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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2008-10-25 本番当日のことについて
2008-10-24 本番前日
2008-10-23 んー、実に面白い。。。
2008-10-22 一房の葡萄
2008-10-21 もう二度と届かない言葉
2008-10-20 秋に思う
2008-10-17 秋の甘味
2008-10-16 到着する場所は一つ、道は色々。
2008-10-15 エビとブロッコリーのサラダ
2008-10-13 いつか


2008-10-25 本番当日のことについて

本番当日、僕たちの本番の終わりが予定の時間を超過して、慌ただしくお客様を追い出し自分達もどたばたで劇場を飛び出す羽目になりました。もともとパンフの日程であれば僕達の芝居の開始時刻は7時10分からだった。そして僕達の芝居の尺は一時間四十分。だから全て予定通りことが進めば8時50分には芝居は終わっている予定だった。しかしまず前の上演の劇団の芝居の開始時にトラブルもあって結果、芝居が押し、さらに僕等の芝居も10分押しました。だから最終的に僕等のカーテンコールが終わったのは9時17分。この劇場の完全撤収は9時半。それぞれの劇団が時間を押してバタバタで劇場から出て行く事になったのです。この原因の一つは事前の会議の段階ですでにギリギリの時程だったということ。だからこういう状態を予想していながら、対処しきれなかった。僕は「9時15分に会館の終了アナウンスが流れるかも」という話もあって、事前に余裕のあるタイムスケジュールを組んでくれるように再三意見を出しました。劇団の調書にもその点を書き上げていましたが「それは大丈夫」という話で、それで終わりになっていました。僕もそれで安心してしまった。やっぱりきちんとタイムスケジュールを組み直すべきだったと思いました。ただそれは他の人を責めているのではありません。僕もみんなも、結局読みが甘かったのだと思います。もう一つは僕等の芝居で袖幕から出てくるのに「もたつき」があった事です。確かに出ハケがしにくい構造でしたがいちいち出が遅れ、いちいちハケにもたついてました。「セリフを巻け」という指示は、押して始まった時点で出てましたからセリフ自体は早かったと思います。それで感情が切れてしまったとしたら残念でしたが、その時の僕等には、時間内に収めるので手一杯だったのです。でも出ハケで「もたつき」結局10分押しです。芝居をモニターで観ていて次には改善したい場面がたくさんあったので、必ず改善して12月の公演に持っていきたいと思います。
さてもうひとつあの時のこと。9時10分、あと少しで芝居が終わろうとしている時、舞台ではエンディングロールの映像が流れていました。その時劇場のスタッフチーフが大声で「いつ終わるの?間に合うの?」と言いながら下手の袖に入ってきました。僕とその場にいたスタッフで必死にでも穏やかに、「今そのことを打ち合わせていますから」と説明しました。その時コジマさんと打ち合わせたことは、@「役者には客と接触させず、すぐに撤収の準備をさせる。」A「お客様に僕がすぐに撤収するように説明する。」ということでした。コジマさんと僕の判断でああいう形にすることになった。そりゃあ、お客様の芝居を見終わった後の余韻の大切さもあるでしょうけど、あの時は僕たちがその場でそういう形にすると決めていなければ、会館の方も納得出来なかったでしょう。それでああいう形の説明になったのです。でも勉強にはなりました。やはりお客様の余韻を確保する意味でもタイムスケジュールを組む段階で余裕のあるスケジューリングをすべきだったのです。余韻もなく終わった実感もない。僕にとってもそれは同じ事です。でも時間内に終わりに出来ないことはミス。そしてさらに僕等はその舞台の片付けもせずに出て行くことになった。その舞台の片付けを翌日やってくれたのはスタッフの皆さんです。翌日は別の本番が別の場所であったとはいえ、これも大変失礼なことでした。手の空いている人を指示して片付けに向かわせれば良かった。今回は本当に失敗ばかりでした。しっかり心に留めて次に行きたいと思います。


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その日片づけを全て終えた後に一緒に食事してくれた人、ありがとう。留守電にメッセージくれた人も。みんなに支えられて助かってます。 / あるまじろ ( 2008-10-28 01:11 )

2008-10-24 本番前日

本番前日、帰宅は深夜零時。
いや本番当日になっちゃったな。
補習稽古でやりたい部分に時間を掛けていたら、
ついつい遅くなってしまった。
早く終わろうとしていたのだけど。

まあ伝えたいことはいつまでもある、ということだ。
伝わらないことも。


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2008-10-23 んー、実に面白い。。。

封切り中の映画のためストーリーは一切カットしますが、
ネタバレになるかも知れないのでご注意を。
雨が軽く降り始めた午後、ちょうど開演の時間が近かったので飛び込みで、
『容疑者Xの献身』を観ることになった。
テレビシリーズは観たり観なかったりってとこでしたが、
この映画はまったくテレビシリーズとは異なるテイスト。
簡単に言うと主役は福山ではなく堤真一さんでした。

ここのところ堤さんは意識しなかったけれど良い役ばかりを好演してますね。
『SP』の部下想いでいるようでどこか影のある上司役。
『ALWAYS三丁目の夕日』の熱血父ちゃん。
そしてこの『容疑者Xの献身』。
ラスト近くでのあの複雑な表情で泣くシーンは、
んー、実に面白い。
あの複雑な感情をただ感情を爆発させず泣きで表現するとは。。。
ほれぼれするような豊かな演技でした。
大いに勉強になりました。

さて、週末の本番。
その爪の先ほどでいいから伝わるように気持ちを込めて舞台に立つことにしよう。


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2008-10-22 一房の葡萄

いよいよ諸々本番が近づいてきた。
まあ大丈夫。

そばにいて欲しい人っている?
僕には?

昔は僕が自分では葡萄を食べなくても、
一緒に食べてくれる人が居たから、
僕は葡萄を食べることが出来た。

最近は葡萄を食べない。
そういうことにちゃんと現れるものなので。


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2008-10-21 もう二度と届かない言葉

きっと信じて貰えない。
でもあの時僕は普通じゃなかった。
絶対に間違えちゃいけない名前を口にした。
しかも何度も間違えた。
自分でも自分が信じられない。
あんな事は人生でも一度もなかったし、そしてその後もない。
そして別にその名前の人物と僕はなんの関係もなかった。
何に誓ってもいいが、でもそのことを今更言っても何の意味もない。

本当にどうして僕は絶対に間違えちゃいけない時に何度も間違えたのだろう。
あの時だけ間違えてあの時以外人生の中で間違えたことはない。
あの時、僕には何が起こっていたのか自分でも分からない。
でもそれで僕はいったん全てを失った。

もう二度と言葉は届かない。
僕の自分でもわからない出来事。
信じて貰えなかった。
自分でも信じられない。
だから後悔もできない。

僕は裏切ってない。
僕の心に他の人など居なかった。
それは向こうの間違いだ。
でもそれももう二度と届かない言葉。


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みーさんへ。いいえ、ありがとうごさいました。 / あるまじろ ( 2008-10-22 23:45 )
安っぽい言葉で書きたくないんだけど、自分で驚くほど自分が信じられないような言動をとることがある。なぜあのとき・・。でも戻ることはできないし、口から出た言葉はそのまま。できることと言えば時間をかけて誠意を見せることくらいか。ごめんなさい、なんのフォローにもなってないつっこみですね。 / みー ( 2008-10-22 23:04 )

2008-10-20 秋に思う

仕事、表向きはなかなか順調に進む。
ただ少し引っかかることとかはあるかな。
きっと色々なことが僕の見えないところで絡まっているのだろう。
そういうことも想定しておく。
何もない、そういうことは滅多にない。

久し振りに少し早く帰宅する。
今日は自宅でゆやまんくんとサンプラーの入力を予定している。

帰りに「キッチンいさつ」で唐揚げ定食を食べる。
唐揚げ、好きだな。職場近隣の唐揚げはほとんど制覇してます。

今は無き「堀田」の唐揚げは、もっちりした衣で独特の味。
僕が好きなことを知っていて次の日も取って置いてくれるおばちゃんの笑顔が全て。

現在改装中なのか、そのまま閉店なのか?
「秀吉」の唐揚げは柔らかい竜田揚げ風。
しっかりコック帽をかぶった無口の職人気質なシェフが差し出す逸品。
復活を心から願うところだ。

以前、居た小川町にも、
鳥一匹の唐揚げや唐揚げだけのレストランがあって行きつけだった。
大学時代を過ごした松本にも山賊焼きという、
もも肉一枚まるごと揚げたものがありました。
あ〜懐かしい。。。

ちなみに「キッチンいさつ」は一番、僕の母が作る唐揚げに似ている。
カリッと揚がってて皮が美味しい。
おばちゃんは小鉢のこんにゃくを茹ですぎたと言って足してくれる。
現在の一押しですね。

こうして見ると俺って「唐揚げ馬鹿」だね。
昔から母が運動会とか遠足とかって言うときにいつも唐揚げを作ってくれたお陰かな。

ところで全然関係ないけど、
今日、気がついた。
「水戸黄○」見て。
「この印籠が目に入らぬかっ!!」ってやった段階で、まだ6対多数。
たとえ副将軍でも「ははーっ」ってあきらめないで、
ここからヤツラを皆殺しにすべきなんじゃないだろうか。
どうせ「追って沙汰」されるとすれば切腹でしょ。
そこから逆転のチャンスまだアルと思うよ。
証拠を隠滅すれば大丈夫だと思うけどなあ、
特に水戸と仲が悪い藩とかだったらなおさら。
まあ、俺ならね。

秋にいろいろ思う。
今週は明日夜稽古、水木は日舞、金は夜補習。
そして土日は最初の本番、芝居も日舞も。
新しい台本も書く。
やっぱテーマは「届かぬ想いと果て無き情熱」。
空気は澄んで、少し冷えてきたけど。


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2008-10-17 秋の甘味

普段は甘いものはあまり食べない。
どちらかというと苦手だ。
でも、秋になると少し食べてみようかな、という気になる。
なんでだろう?

この季節、少し肌寒くなってきて、
コーヒーが急に美味しくなってくる。
もともとコーヒー大好きなんだけど、
この季節のコーヒーはことさら美味しく感じる。

コーヒーと一緒にちょっと食べてみようって気になるのかな。
真冬にはそういう気分にならないんだから少し不思議。

美術館のカフェのオレンジピール入りのシフォンケーキ。


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征子さんへ。はい、元気でやっています。またそのうちに。 / あるまじろ ( 2008-10-20 23:17 )
おいしそうなケーキですね!元気で、忙しそうでなにより。 / 征子 ( 2008-10-19 09:01 )

2008-10-16 到着する場所は一つ、道は色々。

演劇論を述べるほどのものでもない。
でも、ここまでやってきたことは経験的に積み重なっている。
一人一人の役者や演出家、それぞれにものの言い方はあって当然だろう。
ただ僕は、自分がど素人だった時に感じたことが今も生きていると言っていい。
周囲の人々はとても親切で僕より上手な役者の人は、僕の演技に対して、
とても丁寧に「こうした方が良い」といってアドバイスをくれた。
そのことに関して感謝はしてる。
でもわかりずらいのだ。

すべてを教えてくれない。そうすると役者が考えないから。
そういう理由で考えなさい、と言われた。
でも他の表現芸術の全ては基礎の理論も技術論も確立している。
それはそういうプロのワークショップにいけば演劇でもそうだと思う。
でもそれは多くの演劇の現場では確立していない。
考えさせる前に基礎の技術講習が必要なのではないか。
あるいは演技は上手でも教え方は下手なのだと思う。
教え方が下手な人は教え方を学ぶべきだ。
そういう場はたくさんあるはずだから。
僕もまだまだそういう必要性を感じている。

子供の頃に算数を父に聞くと、父は良くたとえ話をした。
僕はなぜこういう数式になるのか、聞きたかったのだが、
父は直接的にはまったく関係ない話から始めた。
おそらく父はその時、
一般から個々の事象へと理論的に帰っていく演繹的な方法を実践したのだろう。
しかし僕はまずその問題をどう解くか、ということを教えて欲しかった。
父のたとえ話の段階で僕は、
「それはいいからこの問題の解き方を教えて」と詰め寄った。
そうすると父は「話を最後まで聞きなさい」と言って最後は怒り出した。
そういう意味で僕は悪い生徒だったんだろう。
でも今の僕だったら違う。
別の教え方がある。

芝居でも似たようなそんな感覚を思い出すときがある。


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ナタリーさんへ。今回は演出としては大変な作業でしたが、出演者の皆さんの助けを借りてなんとかいけそうです。10月を観て12月を観て頂けると随分変わるかも知れませんね。 / あるまじろ ( 2008-10-18 21:59 )
いよいよ来週ですね。余りこん詰めないで…といっても無理だと思いますが…貴方の演出を楽しみにわくわくお待ちしております。ご自愛くださいな。 / ナタリー ( 2008-10-17 17:29 )

2008-10-15 エビとブロッコリーのサラダ

エビ、ブロッコリー好きっ!!(ポニ○風に)。
いや両方好きです。

今日は初めてDVDを焼いてみました。
とりあえず出来ました。(普通)

まず次の台本書こう。
明日は照明のCUEシート書こう。
そんな毎日。


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2008-10-13 いつか

こんな煩わしいことばかりの毎日から抜け出したい。
でも、こんな煩わしいことばかりの大半が自分を虜にしているものでもあり。

なんでも「いい人」ではできない。
こっちは誰にも負けまいといろんな泥をすすって這いつくばってるから。
苦しいときに傍にいた人とはどんなにぶつかっても離れたくない。
一緒にあいつも連れて行くんだ。
あの時からもう幾つもの年を経て、
少しずつ少しずつつくってもつくってもうまくできず、
そんな中途半端なものをいつもいつもぶち壊したかった。

どれだけ。
いったいどれだけの想いでここまで歩いてきたのか。
途中で投げ出したものには分かるまい。
途中から来たものたちにはやがて伝わる時も来るだろうか。

あの時欲しかったもの。
いつか手に入るかな。
もう少し時間は掛かるみたい。
誰にも分からないと思うけれど、
僕が辿り着きたかった場所はまだはるか見えない。

空を切る指がつかめないその何かを探してる、
いつまでも手を伸ばして、探してる、探してる。

題して鐘の上でウサギピョーン!!


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