himajin top
あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2008-10-16 到着する場所は一つ、道は色々。
2008-10-15 エビとブロッコリーのサラダ
2008-10-13 いつか
2008-10-12 情熱
2008-10-10
2008-10-07 Expectation and uneasiness
2008-10-06 float rootlessly in comfortable time
2008-10-05 お疲れ様
2008-10-04 仕方ないんだ、あいつが待っているから
2008-10-02 あれから幾星霜


2008-10-16 到着する場所は一つ、道は色々。

演劇論を述べるほどのものでもない。
でも、ここまでやってきたことは経験的に積み重なっている。
一人一人の役者や演出家、それぞれにものの言い方はあって当然だろう。
ただ僕は、自分がど素人だった時に感じたことが今も生きていると言っていい。
周囲の人々はとても親切で僕より上手な役者の人は、僕の演技に対して、
とても丁寧に「こうした方が良い」といってアドバイスをくれた。
そのことに関して感謝はしてる。
でもわかりずらいのだ。

すべてを教えてくれない。そうすると役者が考えないから。
そういう理由で考えなさい、と言われた。
でも他の表現芸術の全ては基礎の理論も技術論も確立している。
それはそういうプロのワークショップにいけば演劇でもそうだと思う。
でもそれは多くの演劇の現場では確立していない。
考えさせる前に基礎の技術講習が必要なのではないか。
あるいは演技は上手でも教え方は下手なのだと思う。
教え方が下手な人は教え方を学ぶべきだ。
そういう場はたくさんあるはずだから。
僕もまだまだそういう必要性を感じている。

子供の頃に算数を父に聞くと、父は良くたとえ話をした。
僕はなぜこういう数式になるのか、聞きたかったのだが、
父は直接的にはまったく関係ない話から始めた。
おそらく父はその時、
一般から個々の事象へと理論的に帰っていく演繹的な方法を実践したのだろう。
しかし僕はまずその問題をどう解くか、ということを教えて欲しかった。
父のたとえ話の段階で僕は、
「それはいいからこの問題の解き方を教えて」と詰め寄った。
そうすると父は「話を最後まで聞きなさい」と言って最後は怒り出した。
そういう意味で僕は悪い生徒だったんだろう。
でも今の僕だったら違う。
別の教え方がある。

芝居でも似たようなそんな感覚を思い出すときがある。


先頭 表紙

ナタリーさんへ。今回は演出としては大変な作業でしたが、出演者の皆さんの助けを借りてなんとかいけそうです。10月を観て12月を観て頂けると随分変わるかも知れませんね。 / あるまじろ ( 2008-10-18 21:59 )
いよいよ来週ですね。余りこん詰めないで…といっても無理だと思いますが…貴方の演出を楽しみにわくわくお待ちしております。ご自愛くださいな。 / ナタリー ( 2008-10-17 17:29 )

2008-10-15 エビとブロッコリーのサラダ

エビ、ブロッコリー好きっ!!(ポニ○風に)。
いや両方好きです。

今日は初めてDVDを焼いてみました。
とりあえず出来ました。(普通)

まず次の台本書こう。
明日は照明のCUEシート書こう。
そんな毎日。


先頭 表紙

2008-10-13 いつか

こんな煩わしいことばかりの毎日から抜け出したい。
でも、こんな煩わしいことばかりの大半が自分を虜にしているものでもあり。

なんでも「いい人」ではできない。
こっちは誰にも負けまいといろんな泥をすすって這いつくばってるから。
苦しいときに傍にいた人とはどんなにぶつかっても離れたくない。
一緒にあいつも連れて行くんだ。
あの時からもう幾つもの年を経て、
少しずつ少しずつつくってもつくってもうまくできず、
そんな中途半端なものをいつもいつもぶち壊したかった。

どれだけ。
いったいどれだけの想いでここまで歩いてきたのか。
途中で投げ出したものには分かるまい。
途中から来たものたちにはやがて伝わる時も来るだろうか。

あの時欲しかったもの。
いつか手に入るかな。
もう少し時間は掛かるみたい。
誰にも分からないと思うけれど、
僕が辿り着きたかった場所はまだはるか見えない。

空を切る指がつかめないその何かを探してる、
いつまでも手を伸ばして、探してる、探してる。

題して鐘の上でウサギピョーン!!


先頭 表紙

2008-10-12 情熱

気づいたらすごいたくさんのことを成し遂げていた。
そういう情熱とひたむきさで。
そうやって十年をやってきた。
十年経って人は入れ替わっても僕はそのまま其処に居る。
そんな安心感を人に与えよう。

良いときも悪いときも人生を楽しんでいたい。
そんなCMを少し自分なりに考える。
良いときも悪いときも人生をひたむきに歩いていきたい。
僕は楽しくなくてもいいんだ。
楽しいことより自分が何かにくらいついてる実感が欲しい。
人にはそれを強いない。
でも僕はそうなんだ。

情熱ってそういうひたすら前を向き続けることだと。
前に進むことができない時でも、
前に進む気持ちで居ることでは。

今年も季節が移り変わっていく。
僕がどんな気持ちでいようと。
僕の身に何が起ころうと。
その中で見失わない何かの一端を掴んでる。
それをけして離さないように。


先頭 表紙

2008-10-10 秋

夏の幻だったんだな、あの時の僕等って。
過ぎた季節はみんな幻。
そうだったらそれはそれでいいね。
終わりにしてくれた時にほっとしたのは僕もそうだったから。

季節が秋になるたびに嘘だと思う。
まるで全てが嘘だったら良かったと思う。
それで朝起きたときに誰もいなくても、やっと泣きたくならなくなった。

野心、回顧、情熱、郷愁、裏切り、真実、喪失。
僕はあの日から足を踏み外していた。
もうどうしたって取り戻せない。
今過ごしているのもあの時の影を追いかけているだけの日々。

誰かが僕を救ってくれる。
そんなこと信じられない。

秋が深まるたびに、そういう秋がくるたびに、
僕がかつて立っていた場所がどんなにか脆い場所で、
そんなところに平気で立っていたのは、
ただの無知だったということを思い知る。

でも僕が前を向いて歩けない訳じゃない。

空気が澄んでる。
落ち葉の向こうに誰かが立っている。
そんな予感はいつもあるんだ。


先頭 表紙

2008-10-07 Expectation and uneasiness

散歩をしてコスモスが咲いているのを見つけた。
夕暮れのコスモスは一日の最後の陽を受けて静かに揺れていた。

風が違う、雨上がりとは言え空気が澄んでる。
まだこれからゆっくりと時間かけて夜になっていく時間だ。

I want to go forever if you say that I can go.
A place to be able to arrive at wants to check it by myself to where.
Because the adventure still began just now.


先頭 表紙

みーさんへ。ええ心意気を見せるって時なんですよ。 / あるまじろ ( 2008-10-09 01:21 )
そうよね。始まったばかり!ってなんに対しても思える心意気を持っていなくちゃね。 / みー ( 2008-10-07 23:48 )

2008-10-06 float rootlessly in comfortable time

リンパをマッサージすると良い感じなんだね〜。
やっぱり勉強した人にはかなわない。
ちょっと揉んで貰っただけでだいぶ楽になった。

しばらく故障していたトイレの換気扇と水槽内のシステムを修理して貰い、
なんとなく気分が良い。

昨日の先輩の言葉。
「まあそれでも楽しんでやればいいのです」
「でも上に行くならやるべきこともあるでしょう」
矛盾しているけど矛盾してない。
分かっております、おっしゃりたいことは。

けして矛盾はしていない。
けれど僕には今こうして人の間にいることが大切な時間。
芝居に関してなら多少まっすぐに歩ける僕は、
生きることに関して全然まっすぐに歩けない。
僕のこんな状態を誰かが責めるなら仕方ない。
どうしようもないんだ、今の心地よさを外れたら、
また取り残されるような孤独感が戻ってくるような気がして仕方ないんだ。


先頭 表紙

2008-10-05 お疲れ様

問題は山積みだが、とりあえず一つの山は越えた。
これで満足していない。
一つ一つまた次のためのことをしようと思う。
まず台本を一から見直すこと。
そして本来あるべき道筋から外れたものを
元の素直な形にゆっくりと軌道修正すること。
この客観的な視点を再び戻れるか、
「ざらつき」を実感として感じられるか、
これが僕があっちの人間か、そっちの人間かが決まる。
これを実証していくしかない。

僕らが前に進むなら彼らはここで終わりということ。
その責任はあると感じている。


先頭 表紙

2008-10-04 仕方ないんだ、あいつが待っているから

って、言葉で次の芝居を書き始めようかな。

これから書くことは芝居じゃない。
ほんとの僕のこと、僕等のこと。
大学時代に一緒に同期で四年間を過ごした12人、
実際に僕はその部活の主将だった。
僕等は辛いとき、何か大きなことをしなければならなかった時、
我慢して自分だけでこらえなきゃいけない時、
いつもお互いにこんなことばかり言っていた。

「今頃、上田でもっちゃんとたけちゃんとはるちゃん、稽古してんだろうな。」
「今頃、伊那の道場で山さんは一人でスクワットやってんだろうな。」
「今頃、長野で福ちゃんたち、カシちゃんにいじめられてるんだろうな。」

熱があってダルくてふと空を見上げると雪がちらついて来るような日でも、
今頃あいつらがやってるから、仕方がないんだ。
仕方がないんだ、あいつらが待ってるから。
そう言って馬鹿みたいに道場にチャリンコで走っていった。

お前が主将だったから俺達は最後まで突っ走れたと言われた時に、
俺だって、と思った。

そういう時代をまた作ろうと思う、
まずはそれから。

それにしても同期の男の半分が斎藤由貴のファンだったってのは、
なんの巡り合わせだったのかね?


先頭 表紙

2008-10-02 あれから幾星霜

きっと明日からの三日間は大変だと思う。
でも精一杯やります。

今年は審査員をやって本当に勉強になったって思う。
これも次のための第一歩になる。

目標が大きすぎるのではない、
もうずっと以前から心に描いていたのに障害が多すぎたのだ。
やっとストレートにみんなが待っている場所に行ける。
やっと久し振りにこの感覚が戻ってきた。
五年遅れたが再び始められた。

ここのところいろいろな情報や意見を読んだ。
いまやっていること、自分がやろうとしていること。
たぶん今からやって間に合うかどうか。
それでもそのためにやってきたこの十年だった。

「中央には何度も出たさ。そりゃあ数え切れないほど。
 でも結局、ただの一度も関東には打って出られなかった。」

圧倒的な力で相手にもされなかったと伝えた、
師の言葉が痛かった。
僕は師の悔しさを叩き斬ってあげたかった。
それが僕が芝居を始めて、すぐに聞いた言葉だったのだ。


先頭 表紙


[次の10件を表示] (総目次)