2001-08-25 「ビーズアクセと私(笑)」
2001-08-25 「さららちゃんとおそろ…★」
2001-08-24 「５人揃った夏休み」
2001-08-22 「思いがけない出来事」
2001-08-22 「台風！と言えば…」
2001-08-19 「今年のお盆」
2001-08-18 「乳児誘拐の女子短大生」
2001-08-16 「はじめてのネットカフェ」
2001-08-15 「充実した病院での時間」
2001-08-15 「夫婦だけのお盆」

あれはまだ下２人を保育園に送り迎えしていた頃のこと、
保育園に行く途中に、あたしの中学の時の同級生が輸入雑貨の店をオープンさせた。
その子の父親は原宿で宝飾店を営んでいるというのを聞いていたので、
「なるほど」と思った。子どもを迎えに行くときちょっと早めに出て
路地に自転車を隠し、その子の店に寄るのが小さい子を抱えて働くあたしの
ささやかな楽しみになった。シルバーを基調とした、ちょっと目新しい
デザインのブレスレット。それに、パリの新進デザイナーの手によるものという
ビーズのブレスを重ねづけしてみる。どれも可愛くて素敵でうっとりした。

その店のビーズブレスの定番の手頃なゴムになってるのが
ある日、壊れてしまった。金属の止め具は直せないけど
ゴムなら、駅前の手芸用品店で同じ太さのものを買ってきたら
自分で直せる。そう思って滅多に裁縫もしないあたしが、
手芸用品店に行ってみると…。

まだ、今のようなブームになってはいなかったが、
ミユキビーズのケースがあって、各色、各サイズのものが揃っていて
輸入雑貨の店のビーズブレスのメインパーツ以外の基本のものは
その手芸用品店で揃う、ということが判明した。

中学の同級生の輸入雑貨店は、パリのものを扱っていたのだが、
その後、保育園で一緒だったメジャーな大手雑貨店に長年勤務していた
ママ友達が、プロヴァンスから商品を取り寄せ、雑貨店を始める。
このママは、店のオープンに先駆けて、PCを独学で修得した。
海外との取り引きや、店で使うプライスタグやシールや、店のHP作成をするためである。

このママにビーズアクセのことをネットで検索してもらうと…。
「早いね〜、今(1994年当時)ニューヨークのOLの間で、
　手作りビーズアクセが流行りつつあるらしい。
　ビーズカタログ取り寄せてみよう、買い付けてみよう。」
こうして、メインパーツは海外で取り揃えた。
その後あたしは都内のアクセ材料の卸し問屋を回るうち、
日本が結構なビーズ生産国で輸出国であることを知る。

あたしは、たらればの話はキライだ。
でも、こんときあたしがもっと自由に動けていたらな〜と思う。
「本業」があるあたしは、そのプロヴァンスのママにパーツを
仕入れてもらい、多少の作品を店に置かせてもらった程度で終わった。

このときの作品をあたしが身につけていたら、きっかけとなった
”パリの女”にマックで会ったとき「あら、いいのしてるわね。」とほめられた。
よもやあたしが自分で作っているとは思わなかったらしい。
金にはダラしないが、センスはピカイチのこの同級生の目にとまったのは
正直、嬉しかった。

その後は、なにかで世話になった人にプレゼントするのが関の山…。

そんなあたしは、後発の人たちがビーズの店を出店するのを見るとちょっとくやしい。
だが、みな人知れぬなにかを抱えつつ、やっているのかも知れない。

しかし、まだあたしは諦めたわけではないのだ。
「これからは、やっぱ『お教室』でしょう？」と、
プロヴァンスの店の彼女と話すことがある。

「先に行って、あなたができる時が来たら言ってね。
　『一緒にやろう！』ってふたりで夢を語ったこと忘れないから。」

先頭 表紙

携帯ストラップです。
これが第１号、２号はさららPINK、３号GREEN、４号ORANGE…
という具合になってます。
男の子用には、HEMPで編んであげたりしてる。
ここんとこ、作ってなかったのですが、
ちょっと余裕？(笑)が出てきたのか、
時折、製作しています。
あれこれ色味を選んでいるときが楽しいのでした。

あの〜いっつも「画像が正しくありません」出てしまってダメなんです。
リンクを張るしかないのか？で、よそからのいただきものなら
ネスケでアップできたんだけど、あたしがスキャンした画像は
JPEGなのにもかかわらず、ブラウザを変えようが何しようが
アップできないんですよね〜。

そう悩みつつ、そろそろ１年。（爆）

先頭 表紙

昨日は定休日、朝からよっしーがいるのは、
入院後、初めてのことだ。さて、どう過ごそうか？

台風後の猛暑、炎天下に連れ出すわけにも行かないし
どこか屋内で過ごせるところ…。…そうだ！映画館!!!!!
よっしーは映画好きで、以前は観たい映画をひとりで観に出かけていた。
おやつ代をためて、20kmほど離れた隣街まで自転車で走って行ってたらしい。

あんまり多く人が押し寄せているところは疲れてしまいそうなので、
比較的すいているところがいいかな？と思った。
はじめは「A.I」がいいと言っていたが、やっぱりこっちだ！と
「猿の惑星」にした。

猿の惑星が上映している映画館は、駅のすぐそばだったので、
電車ででかけることにした。５人一緒に電車で出かけるなんて
しばらくぶりだ。よっしーは「海沿いもよく自転車に乗って
走ったな〜。懐かしいな〜」と窓の外をみながら以前のことを
思い出しているようだ。

あたしは、こうしてみんなで出かけられるようになったことが嬉しかった。
なにをするか、なんて二の次だった。こんな殊勝な気持ちになれるのは
病気のおかげかもしれない。だって、前だったら「群馬に帰省することだけで
あたしの夏休みは終わりじゃないの。家族旅行もないんだから！」なんて
思っていたんだ。群馬ばあちゃん（ダンナの母親）が田舎でひとり暮らしを
しているから、そんなの仕方ないことなのに。ま、店やってるとせいぜい
休んで三日だから、どれかひとつにするしかないんだけどね。

映画館の中では、あたしはスクリーンを観ながらも横目でときどき
よっしーの様子を見てた。辛そうにしてないかな？と。
小声で「大丈夫？」と聞くと、よっしーは、あたしの方を見て
「うん」というようにうなづいていた。

あたしは、映画ってもう何年も観ていなかった。
秋に公開される作品の予告をやっているのを見て、
「ああ、面白そう」と思った。あたしが昔に観たのとは、
音も映像も格段に良くなっていて（相当観てなかった！）
ビデオなんぞ借りてくるより、これはやっぱり映画館だな、と思った。

猿の惑星は第１作と同様、理不尽な結末だった。

外に出たら、みんなおなかがすいてきた。
遅い朝ご飯を食べたので、三時過ぎだったが、
「軽く(笑)」牛丼の並み、を食べることにした。
「すいません、並み５つお願いします。」
みそしる、おしんこ…なし！しめて￥1400-！（爆）

「ねえ、ママ。金土日で、病院で牛丼出るはずだったんだ。
　だから、今日食べれて良かった！」

ママはねえ、よっしーが映画を観に出られるくらい元気になったのが
本当に良かったよ。(^^)　

先頭 表紙

今日、またよっしーに外泊許可が出た。
今回の治療はだいぶん穏やかで、よっしーの様子もすこぶるいい。
始めの頃、あんなに帰れなかったのが嘘みたいだ。

台風がどうなるか…という昼頃だったので、
ダンナが一緒に行くという。実家は臨時休業するというので
夕方、帰れなくなっても困るしそのまま４人で迎えに出かけた。

薬をひとそろいもらって、病院の食堂で５人で食事をした。
正面玄関に戻る途中、顔見知りのインターンの男の先生に会う。
「わ〜、よっしー！三兄弟！？」と受けていた。

合宿の買い物を家に帰る途中にするというダンナに、あたしは文句をつけた。
「どうしてもっと早く買っておかないのよ！これから天気が悪くなるって
　ときになんでわざわざ寄り道するわけ？」「うるせえな、黙って待ってろ！」
台風でかなりの店がシャッターを下ろしている商店街。ダンナは車を止め、
ひとりで買い物にでかけた。なんとか入り用なものは揃ったようだ。

家に戻って合宿の準備をする。あたしに準備を振ったダンナは
「俺の衣類も買っておかないと（合宿に付き添う）」と出かけてしまった。
勝手な男〜〜！いいや、どこへでも行ってろ！…支度が終わり、
ここんとこみんなでハマってる「大富豪」が始まった。

ちょっとしてダンナが帰ってきた。５人で初めてやってみた。
ちっとも勝てないダンナは、子ども相手にムキになり
「テメエ、いいの寄越さなかったら承知しねえ」とカード交換のときに
脅してる。「ねえねえ、ゲームなんだから」と言っても聞いてない。(^^;;

とうとうダンナは、２があるのにAを渡すというズルまでした。
子どもたちは「まあ、しょうがないよ、見落としってこともあるし」と
ダンナがキレるのを恐れてかばっている。あたしもアキレてた。

「さあ、ようやく勝てた！店に行こう。」台風はそれたのか、
いつの間にか、空が明るくなっていた。ダンナは髪を整えながら、
「なあ、俺は金持ちになったんだろう？」と子どもに聞いてる。
「うん、パパは富豪に上がったからね。」とダイスケ。
「そうか、じゃあ金持ちの俺は貧乏になったママにいいものやろう」

ダンナがあたしに手渡したのは、手の平に乗るジュエリーケースだった。
「ママは夏休みもなく、毎日病院に通って頑張ってるもんな。だからコレ。」
「見てみろ、ママはパパのこと殴り過ぎて指輪がこんなに歪んじゃったんだ。
　壊れちゃったし、新しいのをな。いいか、もう殴るな。また変型しちまう
　からな。」

びっくりして涙が出た。これを手渡すために、ムキになって大富豪を
やってたわけ？「ありがとう…ありがとう。」あたしは何度もお礼を言った。

今、あたしの左手の薬指には、台座が可愛いハート型に抜いてある
ブルートパーズが光ってる。無惨な結婚十周年のアクアマリンは、
トパーズの入ってたジュエリーケースにしまった。
「直してこいよ」とダンナは言うが、あたしはこのままにしておこうと思う。。
「昔、よく喧嘩してダンナに殴りかかったな〜」ってこれを見て思い出すのだ。

先頭 表紙

御年配の天気予報官が、画面の向こうで話しています。
「紀伊半島めがけての台風と言えば、42年前の伊勢湾台風です。」と。

伊勢湾台風で、生き別れたんだか、取り違えられたんだかした
百恵ちゃん主演の大映ドラマは「赤い……」なんだっけ？

思い出せなくで、気持ち悪い。。。

先頭 表紙

な〜んか、妙に忙しかったな〜。
せっかく、よっしーが外泊だったけど、店はめっちゃ立て混んだし、
おまけにあたしのばあさん（両親はすでにないあたしには唯一の存在）が
脳いっ血で倒れるし。で、結局、病院へ…（よっしーが家にいるので
この週末は病院絡みではのんびりできるはずだった）ICUに入ってたばあさん。
父が逝っちゃったとき、母が逝っちゃったとき「あたしが逝けば良かった」と
言っていたばあさん。うちは、祖父も父も脳いっ血で逝っている。
こないだあたしが感じた怖さには、こういう裏付けがある。
カリカリしないように…。とりあえず、自分に言い聞かせる。

先頭 表紙

あれ、そもそも置き去りにした親が悪いんじゃないの？
そう言えないから、あちこちのニュース番組で
「まんが喫茶の駐車場の車中で幼児が熱中症により死亡」
ってニュースとお対になってたんじゃないのかな？

置き去りにあたしはしたことないけどさ←当たり前！、
あの状況で「車中に置き去りにした自分が悪かった」
って、よく言わずに通せるなあ、と驚いたわ。＞産んだ方。

先頭 表紙

今日は定休日だ。
久しぶりに都内に出た。
アクセパーツの買出しである。
ゆうべ、カラオケで４時間歌った。
馬鹿みたいに騒いだ。
幼馴染も一緒だったので数年前、
狂ったように遊びに出ていた日々を思い出し、
振りつきで楽しんだ。（笑）
だけど、きちんと発散したせいで
寝覚めはさわやか！
買出しも済んで、今はこうしてここにいる。
いいなあ、都内は。こんな空間があって。
あるのかもしらんが、あたしは自分ちの近くに
こういうとこの存在を知らない。
今日は早出をしたので、いろいろ予定が盛り沢山だ。
入力の仕方やら、変換の仕方をちょっと気をつければ
いけるじゃな〜い！ウインドウズでも、コンパックでも！
なんでも、やってみるって素敵なことだ。
ためらわず、ここに入ってみて良かった。(^^)
いや、ためらってはいなかったな、全然。(爆)
もうちょっとネットサーフしたら、
文庫のタイガーマスクを探しに行こう。
よっしーのみやげも買うので、トイザラスにもね♪

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昨日は、同部屋のりょうちゃんの退院の日だった。
りょうちゃんのお母さんは、りょうちゃんの入院から半年が経過した頃、
脳硬塞で倒れてしまわれたとか…。あたしがこないだ怖かった頭痛とは
こういうことだ。しかもあたしのおやじとじいさんは、脳いっ血で死んでいるし。

りょうちゃんのお母さんはだんだんに回復して、ときおり面会にも来ていたが、
ここへ来て、また体調を崩されたとか。。。

長い外泊や、新しい治療のために個室に移ったりしてオリジナルメンバーは
離散してしまった。その間のりょうちゃんの退院。みんなより少し早く
外泊していたよっしーひとり先に病院に帰ったので、りょうちゃんと２日間、
過ごすことができたのだ。それが嬉しかったようだ。

そして、今日すべてのベッドが埋まった。
よっしーは、窓側のまま平行移動していた。
よっしーの希望だったとか。「なんでわざわざ？」あたしが聞くと
よっしーは答えた。「だって、たくちゃんももうじき個室に移るんだよ
そしたら、もともとのメンバーはかずくんとボクだけだ。
今、ここに移っておけば、かずくんと隣同士になれるでしょう？」
移動のついでに、よっしーのベッド周りの持ち物を片付ける。

それから、かずくんとよっしーは２人でゾイドの製作に勤しんでいた。
それが終わるとテーブルをつけて、かずくん母子よっしーとあたしの４人で
大貧民が始まっった(笑)かずくんのママと世間話をしながら、今日は
なかなか貧民から抜けだせずにいた私。5時になり「身体拭き」の時間。
よっしーがさっぱりした後、10時に朝とも昼ともつかない食事を取ったきりの
あたしは食堂に降りていき、鮭のムニエル＆たつた揚げキャベツ添え＆味噌汁
＆ごはん＆フルーツかん、の夕定食￥620-也、を食べた。あたしが戻ってくると、
次に身体拭きを終えたかずくんのママが、買ってきた冷やしうどんを
どこかに食べに行っていた。

6時になって、今度は子どもの夕食だ。病棟の食堂にコロコロを引っ張って
食べに行く。牛乳まで飲み切れない、というので保冷バックにしまいに
病室に戻った。たくちゃんのママがテレビを見るとはなしに立っていたので
「メールありがとね」と話しかける。たろうちゃんがキツい治療に入ったので
たろうちゃんのママのことが心配だった。「落ち着いたら誘ってあげよう」と
話していると、廊下を通りかかったたろうちゃんママ。
「大丈夫？痩せてない？ちゃんと食べてる？」あたしたちが声をかける。
「煮詰まらないようにね！」たろうちゃんのママは笑顔だったけど
張りつめているのがわかる。前向きな人だけど、今は前につんのめりそうに
なりながら、辛うじて交互に足を出してる…そんな気がした。

「外泊も嬉しいことではあるんだけど、神経使うよね。始めのうちあたしも
　そうだったよ。」先輩のたくちゃんママに励まされて安心した。

まだまだ先は長い。気持ちの浮き沈みもあるだろうが、
周囲の人に恵まれているからなんとかやっていけそうだ、
そう思えるあたしはきっと大丈夫♪

先頭 表紙

子どもたちは、例によって群馬ばあちゃんちに行った。
冬休み同様、東京駅からは子どもだけ上越新幹線に乗って。
もう、慣れたもので荷造りをして緊急連絡先の書かれた
メモ帳とテレカを持って嬉しそう。

「ばあちゃんとたーくん（ダンナの弟）の言うことを良く聞くのよ！」

ニコニコしながら手を振って、今回はパパに連れられてった。

仕事は通常通りあるけれど、
昨日おとといは病院でゆっくりできた。
ふたりが出かけていくときの様子を話ながら
よっしの身体を拭いてやる。

点滴は続いているのだが、コロコロ押して
病院の食堂でふたりで夕飯を食べたよ。

家に帰ってあわてて夕飯を作らなくていいのは楽だけど
やっぱりちょっと寂しい。ふたり家族は変な感じだ。

さ〜て、今夜はカラオケ行こう！(笑)

先頭 表紙