　三人の子供に恵まれたお陰だね!二人の〓（ハート絵文字）を支える力に
　なったんだよ〓（矢印上昇絵文字）これからも少しの努力と少しの我慢と、
　今まで二人で貯めておいたささやかな愛情を小出しに三人の天使に励まされて
　行けるとこまで頑張ろうよ。○○子に対して三人の子供を産んでくれて今、
　感謝しています〓（ハート絵文字）これからもヨ・ロ・ピ・ク
　H14年02月26日（火）」by ○コモ

メールなんか滅多に寄越さない、ダンナの長いメールになんだか涙が出た。
とってもベタだけど、素直なところは変わっていないのかもしれない。
逆にふつうの人は、思ってもなかなか書けないのではないだろうか。
気恥ずかしさと嬉しさが交錯する。　　

「こちらこそ、よろしくね。」とメールを返したあたしだった。

どうも、この作風であちこちにメールを送信しているような
気がしてならない！（爆）かなり胡散臭いけど、気持ちと裏腹なメールを書ける
ほど悪い人間ではないのはわかっているから…これでいいのかな？(笑)

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今日は、うちらの結婚記念日。
今日から結婚16年目だ。

昨日は久しぶりに喧嘩して、かなりムカついて…
でも、多分当分一緒に頑張るのだろうと思う。

あの初めの頃の気持ちはなんだったのかな？
ず〜っとそばに居たかったはずなのに。

組合のスキーに出かけてヤツが居ないことが、
なんだかあたしをホっとさせる。

あの頃、あたしが大好きだったヤツはもういないし、
ヤツが微笑みかけてたあたしももういやしない。

だけど、あの時のふたりの気持ちは、三人の子どもになって
ちゃんと残っているんだ…なんて思ってみたりする。
だからなおのこと、子どもたちが大事なんだろう…
なんて思ってみたりする。

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昨日は、よっしーの病院で、病気の勉強会があった。
去年の七夕の日の勉強会では、何もかも手探りだったけど
今回は先が見通せて、退院してからのことも色々気がかりで
聞いてみたいことも多くあり、心の中で下準備をして出かけた。
今回の全体会の後のグループでのディスカッションでは、
そのグループ分けが「現在入院中の患児の親」だったので
他の人の質問の内容も、今の自分の参考になることばかりで
担当のドクターの答えは非常に大事な話で、たくさんメモを
取ってきた。もちろん、あたしも入院中の困ったことやら、
自分の置かれている状況などを話したりもした。会の帰り、
隣のグループにいらしていた、去年の夏に退院された子の
お母さんに「おひさしぶり！あなたの声がよく聞こえたわよ」と
言われてしまった。(^^;; 　あたしらのグループのドクターは
なかよしママの子の担当の先生で、あたしはなんとなくクールな
印象を抱いていた。でも、それが全然、見当はずれで子どもらのこと、
その家族のこと、、それを取り巻く周囲の状況まで的確に把握されて
いて、あたしはすご〜く感動してしまった。　で、そのなかよしママに
こんなメールをした。

……

本当に今日の○○先生には感動だったな。
母のときとかに、救いのないような言われ方されてたし、
心の中に、お医者さまって薄情、、というのが密かに
インプットされちゃってたのかもあたし。。

病気に対する偏見は社会の成熟度の高まりによって減る。
…っていう話とか、学校への親の対応を気にかけて
下さってるあたりが特にね。

お医者さまに限らないのだろうけど、世の中には
その分野のことにだけ長けていて視野の狭くなっている人が
多いと思うんだよね。特に医療に携る方って、仕事自体が
いろんな意味で大きな責任を抱えているものだろうから、
専門的なことだけでいっぱいいっぱいでメンタルな部分にまで
なかなか気が回らないのも無理なかろうな、、と客観的には思う。
でも、いざその患者や、近親者になると「もうちょっと、こっちの
気持ちも考えてくれよ〜」と思うしね。（ことにここでは）

☆☆ちゃんもいろいろちょっとづつ、様子をみながら進めているんだね。
でも、ハートフルな○○先生が、一生懸命して下さっているんだから
きっと良い方にいくよね。こんな信頼感が、病気と向き合うときには
とっても心強いよね。

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今日は病院へは行かず、こっちで用事をするつもりだった。
だからランチも時間を気にせず、一生懸命汗かくくらい働いたし、
午後からは駅前に出て、ドラッグストアに行ったり、お肉やさんに
行ったりした。駅向こうの肉やさんで先に買い物をして、駅のデパートの
名店街で総菜屋さんの店長をしてるみっちゃんのところへ、買った肉や
牛乳を預けてからチャリを置いて、駅前をブラついた。
日差しは暖かで、空気のにおいは冬のそれではなかった。
あたしも久しぶりにのんびりした気分だった。
よっしーのことが時々頭をよぎるけど、今朝「ハミガキ粉が終わっちゃった。」
と電話を寄越した声は元気だったし、先が見えてきた安心感が今のあたしにはある。

　なにもかもうまく行きますように…。

心の中でつぶやきながら、文房具屋さんに向かった。

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