相変わらず多種多様な雑誌に出まくり、とりあえず立ち読みならず立ち見チェック。
重くて買えない、高くて買えない、またケチくさいけど。
で、興味深かったのが硬派ととられがちなSPUR。「REVO〜」を除いて紹介されてる本の半分以上既読だったのに驚いた。
「インパクトのある広告グラフィック A collection of select world advertising with impact!」
仕事絡みで買ったけど、まさにインパクトのある広告作品集。いかに日本の広告が商業的で保守的であるかを否応なく知らしめてくれる驚異で奇抜な1冊。
「あなたに贈る希望の言葉」
夢をかなえるためのメッセージ集というか格言集。人生における教訓本のようでもあり道がふさがりそうになった時に支えになるまさにタイトル通りの本。不思議と覚えているのがチャーチル(だったかな?)の「決して諦めるな、屈服するな」。「ハーバードからの贈り物」も同種。HAPPYな時に読んでも何も感じず。
「死霊」
確か日本文学賞受賞とかで読んでみた小説。形而上小説であり、哲学的。この種の書にかなり傾倒していた時期あり。
「停電の夜に」
これもすごい有名な文学賞を受賞していたような。心の奥底をさらけ出すような短編集。
源孝志監督の次回作は「大停電の夜に」。と、全然関係ないが。
「FRIENDSHIP」
これとFAMILY、LOVEからなるシリーズみたいな写真集。これも仕事絡みで買ってみたものの、写真集はやはり趣味みたい。
ちなみに、M.I.L.K. とはMoments of Intimacy、Laughter、and Kinship (親密、笑い、親族の瞬間) のイニシャルをとったもの。どのシリーズも暖か味があって何も考えずに眺めていられる。
「道は開ける」
「人を動かす」とのペア本。自己啓発本らしくて途中で挫折。友に言わせると「人を〜」から読んだのがいけなかったらしい。
紹介された本を見ると、今まで読んできた数々の雑誌に掲載されたDECOの言葉がいかにこれらの本が知らず知らずのうちだったにせよ、根底にあったかが分かる気がする。五感とともに「考える」「生きる」ことを追求するような種。多種多様な本はDECOに何を与えてくれたのだろうか?
それにしても一般的にはマニアックというか、何というか。同じ様な本を読んできた自分も似たり寄ったりのような気がしてきて、屈折していた時期が思い出されて感慨深くなってしまった。感慨深いなんて可笑しいけど、中学から大学までずっと見えないものに反抗してきたから。その反抗癖は今も大人の形をして残っているから始末に終えない。
DECOも語っていたように本は想像をいくらでも勝手に膨らませられる世界。そんな世界で自由に遊びたくて、大学時代に司書資格を取得したが、引退したら山奥の静かな図書館(イメージは映画「ラブレター」の図書館:但し小樽はダメ、寒いトコ弱いから)でひたすら読みふけっていたいなと。活字中毒は定期的に起こる、読む本がなくなった時は新聞を隅々まで。それでも一度読んだ本を読み返すことは殆どない。唯一何度も読むのが、吉田ルイ子著「ハーレムの熱い日々」。 |