2001-07-22 「8月10日」
2001-07-22 「落ちる！」
2001-07-20 「海の日か…」
2001-07-19 「長い一日」
2001-07-17 「いよいよ明日！」
2001-07-15 「限界」
2001-07-14 「見合わせ」
2001-07-13 「半月振り…」
2001-07-12 「新しい仲間」
2001-07-11 「睡魔」

ラジオ体操から帰ったバカ共が、カギをかけられたとかで
朝っぱらからインターフォン鳴らしながら喧嘩してる。
「おまえら、あたしを殺す気か！今日、高速で突っ込んだら
　テメェらのせいだから、覚えておけ！」
と怒鳴りつつ、もういっぺん寝た。ダンナはソフトの練習試合で
とっとと出かけて行った。

外は真っ青で、熱風でコパトーンのにおいが漂ってる。
毎年、同じにやってくる海辺の夏。。。

だけど、今までとは違った緊張感があたしにはある。

明日は朝の治療の後、12時間点滴が入るのでベッドから動けなくなった。
「治療は絶対に先延ばしにしない」とふたり確認し合ってた。
だから、明日の病院の花火大会には参加しない。

地元の花火は見られるように…。
主治医からもらったふたり揃いの治療スケジュールの
プリントに花火大会の日を書き込む…。

毎年うちのテラスから見える、夜空にきらめく
大輪の花…。そしてその音は後ろの山にこだまする…

治療の日程から行けば大丈夫そうだ。
その日の外泊を目指して次の治療を受けるんだ。
あたしたちに落ち込みはない。

あたしにできるのは不測の事態が起きぬことを祈って
よっしーの側にいてやることだけだ。

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無茶眠いので、寝ます。
おやすみなさい。。zzz...

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…関係ねえよ、つうか迷惑（笑）

ひがみはイヤよね。
だけど「みんな楽しくやってね」ってのも
シラジラしいし。。。

しあさっては、病院の花火大会で、
一家五人が揃うので、それを楽しみに…ってことで。

よっしーはね、傷をかばって身体傾いてる。
かがめてたりもして、おじいさんみたい。

部屋のみんなも手術のあとそうだったって。
あと、１日・２日の辛抱らしい。

今日は病室でワールドプロレスリングの
札幌ドームの生中継観てた。
稔が成瀬に負けて王座転落…。（悲）

その後、身体拭きして
ベッド周りの片付けしてた。
きれいになって、サッパリした。
プリント類がテキトーにしてあったので。。
キチンとまとめた。

チラシを折って小物入れを作り、
おまけのレゴをしまってきた♪

明日はうまく脱出できるだろうか？

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朝４時半に目が覚め、７時には病室についた。
手術自体はとてもスムースに済んで、午前中に病室に帰れた。
ただ、覚醒するまでとその後の痛みがキツそうだった。
ゆうべは１時過ぎまで眠れずにいたらしい、と看護婦さんが話してくれた。
傷が痛んで顔をしかめていた。ダンナが「可哀想に！なんでこんな目に…」
と、泣き出しそうな顔をして言った。（ったく、今さらながら）

最初の治療のときなんて、こんな痛みが３日も続いたんだから、
アンタはそれを見て黄昏れてしまったって話すあたしに
「そんなことで、いちいち参ってたらこの後続かねぇだろうが！」と
文句言ってたよな。実際を見ないと想像もできないんだから困った男だ。
可哀想だから、代われるものなら代わってやりたいだろ？と問うと
中尾彬のモノマネして首を横に振ってるダンナ（←バカ！）
あたしは代わってやれるよ。３度のお産と尿管結石と腎盂腎炎で相当
経験してきたつもりだし、痛みには強いんだ。
お産も強い痛みが続くタイプで、看護婦さんが「男なら完全に失神してる」
って言ってたもの。（笑）
そんなあたしでも、わが子が痛みに耐えているのを見ているのは辛い。

痛み止めが効いて、また眠りに入って落ち着いたところで、ダンナは
手紙を残しうちへ帰っていった。（なんせうちはガキがまだ２人いるもんで
＆仕事もあることだし＆晩飯の支度と洗濯←家事が得意なのは特典）

『ヨッチー、今日はよく頑張ったね、エラかったぞ！パパもさっきまで
　ずっとそばにいたよ。でも、明日また元気になったヨッチーに会えるのを
　楽しみにして今日は帰るよ。なんか欲しいものがあったらママに頼んでいいよ。
　今日頑張ったごほうびだよ。』と、書かれていた。そして、１番下に
バカボンパパの絵が描いてあり”これでいいのだ！”という添え書き。
（↑おまえだっつうの！）*我が家は本来、子どもにモノを買い与えない主義
っていうか、家庭が感化院！とも言われているネグレクトなんだよね。（爆）
それを知った上で、この手紙を読んでいただくと興味深いものがあると思う。

よっしーは、その手紙をジっと読んで１番下まできて「クスッ」と笑った。
「でも、今は欲しいものなんてないな。」ポツリと言った顔が大人びて見えた。

少しベッドを起こして、身体の向きを変えてやる。手をさすってみる…。
身体をそっと拭いて着替えさせ、ゆっくりと冷たいお茶を口に運んでやる。
傷口が痛々しかった。血がにじんでいた。よく頑張ったね。
残った麻酔のせいもあったろうか？元気がなく不機嫌そうでもあった。
でも、これでまた先に進んだ。１歩前進だ。明日のための今日の痛み…。
よっしーが誰よりもわかってるよね？さすがのママも今日は参ったな。
明日はよっしーの笑顔に会えるだろうか？

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よっしーの手術だ。
呼吸を停止させての全身麻酔。
説明もすべて受けて、承諾書に判ついて
署名をしてきた。

これで治療が楽になるのだ。
経過が良ければ、外泊せぬまま次の治療に入る。

状態がいいときを逃さない方が、とのこと。
よっしーも承知の上だ。

今日は面会時間いっぱいまでそばにいた。
４Fの病棟のはしっこの窓から、車に乗り込むあたしを
よっしーが見送ってくれた。

「また、明日ね♪」
あたしは何度も大きく手を振った。
よっしーも元気そうに両手を振ってくれた。

病院に背を向けるように坂を上りながら、
あたしは車のハザードランプを点滅させた。

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この週末の人出はハンパじゃなかった。
渋滞覚悟で、店の引けるのを見計らって車を出した。
高速は乗ってから降りるまで、30km以下でしか走行できなかった。
5分ちょいで済むところ1時間かかった。

午前中は朝寝して、病院でもよっしーの手を取ったまま寝てた。

にぎわう海、人の流れに逆らって子どもの元に…。

いやだな〜、これから忙しい夏か…。

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本人の意志であった。
「数値が完璧じゃない。
　この週末なにかあったら、来週の手術が延期になる。
　治療がそんな理由で遅れるのは絶対にイヤだから。
　ちょっとでも不安があったら帰らない。」と。
手術自体は治療がスームースに行くための処置をするだけだが、
全身麻酔なのだ。気持ちが良くわかるので、ひとり帰宅。。

今日も５時半に目が覚めた。

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検査の結果が良かったので、
ひと仕事したら、アジトにお迎えに行く。
夕飯の食材も、さっき買ってきた。
なんとなく、ウキウキの金曜日。

あの日から、ちょうど丸３ヶ月が経った…。

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今日は、同じ病室で毎日顔を合わせてるママたちとランチ。
こないだ病気の勉強会があって、そこでもう退院されて通院してる人とか
初めてお目にかかる方々とディスカッションしてきた。
病室のママたちとは、治療の中身とか少しづつ違うので、
それぞれ別のグループだった。

そこでの疑問や、みんなの経緯など聞いてみたいこともあるので、
「木曜日って、時間ある？ゆっくり話したいことあって」と誘ったら、
「よっしーのママは、仕事もあって忙しいから遠慮してたんだ。是非！」と
いうことで、今日病院の前に横浜に行くことになった。

みんなの子どもへの思い、前向きな姿勢は共通してる。
なにがあろうと食らい付いて行ってやる！という強い意志を持ちつつ
そのことだけにとらわれて、日常を無味乾燥なものにする気もない。

あたしが面会に行くのが遅くなってしまったり、早く帰ったりした時、
「今日のよっしーは、夕飯を全部平らげて元気そうだった。」とか
「治療のお薬のせいか、気分がすぐれない様子だった。」とか
メールをくれたりもする。

誰かが調子が悪ければ胸が痛むし、みんなが調子のいい日はママたちも笑顔が絶えない。
誰かが熱を出したらみんな心配だし、その熱が下がればみんなしてホっとする。

「みんなが元気になりますように…」そう、短冊に書いて
こないだの七夕の日、あたしはナースステーション前の笹に吊るした。

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１時には眠い。
すぐに記憶がなくなる。
気づくと朝。
おしっこに行きたくて
６時に目が覚める。
とても健全。

ま、無理に勝とうとすることもないか？＞睡魔
毎日の車の運転が相当キイてるなあ。

安全運転のためにも、
身体に従って眠りを取ろうっと。

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