2001-05-08 バカ母娘の南国日記〜１〜
2001-05-03 バカのひとつ覚え？
2001-05-01 おとなげなかったかな？
2001-04-27 男なんて・・・
2001-04-23 頭痛とスノボ
2001-04-20 Jちゃんと二人っきりの軽井沢
2001-04-17 またしてもご無沙汰してしまったー！
2001-03-16 ハマるスノボー
2001-03-15 スノーボード初体験者のゆくえ
2001-03-12 4年ぶりのスノーボード

さんざん雪山で雪と戯れたazzurriは、独りで軽井沢へ行った翌週、南国へと旅だった。

会社の人には極秘だが、azzurriは転職して間もないのに、azzurriママたっての希望で久々に海外に出ることになった。しかし、教職に就いているazzurriママも仕事をさほど休めないazzurriも近場の海外にしか行けない・・・渡航先は近場限定！！
ママの希望とはいえ、azzurriは久しぶりにビーチリゾートでの〜んびりしたかったので、希望渡航先はグアムもしくはサイパンだった・・・が、「いいツアーが見つかれへんのよ〜。」と言う（絶対嘘だ！！）azzurriママの一言で、気づくとシンガポールになっていた。

そう！このひまじんコミュニティーでも住んでいらっしゃる方が多いシンガポールだ！
あの！口から水を吐くマーライオンがいるアジアの小国（←失礼）に行くことに決定したのだ！（時間があったら、ライター様から現地情報をいろいろと頂きたかった・・・）

ちなみに、azzurriママはもう10年以上前にシンガポールに独り旅しているので、渡航は二度目だが、移り変わりの激しい世の中・・・シンガポールもすっかり変わっているに違いない。
azzurriは初めてなのと、シンガポール在住のひまじんライター様の日記で、シンガポールに行くのは楽しみだったのだが、最大のワガママが自分の過去の日記でも書いた「シンガポール航空で行くこと！」だった・・・流石に、1年の間に2度も事故を起こさないだろう・・・というのと、やはりあの制服（制服フェチ）、噂のサービスを受けてみたい！（←もう航空会社の社員じゃないクセに）

イヤハヤ・・・やはり、SQは良かった！！
機内食も美味しかった♪噂の新型機も機内もazzurri好み（紫を基調としている←欲求不満？）で、機内エンターテイメントも充実。CX(キャセイ・パシフィック航空）と違って、シートテレビのコントローラーは取り外しができ、約7時間というフライト時間も映画をしていようが、ゲームをしていようが、楽しめる！！
そして、やっぱり客室乗務員は美しかった・・・それはもう連れて帰りたいぐらいの美しさだった。
すっかりご満悦のazzurriは、お腹いっぱいになった後、眠りにおちてしまった♪

事件はシートで起きてるんじゃない！！
トイレで起きてるんだっっ！！！
（↑織田裕二風に）

azzurriの知らない間に、azzurriママはトイレでアホなことをやらかした。
断っておくが、azzurriママは別に飛行機に乗るのが初めてなわけではない・・・彼女は、「FLUSH」のボタンと客室乗務員を呼ぶボタンを押し間違えてしまったのだ。。。
駆けつけた客室乗務員に「すみません。ボタンを押し間違えました。」と謝るazzurriママ・・・オマエはそれでも教職者かーっ！！！

ちなみにazzurriママは、既にちょこちょことトラブルを起こしている。
関空発の旅行だった為に、azzurriは羽田からいちいち関空まで飛ばねばならなく、朝9:00に待ち合わせていたのに、寝坊したとか言って、30分も遅刻してきた。
次に、関空の免税店で勝手にウロチョロしてくれたおかげで、探すのに苦労した。
などなど、、、

しかし、事件はそれだけにとどまらなかったのだ、、、

先頭 表紙

4年ぶりにスノーボード・デビューした苗場から、azzurriは結局、なんだかんだで5週連続スノーボードに行った。
スキーのように思うように滑れなくて、上達したい！と思う気持ちもそうだが、自分でもよくわからないが、スノーボードの楽しさに取り憑かれてしまったんだと思う。

1週目：苗場（友達4人）−日帰り
2週目：軽井沢（Jちゃんと2人）−日帰り
3週目：万座温泉（友達6人）−1泊2日
4週目：湯沢パークリゾート（Jちゃんも含む前の会社のメンツ6人）−日帰り
5週目：軽井沢（独り）−日帰り

そう！最後の週はとうとう誰も一緒に行ってくれず、仕事が終わった後、「関西人の集い」でバカ飲み→カラオケバカ騒ぎ→ビリヤード→夜明けのラーメンというコースを経て、いったん自宅に戻り、ボードに行く用意だけをして、アルコールの残る重い体で軽井沢まで滑りに行ったのだ。

夢中になると、何でも独りでもやってしまう・・・友達にはバカにされたが、ちょっと寂しいと思う時もあったが、意外と独りも自分のペースで滑れたりするので、楽しくて、事故った時が怖いぐらいで、今シーズンラストの滑りを満喫して、ついでにまたしてもアウトレットでお買い物をして帰った。

かる〜くプチ・ガケ落ちを2度ほど味わったのと、終わってみて、股関節がズレたような感じだったぐらい・・・。

まだまだ滑り足りないが、流石にもうどこのゲレンデも初心者のazzurriには無理だろう。。。

このペースだと、おそらくザウスあたりに通いそうな気もしないでもないが、ゴールデン・ウィークだというのに出勤してる時点で無理かもしれない。

来シーズンまでに感覚が鈍りそうで、それだけが怖いazzurriなのでした。。。

そして、雪山から帰ってきた翌週、azzurriは南国へと旅立った・・・

先頭 表紙

azzurriは、昼間のボードですっかりしょぼくれただけではなく、ちょっとだけ不機嫌になっていた。
夕食は焼き肉をすることになっていたので、ボードの帰りにスーパーに行った時もazzurriが独りでカートを押して、みんなの後をついていった。

そして、コンドミニアムに戻り、お風呂に行ってから夕食・・・ということになったので、みんなでコンドのそばにある温泉に行った。
着替えながら、Jちゃんが「みなさん、おもしろくっていい人ですよねー♪」と言うので、ほったらかしにされて不機嫌だったazzurriは彼らの女グセの悪さ（事実）をバラしてやった。。。（Yさんはよく知らないので、Yさん以外）

夕食の用意もazzurriがキッチンを仕切り、Jちゃんが食卓の用意をすることになった。
用意といっても、野菜を洗って切る程度なのだが、実家暮らしのJちゃんはどうしてもちょっと要領が悪い（本人の元々の資質の問題かもしれないが）。包丁を持つ手が危なっかしくて見ていられない。野菜をお湯で洗うわけにはいかないので、水で洗う・・・とっても水が冷たい。
リビングからは楽しそうに笑う声が聞こえてくる・・・。

全ての用意を終え、azzurriが席に着くと、もう焼き肉は始まっていた。azzurriはいつでもキッチンに立てるように一番下座に座った。
悔しいから、ビールをいっぱい飲んでやった。

一通り食事が終わると、飲みながら「せんだみつおゲーム」とかが始まった。負けると罰として、シンルチュウをショットグラスに一気飲みしなければいけない。
更に悔しいことにazzurriはこのテのゲームに強く、お酒が飲みたいのに、ちっとも飲めない・・・周りは盛り上がるが、azzurriはワザと負けるしか飲むテがない。
気づくと、みんな酔っぱらって、酔ってダウンした人からお布団に入り始める。

そして・・・最後にazzurriとYさんだけが残った。
二人で余ったお酒を飲み、azzurriはテーブルを片付け、キッチンで洗い物をし、翌朝の朝食の用意をし、玄関の脱ぎ散らかされた靴を並べ直した。
リビングに戻ると、誰もいなかった・・・みんな寝てしまった。
しかも、Hさんが意地悪してるかのように中途半端な寝方をしていた為に、azzurriの寝るところがなくなっていた。
仕方なく、azzurriはコタツとソファの50cmぐらいの隙間で下半身をコタツに入れ、「く」の字になって、上半身に毛布をかけて寝た。

別に誰かに誉めて欲しかったわけじゃない・・・と言うと嘘になるし、自分が好きで勝手にやってることだけど、誰もが当たり前のように、朝食を食べ、帰り支度をしていた。。。
帰りの車の中では、みんながJちゃんに合コンの約束までしていた。
楽しかった旅行だったけれど、やっぱり帰りの車でもきっとazzurriはちょっとむっつりしていたに違いない。

おとなげなかったかな？

結局、azzurriの手はあかぎれになってしまったうえ、ボードでまたしても頸椎捻挫（むちうち）をやってしまい、首がまわらなくなったうえ、携帯電話まで壊してしまった。

先頭 表紙

頭が痛いとさんざんわめいていたクセに、翌週末もスノボになってご機嫌のazzurri。
今回はJちゃん、azzurriの友達のA、Aの会社のサッカー部の友達Hさん、Tさん、Yさん、そしてazzurriの計6人で金曜日も夜に出発、北軽井沢にあるYさんの会社のコンドミニアムに1.5泊し、近隣のスキー場へ行くことになっていた。
ちなみにazzurriは、Hさん、Tさん、YさんとはAも含めて、サッカーで戦ったことがあるので、全くの初対面ではなかった。

金曜日の夜、よせばいいのに、azzurriはまたしても友達と六本木で呑んでいた。流石に友達が時間を気にして家まで送ってくれたのだが（笑）。

早朝、コンドに着くと、なんと！暖房機が故障していて、仮眠を取るのに、防寒具を着たままで布団に入った・・・大半は寒くて、ちゃんと睡眠をとれなかったらしい。
起きて、用意をしてから行き先を決める・・・今回は万座温泉スキー場に決定した！

外は美しい雪景色と晴天！今回もJちゃんは寒さにやられることはないだろう。スキー場へ向かう道は雪をかぶった森林と美しい浅間山のコントラストがとても美しく、車窓を流れる景色に見とれてしまった。

現地にはお昼前に着き、昼食を済ませてから滑ることになったのだが、山の天気は変わりやすい・・・食べている間にすっかり小雪がちらついていた。

AとHさん、Tさんはスノボは3シーズン目で、元々運動神経が良く、大抵のスポーツはこなす。。。といった感じである。

とりあえず、リフトの乗り場まで滑らなくてはいけないのだが、思ったよりも斜度がきつく、若干こぶがあるので、azzurriはおそるおそる滑る。ふっと見るとJちゃんは滑っている時間よりも転んで座っている時間の方が長い・・・といった感じ。
案の定、そばにはTさんがついて、教えていた。azzurriもAに「ねぇねぇ、斜度とこぶが怖くてすべれなーい。教えてー♪」と甘えてみたが、「オマエは独りで滑れるだろ。」と敢えなく却下された（涙）。

しかも、山頂に着くとあまりスノボが得意ではないYさんを除いて、AもTさんもHさんもみんなでJちゃんの面倒を見る・・・ほったらかしのazzurri（号泣）。

私だって、スノボはJちゃんより1回多く行ってるだけだもんっ！！しかも4年前の話しだもんっっ！！

彼らは時々、思い出したようにアドヴァイスはくれるものの、仕方なくazzurriはみんなの動きを見よう見まねで頑張って滑る・・・なのに、挙げ句の果てにはいじめっこのHさんに雪玉は投げられるは、雪に埋もれさせられるは、頭にデッカイ雪玉を乗せられるわで、たいして転んでもないのに頭もウェアも転びまくっていたJちゃんよりもびしょびしょになってしまった。

どうせ、Jちゃんはazzurriよりも若いし、初心者だし、天然だし、カワイイわよーっ！！
どうせ、azzurriはあんた達には新鮮味はないわよーっ！！！
どうせ、男なんてそんなもんよーっ！！！！

途中からazzurriはすっかりしょぼくれてしまい、黙々と自分の動きを確認しながら滑ることだけに集中した（涙）。

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Jちゃんと二人で出かけた軽井沢スノーボード・・・派手に転んだ時に、azzurriはゲレンデにひどく頭をぶつけた。たぶん、端で見ていた人には★が飛んでいるのが見えたことだろう・・・。しばらく、起きあがることができなかった。
ズキズキしたけど、滑った。
帰りの新幹線の中でもズキズキしたけど、ビールにJちゃんが買ってきてくれていたお菓子をつまみにしていたし、東京駅でもJちゃんととってもトロピカルなカクテルを飲んでいた。
家に帰ってもず〜っとズキズキしていた。

一夜明けた。

それでもズキズキは治まらず、吐き気までした。

仕方ないので、日曜日はひたすら寝てた。
出かける気力どころか、ご飯を食べる気力すらなかった。

月曜日には仕事に出たが、気持ち悪かった。

火曜日には楽になった。

水曜日に土曜日に那須でボードしていた友達A（金曜日にウチに来たヤツ）から電話が入った「今度の土日何してんの？暇だったら、泊まりでボード行かない？こっちは男4人でハイエースで行くから、誰か女の子の友達誘ってよ。」・・・次の瞬間には口から「うん、行く♪行く♪ちょっと待ってね〜！すぐに誰か探すから〜♪」と出ていた。
しかも、電話を切った後、Jちゃんに電話していた（笑）。

さすがのJちゃんは最初は躊躇していたが、泊まりであることと、一緒に行く男性陣のうち３人がとても上手できっと教えてくれることを伝えると、Jちゃんも「行きます！」との返事だった（笑）・・・ちなみに、Jちゃんはこの週こそMyボードを買いに行こうとしていたらしい。

とりあえず、自分の頭のことは心配だったが、アルコール消毒（笑）は充分にしてあるし、何よりも泊まりでボードに行けること＆上手な友達に教えてもらえることで頭はいっぱいだった。

それにしても、MRIやCTスキャンとかで検査してもらったら、いくらかかるんだろー？



ちなみに、ヘタクソなハンドバック型ブーケはこの前のアレンジのお教室で作ったもの。

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東京駅は広い！そして、朝早くからいろんなショップが開いており、充実している。
Jちゃんに会って、謝ると「大丈夫でしたか？私は、東京駅の中を探検してたから、全然平気です！朝ご飯も食べれましたよ♪」とにっこり微笑んでくれた（感涙）。
取り敢えず、次に出る新幹線の時間を確認し、二人分の自由席の確保をして、軽井沢へと向かう。

もう東京に7年ほど住んでいながら、azzurriは軽井沢へ行くのが初めてだった。どうしても「避暑地」というイメージしかなかったので、まさか冬場にスノボしに行くのが初軽井沢になるなどと思いも寄らなかった。
長野新幹線ができたおかげで、東京から軽井沢までは停車駅にもよるが、早いと約1時間で着く。しかも、トンネルを抜けると、そこは雪国・・・駅はとてもキレイで、駅からゲレンデまでは送迎バスが出ている。そして、ゲレンデも含めた辺り一帯がプリンスホテルのリゾート地だ。
軽井沢プリンスホテルスキー場は、もともとは人工のスキー場なのだが、その上に天然の雪が積もっている・・・といった感じで、流石に3月にもなると、アイスバーンかつショリショリ気味な箇所もあるが、この日は晴天に恵まれ、スノボ日和だった。コースは初心者コースが殆どで、練習にはもってこい！といった感じ。

午前中は、二人とも無理はせずに、ファミリーゲレンデで雪質と滑り方を確かめながら、何本か滑る。Jちゃんは2回目なので、3回目のazzurriが教える・・・というか、azzurri自身も人の振りみて我が振り・・・といった感じだが、この日の（自分の）為にスノーボードの教習ビデオを借りて研究していたので、Jちゃんへの指導もスムーズに進む。
が、Jちゃんの動きはやはり硬い。

ランチは当然カレー＆ビール♪（ちなみにお酒に弱いJちゃんは呑まない）カレーのくせに生意気な値段だったが、なかなか美味しかった。

午後からは山頂に行く。
高速リフトを降りて、目の前に広がった景色は、とてもすばらしかった！！目の前に浅間山を望み、周りは全て雪景色！！Jちゃんと二人、感動しながら、バシバシ写真を撮った（笑）。無理をせず、林間コースや初心者コースを滑る。

というか、曲がることのできない二人は基本的に直滑降か木の葉落としである。
azzurriは教習ビデオの通りにひとつづつ課題を思い出しながら、ターンの練習をしていたのだが、Jちゃんはゲレンデの上で立っていられないのだ・・・木の葉落としをしていても、すぐに転ぶ。膝の動き（屈伸）が硬いためか、バランスを保っていられないのだろう。
挙げ句、ゴーグルをしていなかったJちゃんはピーカンのゲレンデで目をやられたのか、偏頭痛を訴えた。Jちゃんの偏頭痛が治まるまで、一緒に休憩する。
昼食を取ると、どうしても滑るペースが落ちてしまう（笑）。
結局、その後何本か滑った後、最後の1本でazzurriはターンができるようになり、最後の最後にド派手に転んだ（いや、滑ってる最中も何度も派手に転んでるんだけど）。そういう意味ではJちゃんは1回転するぐらいの転び方はしないなー。。。

18:00過ぎの新幹線を取っていたので、16:00過ぎに上がり、せっかくここまで来たのだから・・・と二人でアウトレットへ向かう（笑）。そして、ちゃっかり二人ともお買い上げし、ビールとジュースを買って新幹線へ乗り込み、東京への帰路に着いた。
東京駅の中にあるレストランバーみたいなところで、1杯ずつ呑み、二人ともすっかりスノボーにはまってしまったね！・・・と終始ボードの会話。

初心者同士でどうなることかと思ったけれど、けっこう楽しい日帰り旅でした。

ところが・・・

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年度末の仕事の忙しさに加え、「病気でぇぇぇぇ〜」などと会社に大ボラ吹いて旅行に出かけていたら、またしても暇人生活から遠のいてしまった・・・ライターさんの日記を読む時間が欲しい。そして、神様、お願いですから新しいPCをください、、、

さてさて、前の日記の続きだが（って、覚えている方がいらっしゃるんだろーか？）・・・
Jちゃんと二人っきりで苗場に行く前日の金曜日、先輩の目を盗み、スノボの準備をすべく、とっとと帰宅したazzurri邸に友達が遊びに来た・・・取り敢えず、夕食をともにしながら、呑む・・・友達は翌日ボードへ行くazzurriに気を遣ったのか、23時過ぎには帰ってくれたのだが（だったら、もっと早くに帰ってよぅ）、別の友達から電話が入る。
「今日さー、これから友達とスノボに行くんだけど、今ちょうどazzurriんチの近くだから、寄ってもいい？」・・・人のいいazzurriは断れず、友達を招き入れた。
おまけにボードに誘われたが、翌日はJちゃんとびゅうのツアーを取っていたので、泣く泣く断った。その友達は3人で那須のハンターマウンテンに行くらしい・・・つまりは人数が増えれば、交通費が安く済むってことね、、、

さて、その友達が那須へ向けて出発したのが3時過ぎ・・・azzurri的には実に中途半端な時間に出てくれた。
azzurriとJちゃんは東京駅を6:44に出るあさま号の指定席を予約していた。待ち合わせは6:30に東京駅だ。東京駅に出るためには、azzurri邸からは余裕をみて、1時間かかる。5:30には家を出なければならず、支度に1時間はかかるので、4:30から身支度を始めなければいけないのだ。

・・・まだ、1時間ちょっともある。

お腹もいっぱいかつ微量だがアルコールも入っており、仕事と立て続けの来客で疲れていたazzurriは、気が付くと、ぬくぬくのホットカーペットの上で横たわっていた。

そこで、鳴り響くケータイ！！
驚いて目を覚ます・・・そう！azzurriはそのままJちゃんとの待ち合わせ時刻まで爆睡していたのだった！！
慌ててJちゃんに電話をする・・・当然のごとくJちゃんは東京駅に着いて、私の姿を探している最中だと言う・・・事情を説明し、1時間半でそちらに向かうから、それまで待って欲しいとJちゃんにお願いする。

仕事ではバシバシ厳しいことも言ったこともあるJちゃんが私に返した言葉は「大丈夫です！適当に時間をつぶしてますから、ゆっくり用意して、気を付けてきてください。」だった（涙）。
私が同じことをされたら、ブチ切れそうな気もする・・・Jちゃんにとても済まないと思う気持ちと、Jちゃんを見習わなければいけない！という気持ちが交錯しながら、azzurriはソッコーで用意し、タクシーで東京駅に向かったのだった。

当然、指定を取ってあったあさま号に乗れるわけはなく、別の電車の自由席で行くハメにもなる、、、
azzurriは朝が苦手だ・・・朝一便で出張の時など、起きられないと困るので、寝ないで行ったりする。それにしても、予約を取った電車に乗れないなど、初めての経験である・・・タクシーの中で激しい自己嫌悪に陥ってしまった。

先頭 表紙

苗場日帰りスノボツアーの翌週末、azzurriはまたしてもTを始めとする友達と泊まりがけで万座へ滑りに行くことになっていた。
ところが！ギリギリになって、そのメンツの中にいるとある夫婦が「行けない！」と言いだし、急遽キャンセル・・・憤慨するazzurriに優しいTは「しゃあないやんか！でも、オマエがそんなに行きたいんやったら、日帰りっちゅーことで車出したるがな！」と慰めてくれた。

が！Tは金曜日に急遽泊まりで出張が入り、azzurriを見捨てた・・・カラオケで負けたことへの仕返しなのかっっ！？

とっても熱くスノボー・モードに入っていたazzurriは半分マジ・半分ヤケになって、金曜日の昼休みに「びゅうプラザ」へと向かっていた・・・もちろん、日帰りのツアーを申し込む為である。
「ひとりでできるもん！！ひとりでもやってやるーーー！！！」ってなかんじ。

念のために、行けそうな人を考えてみたが、みんな予定が入っていて無理っぽい・・・考えた挙げ句、ダメもとでJちゃんに電話をしてみた。
azzurri「ねぇねぇ、明日ひま？」
Jちゃん「何ですかぁ？」
azzurri「サクっと私と雛祭りゲレンデ・デートしない？」
Jちゃん「は？え？え？え？」
azzurri「2週立て続けなんだけどさ、スノボーに行こうかと思って、今びゅうにいるんだ・・・でも、やっぱりJちゃんはダメだよね、、、行かないよね。」
Jちゃん「や・・・週末、小川町（注：神田にあるスポーツ用品街）まで行こうと思ってたんですよぅ。自分のボードが欲しくなっちゃって、、、」
azzurri「ひょえーーーーー！！！マ・マ・マジでー！？」
Jちゃん「やっぱり自分のボードがあった方がいいかなって思って。」
なんとJちゃんはあの悪天候かつコンディションにも負けず、スノボーを頑張るつもりだったのだ！！流石のazzurriもびっくりした＆Jちゃんを抱きしめてチューしたいぐらいカワイイと思った！！・・・センセイ（オマエじゃないだろー！）は涙が出るほど嬉しかったのだ。

結局、雛祭りはJちゃんと二人で軽井沢プリンススキー場（またプリンスか！？）に日帰りで行くことになった。
翌日の天候は晴れ！しかも駅から近く、アウトレットもある・・・というか、アウトレットに寄るかもしれないことを考慮して、電車の時間を遅めに切符を取った。
（何もスノボーに行ってまでアウトレットに寄らなくても・・・。）

ところが翌朝、予期せぬ出来事がazzurriを襲う。。。

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思うに・・・何でもそうだと思うけれど、「初体験」というのはその時々の状況に応じて、以後に繋がるか繋がらないかを決めてしまう気がする。
もちろん、本人の気質もあるので、一概には言えないが、環境や状況が占める割合は大きいのではないだろうか？

Jちゃんの場合もそうだ。
本来なら、天候の良い苗場で雪に慣れることから始まって、できればスクールに入って、段階を踏んでいきながらスノーボードを始めた方が良かったのかもしれない。
彼女の仕事ぶりを見ている限りではそう思う。。。いきなりは無理なのだ。
azzurriもTもOクンも「このままJちゃんがスノーボードを嫌いになるんじゃないか？」と内心、とても心配していた。

やっとJちゃんと再会した時、彼女はまるで「生活に疲れた女」のようだった。
取り敢えずお昼を食べて、暖をとってから、気を取り直そう！でも、無理はしないでおこう！と彼女に言った。

みんながカレー気分だったお昼・・・何故か私たちがいたトコロには「うどん・ラーメン・おでん」しかメニューがなかった、、、一気に気持ちが凹むazzurriとOクン。リフトに乗っている最中も滑っている最中も「カレー♪カレー♪かつカレー♪」などとくだらない歌まで作って、歌っていたにも関わらず・・・である。がっくし。
どうしてスキー場へ行くと、あんなにカレーが食べたくなるんだろう？？？

そのうえに仕打ちをするかのように、お昼を食べて外へ出ると、天候はますます悪化していた。
ガンガンに滑りたいであろうTの気持ちを考慮し、Tには別行動で構わないので、Jちゃんの様子を見ていると告げ、最終的に待ち合わせる時間と場所を決める。
そして、Oクンと交代でJちゃんの様子を見ながら、滑る・・・寒い。

何本か滑っていると気が付くと、Jちゃんの姿が見えない！
コースの途中にある山小屋まで行くと、Jちゃんはボードを外して立っていた。そして、こちらに向けて、手で大きなバッテンを作って「MAXでーす！！」と叫んだ・・・おいおい、MAXなのはいいが、まだまだ山頂付近にいるんだぞー！！

結局、azzurriとOクンもボードを外し、Jちゃんを連れ、ゴンドラで下山・・・生まれてこのかた、ゴンドラで下山したことなどない。Oクンも恥ずかしかったに違いない。
Tと合流すると、Tは午前中の指導で疲れたのか、途中のロッジで寝ていたという。

結局、早々に切り上げて、帰京することになった頃・・・ゲレンデは晴れてきた。

帰りの道、Jちゃん以外の誰もが思った・・・Jちゃんはきっと、せっかく購入したウェアもブーツ（何故か彼女はブーツだけは買っていた）も人に譲り渡すことになるんだろう・・・と。

ちなみに、azzurriは悪天候と4年ぶりのボードにも関わらず、すっかりハマってしまい（ただ単に自分が思うように滑れないのが悔しいだけとも言う。。。）、翌週は泊まりでボードに行くことになっていた。

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過去の心の傷というのは、すっかりと癒えるものではない・・・
「むちうち」になった4年前以来、ゲレンデに行く時は絶対にスキーをやっていた。
が、2月24日（土）はそれは許されなかったのだ。

連れて行ってくれた友達が元々はスキーをやっていたのだが、去年からスノーボードにハマってしまったらしく、「ボードやったら連れて行ってやる！カラオケでは負けたけど、ボードは負けへんでー！！雪まみれにしてやる！」と言ったので、下の日記にもあるように、気づいたらazzurriはMy Boardまで買っていた。
何事もカタチから入るazzurriである、、、

当日のメンバーはazzurriの友達TとTの会社の後輩Oクン（ボード歴1回）、azzurriの前の会社の後輩Jちゃん（初ボード）というTは初心者ばかりを連れて行かなくてはいけない・・・という恐ろしいメンツであった。

行き先は苗場！！
恥ずかしい話しだが、azzurriは三国には行ったことがあっても、苗場には行ったことがなかった。あんなにゲレンデ広いのね、、、

Tは「まず最初は頂上からやな！」と言いだし、本当は下のファミリーゲレンデで練習してから、上に行きたかったのだが、ゴンドラに乗せられた。最初は調子に乗っていたazzurriもだんだんと怖くなってきて、スキーにしなかったことを少しずつ後悔し始めた。Oクンは自他共に認める運動神経の良さのため、最初はおそるおそる滑っていたが、慣れると木の葉落とし（左右横滑り）で滑っていった。
負けず嫌いのazzurriは、ビンディングの付け方だけTに教えてもらい、取り敢えず不安定ながらも立ち、滑り出した・・・が、あらぬ方向へむかう→転ぶ→立つ→滑る→コースをはみ出す→転ぶ→立つ→滑る→木にぶつかりそうになる・・・といった調子で、２，３回それを繰り返すうちにようやく雪山の斜面に対する感覚を思い出してゆき、4年前の指導と人の滑りを見ながら、木の葉落としまでこぎ着ける。

ところが、Jちゃんはそうはいかなかった！
まず、ゲレンデで立てない。ちょっとでも滑ろうものなら、転ぶ。典型的な初めてのスノーボード体験者だ！優しいTはJちゃんにずーっと付き添い、指導していた。
azzurriとOクンは二人で先にあーでもない！こーでもない！とぶつくさ言いながら、滑って、途中でTとJちゃんを待っていたのだが、なかなかやってこない。
どうやらはぐれたらしい・・・しかも天候は悪化し、雨が降ってくる・・・仕方なくOクンと途中でお茶することにし、残りの二人のケータイに電話するが、繋がらない。

やっとJちゃんから電話がかかってきたのだが、電話口の向こうの彼女は涙声だった。
そして「今、ボードを外してゲレンデを歩いて降りていってますー（泣）。」と言った。どうやらガンガンに滑れるTも彼女に合わせて歩いて下山しているらしかった

そうだよね・・・初めてのボードで悪天候で急斜面は辛いよね。
でも、Tの指導はきっと優しいはずだ・・・Jちゃんも4年前、azzurriが教えてもらった会社の先輩夫婦に教えてもらっていたら、もっと早くに泣きが入っていただろう・・・。

かなり寒かったが、azzurriとOクンは「寒い！寒い！」と言いながら、ターンもできなかったが、午前中で「滑る感覚」を取り戻した。
だけど、3人の心の中には「Jちゃんが最後までもつのか・・・」という心配だけがあった。

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