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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2008-08-10 A blue clover
2008-08-09 The wild grass of the thistle
2008-08-08 The flower of the hill of the heath
2008-08-07 A way to the Stevestone
2008-08-06 A cat named Shinba
2008-08-05 Fish and chips
2008-08-04 A Canadian bar
2008-08-03 There is a salmon in Canada
2008-08-02 Absorption in seafood
2008-08-01 Jet lag escape


2008-08-10 A blue clover

シロツメグサって白いからだろうけれど、
青いのってもうシロツメグサじゃないよね。
でもこの色は初めて見て、
綺麗だと思った。


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2008-08-09 The wild grass of the thistle

アザミが咲いていた、海からの風が優しく吹いてくる場所に。


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2008-08-08 The flower of the hill of the heath

『嵐が丘』という作品の中にヒースという荒れ地の植物が出てくる。
リッチモンドを散歩して見た風景の中にそれに似たようなものがあった。
どこまでも続くヒースの丘の中に揺れる黄色い花。


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2008-08-07 A way to the Stevestone

朝から雨が降り続いていたからブランドンとWiiをやってたけれど、
昼過ぎに雨が止んだ。
せっかくなので自転車を借りてスティーブストンへ出掛ける。
自宅からの距離は大体10qぐらい。
途中で雨に降られてもいいように濡れても良い格好で出掛ける。

広大な農園、どこまでも広がる馬鈴薯畑、幅広い川沿いの道をひたすらペダルを漕いだ。
道はやがて無くなり湿原となった。

ふと見ると一匹のヘロンが杭の上にとまっていた。
彼はいつまでもいつまでも、
やがて雲が晴れて湿原の向こうの海が輝きだしても、
そこでじっと海の方を見ていた。


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きょうこさんへ。もう帰国しています、今日は夜、☆野さんと稽古してました。 / あるまじろ ( 2008-08-22 00:37 )
えぇぇ〜??カナダだったの??!!何だかカッコイイね…☆今はもう日本? / きょうこ ( 2008-08-21 09:43 )

2008-08-06 A cat named Shinba

二年前に来た時にはマックスという猫が居た。
彼は今年の一月に他界し、その後、シンバという猫がこの家に来たらしい。
シンバとはライオン○ングの主人公の名前。
でもこの猫は腰に重大な怪我をしていて、
僕が来た三日目に手術のために入院してしまった。
その前日にくつろいでいた時に挨拶すると、
「あごのところをなでなさい」という感じであごを突きだした。

無事を祈ってる、とクリスティンに告げると、
「私もそう願っているの」と応えた。


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2008-08-05 Fish and chips

ここがバンクーバーで一番美味しいフィッシュ&チップスだ、
と二年前に教えて貰った場所に再び訪れる。

本当はサーモンとコッド(鱈)、ハリバット(オヒョウ)の3切れだったはずなのに、
ご覧の通り2切れしかない。
サーモンはカモメにもってかれちゃったんだよね〜。

ハリバットはすげ〜美味しかった!!!


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2008-08-04 A Canadian bar

夕食の時にたまたまビールがなくてメルヴィンに、
「明日、ビール買ってくるよ。」
と言ったらメルはあのディビッドも呼んで、
「カナディアン・バーに連れて行ってやるよ。」
と言ってくれた。
デイビッドはメルを師匠と仰ぐ若者でメルの甥っ子だ。
二年前に知り合った時、彼はとてもシャイだったが、
一緒に大工仕事とかしているうちに仲良くなった。
「また会おう」と握手して別れた。
それ以来の再会で僕もとても嬉しかった。
彼に会いたかったのである。

カナディアン・バーはいわゆるスポーツ・バーとカラオケがセットになっている酒場だ。
カナダの酒場には初めて行く。

当然のように車で行く。
カナダは経験があれば飲酒運転も可、とメルが言っていたが本当なのか?
謎のままである。

ビールはピッチャーで頼む。
雰囲気がいい。
男の酒場だ。
スタッフは全員お姉ちゃんだが、気取らない感じで注文だけ取りに来る。
画面ではアメフトの試合が中継されていた。
地元ブリティッシュ・コロンビアがシアトルと戦っていた。
なんとなく一緒にB・Cのチームを応援してたら接戦で勝った。
結構、酒場全体が盛り上がっていた。

つまみはタンドリーチキン、シーザースサラダ。
ビールはライトで結構飲んでも酔わない感じ。
異国の友と3人でカナダの夜の空気に酔っていた。
「また会えて嬉しい、男達の再会に乾杯だ。」

メルとデイビッドとで飲む、この時間の上質さは言葉で表せないものだ。


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2008-08-03 There is a salmon in Canada

食べものというのはその土地その土地の文化によく反映されている。
カナダで魚と言えばサーモン。
そのサーモンにも色々と種類がある。
それが今回良く分かった。

最高のサーモンはサッカイサーモンという。
これは日本で言う紅鮭のことだ。
カナダ人は誰に聞いてもサーモンと言えば「サッカイサーモンだ!!」と答える。
地元で漁師をしていたカルロによればスプリングサーモン、タイイーという名は、
サッカイサーモンの別称だという。
次にキングサーモン、コーホーサーモン(銀鮭・新巻鮭)、
チャムサーモン、ピンクサーモン(カラフトマス)という順になる。

鮭にこれだけの種類があるのを僕は知らなかった。
そして確かにサッカイサーモンは最高に美味しかった。

一方でマグロにはカナダ人は全く興味がない。みんな「ツナ」だ。
地元の人に「最高のマグロだよ、美味しいよ」と薦められたのは「ビントロ」だった。
(ホンマグロじゃないんだ・・・)と思った。
ま、みんなマグロには興味ないんだな。
サーモン、国内じゃほとんど食べないけれどカナダだと食べる。
やっぱり地産地消が一番、地元のものが一番うまいのだな。


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2008-08-02 Absorption in seafood

カナダのバンクーバーは4つのエリアで出来ている。

【ダウンタウン・バンクーバー市街】
ここは高層ビルが林立するダウンタウンを中心に、
名物の水蒸気時計のあるギャスタウン、
海辺の市場のあるグランビルアイランドなど名所が多い。
【リッチモンド】
ここは日系・中華系などの移民が切り開いた場所なだけに、
多種多様な人が住む広大な住宅街である。
リッチモンドセンターという巨大なショッピングセンターや、
日本人が初めて居留したスティーブストンなどがある。
僕のホストファミリーもこの地区に住んでいる。
【デルタ】
ここは広大な農場の広がる地区である。
ブラックベリーの茂みが広がる大地。
野鳥の集まるワイルドバードサンクチュアリがある。
【ノースバンクーバー】
ダウンタウンからバスチケットで乗れるシーバスで海を渡るとノースバンクーバー。
海沿いにフィッシャーマンズワーフというシーフードが食べれるエリアが広がり、
そのさらに北部にはグロースマウンテンやキャピラノ渓谷などがある。
自然豊かな地区である。

今日は時差ぼけも治ったのでこのノースバンクーバーに遊びに行った。
バスに乗るとカナダに来たって気になる。
僕にとってはいつでもバスがカナダでの主な移動手段だ。
ダウンタウンからシーバスで海を渡る。
15分程度でノースバンクーバーのフィッシャーマンズワーフに到着。
以前も立ち寄った店に行くと、ダンジネスクラブが上がっていた。
早速一匹丸ごと調理して貰う。だいたい18$くらい。
結構高いけれどまあ記念ということで。
全体に塩とパセリが振ってありレモンではなく生ライムを絞って溶かしバターで食べる。

大西洋の海の底で取れた蟹を「喪失感」と叙述したのは村上龍だったか。
一口食べるとそれは舌の上でほろりとほどけて、海そのもののような味がする。
が、しかし舌の上を通り過ぎるとその味はすっと消えてしまい、
また次の蟹を欲するようになる、と、こんな感じ。

ここではサーモンやロックフィッシュ、スナッパー、ハリバットと言った、
カナダ独特の魚やオイスターやロブスターも楽しめる。

一人で海を見やると対岸にバンクーバーの高層ビル群が見える。
静かな時折、通り雨の降る一日だった。


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雅さんへ。蟹酢ですか、それは鋭いところを突いてきましたね。確かにその通り。 / あるまじろ ( 2008-08-14 22:05 )
そうそう。蟹、美味しいんですですよね〜。溶かしバターも最初の何口かは美味しいんですけど、そのうち蟹酢が恋しくなったりしてきちゃいません?それは私だけ? / 雅(みやび) ( 2008-08-14 18:05 )

2008-08-01 Jet lag escape

僕は以前から、人生に自分で手に入れた本の一節が現れるという経験が多い。
本の中に書かれている一節がそのまま現実になるようなこと。
その本を読んでいるその時に、たまにそういうことが起きるのだ。

時差ぼけからなかなか抜けられずにいた午後、
僕は成田で買った梨木香歩のエッセイを読むのをやめ、
散歩に行くことにした。

バンクーバーの夏の午後は無音の世界。
何かに誘われるように、静かな夕方の、
誰もいない緑の芝の続く公園を歩く。

ふと動く黒い影。

それは長い尻尾を持った黒リスだった。
不思議な気分だった。
その時もこれが何か示してるような気持ちになった。

その日の夕食後、自室に戻って再びエッセイを開いたとき、
ページをめくる僕の指が止まった。
エッセイに黒リスが登場したのだった。

僕はこの数年、
結構本は読んでいるが「黒リス」という単語が出てくる本は読んでいない。

たまたま黒リスを見かけた日にその本を読む。
もちろんそんなことが書いてあることなど知らなかった。

本に記されていた黒リスは主人公の愛した動物で、
「一旦居なくなるが再び姿を現す」という記述がされていた。
その意味が何を指し示しているのか、
その時は分からなかった。
でも今ならなんとなく分かるような気がするのだ。

現実に見掛けた黒リスは写真を一枚だけ撮らせてくれた後、
それを待ってからさっと木に登り姿を消した。


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みーさんへ。この後、このリスは僕が少し寂しくなったとき、もう一度だけ姿を見せてくれました。 / あるまじろ ( 2008-08-14 01:18 )
不思議だけどなんとも素敵な経験だったのでは。きっといいことの前触れよ。うん、きっと。 / みー ( 2008-08-14 00:08 )

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