2002-02-28 クアラルンプール屋台デビュー！
2002-02-22 ランカウイ最終日
2002-02-18 やっちまったー！・・・番外編
2002-02-14 ナイト・ネイチャ−・ウォーク（ランカウイ島編復活！）
2002-02-08 リベンジ！！　（ランカウイ日記にはまだ戻らんのかい！？）
2002-02-06 番外編！azzurri「LA FETE多摩　南大沢」へ行くの巻
2002-02-01 モーニング・ネイチャー・ウォークとモデルごっこ
2002-01-28 サンセット・レストラン
2002-01-24 必死で漕いだカヌー＆うっとりスパ
2002-01-21 バースデー・ナイト♪

ランカウイ島からクアラルンプールに戻ると、ちょうど夕方のラッシュ時間だった。
おかげで市街地へ向かう高速道路は大渋滞。
あまり道に詳しくないドライバーだったらしく、かなりの時間がかかってホテルまで着いた。
今日の宿も「シャングリ・ラ」。
案内されたのは、マレーシアに着いた時の真上の部屋だった（笑）。
もうパウダー・ルームの鍵は閉じ込まないだろう。

荷物を置き、少し休息をとってから着替えて出かける。
エルメサーの体調もかなり戻ったらしく、今日は屋台でゴハンを食べることになった。
タクシーをひろい、屋台街で有名なブキ・ビッタン通りへ向かう。
アジアの屋台は香港の屋台に行ったことがあるぐらいで、azzurriママと旅行に行くと、絶対に屋台でゴハンを食べることなどない。
お腹を壊そうが、ハマる人はハマるらしい！

ブキ・ビッタン通りに着くと、道路の脇に所狭しと屋台や露店が出ている。
提灯がぶら下げられていたり、なんとなくお祭りの雰囲気に似ている。
マレー料理、タイ料理、インド料理、中華料理・・・フルーツの屋台、お菓子の屋台、変な雑貨の屋台など見ているだけでも面白い！そして、独特の匂い・・・特に強烈な匂いを発するドリアン屋台。

一通り通りを歩き、ミー・ゴレンとナシ・ゴレンを食べたかったのと衛生的に良さそうなお店を選び、入ってみることに。
メニューをざっと見る限りでは中華系とマレー料理のお店のようだった。
一皿の量がとにかく多いために、小さ目のお皿でオーダー。
ナシ・ゴレン、ミー・ゴレン、サテー、魚介の炒め物などなど数品をオーダーし、ギネス・ビールで乾杯。
マレーシアはイスラムの国なので、基本的にお酒を出すお店は少ないらしい。
でも、こんなに暑い国なのにビールが飲めないのは辛いような気もする（笑）。
昨日までは「THE DATAI」で優雅（？）な食事をしていたのが、ウソみたいだったが屋台は楽しい！さんざん飲み食いしても一人3,000円になるかならないかぐらい。
もちろんデザートはドリアン！
一番小さいサイズのものを頼んだのだが、それでも日本だと3,000円ぐらいしそうなドリアンが600円ほど。
エルメサーは二口で断念・・・azzurriは食べるまでの匂いはともかく、口に入れてからは全然平気でお腹がいっぱいじゃなければ、もっと食べられただろう。
バターをそのまま食べている感じに似ている。
おかげでエルメサーに奇異な目で見られてしまった。

お腹いっぱいになった後は、セブン・イレブンでアイスを買って（まだ食うか！）、食べながら散策。
とにかくいろんなモノを売っている屋台街はアジアの台所！といった感じでおもしろかった。
タクシー（なかなかつかまらないうえ、つかまっても行き先で乗車拒否されることも）でホテルまで戻り、シャワーを浴びて、就寝。

いよいよ明日の最終便にて日本へ帰国する。
冬の夏休みもあとわずか！！


azzurriの日常）
今日で派遣で働いていた会社は終わり。
火曜日から何故かテンションが下がってしまい、自分でもどうすることもできなくて、エルメサーに甘えてしまったのだが、ちょっと呆れられてしまった気がする。
そして更に落ち込む・・・新しい会社が不安なわけじゃなくて、いろんな事が押し寄せているのか自分でも説明がつけられない。。。
とにかく覇気がない・・・どうしてなんだろう？？？

先頭 表紙

「THE DATAI」最後の日、ホテル側の配慮により、飛行機の時間に合わせてレイト・チェック・アウトにしてくれた。
いつものようにメイン・ダイニングで朝食をいただき、部屋で着替えを済ませてから、ビーチへ向かう。
午前中の海は少しだけひんやりとしている。
これで見納めだと思うと二人ともとっても寂しい気分だった。
「ここは毎年来たいねぇ・・・。」エルメサーが呪文のように繰り返してつぶやく。
毎年一緒に行くのがazzurriでありますように、、、心の中でこっそり思う。
名残惜しかったが、海辺のスタッフに別れの挨拶を告げると、みんな口々にダタイの感想を求めてくる。「こんなに素敵なビーチは初めて。毎年来たい。」と答えると「そうでしょう？素晴らしいビーチでしょう！僕はここが大好きで仕事をしているんです。」と満面の笑みで答えてくれたスタッフがいた。きっと彼はここで働くことに誇りを持っているに違いない。
村瀬千文さんの本にはスタッフの日本人客に対するサービスの低下を書いた一文があったが、今回の旅でスタッフに対してクレームをつけたいことなどまったくなかった！それどころか、みなとても笑顔が素敵で、いろんな話をしてくれた。

熱帯雨林に囲まれた散歩道をエルメサーと手をつないで歩くのもこれで最後・・・
最後はメイン・プールでひと泳ぎしてから帰ることになった。
が！お昼どきのせいなのか、メイン・プールには誰もおらず、貸切状態だったのだ。
最後のアップル・ミント・ジュースとマンゴー・ダイキリを堪能しながら、エルメサーが一生懸命泳ぐのを眺める。

二人ともすっかり日に焼けてしまった。
azzurriなど日焼け止めを塗っていたにも関わらず、何年かぶりで焼けてしまい、シャワーが大変だった・・・おまけに帰国後、とっても季節感のない女だった。

本当に名残惜しかったが時間切れ。
部屋に戻り、シャワーと着替えを済ませ、荷物をまとめた。

チェックアウトの前にショップでお土産を物色。
ここのホテルでは週に数回、バティック（ろうけつ染）のデザイナーが来て、オリジナルのバティックを作ってくれるのだが、あいにくラマダンで体調を崩してしまい（笑）、お休みをしていたので、作ってもらえなかった、、、
azzurriはショップで既製のバティックとお土産を購入後、エアメールを出した。
エルメサーもお土産を購入。

チェックアウトを済ませ（案の定、えらい金額だったらしー）、迎えの車に乗り、ランカウイ空港へ向かう。
もうこれでランカウイ島とはサヨナラ・・・のんびり南の島ライフも終わり。
夏休みが終わるような気持ちだった。

飛行機が離陸し、島をどんどん離れていったが、azzurriは窓の外を流れる島の景色から目を離すことができなかった。
お気に入りの場所がひとつできた気分。。。


azzurriの日常）
次の会社が4月からだったのだが、先方から連絡があり、3月から出社して欲しいとのこと！・・・ぎょえー！！！3月の予定を立ててたのにー！というわけで、来週から新しい会社でございます。
ちなみに、リベンジ・ベーグル！！は買ってもらったパンの本をエルメサー宅に忘れてきてしまったので、あろう様のレシピを見ながら作ってみた・・・前回よりかはとってもベーグルらしくなった（材料の違い？作り方の違い？）が、あろう様の出来には少し遠い。ちょっとふくらみが足りない気がする・・・嗚呼！ベーグル屋への道は遠し！！

先頭 表紙

バレンタイン翌日の金曜日はエルメサーのご両親のお誕生日（お二人ともお誕生日が近い）と結婚記念日祝い（さらに結婚記念日まで近い）のお食事会だった。
お台場の某ホテル内のレストランにて、家族水入らずのハズが何故かazzurriもお呼ばれしてしまったので、お酒が大好きなお父様にはワイン、お花が大好きなお母様にはムッシュ様にお願いして（ありがとうございました♪）白をベースに暖かみのある色合いで花束をお願いした（ミモザが入っていて、とってもキレイでした！）。

お食事とおしゃべりを楽しみ、エルメサー宅に帰ろうとホテルから車を出し、道路を転回しようとしたその時！！
黒い人らしきカタマリが急に飛び出してきたのだ！・・・目のいいazzurriはオマワリサンだと確認！とっさに「シートベルト！」と叫んだ・・・のだが、、、結局、止められてしまった。
しかも、今さっき転回してきた場所は転回禁止だと言う・・・。
そんな標識あったっけ？車内の誰もが気付かなかったのだが、ゆりかもめの支柱、電気も何もない所にあったらしいのだ。見えるかーっ！！！
てっきり警告だけで済むと思ったのだが、そういうわけにはいかず、「免許証を見せろ」と言ってきた。一応、素直に従うエルメサーだったが、本人の性格からこのまま済むとは思えなかった。

案の定、オマワリサンと口論になった。
海風が寒い中、車の外に出て話していたのだが、話は双方噛み合わない、そこへエルメサーのお父様も参戦したが、ラチがあかなかった・・・お母様と一緒におとなしく様子を見守っていたazzurriだったのだが、オマワリサンの融通の利かなさと話のおかしさに頭にきて、参戦・・・それでもバカのひとつ覚えみたいに同じ事を繰り返すので、とうとうキレてしまった・・・しかも、大阪弁でオマワリサンを怒鳴りつけてしまったのである。

エルメサーもお父様もひいた・・・。

そして、お父様は頭に血の上ったazzurriを車に戻そうとしたのだが、一度噛みついたもんを引き返せないazzurri・・・応援のオマワリサンまで駆けつけてきたが、そちらはエルメサーに任せ、延々あの手この手でオマワリサンと口論。
・・・そのうち、気付くとazzurri以外、みんな車に戻ってしまった。
頃合いを見計らい、エルメサーの免許証をオマワリサンから奪い返し、オマワリサンの脅しを聞き流し、車に戻った。
そしてエルメサーが「異議申し立てをする。何かあるなら、いつでも連絡してください！！」とオマワリサンに言い残し、退散した。

オマワリサンは転回する車に限って、ねずみ取りを行っていた。
スピード違反もシートベルトも見逃していた。
にもかかわらず「全部の違反を取り締まっていた。」と言い張るうえ、車を止めるために急に飛び出してきたのだ。
しかも標識は見え難い場所にあり、その設置については「公安の管轄外だ。」と責任転嫁する始末。。。
確かに違反をしていたのはエルメサーなのだが、公安側にも落ち度はあるはずだ。

4人でぶりぶり怒りながら帰ったのだが・・・
お母様には「たくましいわね。」と言われ、エルメサーには「喧嘩したら（今まで喧嘩したことがない）、あんなに怒鳴られるのかと思うと怖い。」と言われる始末・・・。
そりゃそーだ・・・開口一発「じゃかーしーわー！！！」から始まったのだ。

とほほほほ。。。心象悪いったら、、、

ちなみにバレンタインは一応失敗したべーグルを持っていったのだが、エルメサーは全部食べてくれた（Ｔ＿Ｔ）。おまけにパンの本まで買ってくれた。今度は一緒に美味しい作ろうね。

先頭 表紙

「THE DATAI」最後の夜は、ナイト・ネイチャー・ウォークとタイ料理レストラン。

朝のに引き続き、夜のネイチャー・ウォークもドクター・ネイチャーの案内だった。
東京の夜とは違い、ジャングルの夜は真っ暗で、ところどころにある電燈とドクター・ネイチャーだけを頼りに歩いていく。
内容は朝と同じで、ランカウイ島に住む動物や生息する植物の説明とお散歩。ただ夜は、森の夜を説明してくれるので、朝よりも面白かった。

ここに来てからずっと気になっていた「シーーー」という音がある。
夕方15:00頃ぐらいから島中に鳴り止むことなく響いている音だ・・・恐らく鳥か虫の鳴き声だと思うのだが、鳴り止まないのだ！
それもドクター・ネイチャーの説明で解決・・・どうやらセミの声らしい。
しかも19:25になるとピタリと鳴き止むのだ。試しに時間を計っていると、本当に19:25で鳴き止んだ。セミはどうやって時間を計っているのだろう？
エルメサーと二人で感心してしまった。

また、ランカウイ島を始めとして熱帯雨林のジャングルには医薬品となりうる未知の植物が生息しているという。
ドクター・ネイチャーはその辺りに生えている木の葉をブチっと取り、葉でくちゃくちゃ噛んで「これは滋養強壮の薬になるんだ。」と説明してくれたが、青汁でさえ飲めないazzurri達はチャレンジできなかった。
各国の医薬品メーカーの研究員は日夜ジャングルに入り、新しい植物を探し求めているらしい・・・かたやリゾート、かたや研究の日々。薬剤師になれなくてよかった。。。

また夜行性の動物も数多く生息しており、夕方になると大小問わず、ヤモリやトカゲがホテルの廊下や外壁をうろうろと這っているのを目にする。
中でも「ゲッコー！ゲッコー！」と鳴くのでゲッコーと名づけられたオオトカゲなんともいいがたい南国カラーのボディに体長４０cmは軽くあるのだ。彼らからみれば、人間の方が怖いのだろうが、azzurriにしてみれば、やっぱり怖い。
他にもムササビのように、飛ぶ動物・・・サルやカエル、ヘビなどなどを「NATIONAL GIOGLAFIC」を片手に説明してくれるドクター・ネイチャー・・・そして、すっかり彼のお気に入りになり、助手役までつとめさせられたエルメサー。

今度来る機会があれば、英語をもっとマスターしてからにしたい、、、

夜はホテルのタイ料理レストラン「パビリオン」にてタイ料理のディナー。
とにかく辛い！！・・・辛いモノをビールと一緒に飲んではいけないことを痛感。
量も多く、エルメサーの体調が元に戻っていなかったら、またしても二人では食べきれないところだった。
きっと宿泊客のために辛さの調節はしてあるのだとは思うが（実際に辛さの好みも聞いてくれたし）、うかつに「辛くして♪」などとは言えない。

最後の夜も満腹・満足で早々と就寝。
のーんびりとした休日ももう終わりなのだ。


azzurriの日常）
三連休はazzurriママと鎌倉＆銀座へ・・・久しぶりに会ったのにママがazzurriの言う事をきいてくれなくて（ママにしてみれば、逆なんだろう）喧嘩腰（笑）。・・・エルメサーにまで「かわいそうだったね。ちゃんとママ孝行しないとダメだよ。」と叱られる始末。ママ、冷静に考えたら大人気なかったよ・・・ごめんね。
そんなこんなで、今日のバレンタインはエルメサー仕事。
azzurriはダイエット中のエルメサーの為にチョコではなく、べーグルを作ることを決意！！・・・果たしてうまく作れるのか！？
そんなこんなで明日はエルメサーのお母様のお誕生日会にお呼ばれしているのだ♪・・・何を贈ればいいのかしら？？？

先頭 表紙

11月後半から始めた再就職活動・・・企業を受けるたびに落とされ、両親と大喧嘩し、いよいよ東京残留も怪しくなってきたところギリギリで派遣での働き口が見つかり、なんとか東京残留を決めたが、派遣契約期間内に次の仕事先を必死で探していたazzurri。
年が明けても落とされまくり・・・役員面接で緊張してうまく話せないのがたたったのか、元人事担当者に言わせると「しゃべりすぎ！」の正確が災いしたのかやっぱりダメ、、、

せっかくのランカウイ、面接に落ちて大阪に強制送還される夢をみて、泣きながら目覚め、エルメサーに涙をみられないように必死にこらえた朝。帰国後、結果待ちをしていた企業からやはり不採用の通知がきてしまい、こらえきれずにエルメサーの前で泣いてしまった・・・それでも「目から汗が出てくる」とかおバカな言い訳しながらエルメサーに慰めてもらった。

先日、エルメサーと「何社も面接に行くと会社の姿勢が見えてくる。」という話をしていた。要は「自分だけが見られているわけじゃなく、その会社を見る余裕を持とう。」という事と人事担当者・面接官の対応、不採用の通知の仕方などを総務的な部署の対応の仕方ひとつでその企業が見えてくる・・・というわけだ。
面接官が横柄な態度なところ、面接に至る連絡（電話の応対・メールの書き方）の仕方、不採用通知の仕方・・・などなど。
不採用通知を書面にし、履歴書・職務経歴書も郵送してくれる企業や不採用になった理由を聞かせてくれる企業もあれば、メールで一言だけ・・・というところもあった。
そんな中で夏に受けた企業の中で一番行きたかったところが、人事担当者も現場レベルの面接官の応対も一番良かった・・・などと話していたところだった。
（参考：8月3日就職活動）

その翌日、その会社がまた中途社員を募集しているのを知った。
一度不採用になっている手前、ダメ元で再度チャレンジしたところ、1週間ほどで懐かしい人事の方から面接のご連絡をいただいた。

ドキドキしながら、昨日、面接を受けに行ったのだが・・・。
なんと！その面接は、本来募集をかけている面接ではなく、夏にazzurriが受けた部署の面接だったのだ。そう！その面接はazzurriの為だけの面接だったのだ！
それを聞かされた時に目頭が少し熱くなってしまった。

夏にazzurriが落とされた理由も聞けた。
役員面接5名（女性はazzurriだけ）の枠まで残ったのだが、採用枠1名かつ男性社員が欲しかった役員の判断によるものだったらしい。

今回、再度チャレンジする機会を与えてくださったのは「根性あると思ったよ。」だそう、、、
一生懸命だったが、懐かしい面々を前にフレンドリーな雰囲気で話せた。
これでダメなら思い残すことはないし、次の企業を頑張ろう！・・・面接が終わった後、とても清々しい気持ちだった。

夜、人事の方からご連絡・・・「内定がでました！これから宜しくね！」
自分の事のように喜んでくださった人事の方の言葉を聞き、飛び上がるほど嬉しかった！
てっきり1次面接だと思っていたのだが、役員の方が同席していたらしく、夏の面接の印象（ギブスで面接だったしなー）と合わせての採用となったらしい。

やりたかった事・行きたかった会社に春から行けるのだ！！
頑張るぞーーーーー！！！

すぐにエルメサーとazzurriママに報告した。
今日のエルメサー・セッティング（本人抜き）のazzurriママとのディナーは思いっきり楽しめるよー♪

ただし3月は春休み、、、

先頭 表紙

azzurriの日記を読んでくださっている方々はazzurri＆エルメサーにどんな姿を想像していらっしゃるだろう？
以前、顔を隠したazzurriの写真は載せたことがあるが、はてエルメサーは？
食べる事お酒も甘いものもazzurri以上に大好き♪なエルメサーは、どうやら食べれば食べただけ太る体質にあるようだ・・・そう！エルメサーは少し（！？）ふくよかなのだ。
体調を崩して入院して以来、医師からダイエットをすすめ・・・いや、強制されて劇的に痩せ、それからも食事とジム通いは欠かさなかったのだが、忙しさでジムに行けなかったことが祟り、またふくよかに・・・（ついでに言うとazzurriも）。
引越しもひと段落し、ジムも決まったエルメサーは2月1日よりダイエットを始めてしまったのだ！

そんなこんなでジム用の新しいシューズとウェアを買いに「LA FETE多摩　南大沢」へ行ってきた。
悲しくなるほど貧しいazzurriには久しぶりのお買い物。
自分のものは見ると欲しくなっちゃうので、真剣には見るつもりはなかった。
エルメサーにも「見たい所があったら、好きなだけ見ていいよ。」と言われたが、ただでさえ人を自分のお買い物に付き合わせるのが苦手なazzurriはショップに入ってもナナメ見（笑）。
そんなazzurriたちの目に茶色のブーツが飛び込んできた！
ブラウン系のロングブーツ欲しかったなぁ・・・そう心で思っていたら、心を読んだかのようにエルメサーが「履いてみなよ。」と悪魔のささやき。
気づくと、azzurriは悪魔に魂を売っていた・・・店員さんにサイズを出してもらい、試着。ぴったり！
ところが！azzurriが決断を下す前に悪魔が「ぴったりだね！じゃあ、これください！」と店員さんにささやいた！
ただでさえ、普段からお世話になり過ぎているazzurriはもちろん自分で払うと突っぱねたのだが、悪魔は聞き入れてくれず、そのままお会計へ・・・「お会計をしてるから、店内見てていいよ。」と言ってくれたので、丁重にお礼を述べ、いろいろと見ていると、お会計を済ませ、荷物を抱えた悪魔がワンピースを見ていたazzurriの所にやってきて「それも欲しい？」と・・・とんでもない！
次にコートを見ていると「そういえば、白かキャメルのコートが欲しいって言ってたよね。着てみなよ。」と・・・「着たら、連れて帰りたくなるからいいです。」「連れて帰ればいいじゃん。とりあえず着てみなよ。」・・・そして、悪魔のささやきに乗せられ、着てしまったが最後！ぴったし♪・・・「これもください。」by悪魔
さすがに断った！！
が！悪魔のひとこと「ギャラも入ったし、暫く美味しいものを食べに行けないんだから、遠慮しないで。」。
たくさんたくさんお礼を言った。言っても言っても言い足りないじょー。

結局、「彼氏に買わせた挙句、荷物持ちまでさせるヤな女」になってしまった。
え？もちろんNIKEでジム用一式はご購入。

エルメサー曰く「エルメスのコートとブーツを買うことを考えれば♪」
どんな金銭感覚やねんっ！

だけど、白いコートも茶色いブーツも欲しかったカタチがあって、すごく嬉しい♪
コートもブーツもその機能以上に愛情でぬくぬくっ♪
大切にするなり♪

バレンタインにお返しがしたいのに、肝心のエルメサーはダイエット中。
チョコをあげられないazzurriは何をプレゼントしていいのか悩む。
ダイエット・お菓子レシピをどなたか教えてくださーい！！！

しかも、今日から上京してくるazzurriママの為に、ディナーまでセッティングしてくれた（エルメサーは来ないのに）。


azzurriはエルメサーに何にもしてあげられないのに、、、

先頭 表紙

12月11日（火）　晴れ
なんとかモーニング・コールで起きあがり、ほぼすっぴん状態に服を着て、ホテル主催のフリー・アクティビティであるモーニング・ネイチャー・ウォークに行く為にロビーへ。
朝のお散歩・・・という名目だが、ドクター・ネイチャーなる人物（たぶんオージーだと思う）のガイドのもと、ホテル周辺を散策するのだ。
出発した時には少し薄暗かったが、少しずつ明るくなってくる。
ドクター・ネイチャーが樹木・鳥など熱帯雨林に育つものたちをひとつずつ丁寧に説明してくれる・・・が！もちろん全て英語だ。前後の言葉のニュアンスを捉え、半分ぐらい理解できれば良いほうだろうか、、、読解力のなさを痛感した。
東京で早起きしてもなんだかなー・・・という感じだが、ダタイの森で過ごす朝はとても気持ちがいい！色とりどりの鳥たちがはばたき、さえずりが聞こえる。
ダタイに行く方がいたら、ぜひ！このネイチャー・ウォークに参加して欲しいぐらいだ。
なぜかドクター・ネイチャーに気に入られ、いろいろと話し掛けられたazzurriたちだが、他の参加者（外国人・日本人合わせて7組ぐらいいたかなー）よりも言葉を理解できなかっただろう。。。ごめんね。

大満足でホテルへ戻り、朝食をとりにレストランへ行っただが・・・なんと！エルメサーが昨日のカップルのマネをしてミモザ・カクテルを作ってきてくれたのだ！！
しかも「昨日の彼が作ったものよりも美味しいよ！開けたてのシャンパンにフレッシュ・オレンジを絞ったジュースで作ったからね！」・・・azzurri感激！！エルメサーのこだわり以上に美味しかった♪

写真を撮るのが大好きなエルメサーはお気に入りのカメラでホテルのいろんな所の写真を撮っていたのだが、その後なぜかazzurriの撮影会へ・・・かなりカッチョワルイ水着姿でモデルごっこ・・・挙句の果てにエルメサーはビールまで頼み、「海に仁王立ちでビール片手」というよく居酒屋のビールのキャンギャル・ポスターの格好までさせられた。
恐らくはたから見ていると「たいしてキレイでもない彼女の写真を嬉しがって写真を撮っているバカップル」に思われていただろう。
あとで「スタッフにプロのカメラマンか？」と聞かれたときには、死ぬほど恥ずかしかった。
ちなみにこの時に撮った写真が年賀状になってしまった。。。年考えろって！！

のんびりと過ごせるのも今日で最後だ。
明日の午後には出発しなくてはいけない。。。

夕方、ホテルの人に頼んで隣にあるホテル「THE ANDAMAN」へ連れていってもらった。
「THE DATAI」と同グループのホテルだが、かなり大きなホテルで、客室数もかなりあり、子連れ向け・・・もしくはわかりやすいゴージャスさのホテルだった。
「THE DATAI」が取れなかった時は、このホテルに宿泊する予定だったのだが、azzurriもエルメサーも「THE DATAI」に泊まった後ではこのホテルに泊まる気はしなかった。
お土産物のラインナップもいまいちで、結局エルメサー＠動物大好きがこの界隈でよく見かけたうえ、おやつをかっぱらわれたお猿のぬいぐるみをひとつ買っただけだった。

「THE DATAI」最後の夜は、ナイト・ネイチャー・ウォークとタイ料理レストランだ！


azzurriの日常）またしても面接に落ちたぞ。。。どうなってるんだーーー！！！
でも、やっと週末♪今日はエルメサーが会社のそばまでお迎えに来てくれるのでうれちい♪・・・でもでも、来週末はazzurriママが出張の為に上京してくるので、エルメサーと一緒にいられないよーーーん。。。来るんだったら、平日だけにしてよ！ママ！！←親不孝者。

先頭 表紙

雑誌でも紹介され、マレーシアの観光協会のパンフレットでも紹介され、ホテルのスタッフからも薦められたランカウイ島で一番サンセットが美しく見えるレストラン・・・azzurriたちは期待に胸を弾ませながら、迎えの車に乗りこみ、車で40分近くかかるレストランへと向かった。
途中でドライバーの配慮でランカウイ島で一番大きなお土産物屋さんに寄ってくれたのだが、二人とも心引かれるものはなく、それよりも日が沈んでしまわないかそればかりが気になっていた。

・・・レストランに到着したのだが・・・日はかなり傾き、沈没寸前。
しかも、パンフレットの写真ではオープンエアのテーブル席から間近に海が見え、美しいサンセットの風景だったのだが、海があるはずの場所には葦がたっぷりと茂っていて、海・・というよりは、沼地！という雰囲気だった。それでも店側としては「ラグーン」という位置付けらしい。
しかも空港のすぐそばにあるために、飛行機の離発着音がかなりうるさい！
さすがのエルメサーもazzurriもせっかく期待してきた眺望が望めず、がっかりしてしまった。
お料理はマレー料理とアジア料理をミックスしたようなもので、お味はまぁまぁ。ところが、お食事中に猫が何匹も入れ替わりやってきて、餌をおねだりするのだ。カワイイから別にかまわないのだが、衛生的に大丈夫なんだろうか？
前菜からデザートまで済ませ、少しのんびりとしてから（迎えの車が22時にやってくるので）、お会計を済ませ、雑貨コーナーで物色・・・ところが、あまりお客さんが来ないせいなのか、手入れが悪いせいなのか、商品にはほこりがかぶり、ひどいものだとクモの巣まで張っている・・・azzurriは気に入ったものがなかったのだが、エルメサーは新居用にキャンドル・スタンドと銅版画を買っていた（重いのに、、、）。
もうちょっとキレイにしてあれば、それなりに見えるのに、もったいない。。。
きっと次にランカウイに来る事があっても、このお店には二度と行かないだろう。
帰りの車の中ではazzurriはお腹いっぱいで爆睡。

ホテルに戻ってきて、やはり昼間の疲れと食べ過ぎで二人ともすぐにベッドに入った。

翌日は昨日の朝、寝坊して行けなかったネイチャー・ウォーキングに参加することになっている。


azzurriの日常）
派遣の仕事は定時にあがれるぐらいで、仕事内容はスーパー雑用。おまけに就職活動は面接に落ちまくり、かなーりブルー。
週末はエルメサーとずーっと一緒だが、いろいろと考えると不安（エルメサーの気持ちがよくわかんなかったり・・・）。会えない平日は寂しくて悲しくなってしまうことも。。。月曜日が一番さびしーぞー！！！

先頭 表紙

12月10日（月）　晴れ
今日も朝からメイン・ダイニングで朝食をとったのだが、あんなに食べ過ぎたにもかかわらず、やっぱり朝からモリモリと食べる二人・・・色気もないazzurri。
ここに泊まっていて感じたのは、男性が女性をエスコートするという行為が当たり前なこと。日本人の男性はなかなかスマートにできないのだが、美男美女カップルなどを見ていると、こっちまでうっとりしてしまう。
ところが！すごいカップルがいた・・・席につくと、自分は全く何もしないで、男にお料理を全て持ってこさせたあげく、ミモザ・カクテルまで作ってこさせた（シャンパンとオレンジ・ジュースが置いてあったのだ）女がいたのだ！
これにはエルメサーと二人で苦笑・・・「どこの国でも男は女の為に必死なんだよ。」とエルメサーはこぼしていた。

この日もチョコを買い、ビーチでひたすら遊んだ。
今日はカヌーを借りて、ずーっと二人で気になっていたダタイ・ベイの右端にある島まで漕いで行ったのだが・・・遠くから見た島は小さくて面白そうで、おまけに猿がたくさんいると聞いていたのに、近くへ行くと岩がゴツゴツ＆見えない所がゴミだらけ！という散々な光景のうえ、猿になど会わなかった。しかもプチプチと変な音まで聞こえてきたので、早々に退散・・・そばの人のあまりいないビーチへ移動したが、ここはナマコだらけだった。
ダタイ島と呼ばれるこの島は、本来ならホテルのアクティビティのひとつとしてピクニック・ランチがあったらしいのだが、あまりにも猿の被害があるので、中止しているのだという・・・この景色じゃあ、ランチどころじゃないだろう。

午後からはエルメサーの薦めでazzurriだけホテルご自慢のマンダラ・スパにマッサージを受けに行った。いろんなコースがあって迷ったのだが、azzurriはソルト＆オイルのマッサージ（名前を忘れちゃった）を受けた。
水着のままマッサージが行われるコテージに行き、受付を済ませ、さらに別のコテージに移動して、シャワーを浴び、専用のパンツだけをはいてマッサージを受けた。
気持ち良かったのだが・・・日焼けしてしまいヒリヒリと痛い体に塩を塗りこまれるのはかなーり痛かった。
それでも気持ち良くて、気づいたら寝てしまっていた・・・約2時間近くのコースだったのだが、本当に気持ち良かった。うーん♪極楽♪

ビーチサイドのプールへ戻ると、エルメサーはプールで泳いでいた。
オイルをたっぷり塗られた体のazzurriはプールには入ることができず、仕方なくエルメサーの泳ぎを見つめるだけ。
ビーチサイドで少しだけのんびりした後、部屋に戻り、出かける用意をする。

今日は19時からランカウイ島で一番キレイにサンセットが見えるレストランでのディナーなのだ♪
マネージャーもお勧めだというレストラン！インテリア雑貨なども扱っているというので、二人ともとっても楽しみにしながら、送迎の車に乗りこんだ。

先頭 表紙

ビーチから部屋に戻りシャワーを浴びて着替え、少し休んでからまたビーチへ向かう。
今日のディナーは毎日限定2組のみのビーチ・サイドでのディナー「ロマンチック・ディナー」なのだ。お料理は4つのコースの中から選べるのだが、シーフードのディナーにした。
ロビーからビーチまではゴルフの時の電動カートで送ってくれる。
ビーチにはテーブルがセッティングされており、ほんのり薄暗い中、松明とキャンドルが照らされている。

エルメサーの体調の事を考えて、シャンパンはハーフ・ボトルにし、ワインは事前にエルメサーに選んでもらった。
シャンパンがグラスに注がれ、乾杯・・・。
さすがにバレバレになってしまうので、プレゼントはテーブルまで持ってこなかった。後でお部屋で渡すつもりだ。

熱帯雨林の気候のせいか、満天の星空・・・というわけにはいかなかったが、波音とシャンパンの泡の音だけのお誕生日祝い。
エルメサーは「今まで生きてきた中で最高の誕生日になった。」と言ってくれたが、azzurriは何もしていないし、もっともっといろんなことをしてあげたかったのだが、できなかった。
今回の旅行だって、本当ならazzurriがご招待したかった・・・自分の非力さがとっても悲しい。
だけど、この時を一緒に祝えることが何よりもうれしかった。

スタッフは少しだけ離れたところで、テーブルの様子を伺いながら、サーブしてくれる。
前菜からお料理が運ばれてくるのだが、とにかく量が多い！
デザートのチョコレート・ケーキにいきつく頃には気持ち悪くなるほどだった。
しかも！！お願いしていたバースデー・ケーキまでチョコ！！
・・・仕方なく、残りはお部屋に持ち帰り、食べることにした。

とってもとってもロマンチックなディナー・タイムを過ごしたのに・・・なんと！azzurriは急に気分が悪くなり、カートでお部屋に戻ることができず、歩いて戻るハメに・・・しかも、さっき食べたものをリバースしてしまったのだ。。。

せっかくのエルメサーのお誕生日なのにっ！！！！！！！！！

自分がとっても情けなくなったが、それでもエルメサーは心配してくれたうえ、「俺が気分が悪かった時に、ずーっと世話焼いてくれたよね。おねねが俺の前で素直（リバースのどこが！？）になってくれた方がうれしいよ。」とまで言ってくれた。

ごめんなさい！ごめんなさい！！
せっかくのお誕生日なのにーーー！！！

なんとかお部屋まで戻り、少し休むと気分が楽になった。
何度もエルメサーにごめんなさいを言って、ようやくプレゼントを渡した。
ホントはもっと他にプレゼントしたいものがあったのだが、貧乏な今のazzurriにはこれが精一杯・・・エルメサーが欲しがっていたドライブ用のステンレス・カップと「エルメス」の「シンボル」というチョーカー（？）にカードを添えて・・・いつか大好きな人に渡したいと思っていたもの。
エルメサーはその半分をazzurriに渡してくれた。

恥ずかしくて「大好き」だなんて口にして言えない・・・その分はカードに思いをこめて、、、

そして遊びすぎ＆食べ過ぎの二人はベッドに入ると、爆睡してしまった・・・こうしてバースデーが過ぎていった。

エルメサーの腕の中で・・・隣で眠るのが一番大好きな時間。。。

先頭 表紙