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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2014-12-02 届かない いつも
2014-12-01 とりあえず次へ進む
2014-11-30 最後の全体稽古
2014-11-29 本番そのまま稽古
2014-11-28 明日が本番 〜光脈〜輝く時を心の中に
2014-11-25 彷徨
2014-11-24 三連休のオワリ
2014-11-23 青いドレスの女のドタバタ
2014-11-22 スズキの香草焼き
2014-11-21 遠くへ


2014-12-02 届かない いつも

僕がずっと好きだったこの季節は、
きっと誰かがプレゼントを用意してくれているような時間だったから。

そんな誰かはずっと同じ人じゃなくて、
ずっと何かをしてくれていた母も亡くなり、
僕自身も、もう何かを欲しいとかあんまり思わなくなり、
巡り来る季節にも大きな感慨を抱かなくなった。

人と共に何かをする、ということは、
一体なんなのだろう。

もうずっと忘れていたような寒さが頬を刺す時、
ああ、こんな寒さだったなと思う。

たった一人で知らない街で歩き出した二十代前半も、
この想いだけが真実だと信じ込んでいた夜も、
母の不治の病を知らされたときも、
こんな寒さが僕を包んで、
それでも何か光のようなものを胸に抱き歩き続けた。
歩き続けるしかなかったから。

誰でもそうするしかない。
それは大切な事なんだと、
振り返ると誰もが、そう僕に告げていた気がする。
それが僕を支えていたんだと、
実は昔は気がつかなかったな。

それが今となっては嫌になるんだ。


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2014-12-01 とりあえず次へ進む

今日は稽古はありませんが僕は劇団の仕事をしました。
まずは先日作ったタイムスケジュールなど資料の訂正。

そして劇場にアポを取って打ち合わせの約束をする。
そこからが大変。
定時までに仕事を片付け、週末に備える。

と、その前に「光脈」のセリフを手伝ってくれた人と話す機会があり、
「ありがとう」を言った。
あの稽古でつかむものがあったので。
いや、本当にありがとう。

その後、職場を定時で抜け、劇場へ。

非常灯消灯願い、ポスターサービス依頼、避難誘導計画作成、
置きチラシの依頼、公演に必要な書類の提出と追加事項の確認、
仕込みの日と本番の日の駐車券の手配と確認、後はお金のこと幾つか。
一通り終わったら一時間くらい経ってた。

その後帰宅してメシ食ってたら、照明のうっちゃんから電話。
そー言えば、うっちゃんに台本、渡してなかった。
その後、うっちゃんがうちに来て照明の機材準備などの打ち合わせ。
さらにその後、ファミレスで少し話をして打ち合わせ終了。

着実に本番が近づいている。
すべきことを片付けていこうと思う。

遠くに波の音がする。
小野遠三郎の詩を思い出す。
荒涼たる風景の中に見いだす一片の光。
あの頃の僕は、今思えば何も持っていなかった。
何も為していなかったし、何も残してなかった。
でも表現はしていた。

もう後にも戻らないし、無駄な時間も過ごさない。
よし、次へ行こう。


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2014-11-30 最後の全体稽古

今日はまず5日の夕方に予定されている道具の搬出の準備をしました。
大道具・小道具・衣装・その他、本番に必要な荷造りをして、
忘れ物がないようにチェックします。
チェック役は今回の26回公演までに数々の舞台を共に乗り越えて来たティカさん。
それをみんなでサポートして無事、午前中には荷物の整理は終わりました。
やはり歴戦のベテラン、こういうときは頼りになります。

一方で周囲の仲間もチームワークは抜群。
思ったよりも早く仕事が終わりました。

午後は昨日の続きで音響選びと合わせ。
ニトベとみっきが出す音を聞き取り、
僕はすぐにその場できっかけを決め、役者のセリフと合わしていく。
決めた音をニトベがその場で編集、使えるように加工する。
まさに流れるように作業が進んでいきました。

それでも全て稽古を終えると、
何か少し気が抜けるような、さみしいような、
ここまでの稽古の様子を振り返りたい気持ちになりました。

稽古はあと平日の稽古、一回を残すのみ。
今回の公演までにはいつも以上にいろいろな事があり、
ここまで来たことにもそれなりの感慨があった。

この公演が初舞台の二人、久しぶりの舞台の人にも、
それなりの気持ちの高揚があるだろう。

さあ、残りわずかだけど、もう少し先へ行こうと思う。
もっと自分の役を深く掴めるように出来るはずだ。
たくさんの芝居を手がけた2014の終りと共に、
この舞台を成功させる。

それだけが今、目指すべきものだ。


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2014-11-29 本番そのまま稽古

先月半ばから参加した劇団欅。
児童相談所の主催した『里親のつどい』での上演であるが、
今回の作品は1本の芝居としてもドラマ性の高いものであると感じていた。

平日午後十時過ぎまで稽古を続けて来た甲斐もあり、
セリフもスタッフもギリギリであったが、
なんとか間に合った感じだ。

今週も木曜夜は劇場に入って稽古。昨夜は仕込み。
今日は午前中から劇場に入ってゲネ。

お客さん、結構入っている。
セリフ、ゲネで出来なかったとこ、出来た。
ちょっとトンだとこもきちんと自分で戻った。
後半、自分の場面でお客さんを掴んだ実感があった。
そして後半の二つのポイントでじっくり演技することが出来た。
観客の反応が分かる。
手応えがあった。
舞台そのものを楽しめた。

芝居が終り、他の役者はお客さんに挨拶へ。
僕はさっとメイクを落とし、
演出のマツキ先生と看板のシミズさんにご挨拶をして、
楽屋を出る。

本番終わって劇場を出たら午前中降っていた雨が上がり、
美しい夕方だった。

そのまま自分の劇団の稽古場へ。
すでに稽古が開始されて二時間余りが経過している。

すぐ演出席に入り演出を始める。
今日は課題だった音響の決定。
次々と手際よく決めていくが、
それでも五時間余りで半分しか決まらない。
一曲ずつ演技に合わせて、曲を決めていく。
同時に曲に合わせて、演技を決めていく。

今日、ずっと稽古して来た一つの本番が終わったことなど、
最後の方は忘れてしまった。
もう次の本番が見えている。

さらに次へ。
立ち止まってはいられない。

それでも一定期間取り組んだ芝居が無事に終わったことは、
とても気分がすっきりするものだ。
そしてあの劇場を出たときの雨上がりの夕方の街は、
それに相応しい美しさだった。

ありがとうございました、今回も無事に1本終わりました。
楽しかったし、発見もあった。
また一つ先へ行けました。
一週間後の次の本番も頑張ります。
ではまた。


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浅田 雨さんへ。今回はとても重要な示唆を頂き、演技の上で大変に勉強になりました。お世話になりました。ありがとうございました。 / あるまじろ ( 2014-12-02 02:26 )
お疲れ様でした。いつもながら助けていただきありがとうございます。一緒に作り上げた舞台またひとつ宝物ができました。来週の舞台楽しみにお待ちしております。素敵でした!! / 浅田 雨 ( 2014-11-30 08:16 )

2014-11-28 明日が本番 〜光脈〜輝く時を心の中に

さて、明日はいよいよ劇団欅の本番。
今まで絡んでいない役者さんとの絡みもあり、
なかなか新鮮な稽古の日々だった。

セリフがなかなか入らず、
稽古も深夜に及び、ハードな稽古だった。

この本番の一週間後に自分の劇団の本番があり、
スノクロの演出も毎日二時間ぐらいやっていたので、
結果的に毎日、芝居に取り組んでいる日々だった。
振り返れば充実した楽しい毎日だった。

それも明日、一区切り。
本番直後にそのまま次の稽古場に入る予定。
本番後に稽古するなんて、それも初体験だ。

とにかく舞台に上がるチャンスをくれた皆さんに、
大きく感謝して、大きく息を吸ってから、
本番に向かおうと思う。

来週もあるので、
一つ一つ楽しんで行こうと思う。


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2014-11-25 彷徨

しばらくスノクロはこれでしばらくオヤスミ。
その前にバタバタながら通し。
まあ、これはこれで意味がある。
あと二週間後、また始めよう。

劇団欅の稽古、まだセリフが厳しいけど、少しずつは進んでる。
演技は試行錯誤だが前だけは向いてる。
問題は間に合うかってだが、それはなんとかしなくちゃね。

彷徨うに演技してる。
まだ定まらないのに崩すのはどうか。
しかし時間が無いからなあ。

まあ今はやるしかないか。
結局稽古が終わったのは23:00過ぎ。

正直、ふらふらだ。


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2014-11-24 三連休のオワリ

朝九時から稽古して夕方まで二つの芝居を掛け持ち、
役者と演出を両方。

夕方から夜九時まではまた別の芝居の稽古。
くたくだだ。
三連休、ずっと芝居やってた。
いや、来週平日もほぼ毎日、稽古入ってますが。

まずは11/29(土)の本番「光脈」の方をしっかり終わらせないと。
セリフがまだ甘いからな〜。

あれ、もう冬?
毎日、一つのことに打ち込んで、ずっとそればっかやってる。
秋の後ろ姿がもう夕暮れで見えない。

懐かしい冬の匂い。
目をつぶると思い出す風景がある。
傾く風景の中で胸を締め付けるような、
さようならを告げたあの日。


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2014-11-23 青いドレスの女のドタバタ

今回、僕が執筆した台本『青いドレスの女』。

せっかく「この人のために」というアテガキで書いたのだが、
その人は途中でリタイア、別の人〔ティカさん〕に役が交代。
その他にもうっちゃんも降りたけど、トマツノッポ君が参加し、
タケくんとサトキくんが新人として入団してくれたので解決。
もともとU子さんは途中参加だったし。
最初から無理なキャスティングはしていないのに、
こんなドタバタ。
全く芝居ってもの、劇団経営ってものは難しい。
やっぱりこういうのは他の劇団員には分からないよなあ。

でも支えてくれた人が居てくれて本番が迎えられるのも事実。
スタッフで支えてくれる沢山の人たち、
本当に有り難いです。

いろいろあった『青ドレ』だが、
いよいよ本番まであと二週間を切った。

きちんとやり遂げていい年の暮、
といきたいものだ。


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ハプニングに強いのも絆が深いうちの劇団ならでは。これは自慢です。 / あるまじろ ( 2014-11-25 01:15 )

2014-11-22 スズキの香草焼き

スズキは皮がぱりっとしていて、
レモンと岩塩で食べると美味しい。
特別な日じゃ無かったけど、
美味しいものを食べればそれはそれで特別になる。


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2014-11-21 遠くへ

もう戻れない。
何も知らなかったあの頃には。

いろいろと間違ってきたのは、
何も知らなかったからだ。

それもすごく面白かったけど、
今はそれ以上に先に進めるのを楽しく思える。

あんなに苦しんでたことも、
先に進めるなら楽しめる。

遠くまで来たと思わない方がいい。
まだまだ遠くまで行くんだから。

もう待っている人はいない。
僕を温かく見送る人も居なくなってしまった。
その代わり一緒に歩く仲間は居る。

だからもう戻れないんだ。
ずいぶん遠くまで来てしまったから、
今から戻るよりも新しい足跡を残そうと思う。

その方が歩けなくなった時でも、
後悔しないと思うから。


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