年末から昨日まで忙し過ぎ、でもその先にはお楽しみ満載があったから頑張れたんだろうな。
カウコン、一回も双眼鏡を使わなかったのは初めてかも。告知の小ケツもカウントダウンも言うことなし。
そして新年早々、真正面で見る滝とのツーショは、うん、やっぱりいい絵だ。
ぬくぬくと余韻に浸ってる間に一気にドラマの嵐。
大化は既に見ていたから安心して見れたけど、やっぱり画面サイズの差は怖い。そりゃ、525インチのスクリーンなんか迫力満点なのは百も承知だけど、ウチのは25インチだからなぁ、厳しかった。それでもちゃんと成長していく鎌足は見応えあった。
前宣伝が少ないと思っていた冬運も直前にいきなり宣伝の嵐。
事前情報が少なかっただけにどう仕上がってるのか非常に興味があったけど、蓋を開けてみたら予想以上にいい作品でびっくり。「父の詫び状」や「夜中の薔薇」は好きだったけど、向田作品はさほど自分にとって身近ではなかったから正直イメージが上手く膨らまなかった。でもそんなのは関係ないんだな、初めての作家、作品、それが良ければ先入観は逆に邪魔になるだけなのかも。勢いあり過ぎず、暗くなり過ぎず、感情の起伏を絶妙なバランスで表してるのに静かながらも確実に引き込まれて行って、これが行間に隠れる思い、向田作品なのか!って感じ。3時間あっという間でこれこそ続編が見たいと思わせてくれた秀作だった。原作もさることながら、最後のスタッフロールみて鳥肌モン。すごいプロ中のプロが勢揃い。映像見てHD撮影とはすぐ分かったけど、かなり照明を凝らしてそれを緩和してると思ったら、それもそのはず、拘りにおいては追随をみない長田さんだった。仕上げもしっかりカラーグレーディングまでして手を抜いていないし、って最後は職業病丸出しになりながら納得してしまっていた。キャストもスタッフもベテラン勢揃いで、こんな人達と一緒にDECOが仕事したのが単純に嬉しかった。菊男ももちろん良かったけど、作品自体が本当によかった。
ラスト、T&D。さほど期待してなかったから、期待も裏切られることなく。竜がぶっさんでなくちゃんと竜だったのが良かった。落語披露のシーンはないと言ってたものの、チューボーで瞬きせず早口で地名一気に言うのを見たら、やっぱり落語の天才・竜を見てみたいと思うのは致し方ないでしょう。にしても、役だとああも早口になれるというのが不思議だ、これもDECOの魅力のひとつなり。連ドラとしてもっと掘り下げて見れることを密かに期待しつつ、スペシャルは終了。
DECOが出てれば何でもいいってわけじゃない、作品あってこその役者DECO。これからもいろんな役のDECOを見てみたいと心底思わせてくれたドラマの一連だった。
ドラマが終わったのも束の間、昨日のプレミア試写会は眼福もの。アリーナバスに乗ったDECOはまるでおのぼりさんみたいで可愛かったし、舞台挨拶でキョドッた泳いだ視線も変わらぬDECOだったし、エスコートの手がちぐはぐになったのも微笑ましかったし、何よりもベルベットのロングタキシード着て「ちょっと恥ずかしい」と照れて「おめかし」という言葉を使うDECOは透ではなくまさしくDECOで言うことありませぬ。
Screen7は初めてだったけど、音の良さにビックリ。THXのおかげで映画自体も今までと違う感覚で観れたのが思わぬ発見。やはり映画はスクリーン、音響が命だ、とここでも職業病。以前も書いたけどこれは五感で観る映画だと改めて思った。
残すは初日のみ。15日で私的には全て終了。公開初日だっていうのに終了で申し訳無い、ちょっと休んで風邪を完治させねば次に進めませぬ。 |