2000-11-27 場所と時間をわきまえろ！〜非常識な子連れ〜
2000-11-26 ひまじんライターの素顔
2000-11-25 人妻のひとり旅
2000-11-24 「してやられたり！キムタク！」＆大阪で思ったこと！
2000-11-24 本場のたこやきに刮目せり！
2000-11-22 「大阪で、遊んできます。」〜女将のウラ話〜
2000-11-21 「一緒に店をやろう・・・」初心忘るべからず・・・(4)
2000-11-20 「一緒に店をやろう・・・」初心忘るべからず・・・(3)
2000-11-19 「一緒に店をやろう・・・」初心忘るべからず・・・ (2)
2000-11-18 「一緒に店をやろう・・・」初心忘るべからず・・・(1)

　あたしは、何年も子育てをし、ようやく子どもをおいて
出られるようになった。かつて子育てしたことなくて
アグネスに喧嘩売ってた林真理子とは、違うんでよろしく！

なんだ、なんだいきなりと！（笑）
ここ数年、増えてて気分悪いんだよ。
深夜のガキ連れ！「ご家族連れでどうぞ！」なんて
チェーンの居酒屋なんかで、てめえんとこの売上だけ
考えて甘やかすから、このテのが増えてさ。

ま、早い時間は↑そういうことなら仕方ないけど
深夜はねえだろ？若いママたちがそれやってても、
今は叱るジジババいないからね。だって一緒に飲んでるし。

・・・ってことは、ネズミ算式にこのバカどもが増えるんだ。。

こないだ深夜１１時に、深夜の某居酒屋チェーンで
３世代の心暖まる交流を見て、背筋がゾクゾクしたもんで
隣のカラオケボックスに河岸を変えたんだ。

で、歌って歌って午前１時。
ガラス張りじゃん、ドアのとこ。。なにげに廊下を見たら
トコトコと歩く物体を私の目は捕らえた。ゴシゴシと
目をこすって見直したが、それはまぎれもなく、さっき
隣の居酒屋において、ババのひざでジャンプしていた２才児だった！

これは、若い親の話。

あと、年を食った親に多いのは、大人の空間へ
ガキを連れ込むって手合い。
おいて出るまでの数年、我慢ができないのは、
年令に関係ないが、この点、若い親はなんも遊ばないで
そのまま子育てなんで、ちょっと同情はする。

しかし、いい年まで遊んでてその後に作ったガキならば
そろそろ年貢を納めたら？と言いたい。好き勝手しすぎてたから
いまさら我慢ができないんだろう？でも、迷惑！

やっと、自分が子どもをおいて出られるようになり、
ようやくちょっくら気取った店に食事に行って、
ここにまた子どもがいると、もうウンザリ！

「おまえも、ちったぁ我慢せんかい！」
と、胸ぐらつかみたくなるが、同じ心境で、同じ状況の
連れの友人たちと「なんや、あの女！」といじわるな視線を
投げ付けるにとどまる。

みんな、そういうことに無頓着なのかなあ？
あたしは、本当にイヤなんだけど。
うまく預けて、数時間だけリフレッシュ！の方が、
子どもも、お店も、他のお客も、本人だって平和だと思うのに・・・。
おいて出られるようになるまでの間は・・・。

先頭 表紙

　こういうことを詮索するのは、野暮なこと。
わかっちゃいるけどやめられない。（by 植木等）

みなさんのとこ、アチコチ読んでるうちに、その交流関係が
オンだけなのか？オフもありなのか？ひまじん登場前からなのか？
後なのかetc...なんていろいろ、考えてしまうんですよね。

そして、少なくとも「書く」ことに対して素人ではない方の
割合は多そうです。しかも、事も無げに書かれている・・・。
ほんとに、一体みなさんどんな方々なんだろう？

なんか私、ここにいられることが嬉しいな・・・って思うんです。
「純度」が高いじゃないですか。ここにいていろんな刺激を受けて
自分を高めたい。そんな風に思っています。

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　似合わない？こういう謙虚なの？（爆）
あ、でも、思ってることはホント！みんな、なにやってんの？

でも、あたし、エルちゃんみたいにマメじゃないからな〜。（笑）
誰かさ、どっかにリンク張って、アンケートのフォーム作ってよ！
で、ひそかに集計報告。・・・なんて、わかんないとこが
魅力なのかもしんないし・・・。そうだな、きっと。。。

先頭 表紙

　基本的に、あまり許されるはずのないもの・・・。
ではある。しかし、私はあらゆる場面で対等でありたいと思う。
報われない我慢などしたくないと思う。しかし、独身ではない女が
この姿勢を貫くには、とてつもないエネルギーを必要とするし、
摩擦は避けられない。ものすごくリスクの高いわがままである。

私の既婚の友だちは「そんなにしてまで出たいとは思わない。」
と言い「生活の句読点のつもり」などとのたまい１〜２時間ほどの
聞いただけで身勝手がにじむ、不毛なパートに出ている。
（あ、これは私の価値観）

さて今回、大阪で発砲事件があった！という理由で、家人から再三、
ショートメールが入った。店ではお客さまとこの話で持ち切りで
みな口々に「ママは大丈夫か？」と言っていたのだという。
・・・言うか！そんなもん！

どこにいるんだ、とか何時に戻るんだ、とか・・・。

そもそもこないだ四国に行ったときなんか、全く音信不通だった。
自分に面白いことがないと、必ず私をアレコレ詮索し始める。
水曜日の晩、誰もつかまらなかったんだろう。絵に描いたように
わかりやすいのが特徴の家人である。

あ〜、降りてきた。
PC落として仕事に行こうっと！
あ〜、ひとりの自由って、もう味わえないのかな？

先頭 表紙

・・・そんな、ムード一色な今日この頃。
近所のなかよしの引きこもり主婦もさ、「CD買うのやめようかな？」って！
あたしは、特にファンじゃないんだけど、「あれじゃ、自分で『おさげします』だ
シャレになんねえ！」とかって、大阪みやげを届けつつ、お持たせでお茶して
帰ってきたとこ。（で、シチュー仕込んでるんだよ。）
こっちのマンションで、しーちゃんひきこもるんだろうか？
「○万（駅前のスーパー）で、見かけたらどうしてくれよう！って。
そいつは言ってた。

「ジャニーズの子たちって、案外スレてないから落とすの簡単！」
なんて、我が愛読紙には書かれていた。そうなのか？
かおりんの方がずっと良かった！てのも、みんな言ってるね。
一般人であって欲しいって思うもんなんだろうね、ファン心理。

ま、でもあたしは、稔の相手が府川唯未でも、いいと思ってるけどね。
（って、誰もわかんない話でごめんなさい。）

・・・でさ、大阪たこやきの続き、書いていい？

こっちで、売ってるのもたこやき、甲賀流のもたこやきなんだけど、
どんくらい違いがあるかって言えば、鮮度のめっちゃいい、
透き通った、やりいかのお造りが「甲賀流」そして、コンビニの
パックに入った、いかそうめんが、そこいらのたこやき・・・。
どっちも「いか刺」だが、全然違うもんだってことわかるでしょ？

あとさ、エスカレーター。
急いでる人が通るのは、左側なんだよな、大阪。
でもさ、こっち（関東）の方がわかりやすいよ。道路の車線と同じだもん。

道路、っていやあ、関西の人は車線変更のとき、
車の鼻っ先突っ込んで、入りたい旨、意思表示すると同時に
そのまま具現化しちゃうと言う。。
体感したよ〜。こわいじゃねえかよ！
店のお客さんに話は聞いてたが・・・。
車間距離なんか、測ってたら一生入れてもらえないってのか。。
こわいな〜、大変だなあ。。

関西の方、みんなそうしてるの？
誰か、おせーて！

先頭 表紙

　「ただ〜いま〜〜！」
めっちゃ、うまかったわ。たこやき!!!!!
甲賀流のやつ〜〜。なにこれ！ほんと、感動したわ。

昨日は、梅田や心斎橋を散々、うろつきまくってた。
案内してくれた、ネットフレンドと「雑貨屋さん」中心に回ったんだ。

あたしは、関東の人間で親戚も母方の伯母が、名古屋にいるっちゅうんが、
一番、西。だから、今まで大阪ってテレビの中で広がる景色だったんだよ。

それがさ〜あ、ネットに繋いで１年半経たずして、飛行機乗って
大阪にでかけていくまでになったんだぜ！すげえだろ？（笑）

今回のびっくりベスト３！
１、たこやきの旨さ。
２、市街地に突っ込みそうな角度で、
　　着陸する！大阪空港。
３、高校生の女の子が「マクド」って
　　言ってたこと。
それと、シルバニアファミリーみたいな、
阪急百貨店のデイスプレイ。

・・・こんな感じの２日間・・・。

先頭 表紙

　ゆうべ、イヤな客が来た。
「サービス業ってのは、人が遊んでる時働いて当たり前。
　え？定休日だからって、今度の祝日休むって？
　そりゃ、おかしいわ。」

よけいなお世話だ、この野郎！
あたしは機嫌がすこぶる悪かったし、この休みを利用して
もう１日追加して、大阪行きを目論んでいたのが、誰あろう
この私だからだ。こんなこと言われた日にゃ、また後で
ネチネチ嫌味を言われるに違いない。・・・最悪。
あ、ダンナにね。。

しかもしつこい。うちはうちって、言ってるのに。。
「おっしゃることは十分わかりますが、なんのかんの
　言っても、サービス業ってたって、Nさんは大手のおエライさんじゃ
　ないですか？我々のような個人でやってるものは、多少自分らの
　都合も入れていかないと、やってられませんよ。
　無理してやってたらなんのこたあない、うちの親みたいに
　早死することは目に見えてますから、どなたに保障していただけるわけでも
　ありませんから。」

「そんなこといや、うちだって、おやじ早かったよ、63だもん。」
「うちじゃ、父が48の母が58です。ふたりとも年金もらえなかったんですから！」

おいおい、早死自慢かよ。（爆）

あ、いっときますけど、あたしふだんから、こんな風にお客さまに
喧嘩売ってるわけじゃないっすから。ゆうべだって、始めはかわしてたけど
あんまりしつこいから・・・。念の為。。

まー、なんにせよ、楽な仕事ってないですよね。。とダンナが
まとめに入ったので、私もそれを受け
「今日だって、奥様、吹きっさらしで大変だったと思いました。
　この陽気ですから、肌着の特設が表に出ていたんです。」
Nさんの奥さんは、駅前のデパートで働いていらっしゃる。
こちらのおにいちゃんに、うちのガキ共は小さい頃、遊んでもらってて
知ってるんだ。子ども服を買いに行くと、
「だんだん大きくなるわねえ。」とニコニコ声をかけてくださる。

「え？奥さん（あたしのこと）うちの女房、知ってるの？」
ギョっとした顔で、次の瞬間明らかに動揺している。。

それから、他にもお客さまが見えて、Nさんはひとりになった。
・・・・・・「あの、シメてくれる？」
あきらかに素に戻ったNさんは、きれいだけど怒ったら怖そうな
奥方の待つ我が家に向かって重い歩を進めていった。

てなわけで、今日、明日、大阪襲撃です。
NGKの前で、大阪プロレス観ようかどうか迷っている、
黒のパンツスーツの大女を見かけたら、声をかけてね。

では、では、「いってきま〜〜す！」

先頭 表紙

　彼の初給料からほどなくして、私は彼のアパートを
「こちら」寄りの小田急線沿線で探し始めた。
ふたりが、毎日会えて彼も新宿に通えるところをと・・・。

海から近く、職場まで２時間近くかかったが彼はそこでいいという。
この頃、私は専門学校の卒業し、日中は実家の店に出て(午前11時〜午後３時まで)
30分ほどで、スープの寸胴を仕掛けて彼のアパートに通う毎日。
この当時、発売されたばかりで、まだリミッターもついてなかった
YAMAHAの「JOG」を駆り、時速70kmオーバーで彼が疲れて眠る
海辺のアパートまで爆走していた。で、食事と弁当を作り１発やって
またまたR134をひた走り、自宅に戻り母の作ってくれた夕食を食べて
午後８時から自分の店を開ける。そして、午前１時まで営業して、
彼からの電話を待ち、ひとしきり話す、と・・・それからが
あたしの遊び時間。三々五々集まって来ている同級生や後輩と、
「箱根」を攻める←大馬鹿！運転してるのは、必ず私。

帰宅時間は午前７時。
・・・で、午前11時から、再び実家の店で仕事・・・。
私の女友達はお勤めしてた。男の子たちは大学生。
おまけにこの時、夏休み。夕方４時に再放送してた
「夕陽が丘の総理大臣」のオープニングを目覚まし変わりで
起きてくる後輩が毎夜、メンツを揃えて閉店を待っていたのであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

先頭 表紙

　彼は勤務地から20分ほど離れた、同郷の知人の勤める日本そばやの
２階のアパートを借りて住むことになった。やっと、私の仕事が休みになり
一週間ぶりに彼に会いに行ける。

私は前の晩仕事を終えると、眠らずそのまま始発電車に乗り込んだ。
彼の勤務時間は、午後９時から翌朝７時まで。待ち合わせ場所は、
彼の住む街の駅前の定食屋だった。電車を乗り継ぐこと２時間余、
かけうどんを私が食べ終わる頃、少しやつれた彼が現れた。

彼のアパートに行き、一緒に眠る。
３時間ほどして、私はそっと起き、彼を起こさぬように
コインランドリーに行って洗濯を済ませ、材料を見繕って
部屋に戻り、小さな電気釜でごはんを炊き、ふたりの食事と
夜食用の弁当を作った。

彼の寄越した材料費を私は受け取らなかった。
田舎への仕送りをずっと続けていた彼が、物入りなこの時期、
新しい店での初めての給料が出るまで、相当苦しいだろうと思ったからだ。

そして翌週、彼はあきらかに痩せていた。
食事をおごった私は、彼が怒るかもしれないと思いつつ、３つに折った
１万円札を彼の定期入れに忍ばせ、帰り際、使ってくれるように、と
念を押した。

彼は毎晩欠かさず電話をくれた。
彼の休憩時間の午前１時。私は店で心待ちにしていた。

そうしてようやく迎えた、彼の給料日。
ちょうど、私も仕事が休みで、いつものように
彼のアパートに行った。封筒に入った１万円札を
「家賃」「仕送り」「光熱費」・・・と振り分ける彼。。

「君に返さなくちゃね。」
彼はそういうと、封筒を畳に置いて定期入れをさぐった。
・・・私が渡した１万円札だった・・・。

「ありがとう、君が守ってくれていたから、俺、一か月
　なんとか持ちこたえられた。この１万円札見て君を思ってた。」
なぜだかわからない、ただただ涙がこぼれた・・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞

先頭 表紙

町内のお祭りで、夜店をやることになった。
「彼」が作ったヤキソバを、その隣でパック詰めしながら売る私。

「いつか、こうして一緒に店がやれたら・・・ふたりずっと
　一緒にいられるのに・・・。」彼の言葉が嬉しかった、はたちの私。

だけど、そのとき彼は「流れて」いく人だった。
いろいろな店で働いて、勉強しなくちゃならないんだ。
いつか、自分の店を持つために・・・。彼はそう夢を語っていた。

ある日、彼は店の親方に叱責される。
彼と私のことを告げ口する人があったらしい。
「おまえは、修行中の身なんだから。
　あそこの店は、娘ばかりしかいないんだ。
　おまけに長女なんだし、一緒になりようないのに
　間違いでも起きたらどうするんだ。
　うちだって、商売にかかわるんだぞ！」

彼はその店をあがった。新宿に行くと言った。
ひとつき、お礼奉公をしてケジメをつけて、
私の住む街を離れていった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙

　こないだ、おとじろうちゃんが、あたしの「女将のちょっといい話」のとき
「私も女将予備軍です」とつっこみをいれてくれてたのに、うっかりおとちゃんの
とこに行きはぐっていた。ゆうべ、彼とおとちゃんのおはなしが載っているとこを
初めて読んだのだ。そして「彼のこと大好きだった自分」を思い出していた。

私の実家のすぐ近くにある、とある寿司屋に「彼」は職人としてやってきた。
愛想も良く、陰日なたなくよく働くというので、近所の評判はすこぶる良かった。
この頃、短大すべって経理の専門学校通っていた私は、父が始めた深夜営業の
ラーメン店を任されていた。開店当初は、父（マスターと呼んでいた）の手伝いを
母と私と、実家の店に勤めていた女性の３人で２日づつしよう、ということに
なっていた。・・・が、結局私以外は日中の仕事に障りが出る、というので私だけに
なり、そのうちマスターも私が慣れるにつれ、店にたまに寄るという程度になって
しまった。半分、本当だろうがマスターは、この店を私を他店の修業に出す代わりの
トレーニングセンターのつもりでいた、ということだった。

そんな私の店に、仕事を終えて食事をしにやってきた「彼」。
それが、私と「彼」の出会いだった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜つづく＞

先頭 表紙