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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2008-09-24 大切の背中
2008-09-20 自分だけのものは自分だけでは創れない
2008-09-19 台風で一息。
2008-09-18 遅れ気味ですよ。
2008-09-15 wait !!
2008-09-13 bye-bye days
2008-09-12 一夏の残したもの
2008-09-11 着水
2008-09-06 天使、羽ばたき
2008-09-05 大切


2008-09-24 大切の背中

少しずつ熱が引いていくように夏が後ずさりしていく。
最近のこと少し。

仕事が忙しくてなかなか時間が取れないけれど、
やっと自分の芝居の中に入って行けそうな気がした。
今回、たくさん人が居すぎて自分の芝居に没頭できなかったから。
自分の役にちょっと没頭したい。
もちろん演出としての仕事、全部放り出すわけではないけれど。

謙虚になりましょう。
自分が何かを学ぶ時は。
立場をわきまえましょう、
全員同じ立場で居るわけではありません。
それを知ることは大切。

一つ一つ片付けていくことも大切。
世の中において色々な事を為し遂げていく時には、
困難や面倒くさいことがあることは当然。
次の一歩のために辛くてもきちんと受け止めるのも大切。

ぶっちゃけて開き直る。
だから?
そこから先が大切。

新しい台本のことも考えなければならない。
人のことばっかに構わないで自分が何をしたいか。
自分が何をすべきか、考える。
何かを手に入れたい訳ではないから表現って難しい。
自分に向き合うこと、
人間関係とか人に気を遣うことが表現を汚していく。
それは何度も思い知っていたことのはずなのに、
つい、いつの間にか縛られてしまうのだよね。
束縛は常に自分で作ってる。
そのことをちゃんと記憶しておくこと。
創作にはこれが大切。

大切なことはできずにいつも追いかけている。
大切の背中しか見えてない。


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2008-09-20 自分だけのものは自分だけでは創れない

何かをするときに以前は自分の才能が必要だと信じていた。
もちろん、ある程度自分らしさを出す才は必要だがそれよりも、
何かをするときに必要なのは人の力だ。

今日は次の芝居のヒアリング。
照明の工夫として試してみたいことをさらに注文してみた。
相手はくあとろのイマムラさんだ。
「それやってくれると思うよ。」
嬉しい言葉ですね。

以前、「これやりたいのですが」ということが、
受け容れられることが難しい時期があった。
それは自分自身無知だったのだ。
芝居は照明・音響・大道具・小道具・衣装・メイクなど、
とても多くのことで成り立っている。
その一つ一つにプロが居てそこにプロならではの知識と経験の集積がある。

それはとりもなおさず人の力であることだ、
ということに気がついたのは、
いつのことだったか。

人が居て芝居になる。
だから自分自身にも其処にいる人に負けない努力が必要なのである。
人が人と話せるようになるために何が必要なのか、
これを大切にしないと足を踏み外すのかもね。


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みーさんへ。そうですね、僕はしばしばそのことを忘れたり踏み忘れたりするので自戒を込めて。 / あるまじろ ( 2008-09-25 01:10 )
そうですね。人生もまたしかり・・・ かな?! / みー ( 2008-09-21 20:42 )

2008-09-19 台風で一息。

台風が近づいている日、意外に蒸し暑かった。
仕事は比較的余裕のある日なので、やらなければならなかった作業が幾つか進んだ。

昨日一昨日と芝居で踊るダンスを創ってなんとなくできた気がする。
今回はちょっと民族的なダンス、というので、
イメージとしては両脚をべたっと地面につけてくるくるまわる感じ。
一緒にダンスを考えたお湯くんのダンスが面白かった。
本番のために必要なものが一つずつそろっていく。
それはほっとすることだ。
これは高度な技術は必要ないダンスだ、
だからどれくらいシンクロさせるか、が課題だろう。

一方で日舞の稽古も少しずつ進む。
やっと一通り振りがつきそれが頭に入った感じ。
必死に踊りに賭けている人から見れば、どうしても足りない。
こうしていることも申し訳ない気もする。
ここではうまくやろうとはせず(当然そんなことはできないが)
踊りの世界という深遠なるものの一端をわずかでも触れようとする、
それだけに腐心することだと思う。

今週の他のトピックス。
レインボー城のアーサー氏と今後のことを少しだけ話し合う。
少しずつ前に行くためには自分のとこだけ、という訳にはいかない。

来月の半ばに実施する中学生の演劇ワークショップの依頼を受ける。
楽しんでもらいたいのでひと工夫を考えることにする。

ヤナギタ氏と久し振りに話す。
やはり芝居のことだ。
さすがはベテラン、参考になる。

台風が接近する、ということで明日の午前中の稽古は休みにすることにする。
常に「やるべきこと」に追われている僕等には、
こういう「休むべき時間」が与えられることは必要なのかも知れない。

明日には、この巨大な大気の流れが秋を連れてくることだろうし。

心から少し前まで残っていた感情の残滓が離れない。
そんなものは向こうはとっくの昔に捨てているかもしれないのに。


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雅さんへ。良い天気でした、台風の過ぎた後にしては暑かったけれど。 / あるまじろ ( 2008-09-21 06:17 )
晴天でしたね〜♪出かける用事がたくさんあったので助かりました。天気予報あたらなすぎ? / 雅(みやび) ( 2008-09-21 00:13 )

2008-09-18 遅れ気味ですよ。

潜ってる場合じゃないんじゃないの?
ついていかないと。
今、世の中は大変なことになってるんだから。

AIGに公的資金投入。
取りあえずほっとした。
千代田に続いてAIGも、
なんてカワイソ過ぎるやんな。

とりあえずついていこ。
世の中、あんまり早すぎるからな。
一生懸命やらなな。


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雅さんへ。僕もまったく同じ境遇です。まあ病気も怪我もしないでここまで来たので生命保険にお世話にはならなかったのですが。結果的には。 / あるまじろ ( 2008-09-20 08:35 )
わたくしごとですが。大昔に千代田生命の保険に加入して以来やめるタイミングを逸してます。AIGもつぶれたらどうしようかと思ってたとこでした。 / 雅(みやび) ( 2008-09-19 00:17 )

2008-09-15 wait !!

もうちょっと待ってて。
今、面白いの創ってる最中だから。
ある程度やっぱり考える時間ちょうだいよ。
もう次のそろそろ考える時間だけど、
一つとして手を抜かないからさ。

ずっとずっと一つ一つとんでもなく楽しいもんばっか創るからさ。

泣ける。
こうやって創ってる仲間がいること。
もっともっと観てくれる人が居たらいいんだけど。

僕たち、どこまでもどこまでもずっと行こうねえ。
本当の幸いを探してさ。

どこにあるんだろう、この答えがない空の向こう。


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2008-09-13 bye-bye days

毎日が飛ぶように去っていく。
だから時間が惜しい。
でもせっかく出会った人たちがそこに居るから、
それだけはおざなりにしたくない。
今、自分がやらねばならないことを一つ一つ行うことが大切。
損得を言わないでやること、
それでやっと人との出会いは別の形で成就していく。

「さよなら」が日々積み重なっても、
それがいつか再会につながるからまた人と出会っていこうと思う。

毎日にさよならを告げながら、
やるべきことをしていこう。
However you say good-bye,I say hellow!!
それだけさ。

僕にもあなたにも次にやること、もうあるよ。
毎日にさよならしながら、僕等はずっと歩いていく。
また次の日に向かってさ。


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2008-09-12 一夏の残したもの

なんらかのものを残したい、誰かの心の中に少しでも。
それは一夏何かを創ってきた人、誰もが願うこと。

あの時見上げた青空。
いつかこの時のことをもう一度懐かしく想うだろう。
そう思ってシャッターを切ったんだな。
確かにあの時、
夏はすぐ手の届くところにあったのだけれど。


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2008-09-11 着水

比較的大きなイベントをチーフとして東奔西走しながら終える。
あれやこれやと走り回ってあちこちに頭を下げながら。
仕方ない、一番上にいてプランニングして指揮を執ってるんだから。
成功を一番に考えてプライドは捨てる。
それで株が上がることもある、不思議なものだ。
こだわっているものを勘違いしない、それも大切なことだ。
ファーストプライオリティ、見失いたくはない。

取り組んでいるものもまっすぐに進んでる。
幾つもあるがそれぞれゆっくりと前に進んでる。
収穫の秋も目の前だ。

あくまで妥協できない点と幾らでも融通できる部分。
その一線を明確に判断する、それは感覚ではなく理解できる。
昔はそれが分からなかったけれど。

灰色の大空から滑空し間もなく着水。
スピードをゆっくりと落としながら。
この瞬間に全てがある。
緊張とリラックスを使い分けてこともなげに、慎重に。

次々と舞い来るオファーにきちんと見分ける。
それでもたくさんの期待に応えたい気持ちがある。

一つ一つ。
水面に舞い降りて。
着水させていくのが今の仕事。


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2008-09-06 天使、羽ばたき

失われた時を取り戻したいと思うとしたら、まずどこから手をつけようか。
もう一度同じ場所を訪れてもそこにはその時の時間が流れ、
かつての感動を復活させることは難しい。
あるのはノスタルジーだけだがそれ自体嫌いではないけれど、
そこに浸ってばかりもいられない。

見えるはずのものが見えず、見えないはずのものが見える。
見えているものを信じるか信じないか、そこが最初の曲がり角だ。
大抵は本来、自分には見えないから、
そもそも「見えるはず」ということも思い込みに過ぎない。
それにしたって意識を裏切られるのだから僕にとっては意外ということになる。
だから少なくとも見えるものにすがるしかない。
すがらずに生きられるのは、
独り立ちしていない人間だけだ。
独り立ちしていない人間はすがらずとも助ける他者が存在するから、
この荒ぶる社会の中で一時、独り立ちせずとも居られるわけだ。

見えないものを見ずに感じること。
思い込みで目で見えるだけのものを鵜呑みにしないこと。
自分でそれを判断していくこと。
そういうことをしっかり意識すること。

天使に抱かれる夢を見て、
一人雑踏に佇んでいたあの午後。


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2008-09-05 大切

仕事の中でわずかの狂いが生じて、人と人の関係が上手く行かなくなることがある。
そういう時に深刻な状況に陥るのは、つまり自分の普段の処し方が悪いのだ。
そういう時にふと手を差し伸べてくれたり、味方してくれる人がいるのは、
つまりわずかでも人を大切にしていることが自分に返ってきているのだろう。

柳田さんに演劇の道に誘われる以前から、
滝澤さんは僕にご自分のやっている芝居のことを僕に見せてくれた。
それは同じ道に無理に誘うのではなく自分の道を後輩に紹介するような感じだった。
現に柳田さんに「一緒に芝居をやらないか」と言われて、
「やることになりました」と滝澤さんに報告すると、
「ほんとにいいの?」と滝澤さんはおっしゃった。

その数年後、僕が未熟ながら勝負を賭けた芝居を創った時、
僕の頼みに応えて遠路はるばる助言しに来てくれたのも滝澤さんだった。
(その芝居を選び大きな舞台へと送り出してくれたのは柳田さんだった。)

その滝澤さんが今、ご本人曰く「人生最後の芝居創り」に取り組んでいる。
そして僕に「助言が欲しい」とおっしゃってくれた。
今の時点でも、僕程度で滝澤さんの芝居に助言ができるか正直疑問だが、
それでもわざわざ僕に台本を送ってきてくれたのは、
やはりどこまでも僕に対する滝澤さんの愛情の現れなのだろう。

感じるのは、押しつけがましくない、淡いけれど明るい「期待」のようなもの。
僕はこんな機会に少しでもその期待に応えたいと思った。

どこまでも後輩想いの大先輩である。
僕がまだ今の仕事を始めた時には、
僕の周りにはかくも偉大な先輩方が、
いかにたくさんいらしたことか。


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くすのき燕さんへ。そうありたいと渇望しますが果たしてどこまでそうたり得るかどうか、いささか疑問であります。 / あるまじろ ( 2008-09-06 22:09 )
お久しぶりです。お元気そうでなによりです。いい先輩がいるのは、いい後輩だからでしょうね。 / くすのき燕 ( 2008-09-06 17:38 )

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