相変わらず雑誌とビデオが散乱。
1年間でよくもまぁこれだけ溜まったもんだ。
それだけ、今年もアイドル街道驀進したって証。
整理しながら写真やらを見てると、今年初め、いや、たかだか半年前ですら別人のようにも見える。
「ぶっさん」の頃から表情が落ち着いてきたみたいだけど、
最近は特に穏やかな表情でどれもアルカイックスマイル。
髪型、髪の毛の色のせいかもしれないけど、
「ぶっさん」は若かったし、「リュージ」も今ほどの落ち着きは見えない。
たった1年間での成長は、こうやって見返すと凄まじいものがあり、
今までだって、その成長・進化の度合いには、目を見張るものがあったけど、
21歳という遅れた成長期は、今まで溜まっていたものが一気に噴火したかのよう。
何よりも穏やかな表情、かつ今目の前に在るものを見据えるその眼差しにときめきを覚える。
周りの目まぐるしい環境に流されることなく、自分の道を突き進む姿勢。
「セリフ覚えが異常に早い。初日から殆ど台本を持たず。」と、
演出家に言わしめてしまうほど、自分の目指すものには手を抜かない。
いや、「セリフ覚えが早い」のではなく、「セリフを覚え込む」のだろう、たとえどんなに忙しくとも。
苦境の中、普通なら妥協することは誰だってあるだろう。
それを許さない自分がいることに感嘆する。
デビュー当時、何も出来ない自分に苛立ち、がむしゃらに突っ走った。
14歳で独りいきなり異世界へ放り込まれても、不屈の精神で独り闘ってきた。
22歳になった今でもその姿勢は変わらず、
役者というフィールド以外でも、バラエティーでさえも空中ブランコの時のように
自分の可能性を拡げるために、100%以上の力を出そうとする。
いつの時でも「失敗したら次がない」とギリギリの状態で臨んでいるように。
そんな真摯な一意専心、確固不抜な姿勢にアタシはずっと惚れ続けてるような気がする。
そして、それとは対極な天性であろう温厚篤実な性格にも惹かれる。
殺人的スケジュールの中でも、変わらぬ姿勢で臨んだであろう「寿司と祭壇」。
たった1週間、昨日、一昨日と2日ほどの本撮りといえども、
今朝撮了とは、何とも密度の濃そうな現場。
「ニュアンス芝居になりがちな脚本を上手くかわした演技。不思議な感触のウェルメイドなドラマ。」
と評される新たなDECOを年の幕開けから見れるのはなんともときめく限り。
そして、5月公開予定の初主演映画。
「24P」という言葉をDECOの口から聞くとは思わなかった。
シネアルタ24P撮影は一気に猛威を奮い、
ここ数年アタシをずっと苦しめている忌まわしい第三のメディアだが、
信介監督もそれに漏れず。
レーザーキネコになってしまうのは勿体無い。
ただ、これはe-シネマの現状ゆえ仕方あるまいか。
「キャッツ」もドラマですら全編HD撮影だったから、確実だろう。
映像は人間以上にラディカルに進化し続けている。デジタルだから。
でも、アタシはビデオよりフィルム派。そう、根っからのアナログ人間。
シーケンスソフト「SOL」まで買い込んだとは。
従来の「XGworks」に比べると相当強化、ツワモノ。
何しろ使い勝手よくストレッチが簡単に出来るのが美味しい。
果たして128chまで使い切るか? どんな音が出来るのやら? 怖いもの聴きたさ。
48chで十分、アタシは。
アナログ人間が究極のオモチャ、デジタルで遊ぶ。
デジタルを操るのは人間。
映像・音ともにどんなものを創り出すか、これも興味津々なり。
サイコロジカル、テクニカルに偏ってしまった今日のDECO日記。。。 |