2002-04-30 GW前半　〜まだビンタン日記には戻れない〜
2002-04-26 ごーるでん・うぃーく！！
2002-04-24 お留守番　後編（旅日記小休止）
2002-04-22 お留守番　前編（旅日記小休止）
2002-04-18 PASA　OLE！　OLE！
2002-04-16 BEACH
2002-04-12 次から次へと・・・
2002-04-09 暑い・・・
2002-04-04 涙のバンヤン・ツリー
2002-04-03 恐怖の船旅

《　4月26日（金）　》
夕方には東京に戻っているハズのエルメサーから電話が18:20にあり「もうすぐ飛行機出ちゃう！20:00に羽田まで来れる？留守電に回答入れておいてー！」とバタバタと切れた。
azzurriは仕事が長引き、エルメサーを迎えに羽田に行くのにもバタバタと出るハメになり、エルメサーママへのお土産は銀のぶどうのチェリー・タルトになってしまった。
エルメサーはどうやら寝坊してしまったらしく、正午の便で千歳に向かい、夕方の便で羽田に戻ってきたらしい、、、
空港で待ち合わせると、手には何故か「エルメス」のでっかい紙袋！！＆中身はお土産で隠れて見えない・・・「袋だけ拾った」と言い張るエルメサー。
エルメサー宅近くの焼肉屋さんでディナー後、帰宅・・・肝心の時計は東急本店に送ってもらうことになったそうだ。そして「エルメス」の中身を問い詰めると・・・中からサック・ドゥーヴィルMMの黒が出てきた。
今まで使っていたフールトゥPMをエルメサーママに取られ、代わりに使っていたフールトゥ・カバス黒が使いづらいという理由で、買い換えたらしい、、、おかげでフールトゥ・カバスはazzurriの手元にきた♪
azzurriへのお土産は六花亭のいちごチョコレートととうきびチョコ、バナナ味のキットカットといくらの瓶詰めとアスパラガスだった。

《　4月27日（土）　》
お昼過ぎに起きだし、ブランチをいただいた後は二人でお部屋のお片付け。
夕方から紀伊国屋に買出しに出かけ、本日の夕食はエルメサーが買ってきたいくらとアスパラガスと出来合いのお惣菜とお寿司とエルメサーママの手料理をエルメサーのご両親と4人でいただいた。
またしても食べ過ぎちゃった！！

《 4月28日（日）　》
犬を飼う予定のエルメサーとペットショップまわりの為に、ラ・フェット・多摩にドライブがてら出かける。
ついでにアウトレットを覗いていたら、またしてもエルメサーがニットを買ってくれた！「ねねが似合う白だったら買ってあげるけど、他の色はダメ！」しかも、勝手にサブリナ丈の白のパンツまでコーディネイトし、両方お買い上げ、、、嬉しいけれど、とっても複雑な気持ち、、、
帰りに酒屋さんでマッコリを買い占め、串揚げが美味しいと評判のお店でたらふく食べて、二人でお腹が痛くなる。

《　4月29日（月）　》
金曜日の夜から鼻とくしゃみが止まらないエルメサー・・・とうとう微熱を出した。
飲み物とチョコを与え、ベッドに縛り付けている間にazzurriは片付け物・・・ところが寂しくなったのか「ねねも隣で寝ればいいのに、、、」の言葉に17:00まで爆睡！
二人して一日を潰す・・・夕方、評判のお好み焼き屋さんに出かけ、さほど食べていないのに苦しくなる。
夜はエルメサーのスケジュール調整をした後（ちゃんと仕事も手伝ってたりする）、お風呂に入り、エルメサーのスーツのコーディネイトをした後、ベッドに入って二人で「トゥーム・レイダー」を観て就寝。

そんなこんななGW前半。
エルメサーかなりお疲れ気味でのんびりし過ぎてしまった、、、
後半は残っているおウチの片付けもやんなくちゃいけないし、エルメサーの仕事もやんなくちゃ。。。

先頭 表紙

《　エルメサーのご両親とお食事編後日談　》
夕食の後、お腹を壊したことは前回の日記にも書いたのだが、実は月曜日にエルメサーと二人して寝坊した。
azzurriを起こす役のエルメサーが寝坊したのだから、azzurriが起きられるはずはない。
しかも、朝早くからハウスメーカーの職人さんが入り、お腹が痛いazzurriの唯一の安らぎの場の補修作業に入ってしまった。
仕方なく、エルメサーに言われるがまま、1階にお手洗いを借りにいく。しかもすっぴんにパジャマだ・・・「嗚呼！神様、できればご両親とお会いしませんように、、、」
そんな願いはむなしく、お手洗いから出てきたところでエルメサーママと遭遇。
エルメサーママ「あら！」
azzurri「おはようございます。お手洗いをお借りしてしまいました。」
エルメサーママ「いいのよ、遠慮しなくて。でもazzurriさん、会社は？」
azzurri「・・・じ・実はエルメサーさんと二人して寝坊してしまって、、、」
エルメサーママ「あらあら！大変！言い訳を考えないとね！」
えらい状態で見つかってしまった、、、azzurri株は下がっただろう（−＿−

会社に行く用意を済ませ、エルメサーと二人で下に下りていくと・・・
エルメサーママ「azzurriさん、今日は体調が悪かったことにしておけばいいのよ！たまにはいいじゃない。ねぇ？」
・・・あれからいろいろと考えてくださっていたのだろうか？
azzurriママだったら、えらい叱られていただろう、、、エルメサーママ、ありがとうございます♪

ちなみに、エルメサーママはazzurri用のお茶碗とお箸（エルメサーと色違い）を用意していてくださったのだ！
これにはazzurriいたく感動♪とても嬉しかった！！


《　ＧＷ予定編　》
4月も半ばになってからエルメサーが「近場でもいいから海の外に出たい！！」とぬかしやがった・・・韓国・香港・グアム・サイパン・台湾辺りで提案すると「香港フリークだったねねの案内で香港がいい！」と、、、
しかし案の定、飛行機はいっぱい・・・もちろんツアーでも取れなかった。
グズるエルメサー、、、

仕方なく軽井沢にあるエルメサーお気に入りのペンションに行こうということになったのだが、やっぱり満室・・・プリンスホテルを予約しようとしたのだが、azzurriが北海道か福岡に出張が入るかもしれず、断念、、、そうこうしていると出張はキャンセル。

そんなところにエルメサーが探していたバセロン・コンスタンチンの時計を札幌の東急百貨店の外商でやっと発見！4月の連休は北海道に時計を買いに行きがてら、美味しいものを食べてよう！ということになったのだが、やはり航空券が取れずに断念、、、
今日、エルメサーは仕事の合間（大爆笑）に北海道に日帰りしている。
朝イチで会社で打ち合わせ→羽田→札幌→羽田→夕方会社で打ち合わせという感じ。
仕事の途中でお茶したり、買い物に行ったりは営業の特権だが、何も北海道まで・・・。
連れていってもらえなかったazzurriはとうきびチョコと六花亭のチョコをリクエスト♪

そんなこんなでＧＷの予定は現在のところ、なーんもなし。
もちろん世間にはお仕事をしている方もたくさんいらっしゃるのだから、ゆっくりできるだけでも幸せなのかもしれない。
近場でお散歩ぐらいはしたいな。。。

あ！！・・・仕事の手伝いを頼まれていたのを忘れていた。
NEXT PROJECTの準備もしなくちゃ・・・うふふのふ♪

さて、帰りにエルメサーママに先週のお礼を買いに行かなくちゃ！
銀座界隈でオススメのお菓子とかありますか？教えてくださーい！！

先頭 表紙

お喋りしながらいただいていても、お母様のシュークリームはまだ残っている。
時間は18:30になろうとしていた。
お買い物とお洗濯物の続きをする時間がますます気になった、、、
失礼するタイミングをいつとっていいのかわからない、、、

「あら！もうこんな時間なのね。azzurriさん、ゴハンはどうするの？エルメサーが帰ってくるのは遅くなるのかしら？」
とうとうお母様も時間に気がついた。
「ええ。打ち上げがあるので、夕食は向こうでとってこられるみたいです。私はお買い物もあるので、何か買ってくるか食べてこようと思ってるんです。」
「あら！じゃあ、ウチで食べていかない？たいしたものできないけど。」
「いえいえ！！お茶までご馳走になっているのに、、、甘えてしまうわけには・・・。」
「いいのよ〜。おじいさん（エルメサーパパ）と二人で黙々と食べてるんだから。」
・・・というわけで、なんと！晩御飯までいただくことになってしまったのだー！！！

エルメサーママは昨年、ご病気をされてから手と足を悪くされてしまい、あまり無理はできない。たいていのことはご自分でやっていらっしゃるが、お話しした印象からするときっと歯がゆく感じられることも多々あるのではないかと思う。
「じゃぁ！お手伝いさせてください！！」
・・・まさかエルメサーママと一緒にキッチンに立つことになるとは思わなかった！
めちゃくちゃドキドキした、、、働き出してからロクに包丁を握ってなかったのだ（エルメサーとは外食ばかり。換気扇のフィルターを作るまでは料理をしないつもりらしい）。
しかもネイルをしたまんま、、、人にお料理を出す時には必ずネイルを落としてからお料理してるのに。

エルメサーママの指示通りにお料理をお手伝いする。
たしかに、重いフライパンや洗い物・・・ちょっとした事をされるのも難しいようだ。
azzurriママはあまりお料理を手伝わせてくれず、自分が帰ってくるまでに下ごしらえができていないと怒るという感じだったので、一緒に味見したり教えてもらったりするのがとても楽しかった。
きっと普段はエルメサーパパがお手伝いされているのだろう。

お料理が出来上がり、少し遅めの夕食をエルメサーママとazzurriがビール、エルメサーパパがウィスキーで乾杯。
なんだか奇妙な夕食（笑）。
久しぶりの手料理は美味しかったし、お話もとても楽しかった。

エルメサーから電話が入る予定だったのだが、上で電話の音がしない・・・打ち上げが長引いているのかもしれない。
もうお買い物と洗濯物は諦めていた。

外でエルメサーの車のエクゾーストノートが響く。。。
ドアを開けると「何度も電話したんだよ。どこにいたの？・・・顔、赤いよ。」
状況を説明し、夕食をとっていたテーブルにエルメサーがつくなり「みんな顔ピンクにしちゃって・・・まさに宴の後だね。どうりで電話しても出ないはずだよ。不思議なメンツでご飯食べてたんだね。おいらは仕事だっていうのに、、、」
気付くと23:00をまわっていた。
azzurriはすすめられるままにたっぷりご飯をいただいた。

エルメサーも交えてお話し、12:00には失礼した。
後片付けはしなくてもいいと言われたのを、申し訳なく思いながら・・・
エルメサーには「年寄りの相手させて、すまなかったね。」と言われたが、すまないどころかいろんなお話ができて楽しかったし、独り寂しい夕食にならなかったし、こちらがお礼を言いたいぐらい♪
素敵なお母様で羨ましかった。。。

今週の金曜日はお礼も兼ねてケーキか何か持っていこうかな♪

先頭 表紙

この週末はエルメサーが幕張でのイベントの立会いで木曜日から幕張に缶詰だった為、いつもの金曜日からのエルメサー宅ステイができず、久しぶりに週末を自分の家で過ごすことになった。
おかげで金曜日は朝から機嫌も悪く（笑）、仕事もはかどらず、体調もイマイチだった。
せっかく早めに帰ることができたのに、つまんなーい！！
・・・でも、仕事の話で電話をかけてきた元彼とゴハン＆カラオケに行ってしまった！これって浮気になるのかしら？？？

その夜、エルメサーから電話があり「土曜日は一旦家に戻るけど、どうする？」と・・・というわけで、ゴキゲンで土曜日は昼間は家で片付けをして過ごし、夜はエルメサーの最寄駅で待ち合わせ、本屋さんのハシゴをして、最近ハマっているマッカリを呑みたいが為に韓国料理屋さんで夕食をとって、エルメサー宅に帰宅。
しかし！せっかくエルメサーがそばにいるのに、azzurriは何故かとっても眠くなり、早々と眠ってしまったのだ。。。もったいない（号泣）。
自分の家ではあまり眠れなかったのだが、エルメサーのそばだと安心するのか！？

日曜日は朝からまた幕張に行くエルメサーにコーヒーとチョコ（笑）を持たせてお見送りし、そのまま二度寝（あんなに寝たのに）。
ちなみに、予定では美容室に行く・お洗濯をする・お洗濯物を畳んでアイロンがけをする・紀伊国屋に洗剤を買いに行く・夜ゴハンを食べに行くか買いに行く（因みにエルメサーは打ち上げがあるので夕食はいらない）・掃除機をかける・・・という盛り沢山のスケジュールでエルメサーの留守を守る予定だったのだが・・・
二回目に目が覚めると、頭がガンガンして辛かったので、お昼ご飯だけ食べてまた寝た・・・次に目を覚ましたのはなんと17:00！！汗びっしょりだったので、もしかしたら熱があったのかもしれない。しかもケータイにエルメサーから着信が1時間おきに入っている！慌ててコール・バックし「バイブにしてたから、気付きませんでした、、、」と下手な言い訳。
結局、そこから起きだして洗濯機をまわし、テレビを観ながら他のお洗濯物を畳んでいると・・・「azzurriさ〜ん！！シュークリーム食べな〜い？」と1階からエルメサーママの声がっ！びっくりして勢いで「は〜い！いただきま〜す！」と返事をしたものの・・・azzurriはパジャマのままでスッピン。とりあえず着替えてスッピンのまま1階に下りていった。

azzurriが独りでお留守番していることをエルメサーが言っておいてくれたらしく、エルメサーママが気を遣ってお買い物に出た時にシュークリームを買ってきてくださったのだ。
ブルーマウンテンを淹れてくれ、二人でティー・タイムを過ごす。
全くの二人きりは初めてだったので、azzurri超緊張。
エルメサーは一人っ子でとても大切に育てられてきたのがよくわかる。
かといって、エルメサーママは息子に依存しているわけではなく、とても冷静な目でみていらっしゃるようだ。
緊張はするものの、お話しているととても楽しい。
エルメサーパパもいらっしゃったが、すぐにご自分の部屋に行ってしまわれた。

そしてお買い物とお洗濯物の続きをする時間を気にしながら（美容室は雨が降ってたから行かなかったとは言い訳できても、お買い物とお洗濯物は言い訳できないだろう・・・）、お喋りティー・タイムは過ぎて行く、、、

先頭 表紙

部屋でくつろいでいたが、結局雨はあがり、晴れてきた。
夕食をどうするか検討した結果、タクシーを手配してもらいお土産物屋とレストランがあるというショッピング・エリア「パサ・オレ・オレ」なるところへ出かけることに、、、
20店舗からなる地元のショッピング・エリアということで、かなり期待♪
しかし、いろいろとケアを頼んでいる日本人スタッフからは「お食事をなさらないのなら、1時間もあれば十分です。」と言われてしまった。

夕刻、沈みゆく太陽をホテルの敷地内の中でも少し小高い場所にあるライブラリーの窓から眺めながらタクシーを待つ。
日本人ゲストはもちろんのこと、韓国やドイツ、イタリアなどからのゲストもいるらしく、ライブラリーには各国語の本が並ぶ。
ボード・ゲームなどもあったが、パソコンの使用は有料だった（因みに「THE DATAI」は無料で使えた）。

迎えの車に乗りこみ、いざ出陣・・・約15分ほどで着いたのだが、日本人スタッフの方の言うことは本当だった。
良く言えば、ログハウス調のこぢんまりとした建物が20ほどあり、ごちゃごちゃとお土産物を売っている。一応スーパーらしきものもあるし、ちょっとした食料店などもあるのだが、どう見ても「観光客のためにとりあえず頑張って作った施設」という印象はぬぐえない。
一軒一軒お店を見てまわったが、インドネシア土産！らしきもの（EX.木でできた置物や民芸品、バティック、なんちゃってシルクなどなど、、、）を売っているお店が大半で、かろうじてサーフ・ショップのようなお店や民族衣装を売っている店舗があるぐらいだった。
レストランも一応オープンエアなお店が一軒、プール・バーが一軒、怪しげなバーがあるぐらい、、、ちなみにここだけのFMもあるようだ（放送局のようなものがあった）。「地元民」を意識しているのか、観光客を意識しているのか「？」なショッピング・エリアだった。

お土産物屋では、azzurriは特に心を惹かれるものもなかったが、宗教芸術が好きなエルメサーは石や木でできた神々の置物を眺めては「意外と高いし、重いから持って帰るの辛いなー。」と言っていた。
結局、お土産用にわけのわからない変な置物を買っていた・・・受け取る側も変わっているからウケるのだろう。

一番たくさんお買い物をしたのは、スーパー！
インドネシアのカップ麺や変なドリンク、変なお菓子、そして大量に買い占めて店員にイヤな顔をされたミント味のキット・カット！あずきバーのような豆のアイスキャンディー、なんといってもドリアンアイス！

夕食も結局、ここの「レストラン・オレ・オレ」でとることに。
一応オープン・エアなのだが、ローカルテイストを配した作りになっていた。
迎えの車の時間を気にしながら、すっかり気に入ってしまったビンタン・ビアで乾杯し、すぐできて、簡単な物をセレクト。
しかし、そのなんともいえないローカルな味が気に入ってしまったエルメサーの提案で、迎えの車の時間をずらしてもらうことに・・・
結局、インドネシア料理やマレー料理、トム・ヤム・クンやお魚料理などをオーダーした。

日本人観光客もたくさんいたなぁ、、、

写真は夕食の風景♪
・・・雰囲気は屋台ですね（笑）。
はっ！！そういえば、最初は瓶で呑んでいたビールだったが、途中からピッチャーをオーダーしたんだった、、、

先頭 表紙

朝食ビュッフェの時間には間に合わなかった為、早々に用意を済ませ、ビーチへ向かった。
バギーに乗って、昨夜のタイ料理レストランで降ろしてもらい、脇にある階段を下り、右手にプールを見ながら、長く湾曲にカーブを描くビーチに出る。
椰子の木が茂り、人工的にも思えるのだが、岩場のやや多いビーチだった。
適当なデッキチェアを選ぶと、スタッフがバスタオルを持ってきて、セッティングしてくれる・・・が「THE DATAI」の時のようにお水のサービスまではなかった。
代わりにデッキチェアには蘭の花と日焼け止めが置かれていたのだが、、、

メニューをもらい、ビンタン・ビール（インドネシアの主流なのかな？）とピッツァなどの軽食をチョイス。ドリンク・メニューも豊富なのだが、デザートがメニューに記載されていないのは残念だった。
腹ごしらえを済ませた後、ビーチへ・・・

このビーチは隣にある「アンサナ・ホテル」（バンヤン・ツリーの姉妹ホテルのようだ）と共有のビーチで、バンヤン・ツリー側の方が岩場が多く、足元が痛い。
エメラルド・グリーンの海に足を入れると、風があったせいか波が高い。
ダタイ・ベイのように静かな波ではないため、の〜んびり波間に漂おうものなら、すぐに波にさらわれてしまう。
azzurriは何度も大きな波を背後からかぶり、溺れかけた。
でも、普段滅多に出すことなどない大声をあげて、波に揉まれているのはとてもストレスの発散になった。

デッキチェアに戻り、本を読みながら休息・・・ウトウト。

ビーチよりも高い位置にあるプールで遊ぶ。

そうそう！今回の旅にはひとつのミッションがあった。
・・・クラゲのおもちゃ。
ランカウイから戻ってきてから数日後、旧エルメサー宅近くにあったゲーセンでGETしたのだ。
シースルーのロボット・クラゲ・・・プラスチックのボディにビニールの傘とひれ（？）、そして電池のモーター内臓で、光に反応して動くというシロモノである。
本来は海に入れて遊ぼうと思っていたのだが、塩分に反応してサビてしまう危険性があった為、プールで・・・エルメサーが必死でドライバーを片手に微調整をしていた。

周りにいる欧米人の奇異な視線を浴びながら・・・。
恐らく「さすが細かいモノ大好きなメカニック・ジャパニ〜ズ！！ヘンテコリンなものをリゾートにまで持ちこみやがる！」と思われていたに違いない。

しかし、夕方近くから天候が怪しくなり、強風と雨が降り出した。
まだモンスーンの季節は完全に終わっていないのだろうか？
気温まで下がってきた為、軟弱なazzurriの希望で撤収・・・お部屋で寛ぐことになった。


前回の日記の写真は部屋から見えるビーチ（ヒトは入れないようだ）
今日はホテルのビーチ

先頭 表紙

タイ料理は予想以上に辛かったが、美味しかった・・・しかし！夕方ランチをとっていたためにazzurriの超燃費のいいお腹はすぐにいっぱいになってしまった。
「辛い！辛い！」と言いながらでも食べたかったのだが、お腹は許容量オーバー、、、
そんなところにトム・ヤム・クンなんて入れると、ゴハンものなど入らない。
気分的には「お願い！折りに詰めて〜！持って帰る〜！」という勢いだったのだが、苦しむazzurriを見て、エルメサーはどうやら辛いものが苦手だと判断したようだ。
昔、辛いものばかり毎日食べ歩いていたazzurriからすれば、辛さに弱くなったなーとは思うが、苦手どころか好きなのに、、、
エルメサーにしかめっ面をされたまま、食事を終え、バギーで部屋に戻った。

部屋に戻り、少し休んだ後にバルコニーにあるジャグジーに入ることに・・・。
しかし・・・バルコニーは恐ろしく暗い。
一応バルコニー用の照明はあるのだが、ほのかな明かり・・・と呼べる以上に暗い。
ジャグジーの中にもライトがついているらしかったので、スイッチを入れたのだが・・・つかない。何度もやってみたが、ダメだった。
どうやら電球が切れているらしかった、、、

流石のazzurriもどっと疲れが出た。
電球を取り替えるためには一度、ジャグジーのお湯を出さないといけないため、これからスタッフに来てもらっても時間がかかり、疲労度も増すだけだろう。
エルメサーも同意見だったため、連絡はしたが、明日の取替えにしてもらった。
そのため、今日はシャワーのみ。
目覚ましをセットし、ベッドに入った。

なんだかとっても長い一日だった気がする・・・。

3月21日（木）
目が覚めると、陽が昇っていた。
時計を見ると、起床時間を2時間ほどオーバーしていた。
目覚ましの音に気付かなかったのだろうか？・・・azzurriが爆睡している時には、目覚ましの音に気付かない事が多々あるが、エルメサーは朝はキチンと起きる。二度寝をしたとしても、目覚ましのボタンが上がったままになっていることなどないだろう、、、
はて？？？
慌ててエルメサーを起こし、目覚ましが鳴ったのかどうか確認したが、知らないと言
う・・・おかげで朝食の時間に間に合わなかった。
そして・・・本来、起きる予定だった時間を3時間もオーバーしてから目覚ましはか細い音を立てながら鳴った。

azzurriはかなり頭にきていたが、エルメサーはもっと頭にくることを日本で抱えていた為に、平然としていた。
独りでプリプリしても仕方ないので、機嫌を直し、用意をしてからビーチに行くことにした。

当然！目覚まし時計はジャグジーの電球と共に取り替えてもらうことにしたが・・・。


やっと画像をアップできました。
少ししか撮ってないけど。。。

先頭 表紙

なんとか仲直り（？）をしたのだが、「初めて喧嘩しましたね。」とazzurriが言うと「こんなの喧嘩にならないよ。」と一蹴されてしまった。

そして・・・待てど暮らせど、暑い・・・エアコンが入っているハズなのに。
エアコンのスイッチをいじっても、機械音さえしていない。
「エアコンがつきませんーーー。」
急遽、スタッフを呼び、見てもらったのだが、やはりスイッチをいじってもエアコンは入動かない。
首をかしげたスタッフはバスルームに備え付けのクローゼットの扉をおもむろに開け、さらに天井を開け、何やらスイッチのようなものを押した途端にエアコンは動き出した。
どうやら主電源の入れ忘れのようだった。
とりあえず、壊れていなかったので良かったが、azzurriはちょっとアタマにきた。

そして、ここからホテルに対する不信感は始まったのだ。

ようやく落ち着いた時には既に夕方。
本来ならば、ビーチかプールに行く予定だったのだが、夕方になってしまったうえ、昼食を取っていなかったので、ランチを取ることに。
バギーを呼び、THE ROCKと呼ばれている断崖の上に建つレストランとプール、ショップに向かった。

THE ROCKはそのまま断崖・・・まるで火曜サスペンスで殺人事件が起こりそうな場所だった。高い緑の木々には囲まれているものの、はるか下方の岩場では高い波が砕け、激しい音を奏でている。
しかし、先程までの暑さが嘘のように風が流れて涼しい。
ここのレストラン「ザ・コーブ」はマレーシア料理からハンバーガー、ステーキなどに始まり、ソバやテンプラまであった・・・少しがっかり（笑）。
サラダとナシ・ゴレン、ミー・ゴレンをオーダーし、エルメサーと二人でシェアしながらいただいた。
中途半端な時間だったせいか、お客も少なく静かだった。

ショップはアロマ・グッズが充実！どうやらここのスパで使っているものらしかった。
アロマ・グッズにはあまり興味のなかったエルメサーだが、オリジナルCDとアロマ・ポットやキャンドル・スタンドのデザインが気に入り、早速数点購入。
azzurriはこの日は見るだけにした。
オリジナル・グッズを売っている「ギャラリー」は思いの他、気に入ったものがなく、がっかり。「THE DATAI」のコレクションの方が充実していたように思う。

一旦、部屋に戻ってから夕食に向かう。
夕食はビーチとビーチ・サイドのプールのそばに建つレストラン「サフロン」。
すっかり陽が暮れたレストランからの眺めは、やはり波が高く大きな岩肌に勢い良く向かっていた。
ここは日本海！？
「サフロン」はインドネシア料理とタイ料理・・・辛いモノを食べたがったエルメサーと相談し、今宵はタイ料理に、、、

そして・・・

先頭 表紙

たしかに手際が悪かったと思う。
だけど、相談しても答えてくれなかったこともあったよね？
強く本人に出られないのがazzurriの弱いところである。
外では強気でも親しい人には強く言えない・・・まさに井の中の蛙だ。

azzurriたちを乗せた車は「バンヤン・ツリー・ビンタン」に到着した。
車を降りると、お客様が到着した合図なのか歓迎のセレモニーなのかドラがなる。

このホテルはフロント＆ライブラリー棟を中心とし、２つのプールを中心としたエリア、ゴルフ場、それにそれぞれのヴィラが点在するオール・ヴィラ・タイプの造りになっている。
ホテルの敷地内は全てゴルフ場にあるようなバギーにて移動し、バギーが必要な時は呼ぶ。
各ヴィラにはテラスにジャグジーがついており、中にはプール付きのヴィラもある（4名で宿泊できるらしい）。
今回のセレクトはヴァリー・ジャグジー・ヴィラ。一番スタンダードなヴィラだ。

さて、到着の際に予約の名前を告げたのだが、またしてもazzurriの名前でしか予約が入っていない。確かに予約はazzurriがしたが、連名で予約したし（そういえば、前回の「The DATAI」では何故かエルメサーの妻で予約されていた）ホテル・レップの人にもどちらの名前を言っても構わないと言われていたにも関わらず、azzurriの名前で2名で予約されていたのだ。
当然、予約の際の住所、電話番号、クレジットカード番号も全てazzurriのものである。
チェック・インの際に筆頭者の名前をエルメサーに変えたのだが、エルメサーにこっぴどく叱られた。
「どうして予約の時に俺の名前でしなかったの！こういう時は男を立ててよ！！わかるだろ？俺の立場も考えてくれよ！カード番号にしたって、ねねが支払うわけじゃないんだし！」
・・・実際はもっときつく言われた。

船酔い気味の気分の悪さも手伝い、悲しいのか気分が悪いのかわからないほど、辛くなった。
もちろん手配ミスをしたので謝ったが、悪いのは本当に私だけなんだろうか？
なんともいえない感情に支配され、今すぐに自分の家に帰りたくなった。
出されたウェルカム・ドリンクも飲めなかった。
反論する元気もない・・・もとより、ここで反論しても何の解決にもならないだろう。

ギクシャクしていたのはazzurriだけかもしれないが、ひきつった笑顔でエルメサーとスタッフの応対をし、バギーに乗り、部屋まで案内してもらった。
椰子の木が茂る中を歩き、たどり着いたヴィラは510号それぞれのヴィラには名前がついているらしい。
ドアを開けると、目の前には椰子の木々の間に海が広がっていた。人が入ることができない小さな砂浜と一緒に、、、

でも、azzurriは早く横になりたかった。
スタッフが部屋を去り、無邪気を装って、部屋の中をあちこちと見て回ったのだが、案の定、さっきの話に戻された・・・結局、こらえきれずに泣いてしまった。
涙を見られたくなかったし、こんなことで泣く女だとは思われたくなかったから、手を洗いに行くふりをして、シャワースペースで入り口を背にして泣いた。
ふいてもふいても涙がつたってきた。
つまんないことで泣くんじゃない！・・・自分に言い聞かせたが、気持ち悪さも手伝った、、、
「・・・わかるんだよ。泣かないで。キライになったわけじゃないから。」さすがにエルメサーに気付かれた。
カッコ悪くて、エルメサーに背を向けたまま「目にゴミが入っただけです。」やら「暑すぎるんです、この部屋。目から汗が出てくるんです。」とくだらない言い訳をしたのだが、エルメサーは優しく肩を抱いてくれた。

・・・いや、確かにこの部屋は暑かったのだ！

先頭 表紙

迎えのリムジン・タクシーに乗り込み、シンガポール・チャンギ国際空港の近くに位置するタナメラ・フェリー・ターミナルへと向かった。
運転手さんがとにかくよく喋る！！しかも早口で話すので、聴力の弱いazzurriは何を言ってるのかさっぱりわからない。要約するとビンタンからの帰りの迎車の営業だった。
その時点で、まだ帰りのフェリーを予約していなかったので、後で電話するよから・・・と名刺だけもらった。
リムジン・タクシーを手配すると普通のタクシーよりも高いんだよね。。。

ビンタン島までは、タナメラ・フェリー・ターミナルからフェリー（といっても高速艇のような船）で約45分。
ビンタン島はインドネシア領になるので、当然ここにはイミグレーションがある。
陸続きはもちろん、船で国境を越えたことなどなかったので、なんだか変な気分だった。
往復分のフェリー・チケットを買い、シンガポールを出国。
待合室には小さな売店とちゃんと免税店まである。
エルメサーがチョコとアイスクリームを買いたがったので、アイスクリームを選ぼうとしたら・・・ありました！ドリアン・アイス！ミント・チョコとドリアン・アイスのダブルにしてもらったけれど・・・エルメサー曰く「アイスなら食べられる。」azzurriは「アイスならダメ。」と意見が分かれてしまった。

因みにazzurriは船がダメである。
激しく船酔いをする。大型船には高校生以来、乗っていない・・・というか避けている。
強いて乗れるのは手漕ぎのボートぐらいだろうか。遊覧船などもダメ。
昔、azzurriにアプローチをしてくださった奇特な男性がいたのだが、「お誕生日にディナー・クルーズを予約したんだ。」の一言で「サヨウナラ・・・。」を言ってしまったぐらいだ。
空酔いは全然平気なのだが、船だけはダメなのだ。
こんなazzurriでもいつか大型客船で海外旅行をしてみたいと思っているのだから、始末に追えない、、、QE�Uでも飛鳥でもいいわ〜♪

今回もドキドキしながらの乗船だった。
事前リサーチによるとモンスーンの時期（11月頃から2月頃）の時期は天候によって、大揺れするそうだが、この日は天候も良く、波も落ち着いていた。
んがっ！乗船する直前のタラップでキてしまった。
船に乗り込み、少しは落ち着いていたものの、だんだんと波がユラユラしてくる・・・エルメサーは気にならない程度だとは言っていたが、結局イヤな予感は的中し、大雨になった。
チョコを食べ、ご満悦のエルメサーはazzurriのことを気にしつつも、寝てしまい、azzurriは気持ち悪いのを我慢して「これは船じゃない！飛行機なんだ！」と自分に言い聞かせ、目をつぶり、イメージトレーニングをしていた。
ビンタン島に到着したが、とにかく生きた心地がしなかった。気持ち悪いんだかなんなんだかもわからない・・・といった感じ。

フラフラと船を降り、インドネシアに入国。
ホテルのツアー・デスクで迎えの車を手配してもらい、ホテルへと向かう。
約10分ほどの道のりだったが、ただでさえ船酔い気分のazzurriには辛い旅路だった。
恐らくうつろな目をしていたに違いない。

そして・・・

先頭 表紙