2001-01-18 「春の息吹き」
2001-01-17 おはよう♪
2001-01-16 「母の命日」（２）
2001-01-16 「母の命日」（１）
2001-01-15 なんだか、悲しい・・・（笑）
2001-01-14 「気心の知れた友だちとの電話」
2001-01-12 「今しがた店であった、ムカツク出来事」
2001-01-12 「近所のスナック」
2001-01-10 「夫婦とはなんぞや」
2001-01-08 「喧嘩のオチ」

今日はこの激さむの中、三回忌法要。

夫が作ってくれるのは・・・

「鰆、菜の花、三つ葉、筍、生海苔」が、

腕だねの利尻昆布でダシを取った潮汁である。


・・・さあさ、着替えよう。

先頭 表紙

最近、調子が良くって元気にバイトに出てる
ひきこもり主婦のとこへ、慰問？に行ってくる。
「ひさしぶりなんだから、早く来いよ！」って
電話があった。自分がバイト休みの日は人恋しく
なってしまうらしい。この友だちがバイトしてるのが
ケーキ屋さんなので、お十時が楽しみ。。
別に屈託なく、あたしが店で学校で家で起きたこと
感じたことを一方的にしゃべり、そいつが下品な
つっこみを入れるのがパターン。しかも、下品な
ネタが妙にキレる女で、間発入れずにつっこむ。
そう、笑いはタイミングが大事。。
だから、こいつとあたしのコンビで、よそで
しゃべると、ギャラリーがついてこれず
ネタと笑いが「輪唱」みたいになるのだ！

先頭 表紙

母が病気になってから、店の上にある実家に行けば母に会えるようになって、
私は愚痴をこぼしに行きながら、いろんな話をした。私も既に母と同じ三児の母に
なっていたし、ほんとの「女同士」恋の話もした。昔、子どもだった私には理解
できなかった「経緯」を聞かせてもらったりした。

母は、父が亡くなる数年前から近所の奥さん連中と、連れ立って隣の市の繁華街にある
スナックに遊びに行くようになった。私たちも、みんな学校に上がってようやく自分の
時間が持てるようになったのだ。今の私と同じくらいの年だったと思う。
母は見た目、派手だったしとてもオシャれだった。同級生の女の子からよく、
「あなたのお母さんって、若くてきれいね。」と言われ、ちょっと嬉しかった。

そんな母だが、派手な見た目とはうらはらに、身持ちは固く無遠慮に近づく男性を
一喝して寄せつけなかった。酒は強いわけではなく、楽しむ程度。とびきりうまい！
とは言わないが、ムーディな歌を切な気に、自分なりのアレンジで歌うのがその
スナックでなかなか評判だったらしい。父も一度、母に連れられてその店に行った
らしいが「お互いのテリトリーを侵さない。」などとみんなの前でかっこつけてた
くせに、その後、その店で母が良からぬ行動を起こしているのでは？と嫉妬にかられて
ある晩、スナックの前で車の中に潜み張っていたらしい。しばらく経つとそこから、
見知らぬ男性と母が親し気に肩よせあって出てきたと思うと、すっと前の寿司やに消えたというのだ。
・・・実はそれは、母と背格好のよく似た、呉服屋の奥さんだったことが判明するの
だが・・・。父は逆上したまま、呉服屋の奥さんの車を追跡！家の前で車を降りようと
する母につかみかかろうとして、間一髪、気配を感じた母が車内に戻り、呉服屋の
奥さんの説明にようやく納得した、という。

「男の人はね、どんなに理解のあるようなこと言ったって、女が外で遊ぶのを
嫌うものなの『いいよ、いいよ』を真に受けて、外に出てるとロクなことにならないのよ。」
そして、これは夫を亡くした母がまだ病気になる前、自粛していたそのスナックに、
また足を運ぶようになった頃、私に言った言葉・・・。
「遊びに出たって、ちっとも面白くないの。だって家に帰っても、もう叱ってくれる人は
いないんだもの。」胸に重く響いた。夫婦とは？の答えはこの中にあるのかもしれない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　もうちょっと、あったかくなったら仕事の前に墓参りに行こう。
「あの日」からもう、丸二年・・・。月日の流れはとても早い。

子宮ガンの発見から６年８ヶ月の母の死。
その死から遡ること６年半。手術により子宮とその付属器官を全て摘出する
との話であったが、手術は５時間はかかったろう。ガンセンターの８つほど並んだ
手術室から母が出てきたのは、他の患者さんがみな病室に戻った夕刻だった。
・・・私たちはある覚悟を持って、待ち合い室での時間を過ごしていた。

医師は摘出した子宮をかち割って、腫瘍部分を見せながら私たち姉妹に
説明を始めた。「発見は比較的早かったのですが悪性のもので、子宮の筋肉組織に
食い込んだ腫瘍はリンパ腺からあちこちに転移しています。５年後の生存率は
１５％ほどと思われます。」

「早期だから」と子宮ガンであることを市民病院で告げられ、ガンセンターへの
紹介状をもらって、そこで手術を受けた。母はなにもかも知っていた。
「再発を防ぐのに、念のため放射線治療をするんだって、なんだかイヤだわ。」
と漏らしていた母。・・・それから一週間ほど経つと母は何も言わず、放射線
治療室に向かうようになった。

傷口のつきが悪く、再手術。「おへそがなくなっちゃうんだって。」悲し気な母。
「でも、これで傷が治れば家に帰れて、通院で済むようになるんだから頑張って。」

・・・それから、５年数カ月。「立ち仕事は無理。」とのことで、店には
出られなくなってしまったが、ひとりで男並みの働きで実家の店を支える妹のため、
家事をしてくれていた母。元々料理好きで、どんなに店が忙しくても、その傍らで
コトコトと煮物をしてくれていた母。外に出ることもほとんどなくなってしまったのに、
その表情は明るく「やっと、じっくり家のことができるようになった。」と喜んでいた。

「これは、こないだTVで見たの、美味しそうだったから作ってみたわ。」と
いろんな料理に挑戦していた。因業な姑に散々イビられて、すっかり気が強くなって
しまったという母。赤ん坊の私に二階で乳をやっていると、階下の店から
「いつまで乳をやってるんだい！お客さんだよ、赤ん坊の世話なんか仕事のうちに
入らないんだからね！」と私の祖母が怒鳴っていたのだそうだ。おまけに食事の
支度も全て母。当時、父の兄弟やら、大学生のアルバイト、店を出すべく修業に来ていた
男の子、と働き盛り食べ盛りの５人の男衆が主に店を回していて、女は母ひとり。

そんな中に嫁いできてゆっくり楽しく料理する・・・などということは皆無だったのだ。
「もっと、おまえたちのこと見てあげたかったよ。」私は子ども心に、母はクールな人
という印象があったのだが、今にして思えば、仕事に追われ、姑に煽られてそんな
余裕がなかったのだと思う。「みんなを働かせて申し訳ないけど、お母さんやっと解放
されたよ、長いこと働き続けてた店から・・・」

＜つづく＞

先頭 表紙

ゆうべ１１時過ぎに書いた日記が、
朝８時、もうなくなってる新着３０本。
６時間おきに更新しないと、常時掲載はないのか？

このところ、PCしてる姿をずえったい家人に見られまいと
している私にとって、そんなことはできるのだろうか？

昨日、一昨日とこの寒さにかかわらず、店の上がりが
めっちゃ良かった・・・んで、これから銀行めぐりと
その他支払いに出かけてきま〜す。
・・・しか〜し、ゆうべ、日記を書いた後、請求書を
調べていたら、売上はあっという間に消え去ることに・・・。

・・・こちらもなんだか悲しいです。（笑）

（さらに悲しいのは、この文章が二度目の入力だってこと）

先頭 表紙

さっき１時間ばかり、なかよしのみっちゃんと電話でしゃべった。
ここんとこの夫婦のこと、長男の勉強のこと。。。
みっちゃんは１こ上の中学の先輩。当時は知らなかったが
保育園にうちより１年遅れで入ってきて、
「あなた○○さんでしょう？あたし××の姉です。
　今度、出戻ってきたんでよろしくね！」と声をかけてきた、
ノーテンキなバツイチ女が、みっちゃんである。
その後、年下の男を拾ってやるような格好で入籍し、
１年未満で離婚し、バツニになっても懲りない性格はなおらない。
「かあさん、もう結婚はダメだよ。」と最近とみにしっかりしてきて
しかも、めっちゃ男前の中１の長男にたしなめられている。
「ボクらはいいけど、かあさんがまた、傷つくのがイヤなんだ。」
泣かせるねえ。そして、この長男がデカイ図体して今だに甘えて抱きついてきて
まるで「抱かれてるみたい」なんだとうっとりした顔で言うみっちゃん。
危ないぞ！おまえ、踏み誤るな！（爆）いいな〜、みっちゃんは。
自分は小女で息子が大きいから。あたしは大女で息子が小粒。（泣）

ま〜、そんなことはいいんだが、色々話してるうちにいろんなことが
整理できてきて、なんだか落ち着いてきた。持つべきものは友だちだ。

先週、ダンナとやりあってどーにもおさまらなかったときも、無理して
出てきて、あたしを連れ出してくれた。デニーズでお茶しただけだけど、
とっても救われたんだ。ありがとう、みっちゃん。

こいつもとっても笑える女なんで、今度彼女について書いてみよう。

そうだ、もう三回忌が間近なのに、約束果たしてなくってごめんね。
ダンナとモメててあんまりPC触れなくって、つっこみ入れ損なったんだけど、
お母さんの退院、おめでとう♪＞美奈子ちゃん（ここに書いて変？）

・・・ちょっと、心入れ替えて、見方を変えてやってます。
相手もそれを察してか、変わった気がします。なんとか頑張ります。(*^.^*)

なんだかわからんかな？ま、いいや！（笑）

先頭 表紙

まず、はじめに昨日の定休日の話。
この前、ここに書いた、USネイビーのテリーさんに
お願いして、空母に乗っけてもらったのだ。
横須賀ベースの中に、初めて入った。。

そこは「アメリカ」だった。

ゲートでは手続きで、奥さんのシャーレンさんに
お手間をかけた模様。空母の前で、我々をテリーさんに
引き渡し？勤務に戻られた。

丸っきり、男の子４人の母と化した私。
男って、やっぱこういうのがめっちゃ好きなんだ。
あちこち細かに観察してる４人・・・
見ててこっちも嬉しくなる。
テリーさんは、たどたどしい日本語で
説明してくれるが、よく理解できずこっちは
英単語を並べて質問。

どうやって着艦するか、とかF14がどんな風に飛び立つか、とか。
みんなが目を輝かせて質問してた。

海っぺたのピザハウスで、６人でランチした。
どれだけ楽しかったか、どれだけ感激したか
言葉が出てこないし、知らない言葉も多いしで
気持ちがうまく伝えられないもどかしさ・・・。

・・・そして今夜、１週間前からテリーさんから
予約が入っていた。３組の御夫婦６名様。。
みんなではしゃいでた。私達も昨日のこと、お礼を言いつつ
感想を述べたり、冗談を飛ばしたり・・・。

その途中で、50前後くらいの男性と女性が見えた。
結構、うちの店ではお客さん同士、一緒になっておしゃべり
するようになることが多いのだが、この方達は「ふたりの世界」
をキープ・・・もちろん、それでも構わない。

が、しかし、しばらくしてテリーさん達がお帰りになったと同時に
「あの方たちは、ベースの方なの？」と言ったかと思うと
堰を切ったように話始めた女性。。
「なんだか、共通の友人の彼、彼女の話から船上パーティーの話とか
　・・・なにをはなしてもよろしいけれど、ものすごい言葉を使って
　いるんでびっくりしたわ。あんな言葉、ちょっと聞きませんことよ。」
「それに、私たちの税金で暮らしているんでしょう？」

・・・なんや、このおばはん！

「親しいお仲間同士なんでしょう？別に構わないと思いますけど。」
と言ってみた。それでも、何度も「品がない」だの悪口言ってる。

「まさか、こんなに英語がおわかりになる方がいらっしゃる　
　なんて、思ってもみなかったんじゃないですか？」

その後、こう言ってやりたかったわ！

おいおい、ババァ、人の話、散々聞き耳立ててるあんたの方が
よっぽど『お下品』なんじゃねーのかよ！あんたみたいな人、
あたしは国境を越えて軽蔑するわ。丁寧な言葉で言う陰口って
心底、意地悪いもんだ、って、つくづく思ったね。

先頭 表紙

親も行ってた、昔馴染みのママがひとりでやってるスナック。
自分とこの店のお客さんとひさしぶりに行ってみた。

カウンターには、顔見知りのおっちゃんたち。
大工の棟梁、日本そばやのダンナ、ここではめずらしい
お勤め組のホンダさん・・・とママと仲良しのさっちゃんだ。

保育園で一緒だった子の父親がいた。
こないだ母親は男作って出ていったのだ。
そして、３０ちょいのこの男は、駅前の
ブティックをまかされてた５０代半ば過ぎの
女とどうみてもただならぬ仲、といった
風情であらわれた。自分の親と・・・みたいな感じ？
かなりコワイ・・・。

店のお客さんっていうのは、やはり３０過ぎの男性。
このスナックで知り合い、かれこれ５年になるかな。
二児の父。今夜も子どもとをめぐってのトラブルを相談したくて
あたしを誘ったのだ。うちのも初め一緒だったが、こいつは
おおよそ人の相談に乗るタイプではなく、変な節回しで
サザンを歌って、つまんないオチのギャグを言うのが関の山。

２曲歌って、座もシラけたので「財布取りに行く。」と
言って出てってそのまま帰らなかった。

あたしが、飲んだ席で殴られたというその「お客さま」に
飲み過ぎ厳重注意の説教をしてると、カウンターの向こう端では
最近の○○さんの女関係ネタで盛り上がっている・・・。

何年経っても変わらないこの店は、いろんな人の噂話が
途絶えることなく続いているのだった。

先頭 表紙

見えていたはずのものが、見えなくなる。
いつもそばにあるものに対して、あたりまえと思ってしまう。
あたりまえのことに感謝「しつづける」ことは難しい。

夫婦の中で、どちらかが正論を唱えても
そのもう一方が、異義申し立てをしたら、
単なる一対一の意見の対立ということだ。

夫婦間のことは、本当のことは他者にはわからない。
ある一部分をとらえて、感想を述べることはできても
そこに至る経緯を知らなくては本当に理解することは
できないだろう。

一方の状況説明というのは、自己弁護が多分に含まれている。

今までの生活は、何のためだったのだろう？
そして、これから何に向かっていこうか？

夢中で走り続けているとき、周囲が見えないのは
幸せなことなのである。

先頭 表紙

気に入らないこと挙げたら、キリがない。
あたしが頭下げたって、自分の非は認めない。
お互いが己を省みて、それを口に出さぬまま
日々を送る・・・というのは、あたしには出来ない。
内容に関わらず（っていうか、ダンナに落ち度があっても）
「ごめんね。言い過ぎたわ。」とあたしが言う。
「こっちもだ、すまなかった。」←これが欲しいだけなのに。。

「わかってんならいいじゃねえか！」
って言うから『おまえ、何様だ！』ってことになる。

が、しかし・・・
三回忌のこととか、さっきダンナと話してて、
「寒いとこから帰ってくる（お墓ね）んだから、
　仕出し弁当だけじゃ、あったまらない。
　俺が汁もん用意するわ、ガスコンロ持ってく。」
って・・・。喧嘩してたって、ちゃんとお互いの
身内のこと考えてんだ。それで良し、としなくっちゃ
しょうがねえやな。

って、さっき納得してたとこ。（笑）

先頭 表紙