昨日の舞台稽古の様子 ほんのちょっとで拍子抜け。
あは、期待が多すぎただけね。
でも、前回同様 いきなり叫びまくってるオレステスは 圧巻。
神経、肉体すべてを駆使しての表現が要求されてるのが分かって。
まだ入ったばかりの稽古だろうに 既に憑かれてるような表情。
ああ、ホントにDECOは目での表現者だなぁ、なんて今さらながらですが。
ほんの2、3台詞しかなかったけど あれだけで相当なエネルギー使ってる。
台詞が多いらしいけど、ありゃ尋常じゃないエネルギーが必要だね。
「やたらお腹が空く」って言ってたけど、あれじゃホントにいくらエネルギー補給してもすぐ消費しちゃうね。
1時間40分って聞いて 短けーなぁ・・・なんて思ったけど、
内容的、表現的には 十分すぎるほどかもしれないと 2回観た稽古風景で思い直したりして。
1時間40分 ぶっ通し。
オーディエンスも 覚悟して観ないと。 こりゃ真剣勝負になるかも。
海外で何度か いろいろな舞台を観たけど、楽しみ方にも国によって様々。
ロンドン舞台は ほとんどが休憩入って、休憩時にショットバーで談笑したりするんだよね。
開演前にドリンクを予約しておいて。
どんな小っちゃな劇場でも 談笑スペースを持つショットバーあるし。
そして、マチネであろうと皆ちょっとドレスアップ。
飛びっきりの娯楽でありながら 社交の場も兼ね備えてる感じで、
ふら〜っと立ち寄るような観劇の仕方じゃないんだよね。
この華やかさを持った空間の中での 前半観た舞台を好き好きに語り合う。
こんな雰囲気が心地良くて まったく日常と切り離された時間が流れていくようで。
日本は 商業舞台の気が強いからなのか、とにかく舞台だけをどっぷり見せるようで、
時と場合、公演によっては ちょっと窮屈な気がしないでもなく。
単に公演観劇が目的だけで、上質の娯楽から拡がるプラスαの遊び、高揚感が少なくて。
ま、休憩をはさむ公演はあっても ショットバーを持つ劇場がないのも そんな原因のひとつかも。
いやいや、今回は 舞台そのものに集中しそう。
なんて、思いながら まだ観てないのに ヨーロッパの劇場でオレステス観てみたいなぁ・・・ なんてまた欲深。
初めてのフィールドでのDECO。(「MASK」はおいといて・・・)
映像でなく生の演技。
すべてが初めてというスタートを見れるって そうそうあるもんじゃない。
15時間後、未知への扉を開けて どんなDECOが生まれるのか ドキドキハラハラ。
そして、オーディエンスと時間と空間を共にして DECOがどう感じるのか バクバクワクワク。
DECOにとって 本当に初めての体感になるだろう。
もちろん、ファンにとってもね。
とりあえず、観劇前にお腹 満たしておこう。
DECOのパワーに押し潰されて ずっしり重く身動き取れず きっと何も食べられそうになくなりそうだから。 |