2002-01-18 「母とふれあっていた日々のこと」(2)
2002-01-17 「母とふれあっていた日々のこと」(1)
2002-01-16 「母の命日」
2002-01-16 「やったぞ！復帰戦」
2002-01-15 「味覚と嗅覚がなくなった（泣）」
2002-01-14 「さっき」
2002-01-13 「風邪、ひいちった（泣）」
2002-01-10 「おいおい！」
2002-01-09 「復帰戦、不戦敗の巻」
2002-01-08 「現場復帰」

母が子宮体がんと診断され、子宮から卵巣一式を切除する(全摘)手術を受けたのは
次女よしこが結婚式を挙げた翌月の1992年７月のことであった。数カ月の後、
母は退院をしたのだが「身体を休めながらの家事労働なら無理のない範囲では
構わないが、立ち仕事はもうあきらめるように」と担当医から言い渡された。
そして、私たち三人の娘は母にわからぬよう面談室に呼ばれ「手術の結果、
ごく初期に発見されたにもかかわらず、リンパ節からの転移が認められ、
五年以内の生存率は15％」と宣告されたのであった。

途中、術後の傷のがつれてしまい、再手術をしたりもあったが定期検診の間隔も
だんだんに長くなり、母が発病した年に生まれた私の三男も小学校に上がった。
それまでの私は実家の近くに住み、実家の階下の店で働いてはいても仕事が引ければ
保育園に子どもらを迎えに行き、食事のしたくをして食べさせ今度は自分の店に出る。
…そんな生活をしていた。

衣装持ちの母は着物もよく好んだ。手術後、店に出ることはできなくなってしまって
いたが、家事の合間にその反物の端切れで小袋を縫い始めた。手先の器用な母は、
小さな端切れもうまく組み合わせて洒落た巾着袋を縫い上げていった。
子どもも手がかからなくなってきていた私は、店が引けると母の部屋に上がっては
縫い物をしている母のそばで、その日にあった出来事を話すようになった。
店で起きたこと、子どもの学校での様子、夫婦喧嘩のこと、姉妹同士の諍い、
それは日によっていろいろで、病院への検診以外はあまり出歩かなくなっていた
母にとってなかなか楽しいことであったようだ。同居している三女のけいこは、
あまりおしゃべりな方ではないし、次女のよしこは夫の地元に嫁いだので実家に用事
でもなければ、小さい子どもたちを連れてやってくることは少なかった。

先頭 表紙

1998年の十月頃からだったろうか。母が生れ育った土地の友人を訪ね、
その方達の亡くなった御主人や親御さんのお悔やみに伺いたい…などと
やり残したことを精算するかのように動き始めた。
それまでも無理をすると脚がむくんだりしたことはあったようだが、
この頃から次第に痛みが増してきていたらしい。我慢強い母のことだから
随分ひどい痛みだったに違いない。それまでの私は、一階の店では毎日働いて
はいても、三階の母の部屋には十日も行かないということもザラだった。
そんな私も母が「お悔やみに伺う」のにつきあった頃から漠然とまだ不確実な
母との残された時間について考えるようになった。私の乱暴な運転が恐いと
自ら運転を代わり車を走らせるほど、母は元気だったというのに…。

この日の帰りも以前、母がよくいった鎌倉山の喫茶店にふたりで立ち寄った。
店の女主人が「ご病気される前には奥様よくおいでくださいましたよね。」
と、ニコニコ話しかけてきた。「今年は桜見損なっちゃったけど、来年は見たいわ。
その時はまたここに寄ろうね。」と母が私に言う。店を出て駐車場までのほんの
少しの距離を私は母の手を取り歩いた。「大丈夫よ、自分で歩ける。それにしても
あんたは本当に大きいわね。」と母。「息子がいなくても娘の図体が大きけりゃ
心細くなくていいでしょ！」と私が言って、ふたりして笑った。
母が顔をしかめた。また少し痛みが出たらしい。「でも、行けるうちに行って
おきたかったの…。」と母は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。
この日は定休日で私は自分の家で家族揃って食事をした。おかずが余分に出来たので
母に届けようとしたのだが、些細なことで夫婦喧嘩になり、クサクサした私は
友だちと出かけてしまった。

翌日、母の部屋に行くと「ゆうべ脚が痛くて痛くてあんたのところに電話したの。
でもはっちゃん（あたしのダンナ）が出たので思わず切っちゃった。あんたがいない
んだろうと思ったし、言えばはっちゃんに余計な心配をかけるから。」つまらない
夫婦喧嘩をして母のところに行かなかったことを後悔した。しばらく脚をさすって
やり、痛みの落ち着いた母が眠りについたので私はホっとして自宅に帰った。

＜つづく＞

先頭 表紙

三年前の今日、母はあたしの目の前で息を引き取った。
管に繋がれたまま死なせるのはイヤだと末の妹が言ったので
救急車は呼ばず、ふたりで母の手を握り看取ったのだ。
母は「もう助かる見込みはない」と言われたので、家に連れ帰った。
仕事をしながら、半徹を妹と交代交代にやって母を看ていた。

これはまだどこにも書いたことのない話だ。（同時アップはあり得る）

医師のいないところで人が死んだ場合。
もうそこから「遺体」は動かしてはならない。
これは法律で定められていることである。

けいこ（末の妹）とあたしは母の身体をお湯であたためたタオルで
きれいに拭いてやり、キチンとパジャマを着せ直して髪をなでたり、
頬に触れたりしていた。まん中の妹、よしこも茅ヶ崎から駆けつけ、
母と無言の対面をした。あたしのダンナもやってきて、四人で
今後のことを話し合った。「伯父さん（母の兄）に知らせないと！」
とダンナが言ったが、あの仕切り屋の伯父貴や、うるさい伯母たちに
知らせる前に、死亡診断書をもらわなくては！とあたしは言った。
病院で死なせるのがイヤで（脳いっ血で倒れた父が亡くなったとき、
医師の「御臨終です」を合図に看護婦さんが、根元を押さえもせず
父の身体からチューブ類を抜き取り、父の血液を末の妹の衣服に
飛び散らかしたまま病室を閉ざして平然と「処置」を始めたのだ。）
自宅で看取ったために、焼き場に連れていくにも、埋葬するのにも
必要な書類「死亡診断書」がない…。

母のお世話になった病院に電話し、担当の医師に繋いでもらうと
「当直なのでそちらに伺うことはできない。」と言われてしまった。
このままでは、母は変死扱いで解剖されてしまうのか…と思った
我々三姉妹は、意を決して母の世話になっていた病院に「搬送」する
ことにした。一階は店鋪で二階の居間に寝かされていた母は、
息を引き取ってからは「物体」となってしまっていてもの凄い重さに
なっていた。あたしたち四人では到底運び出せない。

…そうだ！接骨院の先生だ！母もかかっていたこともあり、他に頼む
人もない、柔道家でもある先生は身体も大きく力も有る。。先生の
手を借りて母を運び出し、うちのワンボックスカーのリアシートを
フルフラットにして、ふとんごと母を寝かせた。病院に向かって車を
ひた走らせるダンナが「うちの叔父さんががんで死んだとき、病院に
電話したら『すぐ連れておいで！診断書やるから』って言われて俺、
こうやって連れて行ったぜ。」と言った。「よっしゃ、これで捕まる
ようなことがあったら、アンタが『みんなをそそのかしました』って、
罪を一身に背負ってよ。あたしたちはお母さんの葬式せにゃならんの
だから！」とあたしは言った。

病院が近づいてきた。あたしは携帯から母のいた病棟に電話をした。
「母の容態がおかしいので、至急診てください。」と名前だけ言って
そのまま電源を切った。そして緊急車両入り口から強硬突入したのだ。
「あ〜あ、とうとうやったね。君たち！」と担当の医師は呆れつつ
死亡診断書を書いてくれ、母のなきがらに向かって「よくがんばり
ましたね。」と声をかけてくださった。

結局、母のようにもう先がないとわかり、自宅に帰ったまま亡くなった
場合は、解剖などされずかかりつけの医師のカルテのファックスでも
あったら、死亡診断書を医師免許のある人に書いてもらえたらしい。
…それがわかったのは、葬儀が終わった後であった。

先頭 表紙

３０分一本勝負。フルタイムやってきた。
二ヶ月のブランクを思えば上出来だ。
無理せずに、このペースでだんだんに慣らせば、
逆に膝も動きがよくなるだろう。

今朝は、墓に行ってきた。
今日は母の命日なのだ。雨が降ってきたので
実家に線香を取りに寄らず、手ぶらで墓参。（爆）
どうせそんな娘だ。母親の「あんたって子は！」という
呆れた声が聞こえてきた。

今日は病院に行く日だ。
ハナは詰まってるけど、熱も頭痛もない。
一応マスク持って行こう。

二ヶ月間の健気な主婦ぶり（一般的には当然の家事労働）で
家庭もうまく回ってきた。味覚が戻ったらお通しでもこしらえて
あたしらの店に持っていけば、全て丸く納まる。

なんだか目論み通りに進みはじめたぞ！(笑)
そろそろ遊びにでかけようかな〜(^^)

先頭 表紙

頭痛と関節痛は和らいだが、今朝食事のしたくをしようとしたら
「味がしない！匂いがしない！」味噌汁の味がつけられない。
目分量で入れて、とりあえず作った。

「つまんないなあ、味がわからないのに食事」
と思ったけど薬を飲まなくっちゃいけないので、
ごはん半膳と味噌汁お椀に半分、おかず少々食べた。

でも、体調はだいぶん良くて、起きた時間は遅かったけど
子どもらに、食器洗いや洗濯物運びを手伝わせ、
８時までに用事を済ませた。

それから接骨院行って、銀行行って、茶〜して
買い出しして帰宅。そんでダンナのブランチ？(笑)
こさえて実家の店に電話。忙しくなったら電話をもらい
店に入るという話をつけてエプロンつけて自宅待機。

しかし、電話は鳴らなかった…。
結局、忙しくなってから仕事の途中、手を止めて
電話をするのは不可能…とのことで、次回からは
現場で新人さんの仕事ぶりを見つつ待機し、そのときの
状況で乱入、、もとい参戦、ということになった。

自分の昼飯を作って食べ、年始に行ったら留守だった。
（ダンナ談）の仲人さんのところにお持ちするはずだった。
缶入りHサブレーを手紙を添え、梱包して郵パックに。
年末お借りしていた、プロレス本も一緒に郵便局に持って行き
ようやく返却できた。ヤレヤレ…。

今日はまあ、こんな感じ。

んで、絹さやの筋取りながらテレビ見てたら、
「浪速の値切りの女王」っつーのが出ていたの…。
関西の値切りの達人？が、東京で値切って
どれだけ安く買えるか、っていう企画なんだけど。

関西の人、みんなあんなこと言うわけじゃないよね〜？
「東京の奥様が舌を巻いています…」なんて言ってたけど。。
あんなことまでして安く買いたいの？みっともないわと思った。
テレビに出てた、その女王さまって人。

あたしだったら「お引き取りください」って言うな。
「儲かってる？儲かってる？」ってヤカマシイのなんの。
「ここでまけたら、おにいちゃんの株あがるで」とか。。
企画が企画だからしょうがないのかもしれないけど
その値切り方がエゲツなさすぎ！
オマケするかどうかなんて、売る側が決めることで
強要されることじゃないと思うが？
関東ではそういう風に映るんじゃないかなあ。
関西でする分にはいいのだろうけど…。

商売は『儲かる』もんじゃなく『稼ぐ』ものです。
挨拶の言葉だとはわかってても（その言い方にもよるが）
好きじゃない。少なくともあたしの感覚ではね。

ちょっと店、行ってくるわ。

先頭 表紙

よっしーを送り届けてきた。。
マスクして。。

次はあさって行くつもりだから
それまでに治さないと…。

頭痛い…寝よう。。（泣）
腰は膝の元凶と風邪の関節痛と○理痛の
トリプル攻撃だ。。

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まいった。かなり気をつけていたんだが。
よっしー帰ってるし…。でも今抵抗力あるから大丈夫そう。
うがいとかは頻繁にしてはいるんだけどね。

昨日、久々に店に出た。そんなに忙しくなくって、
ちょっと洗い物して、馴染みのお客さまに御挨拶して
ダンナの夕飯のおかずを置いてきた。

ちょっと、店でも出せそうな感じ（お通しとか）だったので
「こうして、ああして」って調理手順をダンナに話す。

「それなら皮を引かなくても大丈夫だ」とか色々教えてもらい
自宅に戻った。その前に夕飯の支度からずっと、立ち通しで
膝が危険な状態だったので、そんなに忙しくなくって助かった。

買い置きの残りの薬が終わっちゃった。
買いに行かなくっちゃ。関節も痛い…。（泣）

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子どもたちが紅白まんじゅうをもらって帰ってきた。
？？？

そうだ！明日は開校記念日。
……………明日から四連休。

「だったら三学期、今度の火曜日からにすればいいのにねえ」

というタカに

「冗談じゃない、どれだけ休めば気が済むんだ！」

と言ったあたし。マジかよ〜（泣）


今日、子どもと三人で車で出かけた。
アップダウンの道を通るとタカが『おおう〜！』と
声を出す。「な〜に？」と聞くと、

「こういう坂を通ると、おちんちんがス〜ッとするの。
　疲れが取れるって感じ。たまたまが先に上がって、
　そのあとにおちんちんがはねて、やっぱりたまたまが
　下りて次におちんちんも落ちる。たまたまがトランポリンに
　なってる感じ。おちんちんを守っているんだ。
　ママはならないの？おっぱいは気持ち良くならない？」

う〜ん、わかんないなあ。おっぱいとは中身が違うからかな？

パパが帰ったら聞いてみるけど、親切な男の方、教えてください（爆）

先頭 表紙

学期の始め、いつもは実家の店で昼飯食べさせてるんだが、
ちょっとの時間しか働けないのにそれでは悪いと、接骨院の後
買い出しに行って帰って昼飯作った。そしたら病院に行く時間に
なってしまった。やっぱり家事は大変だ。
休み明けの金曜日に給食が始まるので、あさってにしよう。
買い出しに行った時、いつもと違うスーパーに行ったら、
駐車場で妹の友だちに会った。「脚はもういいんですか？」って
声かけられたのが、昼近くだったのでなんだか後ろめたい気分になった。

よっしーは、病棟のモチつき大会で大張りきりして杵を振るってた。

先頭 表紙

明日「慣らし」でピーク時３０分程度、実家の店に入ろうかな？と思っている。
接骨院の先生の話では「３０分仕事、っていうのを一週間様子見て、いきなり
増やさないで、大丈夫ってことをちゃんと確認しつつ進めて。」とのこと。
でも、今週の土曜日、夜自分とこの店に入ってくれる人がいないので、
誰か手配してくれ、とダンナに言われた。
ちょっと考えて「あたし行くわ」と答えた。裏に椅子を置いておいて
休み休みするようにしてやってみようと思う。
無事に乗り切れますように…。

今日は始業式、子どもが昼前に帰る頃、
ちょうど仕入の合間にダンナも自宅に戻ったので、
一緒に焼きうどんを作って食べさせた。

それでも、時間的に余裕があった。
本当は明日行く予定だったが、
そっと行って驚かせてやろうと思い病院に行く。
元気なよっしーと一時間ほど話して帰ってきた。

先頭 表紙