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rica ふたたび!

ricaは今、アメリカはボストンで生活しております。心機一転、HPもまたリニューアルして立ち上げました(何度目?!)。ボストンと趣味色が濃いページですがよろしければのぞいて見て下さいね。

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メールアドレスは下記の通りです。

rica.rica@gmail.com


目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2004-12-03 ヨーロッパかぶれ
2004-12-01 バックパッカー?
2004-11-30 ヨーロッパ8日目:ボストンへ
2004-11-29 ヨーロッパ7日目-2:フランス(プロヴァンス) ニームに流れつく・・・。
2004-11-29 ヨーロッパ7日目-1:フランス(プロヴァンス) 古代ローマ帝国にふれる・・・
2004-11-28 ヨーロッパ6〜7日目-3:イタリア(トリノ)、フランス 誕生日はアルプス峠超え!
2004-11-28 ヨーロッパ6日目-2:イタリア(トリノ)
2004-11-28 ヨーロッパ6日目-1:イタリア(ミラノ、トリノ)
2004-11-27 ヨーロッパ5日目-5:イタリア(ミラノ)
2004-11-27 ヨーロッパ5日目-4:イタリア(ボローニャ、ミラノ) ボローニャでボロネーゼを食べる?


2004-12-03 ヨーロッパかぶれ


旅行から帰ってきて思いっきり「ヨーロッパかぶれ」している、芯から観光客な私達。突然、ランチからバケットにチーズとサラミなんて食べ始めちゃうイカニモというかぶれぶり(笑)。いや〜、でもホント、今まではランチとかでもバケットにチーズ&サラミだけとかだと「なんか貧乏くさい・・・」「これだけ?」とかしか思わなかったのに、今となっては「なんか私達って超お洒落?(←大きな勘違い)」「チーズにはやっぱりランチとはいえワインよね(←かぶれすぎ)」なんて思っちゃう、第3者だったら殴りたくなっちゃうだろうカブレ度合いで、まったく本当に困ったものです。と、いいつつやっぱり夜も旅行に出る前に買ったワイン(ボジョレー)とか開けちゃってもうダメダメ。

しかも夜は、どうしてもニース風サラダが食べたくなったので、作ってみました、見よう見真似&覚えている味を頼りに。で!出来たのが写真のサラダなのだけれど、これがなかなか美味しかった〜。いたって単純で、はっきりいって入っている材料の味で食べるって感じだったのだけれど、でも入ってるのがアンチョビとかでもう最高。

いや〜、ホント、しばらくは我が家はヨーロッパかぶれな生活が続きそうです。

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プルーさん*おおっ!ヴィシソワーズもニースだったのですか?!知らなかった!!そしてマロンペーストっていうのもこれまた美味しそうですね〜。今度教えて下さい!試してみたい〜。 / rica ( 2004-12-19 23:33 )
おお私もニースから帰ったときにはまりました!ついでにヴィシワーズスープも。最近めったに作りません(笑)。上の日記のヌテラは知りませんでした。パリから帰った後はマロンペーストが流行ります(ゼイバーズに売ってるのですけどね)。 / プルー ( 2004-12-19 07:07 )

2004-12-01 バックパッカー?

朝から知り合いの方の家に行き、午後はいつもの日本人の集まり会。今回の会では私がまだヨーロッパ旅行から帰ってきたばかりで興奮冷めやまぬ状態だった為、「凄く(旅行が)良かった!」と大興奮で語ってしまいました。そして、その話題からつながってつらつらと出てきた情報によると・・・な、なんとお友達の女性が結婚前は「バックパッカー」であったことが判明!しかも「似非」ではなくてかなり「本物」(よくわからないけど(笑))。

その人はとっても「お嬢さん」っていう感じの雰囲気を出している方で「え、ホテルはリッツカールトンとフォーシーズンしか知らないの・・・ホリデーインって宿泊施設なんですか?」とか言われても納得しちゃえそうな感じな人なのに、なんとその可愛らしい彼女の口から出てきた言葉は「昔ヨーロッパで泊まったところは(確か)10ドルくらいで、タランチュラが出てきて大変だった」・・・え。え。え?えーーーーっ?!みたいな。とにかく一人でよくヨーロッパなどもバックパックでまわったらしく、今でもホテルに100ドルとか出して泊まるのは「高い!」と思ってしまうほどのバックパッカーぶり。あまりのその外見とのギャップというか、その他の話からしても物凄いバックパッカーぶりに超驚き。

いや〜、人は本当にみかけによらないのね・・・っていうか、今でも本当に想像がつきません、彼女がバックパック1つでヨーロッパを1人さまよっている姿は・・・

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2004-11-30 ヨーロッパ8日目:ボストンへ

朝から空港でTax Returnの手続き。Niceの空港の税関でハンコを押すようにお願いしたら「あなたは次にミラノ(イタリア)乗り換えだから、イタリアがEU圏を出る最後の国になるので、そこでハンコ押してもらいなさい」とのこと。え〜っ!そんな!だってミラノってただの乗り換え地点で、さらに乗り換え時間が1時間しかないから絶対にそんなの無理!!以前ヨーロッパで買い物をした時(その時は夫がむちゃ高いスーツとか買ったのに)もやはり最後の国フランスでハンコを押してもらう時間がなく、そのままTax Returnできなくなっちゃって泣き寝入りしたことがあった私達。今回も同じ思いはしないのだ!と思って、考える暇もなく反撃。チケット見せて「乗り換えの1時間でどう考えたって無理じゃない!いってみれば空港のセキュリティーエリアから出ることもないんだから、事実上このフランスがEU圏最後に滞在した国になるでしょっ」と・・・。結局、税関のお姉さん「今回だけ特別よ」といって押してくれました(笑)。は〜良かった。Tax Returnされるかどうかで、これまた大幅に値段が変わってくるもんね。

さて今回の旅行を振り返ってみると・・・とにかく本当に「行って良かったなぁ」という旅でした。というのも、南仏とかプロヴァンスとか今まで全然地理も歴史もわからないような場所だったので、そういったところに興味、関心が持てたことからワイン1つ選ぶのだって楽しくなったし、もっと今までみてきたヨーロッパとは違ったヨーロッパを見ることが出来て、ちょっと(欧州に)住んでみてもいいかも、って思えたくらい。

さらには車の運転を通して、車に対する思いも変わったし、建築物などにも興味が出た・・・それに、なんといって最後の最後に感動した「ローマ帝国の偉大さ」。本気で全ての道はローマに続いていたんだって実感できた旅でした。

そうそう、車といえば、今回初めて乗った「ディーゼル」車。いや〜、ディーゼルって燃費が良いとは聞いていたものの、本当に良かった。だって軽油を入れたその瞬間に表示される「今から可能な走行距離」はなんと1000km。うう〜ん、天文学的数字(笑)。実際には800kmほど満タンで走りました。ガソリンの高いヨーロッパでは、このディーゼル車にしたことで本当に金銭的にも助かった!しかしヨーロッパでは良いとされているディーゼル車が日本では悪いとされているのは面白い話・・・。

また近いうちにまたヨーロッパに行ってみたいなぁ。ヨーロッパを車でまわる旅、本当におすすめです。ただ絶対にオススメするのが「現地の地図を持っていくこと」(笑)。当たり前かもしれないけど・・・。私達は高速で移動する為の大きい地図(広範囲の地図)は持っていたものの、市街中心地図の準備がなかった為、結構それで苦労したので。

さ〜、将来、いつか必ず「ニース・モナコに夏(またはモナコグランプリ)で行く」&「死ぬ前にサグラダ・ファミリアがどのくらい建築されたか見る」&「オランジュでオペラを観る」は達成したいな〜っ。

(なんとも長くなった今回の旅行記でした。ひまじんさん、1度の書き込みが3000文字までなので何度もくぎって書いてしまったため、非常に見にくいよね・・・。スミマセン・・・。)

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よちみさん*ディーゼルは、東京ではススとか窒素酸化物(光化学スモッグの原因になるもの)が問題視されているのに対して、ヨーロッパでは温暖化とかを促進するCO2の排出が少ないという事実が推奨されてるってことらしいですよ〜。何を「問題」としてとらえてるかの違いでしょうねぇ。不思議な感じだけど。 / rica ( 2004-12-18 12:48 )
おつかれさまー。オットは出張扱いでアメリカに来ていてヨーロッパ旅行に行けないパスポートなのでうらやましいです。サグラダ・ファミリア見たい〜。ディーゼルって空気が汚れるんじゃなかったでしたっけ?ヨーロッパで良いとされているなんて知らなかったー。 / よちみ ( 2004-12-18 01:20 )

2004-11-29 ヨーロッパ7日目-2:フランス(プロヴァンス) ニームに流れつく・・・。


Pond Du Gardでまたまた大感動したのち、続いてはニーム(Nimes)という町へ。ここは町のど真ん中の広場地下に駐車場があったのでそこに止める。最初は車でまた観光しようかと思っていたのだけれど、このままニームで観光すると次の町(は最後の予定していた町でアルル)には、行っても薄暗くてよくわからなくなりそうだったので、この際アルルをやめてニームは歩いてのんびり観光することにしました。

まずは広場まわりを見てからアリーナ(古代円形闘技場)へ。ここでは闘牛などが行われるとか。さらにはメゾン・カレといわれるローマ神殿。うう〜ん、唐突に普通の街並みのなかに現れるローマ神殿は、なかなかまわりにマッチしているようなしていないような・・・。中にはいってみたところ、中はだだっぴろい部屋のようで、なんだか箱の中に入ったような気分になりました。このメゾン・カレの前にある美術館(カレ・ダール)もすでに近代化していて、これもマッチしているのかしていないのか・・・ここ、近代化される前はやはりローマ神殿のような柱が立ち並ぶ建物だったようです。

フォンテーヌ庭園を歩き、あの鉄の玉みたいのを投げてぶつける?遊びをしている男性の団体をいくつも見る。本当にポピュラーな遊びのようです。そのまま古代集水場まで歩いたのだけれど、地図をみてその場に行くとそこは大学・・・大学生にまじり大学のなかを歩いてみたものの、どうも集水場などなさそうなのでここでもジェスチャーまじり聞いてみる・・・と、なんと大学内にあるのだけれど外からしかアクセスできないとのこと。再度、大学の外に出て言われた通りに歩いて行くと、あった!古代集水場が!!そう、ここは是非見ておきたかったのです。というのも、ポンドゥガールを通った水は最終地点であるここニームのこの集水場に集められていたのだから・・・。水と同じように流れついた私達。なんとも今回の旅も終点についた気がしました。それにしても、城壁に囲まれた中にかる大学っていうのも凄い・・・。

大学構内からは偶然にしてマーニュの塔なども見れて、さらに付近のパン屋さんでバケット等を購入。そうそう、最後に人が集まる買い物ストリートに出ていたクレープ屋さんでパニーニも購入、さらに食べたかったNutellaのクレープも食べました!うう〜ん、Nutella!このヌテラ、本当に最高。夫婦2人してハマッタ・・・。

次の予定地だったアルルを飛ばし(車では通ったんだけど観光はせず)、この日は最後に泊まる場所に決めていたニースへと戻ることにしました。その前にニームのカルフールでお買い物。ニースのホテルでバケットと一緒にかじる為のチーズや、地元で安く買えるコート・ダ・ジュールやコード・ドゥ・ローヌのワインを購入する為。

買い物をしたあとはニースに戻りました。ニースについてからはレンタカーを返してしまい、ここでプジョーくんとはさようなら。借りた時には走行距離たったの2kmというぴかぴかの新車だったのに、返した時にはホイルカバーはないわ、薄汚れているわ、右サイドミラーは傷ついて、右サイドボディーも傷ついてるわと、もうさんざん(笑)。なんとも悲惨な姿となり走行距離は軽く2000kmを越していました。すでに「新車」と言える要素はどこにもなくなってた(笑)。ごめんね、プジョーくん・・・。

ホテルに入り、この日はワインやチーズで乾杯。なんとも良かったな〜、こういうの。明日は朝早い飛行機でボストンへと帰ります・・・。朝早いけどTax Returnはしなければ・・・。

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2004-11-29 ヨーロッパ7日目-1:フランス(プロヴァンス) 古代ローマ帝国にふれる・・・


という雑談はおいておいて、Avignonは凄い町でした。いや〜、本当に壮絶!っていうか町の中心はすべて城壁で囲まれていて、その中心は石の壁の中に入らないとないのです。そして、一足その城壁の中に足(車)を踏み入れると・・・そこはもう映画の世界。というか想像もしていなかった世界。法王庁とその広場まわりがなんといっても凄い。もう一気に現代から昔にトリップしてしまった気分になります。いや〜、本当に何度写真を撮っても、振り返るとまた同じ光景の写真を撮ってしまう・・・という妙な行動を繰り返してしまったくらい、何度も記憶に焼き付けたい素晴らしい光景だったのでした。感動したな〜。

ここではランチタイムとなったので、カフェでまたニース風サラダを注文。これ、フランスに戻ったらニースじゃなくてもいいからまた食べたかったのだ〜。他にも食べたりエスプレッソ飲んだりと幸せなカフェタイムをすごして、次の町オランジュへ。オランジュはオレンジ(Orange)と書く町です。

アヴィニヨンからオランジュまではすぐ着いちゃって、しかも着いた町自体も「村?」というほど小さい、小さい。が、しかし!この町にはなんとこれまた素晴らしいローマ帝国時代の古代劇場(Les Choregies d'Orange)があるのです!!そして、なんと素晴らしいことにこの古代劇場は現代でもオペラやコンサートが行われており、現在はすでに屋根がなくなり野外劇場になっているものの、今後は屋根もつけられていくとか。ここで上映されるショートムービーがあるのだけれど、これを見てローマ帝国の凄さを知り、物凄く感銘を受けたのでした。恐るべしローマ帝国!

そして今の時期の関係もあってか、なんとここ古代劇場は貸切状態。まさに私達夫婦以外に誰もいないのです。約1万人は収容できるという物凄い劇場のなかにポツリと2人だけで立ち、そして目の前にそびえたつ歴史をイヤでも感じさせる壁とその彫刻を見て、まるでローマ帝国時代にポツリとこの劇場を訪ねたような気分になりました。本当に不思議な感じ。だって、1万人が入るというローマ帝国時代の遺跡(といっていいのかな)の中にたった2人でいるのは本当に不思議な気持ちにさせられる(係員とかは別の建物にいるから本当に2人のみなの)。本当に素晴らしかった。・・・でも、貸してもらった電話機みたいなツアーガイド(ボタンを押すと日本語でガイドしてくれる!)は説明が長かったので結局ほとんど使わず・・・時間があったらちゃんと全部聞きたかったけどね。でも全部聞くと2時間半はかかるそうです。いつか絶対にここにオペラを観ににくるのだ!!

その他、古代劇場美術館を見て、凱旋門もあるので凱旋門も見てからオランジュを去り、次の目的地である「ポン・ドゥ・ガール(Pont du Gard)」に向かったのでした。これもまさにローマ帝国時代の水道橋でユゼスという町からニームというところまで水を引いていた物。写真などで見たこともある人は多いのでは??この水道橋、一番上の導水線だった部分の中を歩けるようになっているので、もちろん私達も歩きました(今は当たり前だけど水はないからね)。すべて石で作られていて、さらに水だけが通る為の場所だったので、途中は真っ暗だったりしたけど橋を渡りきる・・・と、なんと!渡りきった方の出口はしまっているではないか!しかたないので、また同じ水路の中を引き戻して、結局「橋の中」を1往復してしまったのでした・・・。橋から見える景色も良かったし、なんといっても橋そのものがスバラシイ。この感動はコトバに出来ません。是非、実際にそこに行って見て、体験してもらいたいところ。

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2004-11-28 ヨーロッパ6〜7日目-3:イタリア(トリノ)、フランス 誕生日はアルプス峠超え!


この日はトリノ郊外で迷った(高速にのれなかった)ことで時間が大幅にくるってしまいかなり夜になってしまったので、目的地のマルセイユまで待つことなく途中でDinnerをとることになりました。ちょうどおなかが空いた頃ついた街は「Briancon」というスキーリゾートとして有名な街(らしい)。確かにアルプスの山に囲われた中にスキー場があって、ロッジなんかも建っている。

しかし、まわりを見渡しても開いているお店は怪しげなチェーン店みたいなカフェテリア?とマックのみ!うう〜ん、こりゃやっぱりこの2つの選択だったらマックかな?というわけで、この日のお食事はマックとなったのでした。しかもなんとこの日はまさに私の誕生日!!ま、誕生日ディナーはエノテカだけど当日はマックっていうのがなんともうちの夫婦らしい・・・かも(笑)?いやでも、私にとっては誕生日の日にアルプスの峠を越し、そこで食べるマックの方がなんとも貴重で素晴らしい体験でステキ。そうそう、しかもね、この日は夫がちゃんとアメリカを出る前から誕生日カードを持ってきてくれていて、渡してくれました!さらに嬉しかったのが、なんと先日、夫が日本に帰った時に夫の家族からお誕生日おめでとうのメッセージ入りカードも持ってきてくれていたようで、それも一緒に渡してくれて・・・なんとも感動だったのでした。う〜ん、もうこのうえない幸せだっ。

マックを食べたあとはそのまま高速で走る、走る。結局、夜の1時くらいかな?にフランスはマルセイユ(Marseille)に入ったのでした。マルセイユではもう疲れきって部屋に入るなりベッドに倒れこむ。私はこの日、シャワーも浴びることなくすぐに眠ちゃったのでした・・・。

朝から早起きしてマルセイユの港(といっても旧港の方)に行ってみる。「もしかしたら港近辺で漁師さんが作る本場ブイヤベースが食べられるかも!(ブイヤベースはマルセイユが発祥の地)」という淡い期待をしながら・・・そう、ここマルセイユでの目的は「本場ブイヤベースを食べること」。が、しかし!やはり今回「本場物」に運がなかった私達はどこにも外に出たブイヤベース売りなんて見ることもなく、朝早かったのでレストランに入るわけでもなく、やはりブイヤベースを諦めて普通に観光となったのでした(笑)。

ノートルダム・ド・ラ・ガルドをはじめとしていくつかの教会や、要塞、それに丘の上にある修道院(だっけ?)など、あまり観光名所という名所がなさそうに思えるマルセイユの街をかなり見てまわった気がしました。そうそう、この街はとにかくまた路地が狭いのなんので、さらに車たちも容赦なくつっこんでくる。まぁそれでもフィレンツェよりは全然マシだけど・・・。

マルセイユを簡単に見てまわったあとは、続いてこの日のメイン&今回のヨーロッパ旅行最後を締めくくる「プロヴァンスをまわる旅」が始まります!そう、車で一気にプロヴァンス地方のいくつかの土地をまわってしまおうという計画で「途中で時間がなくなったらその時点で終わり」という、これまた無謀な計画(笑)。

まずは最初の土地、アビニオン(Avignon)へと走りました。アビニオンは「アビニオンの橋で踊ろよ、踊ろよ」という歌で世界的に有名、と沢山のサイトに書いてあったのですが「何、その歌?」っていう感じの私達はさっそくwebでmidiを探して聞いてみました・・・ところ、はは〜ん、なるほど!この曲か!ってわかる。たぶん皆さんも聞けばわかる。ただ、その曲にそんな歌詞がついていたって事実を知らない人は多いと思う・・・。

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マイケルさん*うおっ!まさに私達が食べたのってナントカ・ロワイヤルでしたっ。「ロワイヤルだよ、ロワイヤル!」とか話した記憶があるので(笑)。しかも国境越えたあとだったからフランスだったし!! / rica ( 2004-12-18 12:45 )
そういえば、「パルプ・フィクション」って映画の中の台詞にあったんだけど、フランスのマックって商品の名前が違うらしいですねぇ。「チーズ・ロワイヤル」とか...あ、でも rica さんが行ったのはイタリアのマックか... / マイケル ( 2004-12-17 13:58 )

2004-11-28 ヨーロッパ6日目-2:イタリア(トリノ)


さてデパートの場所がわかったので、またここで路駐探し。モナコ辺りまでは(ってレンタカーして最初に寄った街なんだけど(笑))ちゃんとした地下駐車場に止めていたのだけれど、その次の都市からは全て路上駐車(ミラノ除く)!意外にスポットが見つかったのでとってもラッキーでした。というわけで、トリノもやはり路上駐車。メーターの支払いもばっちり慣れたし、もうボストンで路駐する感覚で止められちゃう(しかし縦列駐車なども恐ろしく狭いスポットなので夫しか止めることが出来ないんだけど)!

デパートにさっそく向かい、地下のキッチン用品売り場へ直行。が、しか〜し!!なんと!GuzziniとかAlessiとかはあるというのに、その私達の目的の陶器の直火エスプレッソメーカーだけがない!なんてことだ!その為だけにトリノまで来たのに!しかしメーカー名も覚えていなかったのでお店の人に聞くわけにも行かず、しかたないのでデパートを出て街並みを歩きトリノ観光をしたのでした。そうそう、ちょっとおなかが空いたので、トリノっ子がどんどん入っていくピザ屋さんに入りジェスチャーでオーダー。これが流行っているお店だけあって美味しかった!!こういうお手軽に入ったところなどが普通に美味しいのがとっても最高で嬉しくなる。

夕方暗くなってきて、さらには日曜日の夜だというのにトリノの街は夜になるにつれ人が出てきているような気が・・・。そうそう、あとここトリノは2006年の冬季オリンピックの開催地ということで街中で工事をしていました。街中心からちょっと離れたところに大きなドームみたいのも作成していたし!ここがあと2年後の冬には物凄い人で盛り上がるのかな〜と思うと、なんとも想像がつくようなつかないような感じ。トリノはイタリアで最後に立ち寄る街になるので、ここでは必ずジェラートを食べておきたかったという夢もかない、美味しいジェラートを食べつつトリノをあとにしたのでした。

さて!次に向かうはなんとアルプスの峠を越えて、フランスはマルセイユに向かいます。これが今回の旅のなかで一番長距離、かつ道が通れるかどうか不安だったところ!アルプスの峠が雪におおわれて閉鎖とかなっていたら、そこから引き戻して違うルートで行くしかなかったからです。ちょっとした不安を胸に走り出したはいいのだけれど、道のサインを見間違えたりと細かいミスが続いてトリノの郊外から出るのに物凄く時間を使ってしまう・・・自分達が通った道は真っ暗で物凄い田舎道で地元の中でも本当に超地元民しか通らないような道を走っているのに、その真横に通るは設備の整った明るい高速・・・それにのりたかったのにどうしても乗り口だけがなかったの(涙)。よって物凄く長い時間をかけて高速を横目に、それに平行して続く田舎道を走る(笑)。

最後の最後で高速に乗れ、アルプスの峠「Col De Montgenevre (1850m)」まで突っ込み、峠を越したのでした。雪の影響はこの時期ではまだまったくなくて、私達の心配をよそに道は完全にクリア。しかし周りに聳え立つアルプスたちは雪におおわれ、かつその高さといったらもう凄いのなんの。まわりに走る車はほとんどいないし(たまに峠を超スピードで下る藤原豆腐店員か?と思われるような車はいたけど)、本当にそのアルプス道は怖くなるほど感動的な場所でした。

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2004-11-28 ヨーロッパ6日目-1:イタリア(ミラノ、トリノ)


この日はミラノ郊外(ジェノバ寄り)のSerravalleという所にあるMcArthur Glen Designer Outletに行く予定だったので、朝からミラノを出発。ホテルの人に「ホテルから高速の乗り口までマラソンでの影響はないよね?」と前夜に確認して「まったく問題ないよ!」と言われていたというのに、いざ出発してみると警察がいたる角に出ていて、なんと目の前でどんどん道を閉鎖しているではないか!うひょ〜、こんなところで目の前を閉鎖されてしまったらマラソンが終わるまで永遠に街から出られなくなる!!どんどん迫りくる「道の閉鎖」(それにともなう渋滞も)を避けながら、なんとか滑りぬけるように高速乗り口へ。いや〜、私達ってどうもマラソン遭遇率が高く、前にフィラデルフィアに行った時とかもちょうどマラソン日だった・・・。

なんとかミラノを抜け出し、いざSerravalleへ。午後からは物凄く混むと聞いていたから朝から行ったというのに、朝からでも十分混んでいて、高速の出口前から渋滞。うう〜ん。でも実はこの渋滞、アウトレットの混雑というよりは料金所の前の道の合流での渋滞だったことが判明。よって道の合流をすぎたらスイスイと行けて駐車場も簡単に止められました。ヨカッタ。

さてここでの目的は「冬のコートを買う」ことで、しかも「長年使える良い物を買う」というのが目的。マックスマーラが入っているってどこかに書いてあったのに、行ってみたら入ってなかったのが残念だったけれど、結局色々と見た結果、D&Gのコートを2着ゲット。1着はちゃんとした時用(こっちはDolce&Gabbanaで、もう1着は普段用のD&G)。いや〜、日本で買うことを考えるとむちゃ安いかも!!Pradaとかも入っていたけれど、特にほしいものが見当たらなかったので何も買わず。っていうかアメリカで生活していると妙にブランド物へのこだわりがなくなってしまって・・・これが日本から来ていたらまた買い物の仕方が全然違ったのかもなぁ。他にはコーヒーメーカーを探したものの、Bodumは入っていたけどあまり可愛いのがなくて残念。う〜ん、置いていないとなるとやたらほしくてたまらなくなるミラノで見た直火式エスプレッソメーカー!

アウトレットモールにもすぐ飽きてしまった私達。「どうする?」と一瞬考えて「ミラノにあったデパート、もしかしたらトリノにもあるかもしれないよね?」なんて言いつつ、ミラノのデパートで買い物をした時のレシートを探す。あった!そこには「La Rinascente」とデパートの名前が書かれていました。さっそくアウトレットのインフォメーションに行って「このデパートってトリノにもある?」と聞いてみたところ「ある」とのことだったので、この日、本当はトリノなんて寄る予定がなかったというのに、急遽予定変更でトリノへと向かったのでした!!う〜ん、こういう好き勝手に変更できる車の旅は本当に最高〜っ♪

さてトリノまで走り、予定外の街なのでもちろん地図がないため(予定してた街でも地図がないのに、予定外があるはずないよね(笑))センターに向かってみる。すぐにセンターに出ることが出来たので、適当に車を止め、目についた高級そうなホテルに飛び込み街の地図をもらってデパートの位置を聞く・・・まるでそこに泊まっているお客さんかのように・・・(図々しい・・・)。

とにかく、これで偶然にもトリノに来てしまったのでホント偶然にしてイタリアの三大工業都市(ジェノバ、ミラノ、トリノ)を制覇する形になったのでした!うう〜ん、工業都市をめぐる旅をする人はあまりいないに違いない・・・(あまり魅力的な響きじゃないもんね(笑))。

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マイケルさん*私達の服装への拘らなさはある意味スゴイですよ(笑)。デパートはキッチン売り場など雑貨系しかみていないのです・・・が他の衣類とかも沢山入っていてちょっと見たかったかも〜。日本のデパートに近いと思いました(アメリカのものに比べて、ですが)。 / rica ( 2004-12-16 23:50 )
アメリカ人の服装への拘らなさはある意味スゴイですよね... ところで僕もミラノでお土産探しに「リナシャンテ」に入ったことがあります。昔レナウンかどこかが扱っていた「Intermezzo」というブランドの店があって、妙に懐かしくなったことを思い出しました。 / マイケル ( 2004-12-16 18:30 )

2004-11-27 ヨーロッパ5日目-5:イタリア(ミラノ)


そうそうDuomoは外観が凄い!といっても、今は修理中で正面は覆われていた為、見ることが出来なかったの。まぁでも2人とも以前見たことはあったので、修理中だったことを悔やむ思いもまったくなかったなぁ。サイドは見えたし、とにかく細かい扉とかそういった物たちを見ているだけでも素晴らしかったので・・・。

さてDuomoのあとは凱旋門をくぐりGalleriaへ。う〜ん、凄い人・人・人。そう、この冬だというのにミラノは物凄い人で溢れかえっていました。その理由の大きな1つじゃないかな?と思われたのが「マラソン大会」。なんとこの日はミラノマラソンの前日で、ちょうどこのDuomoの広場がゴール地点になっていたのです!うっ、ということはつまり明日の朝、私達がミラノを出る時間帯はマラソンと重なるかも・・・。通行止めとかにはまらないように気をつけなくっちゃ・・・なんて思いながら歩いていたのでした。

Galleriaを超え、スカラ座広場に出て、スカラ座や市庁舎、レオナルド・ダ・ビンチの像など見ながら、Via Monte Napoleone(モンテ・ナポレオーネ通り)へ。ここはミラノの高級店ストリートということで、確かに右も左も高級店がズラリ。しかも、何が凄いってその通りに止まっている車がまた凄い!お店の前につけて止まる車はフェラーリやポルシェばかりで、たまにVWのゴルフ(うちの車・・・)などが来ると「勇気あるな」と思ってしまうほど(笑)、とにかく高級車+高級店の並びでした。お店に入っていく人達も観光客以外はなんだか犬なんて連れちゃってとってもお金があまっているっぽい方達・・・。

通りを抜け、美術館やオメノーニの家などを見てまたGalleriaへ。ミラノ観光はもう十分!ってことで食事にしたかったのだけれど、まだ時間が早かった為、いわゆる「レストラン」は空いていないところが多い。有名人がよく来るというお店に行こうかと思ったのだけれど、ここも開くまでにまだ時間が結構あったので、おなかが空いた私達はGalleria内のカフェで食事となったのでした。しかしこのカフェがなんとも良くって、お店のおじさんは陽気で優しいし、お料理も美味しかった!なんとも家庭的というか・・・雰囲気で美味しかったという感じかな。ランチで食べられなかったボロネーゼをリベンジの気分で食べ、他にもピザやニョッキなどを堪能。さらにはもちろん、ワインも忘れずがぶりと。

いい気分で酔っ払ってホテルまで歩ろうとした途中。デパートを見つけたのでフラリと立ち寄る。偶然に立ち寄ったキッチン用品売り場にてあまりに可愛いイタリアのグッズにはまる!なんといっても、Guzziniが可愛い!さらには前からもたまに日本などでも目にしていたけど興味もわいていなかったAlessiなどもイタリアで沢山のラインを見るとやたら可愛いじゃないの!

夫と感動して、Guzziniのグッズを買い、もう1つほしかった直火式のエスプレッソマシンは悩んだ結果、次の日に行くアウトレットで売っているのではないかということを期待して、この日は買わなかったのでした。直火式のエスプレッソメーカーは上部のコーヒーがたまる部分が陶器で出来ているものがあって、それがむちゃくちゃ可愛かったの!!(メーカー名忘れた)

ホテルに帰った私はそのまま爆睡、夫はちょっと仕事があったので仕事なんてしてから爆睡となったのでした。そうそう、ミラノでは「最後の晩餐」も見たかったのだけれど、これは日程(時間とか)の関係でどうしても開いている時間内に行けそうになかったので、予約もするのをやめていたの。ま、これも昔みてるからいいかな〜ってことで。本当は行きたかったんだけどね・・・。

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2004-11-27 ヨーロッパ5日目-4:イタリア(ボローニャ、ミラノ) ボローニャでボロネーゼを食べる?


ニコニコするおじさんにイタリア語で1kgほしいんだけど・・・と超混雑のお店の中伝える元気もなく300gのチーズを手にお店を後にしたのでした。1kgのチーズとともにウキウキでボストンに帰る予定だったのに・・・ま、でもこのマーケットで地元の人たちとジェスチャーでやりとりしながら手にした300gのチーズはなんとも良い思い出となったのでした。

さて続いてはインフォメーションに行って「この辺で美味しいボロネーゼが食べられるお店はどこ?」を確認!英語が通じるインフォメーションで「あっちのあそこにあるお店がいいよ」と聞いて、そのお店に行く。イタリア語しか出来ないおばちゃんが出てきたので「ボロネーゼ?」と頼むと、とりあえず通じる(笑)。本場ボローニャでのボロネーゼを夢見て、待つこと数分。き、きた!!!ワーイ!ついにボロネーゼだ!・・・と。ん?・・・あれ?気のせいかひき肉が入っていないような・・・ボロネーゼってミートソースのことじゃなかったっけ?お肉のまったく入っていないトマト色したパスタを目の前にした夫と私。2人ともパスタを見つめること数秒。どうも納得のいかない私は「も、もしかしてイタリアでボロネーゼっていったらお肉の入ってないソースのことかな?ボローニャのボロネーゼは肉なし!とか?」なんて口走り始める。うう〜ん、しかしやはりどう考えてもこれは違うパスタだ。そう、出てきたのは紛れもないパスタ・ポモドーロ(トマトソース)だったのだ!!お、おばちゃん、なぜボロネーゼとポモドーロを間違える?!しかも私達の発音が悪かったとも思えない・・・なぜなら、オーダーしたあとにおばちゃん、自分でも「オー!ボロネーゼ!」って口にしていたのに・・・。

と、まあ、なぜだか出されたポモドーロをつき返すのも非常に申し訳なかったので、この時点でボロネーゼを諦めておばちゃんの出してくれたポモドーロを食べたのでした。しかしスパゲッティはゆでゆでで、やわらかく、なんともはっきり言うと美味しくなかったなぁ。これはお店の問題だろうけど・・・。それともボローニャのパスタはゆでゆで目?(←また強引に自分に言い訳をしている・・・)。

というわけで「ジェノバでジェノベーゼ」に続いて「ボローニャでボロネーゼ」も達成することが出来ず(笑)、ボローニャを発つことになったのでした。ま、そんなこともあるよね〜(能天気)。さて続いては大都市、ミラノに向けて出発です!!

思ったより早く着けたので夕方前にはもうミラノに入れて、ホテルもすぐ見つかる。ミラノでのホテルはDuomoのある広場のすぐ脇だったので、駐車場代は高かったけれど立地的には非常に便利。なんとホテルの部屋からはDuomoが見えていい感じだし!さっそく車を置いて、歩いてDuomoへ向かいました。

うう〜ん、やっぱりここのDuomoは凄い!凄すぎ!圧倒的!!ミラノは夫も私も昔来たことがあったのだけれど、夫は「こんなに広場が広いと思っていなかった」と言い、私は「広場がこんなに狭いと思っていなかった」と言い、お互いの記憶にあったミラノの情景が修正された模様(笑)。しかし、いつ見てもこのDuomoの外観は本当に凄い!!中に入って、またさらに感動!!うう〜ん、中も凄い!!いや〜、本当に素晴らしかったです。ちなみにDuomoは着工から完成まで約500年かかっているという。そう考えると、やはりバルセロナのサグラダ・ファミリアがまだ工事中というのもなんだか理解できる話。

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