今までこれほどDECO関係で忙しく振り回されたこと、動揺したことがあっただろうか?
DECOファンやめたら、少しは平穏な時間を過ごすことができるんだろうか?
ああ、足洗えるモンなら 洗いたい、ったく!
今週には一般発表なるとは聞いてたけど、週明けドあたまから制作発表とはビビった。
今朝は、夏コン制作費15億円以上、なんたらかんたらなんてWSやってて、
こりゃぁ、オーラスも観ないとダメじゃん、なんて少し焦ってたのも束の間、
そんなの翳むほどの大イベントがやってきて、興奮状態。
舞台の噂を聞いたとき、一瞬にして不安だけがこみ上げて来た。
スケジュールの問題、演出家・共演者との絡み、DECO自身の受け止め方、etc。
舞台は生半可なモンじゃない、ドラマとはスタンスが徹底的に違う。
ましてや、今回の舞台は、ジャニ枠とは無縁の商業舞台。
さらに周知の通り、蜷川氏の演出方法、演技指導、大竹女史の確固たる舞台女優としての姿勢。
すべてが、偉大な功績・実績・評価のある環境の中での初舞台。
これほど高水準な舞台に 舞台無経験者が臨むということに 不安が無い方がおかしい。
舞台最終稽古が夏コンと重なる悪条件、それ以前にも映画撮影、コンリハと
幾重にも重なる非効率極まりないスケジュール。
DECOの性格上、未知のフィールドで精神的につぶれる時があるのは目に見えてる。
精神と肉体は連携しているゆえ、ボロボロになるかもしれない。
それでも これほどのオファーは逃せない。
本人が望むなら、本人がきっちり受け止めたのなら、
最大のチャンスを逃すな! 何があっても逃げ出すな! って喝入れたい。
昔、有名俳優の舞台制作発表でインタビューを取ったことを思い出した。
「カーテンコールを受けるときは、至福のとき。」
「役者をやっていく上で、いい脚本、いい監督、いい共演者、いいスタッフにどれだけ巡り合えるかが宝となる。」
20数年以上役者一筋で生きてきた彼は、一見平凡な言葉だが、
一言一言噛み締めるように、これらの言葉を呟いた。
それを目の前で聞いていた自分は、無性に彼が羨ましくなった。
自分には 味わうことの出来ない至福感。
自分には 放つことが出来ない輝き。
既に有名であり、海外でも場数をこなしている彼ですら、「至福」という言葉を口にする。
DECOは、また新たな「至福」を感じることができるのだろう。
役者を目指してる中にも潰れた卵を何人も見てきた。
舞台の世界はドラマ、コンサートなんて比にも成らないほど過酷なもの。
今まで、ジャニ傘下で温室培養されてきたDECO、
今回も幾分、ジャニ世界がフォローしてくれるだろうが、
挑むのも 闘うのも 演ずるのも 観せるのも DECO自身。
どんなに文句を 愚痴を 泣き言を言っても構わない、
言った分だけ、へたれた分だけ、それを原動力に変えて、強く向かっていってほしい。
舞台に対する思いは 複雑だけど、
既に決まったこと、走り出したこと、DECOが新境地でどのように輝きを放つのか見届けよう。
宣材写真は小さいものの、すっかり「エレクトラ」&「オレステス」の顔になっていて、
初舞台の役者の顔には いかんせん見えないのが圧巻。
本日の会見でも 多少緊張の面持ちはあるにせよ、
心配していたより、表情が嬉しそうで 瞳が輝いているのに若干安心している自分がいた。
DECO自身には 仕事に優先順位などつけずに、
映画、コンサート、レギュラー、舞台、全てひとつづつ全身全霊で取り組んでいってほしい。
優先順位をつけていいのは、ファンと事務所のトップだけ。 |