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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2008-07-29 An Overseas Escape
2008-07-28 ここ数日のこと
2008-07-26 それぞれの土曜日
2008-07-24 僕の自由、彼女の幸福
2008-07-23 稽古場訪問
2008-07-22 A round face alliance
2008-07-21 鳥の視点 魚の視点
2008-07-20 Go ahead!!
2008-07-17 正しい優しいになれ
2008-07-16 霧の中


2008-07-29 An Overseas Escape

しかるべき人のためにそれなりのしかるべき時間を確保してあげる。
それも旅立ちの準備の中に含まれていること。

荷造りを終えてあちこちに留守中のハウスキープを頼み、
そして自分の部屋を片っ端から掃除して火災報知器を切ってバルサンを焚く準備をする。

やがて最終の忘れ物がないかというチェックを終えて、
いよいよ国外逃亡の旅立ちの瞬間。

さて皆さん、暑い暑いこの国の夏から一人逃げ出すことをお許しください。
また帰ってきて事の次第をばご説明いたしましょう。
ではまた、しかるべき時に約束の場所で。
When you should become so it,
let's meet again at the place of the promise.


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みーさんへ。今回の滞在はとても短いモノでしたがとても大切な時間でした。 / あるまじろ ( 2008-08-10 23:05 )
雅さんへ。着陸した飛行機から降りる瞬間からものすごい熱気でした。。。 / あるまじろ ( 2008-08-10 23:04 )
いしざきともこさんへ。只今、帰りました。時差ぼけで眠い・・・。 / あるまじろ ( 2008-08-10 23:03 )
わくわく・・・ まだかな〜 わくわく・・・ きっと色んな素敵な経験してくるのでしょうね。楽しみね〜♪ / みー ( 2008-08-08 23:17 )
あらー。こっちは猛暑の東京で良い子でお留守番しております。ステキな写真をいっぱい撮ってきてね。 / 雅(みやび) ( 2008-07-30 00:13 )
いってらっしゃいませ^^お土産話を楽しみにしております。 / いしざきともこ ( 2008-07-30 00:00 )

2008-07-28 ここ数日のこと

僕のここ数日のこと。

一昨々日はオリオメケイジ氏の主宰する劇団ズーズーCの公演を観に行きました。
演劇的な技術の高さに裏打ちされた卓越した表現力、演技力。
冒頭数十分を一人で語り尽くし観客を全く飽きさせず笑わせ続ける話術。
そして相方とのバランスで二時間まで持っていく構成力。
相変わらずの高いクオリティのエンターテイメントであった。
狭い劇場でわずかな客を相手にやっていることにご本人は不満でもないだろうが、
もっと多くの人に観て頂きたい役者であり劇団である。
僕自身にもとても勉強になった舞台だった。

一昨日は自分の劇団の稽古だった。
あらためて問題点が浮き彫りになり、
「全員のキャストが揃わない稽古場はダメだ」と再認識。
芝居作りは欠けること無い人数でする芸術であるとつくづく思う。
いやきちんと理由があって欠席はしているのだがここらが素人の集まりの限界か。
十周年に向かって対策を練らなければならない。
仕事や体調不良で休まざるを得なかった方を非難しているのではないので、
誤解しないで欲しい、ただ芝居作りの経営面の困難を少し述べただけである。
それにしても稽古に来たメンバーについては、
それぞれの進度で自分の稽古が出来ていたように思う。
僕は稽古が楽しいと思う。

態度や言葉はなぜ人前と個人的に会っているときと変化するのか?
それが僕を苛立たせる。
もちろん一致しないことは分かる。
しかし真逆になることは理解できない。
そんな思いに囚われた。

昨日は仕事で外に営業に出た。
日に焼けたかな?
そのことについてはまたお叱りを受けそうだ。

夕方から補習稽古で短い時間ながら気合いの入った稽古ができた。
やはり演技は面白い。
相手の出してくる表現にかぶせて自分の演技のアレンジを変えていく。
その様子をとある音楽家の方は「ジャズに似ている」と言った。
そうかも知れない。


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2008-07-26 それぞれの土曜日

今日は朝七時から始まる草刈りから始まる。
身の丈の三分の二ほどに伸びた雑草を鎌でざくざくで刈り取っていく。
早朝から朝がんがんかいて仕事しました。
綺麗に刈り取られた斜面を見るとすがすがしいね。

そして時間を押してしまい皆さんにお待たせしてしまったのは済みませんでした。
それでまずは「こちら」の台本の本読みを聞く。
どうしたら魅力的・感動的な面白い話になるだろう。
じっくりと取り組む必要がありそうだ。
そして「うちら」の芝居は少ない時間の中での立ち稽古。
目指してるポイントは違うけれどきっとどっかに共通点がありそうだ。

夜は御徒町へ劇団ズーズーCを観に行く。
前回は無料だったので子供達を連れて行ったのだが今回は有料なので大人で出掛ける。
相変わらず高い技術に裏打ちされた持続するハイテンション。
キレのある会話から生み出されるマシンガンのようなギャグ。
そしてストーリーに縛られない変幻自在のストーリー。
オメオリ氏の情熱と才能に惜しみない拍手を送りたい。
相方の女優さんとの呼吸もぴったりで今日も素晴らしい舞台でした。

さて明日の稽古でもやること満載。
がつがつ本気で行くぜ。

熱帯夜に涼味、良く晴れた空の写真で。


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2008-07-24 僕の自由、彼女の幸福

今日は明日のワークショップの準備で一気にショートシナリオを五本仕上げる。
幾つかは新作で幾つかは書き直し。
他にも全体のタイムスケジュールやアンケートまで全て準備する。
ふー、ちょと疲れた。

うちの作家がやっとこの夏の台本を上げる。
まあ明日が締め切りなんだから今日上げないと。
でも充実したいい顔をしていた。
芝居作りはこれからだ。
頑張っていこう。

仕事終わりで東大宮に向かい会議。
まあここの会議もだいたい言うことは決まっている。
溝上くんとは前の晩に1時間も長電話して打ち合わせしたしね。
来年3月の演劇祭もうまくいくといいな。

昨日の夜の地震、大変なことだと思う。
被災された方の御身を案じます。
どうかお気をつけて。
一刻も早い復興を祈っています。

明日も一日芝居に汗をかきたいと思います。
精一杯、良い芝居を目指して。
情熱だけです。

暑い暑い夏。
今年の夏は暑いですね。
暑中お見舞い申し上げます。
夏に負けないように。

レトロな扇風機、ちゃんと動いてびっくりした。
失礼しました。


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みーさんへ。これとある地方の旧家の二階に置いてあったのだけれどちゃんと動くそうです。かっいい。 / あるまじろ ( 2008-07-26 00:38 )
おー!この扇風機かっこいー! / みー@こんなツッコミでごめんなさいx ( 2008-07-24 23:17 )

2008-07-23 稽古場訪問

ということで乗り換えて小田急線に乗って1時間ほど狛江というところまで出掛けて、
全員女性のThe 30ty'sの稽古場を見学しに出掛ける。
本番を一週間前に控えた稽古場で演出家H田氏の熱いダメ出しが飛ぶ。
役者はそれに対して瞬時に対応していく。
ぐぢぐぢ自分の考えを演出に対して披露したり説明したりし始める役者はいない。
まあ、それが当たり前。
稽古場での演出家と役者って本来そういうものだ。
言いたいことがあるならまた別の時間に言えば良い。
稽古の時間での役者のこだわりって自分が役者やっていても無駄だと思う。
だって表現するのが役者に与えられた唯一の役割であり、最高の栄誉だからだ。
考えを述べてはいけない、というのではなく時と場所を考えよということか。

「目線を外して良い場所は外しても良いけれど駄目なところで自分から外すな。」
「行くなら行っちゃう、中途半端な動きはダメ。」
「台本のセリフは一字一句落とさない。」
「そこはセリフ立てて。ポイントになる言葉だから。」
「セリフを言うことに一生懸命にならないで相手を見てセリフを言う。」
「作品全体の主題を忘れずに一つ一つのセリフの意味合いを考える。」
「そこはそう言うはずない、そんなところで芝居に嘘をついちゃダメ。」
「動きをシャープに」
「そこセリフ、つながっちゃってる。立ってない。」
「ちゃんとそこは聞いておけよ。(興味を持って心と体で対象に向かってくれ)」
「そこは捨てて良い。(対象から興味を失っても良い)」
「今までやってきた演技との兼ね合いを考えて欲しい。」
「さぐりさぐりセリフを言っていると自然にテンションが落ちる。」
「テンション高く、ということは怒鳴る、ということではない。」
「心に引っかかるところが引っかかるように演じられてないと芝居にならない。」
「こういう所ちゃんと聞いて自分の役的にどう響くのかしっかり受け取って欲しい。」
「相手に興味持って。聞きたいと思え。」
「間を空けるな、余計なもの(セリフ)を言うな。」
「自分本位で演じてるから相手のリアクションを待てないんだよ。」
「俳優はやらされてるのが一番ダメ。」
「芝居では考えや意識が変わる瞬間はダイナミックかつビビッドな方がよい。」
「言葉だけ順番にしゃべって終わり、というのが一番つまらない。」
「役者はしょせん他者を演じるのが仕事。想像力が一番大切。」
「響いていようがいまいがとりあえず先に行く、というのが一番ダメ。」
「そういう風に生きていたってつまらないだろ?」
「エネルギーを使ってる人の方が美しい。」
「全く別の価値観を持っている人間同士が同居して世界を作るべき。
 分かり合えなくてもぶつけ合うのが大切。自分の中で閉じてしまうのはつまらない。」

金言の数々、いかがでしょうか。
基本的には僕の演出観とかけ離れていないと感じた。


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2008-07-22 A round face alliance

午前中は先週の仕事の続きをさら〜っと。
梅雨明けして暑い暑い夏が来たな〜。

午後は出張して暑い中ずっと会議でくらくらした。
28度のクールビズは仕事の効率を下げるって医学的に証明されたんじゃなかったっけ?
午後の会議の相棒は、たまたまこの仕事を買って出た女の子。
暑い中でもへこたれず、ずーっとメモをとり続けていた。
そして僕や相手のサジェッションに対して謙虚に耳を傾けていた。
僕も適当にさぼらせてもらいながら色々勉強になった。
暑い暑い、長い長い会議。
夏を実感したなあ。

夜は会議、久し振りにアーサー王子と大串さんとKAZOの夏さんに会った。
さいたま市民の打ち合わせ会議ってなんかもう落ち着いてるね。
お互いの信頼感ってのが固まったからかな。
「お芝居は楽しくやらなくっちゃね。」
大串さんの言葉は可愛らしかった。

明日も出張。
実は新しく台本のプロットを立て始めた。
現役の芝居ももうすぐ完成、ここからがんがん手を貸すから。
まあ楽しみにしててね、面白い芝居に仕上げるの得意だから。

さて国外脱出まであと少し、もうちょっと頑張りますか。


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階段さんへ。この日のブログのタイトルは「丸顔同盟」という意味です。ちらっとチラシで見た劇団の名前です。 / あるまじろ ( 2008-07-24 21:58 )
みーさんへ。元気です、お暑いですがみーさんも夏風邪などひかずご自愛ください。 / あるまじろ ( 2008-07-24 21:53 )
時々英文を書いていますが、何て意味ですか? / 階段 ( 2008-07-23 23:04 )
とても充実しているようですね、読んでて元気もらえますw いいなぁ、国外逃亡かぁ♪ちゃんとお留守番してるから楽しいお土産話聞かせてね。 / みー ( 2008-07-23 22:56 )

2008-07-21 鳥の視点 魚の視点

今日は多人数の大立ち回りが連続するシーンを演出した。
それぞれの役者が吐くセリフの意味合いと人間関係、
役者が動きたい位置を探りながらアクションをつけていく。
台本を書くときに必死に計算した部分でもある。
予想通りの部分もあるし予想外のところもある。
それが面白い。
へえ、そこに動くんだ。
やっぱ役者って生きてる人間だねえ、予想外だねえ。
それはそのまま流してそこからの可能性を探る。
自分から動く役者と人からの反応を待って動く役者。
それぞれが役のキャラクターを捉え切れていないこの時期は
役者が能動的に動くのも難しいはず。
それでも動けるヤツは周囲を鋭敏に観察して動く。
演出の僕はそれをさらに上の視点から俯瞰で凝視する。

羅針盤を便りに海に出たものの最終的には風頼り。
風を読み切るのは技術よりも経験かもしれない。
そして動いてくれる役者を信頼することも大切だ。

自分自身が役者として稽古場に立つと気持ちいい風が吹いていた。
ここから見る風景もなかなかだな。
見下ろしていると思ったらこっからしか見えないものもある。
だからどっちもやめられないんだろう。


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2008-07-20 Go ahead!!

昨日、劇団の暑気払いでとてもとても日本酒を飲んでしまいました。
それで少し身体は重かったけれど午前十時から自主練。
お湯くんとみっきと3人でじっくりと稽古する。
同じシーンを繰り返し繰り返し自分の納得するセリフが言えるように。
結局昼休みを挟んで三時まで稽古。
久し振りに自分のセリフを口にした気がする。
演技の勘が少し戻った気がした。
ま、口でだけデカいことを言わないで僕は稽古を積もうと思う。
上手くなりたいなら稽古しかない。

夕方中野まで芝居を観に行く。少年社中『アルケミスト』。
すさまじい身体能力と表現能力。
セリフがびんびん来るのに動きが止まらない。
全員が一つのシーンを次々と鮮やかに構成していく、ミスもなく。
カッコイイだけではなく笑いもとっていくのに躊躇しない。
お客の心を動かすための演技に対して貪欲だ。
演出にも演技にも勉強になったし観客としても充分満足する舞台だった。

観て研究することも大切。
来週水曜は東京のシェークスピアとかやってる劇団の稽古場見学。
土曜日には実力派の俳優の二人芝居を。
八月は演劇の全国大会を群馬で全部。
お盆には一番大好きな実力派の劇団を。
先週も築地に観に行ったけど今年に入って芝居を観る回数がまた増えてきた。
観て観て全部自分の血肉にしてやろうと思う。
この気持ちで明日の稽古にぶつかって行こうと思う。


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2008-07-17 正しい優しいになれ

明日、梅雨が明けるという。

仕事を先取りで幾つか進めてしまう。
昼過ぎにバケツをひっくり返したような雨。
嬉しい気持ちになる。

夕方会社を出ていったん自宅によって30分ほどぼーってしてた。
その後支度を整えて日舞の先生のところへ。
1時間半も一心不乱にやってた。
素晴らしい先生だ。
心からそう思う。
僕と同じことをちゃんと僕の隣でやってくれる。
膝が痛くて筋肉痛で嬉しい。
ちょっとずつ進めたいと思う。

バンクーバー直行便の飛行機のチケットが取れた。
We will meet you in the arrivals area. See you then!
僕が異国の地に再び向かうのには理由がある。
それは自分をもう一度向き合うこと。
自分をたった一人の肩書きのない人間として見てくれる家族の元へ行く。
それが今一番必要だと思った。

「正しい優しい」を持ちたい。
僕はプライドを高く高く持ちすぎて昔当たり前のように出来たことを忘れてしまい。
易しいことを易しいと感じることは年を重ねることによって容易くなる。
優しい気持ちを自己満足でなく「正しい優しい」として人に伝えられない。
そっと願ってみたい、風そよぐ水面のようなざわめく心に。


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2008-07-16 霧の中

霧の中で見た草津白根山の湯釜。

晴れた時に見た時も素晴らしいがこういうのは初めて。
これは夜が明けた直後の山頂で見た風景。
この直前まで乳白色の霧が景色全体を包み、
僕等はじっと湯釜の方を見つめていた。

霧が晴れると神秘的な湯釜が姿を現した。
晴れた時に見るより大きく感じる。
怖いほどだ。

中学の時、林間学校で志賀高原を訪れた。
あの時の気持ちは大切に忘れないでいたいものの一つ。
でもそれはここでは語らなくてもいいだろう。

それよりあの時初めて目にした湯釜。
また違う姿を見せてくれた。
全く変わらない同じ場所なのにね。

山は偉大だ。
そう思う。

いつの間にか僕も霧の中に迷い込んだようだ。
やがて目の前に現れるのはなんだろう。


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みーさんへ。ありがと、僕もそう思ってる。 / あるまじろ ( 2008-07-18 23:32 )
山に行かなくても霧の中に迷い込んじゃうことあるよね。街の中でも、人ごみの中でも、一人でいても。心地いい霧は身を任せられるけど、心の中まで入ってくる霧はやっかい。もがいているうちに疲れてくる。でも。きっと晴れる。いつまでも晴れない霧は無い。と思いたい。 / みー ( 2008-07-17 22:16 )

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