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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2008-06-12 朧〜おぼろ〜
2008-06-11 補習稽古
2008-06-10 良く晴れた梅雨の晴れ間には
2008-06-09 暇さえあれば
2008-06-08 yes,I can I will try!
2008-06-07 横浜
2008-06-04 ウェイターに変身
2008-06-03 Let me go around!!
2008-06-02 Step by step
2008-06-01 アルプスを越えていく飛行機雲


2008-06-12 朧〜おぼろ〜

仕事が終わった後、下落合に愛しき仲間達と芝居を観に行く。
朝から降り続けた雨はすっかりやみ雨上がりの空気が気持ちいい。
今日の芝居は「VARNA-TheAnotherWords-」の『あやかしの朧雲』。
パンフ・チラシはとても素晴らしいと思う。期待感が高まる。
本日が初日のためかセリフは固くほぼ全員がかむ。
テンションもうちょっと高くすると大丈夫だと思うんだけど。
ビジュアル・キャラはとても素晴らしく個性的な役者が揃っている。
ストーリーはまだまだかなり整理が必要な気がする。
2時間45分休憩無しでこれを見せられると途中辛かった。
熱演が光る場面はある。なんと言っても殺陣はふんだんにあった。
芯のあるウレタンの棒を剣に見立てていたが迫力はあった。
その棒が他にも様々なものに見立てられるのでそれはそれでアリだと思う。
ラストはこれだけ観てこれ、と思う。
まあ後は観た人それぞれってことで。
熱い舞台ではあった。

自分の芝居と人の芝居、それぞれ勉強になる。
今週末はもう一本、芝居を観る。
これは来年縁があるかも知れない劇団。
これも楽しみ。
うん、今年結構芝居観てる。
やっぱりちゃんと芝居に向かってるな、俺。
それって必ずちゃんとどこかで形になるだろう、なるといいな。


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みーさんへ。ありがと、一言ですぐに本当になってくる気がするよ。素敵だね。 / あるまじろ ( 2008-06-14 01:12 )
うん、なるよ、きっと。いや、ゼッタイ(^-^)v / みー ( 2008-06-13 23:34 )

2008-06-11 補習稽古

今日は昼にいきなり突発的な「取り調べ」の仕事が入る。
やれやれ、しっかりやろうぜしっかり。
そして夕方も突然「説得」の仕事が入る。
これだけ見ると「刑事」だな。

夕方先日のワークショップで評判の悪かった二人組が職場の入り口に現れる。
芝居以外の目的があったということが後に判明するのだが。
やれやれ。あまりに予想通りであきれる。
でもいい加減仁義を欠いてたらどういうことになるか教えないとな。
あーめんどくさ。

その後、「孝史」と「秀子」の集中補習稽古に向かう。
2時間、2シーンだけだけど繰り返し繰り返し演出の方に観て頂く。
やっぱりやればやるほど感じがつかめてくる。
残りわずかな時間をしっかりやろうと思う。
色々ヤナことが続いた1日だけど芝居に集中するとそれも吹き飛ぶ。
「忘れる」んじゃなくて「吹き飛ぶ」。
心の塵みたいの溜め込まないでこうやって吹き飛ばしていけばいいんだな。

手応え、ちょっとあったな。
ちょっとだけね。


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2008-06-10 良く晴れた梅雨の晴れ間には

朝、目が覚めた瞬間は今日出張が入ってたのを忘れてた。
でもすぐ気がついた。
おかげで二度寝して、いつもより30分寝坊が出来た。
はは、らっき。
天気がいいから出張先まで18qほどあったがチャリで出掛ける。
これも気分良かった。

出張先のどこかにびーばーが棲息していたはずなんだけど遭遇せず。

出張から帰って時間があったから掃除して夕食作った。
その後劇団の制作二人とキョウヘイが来て制作会議。
随分話し合うことが多くて大変でした。

洗濯もしたかったけどこれは明日かな。
ジョーバには乗りました。

明日からまた大変な毎日、がんがん行くぞっ!!
そのために早く寝よう、ZZZZZZ。


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2008-06-09 暇さえあれば

台本、開いてます。
課題の5つあるうちの2つ目と3つ目のヤマをずっと繰り返しさらってる。
仕事と仕事のわずかな休憩時間に。
楽しいなあ、芝居が自分の人生の中で生きている。
芝居の中で自分が生きているって言ってもいい。
こうして一つの台本にずっとのめり込んでる時が一番楽しい。
本番は祭り。
でもすぐに終わっちゃう花火。
そこへ行くまでが一番楽しい気分でしょ。
稽古嫌いな人、っているのかな?理解できない。

熱帯低気圧が近づいてきて朝から雨がぱらついてる。
さすが梅雨。

傘を差してる同僚に入れて貰ってランチ。
梅雨空を吹き飛ばすようなシュリンプオムライス。
雲の切れ間からのぞいた太陽みたいだ。


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2008-06-08 yes,I can I will try!

今日は演劇のワークショップでした。
高校生、大学生、社会人を90名以上集めての演技技術講習。
今までもワークショップを主催したことはありましたが、
90名を相手にしたのは過去最高かな。
アップとストレッチ、筋トレをして朗読のテキストを使っての演技の講習。
午後は身体表現を中心にしてできることをかいつまんで。
仕上げはヒップホップのダンス基礎2時間半踊りっぱなし。
ははは、役者って努力もなしにできないんですよ。
演技もできない、身体のキレも悪い、ダンスも出来ない、声も出ない。
最初は僕もそんなつまんない役者でした。
いや、役者って名乗るのもおこがましい感じでした。
今だって大したモンじゃないけど。
でも大変だって知ってるよ。
今日も台本少し読んでから寝るし。

今日の高校生たちと違うことは僕の方が目標に向かって真っ直ぐ向き合ってるってこと。
向き合う術(すべ)を知ってること。
だから教えてあげるよ、いくらでもね。

それでもさ、本人が頑張らないと絶対良いものなんてできないけどね。
僕は頑張らないで適当なものなんて作りたくない。
良いものができるかも分からないけど、
その前の努力をしないで済ますなんてできはしない。

作るよ、たっぷり自分の力を掛けて。
まあ見てなって、「Will」は意志を表すんだよ。
いつでも本気だからさ。


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ゆーこさんへ。これからもこういう機会はたくさんあると思います、そのたびにちょっとでも手を貸してくださいね。今回もありがとう。 / あるまじろ ( 2008-06-09 22:31 )
さりィさんへ。あなたも頑張っていましたね、ちらっと見た時目が輝いてました。 / あるまじろ ( 2008-06-09 22:29 )
たくさん刺激を受けました。特に5人で行った視線の使い方のところは心底納得して感動しちゃいました。人見知りの私にとっては知らない人に話しかけることが何より緊張しました。でも、そのおかげで自分から声をかける勇気が持てました。まだまだですけど…。本当にありがとうございました! / ゆーこ ( 2008-06-09 16:56 )
すごく楽しかったです!就活がんばります! / さりィ ( 2008-06-09 12:45 )
ロバくんへ。一人で稽古に行かせてごめんね、でもまた開くよ。伝えられなかったことがたくさんあるから。 / あるまじろ ( 2008-06-08 22:53 )
また近いうちに開きましょうよ、主宰や他の高校の方々が良かったらですけど。個人的にですが、全員と交流できなくて。途中で抜けてしまいましたし;; / ロバ ( 2008-06-08 22:46 )

2008-06-07 横浜

横浜に行くといつも思う、中華街っていいなって。
中学の時に初めて横浜に来たとき、異国かと思った。
独特に空気、喧噪、色彩。
今日歩いたら今でもその感じが少し残ってる、って思った。

一年前と少し違うかな、
一年前は心が本当に苦しくてそんなこと思う余裕なかった。
今でもその時のことは忘れない。
たぶんずっと忘れない。
心から血を流しながらそれでも明日を必死で見ようと思ってたこと。

今日も横浜は人で賑わい、海は静かに悲しい鉛色だ。
それでも僕は一年という時を負けずに歩いたって。
今日はちょっと思ったんだ。


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2008-06-04 ウェイターに変身

僕の叔父と叔母は今から二十数年ほど前に錦糸町に食堂を開いた。
叔父はコックさんだった。
その店も今は僕の従姉妹である娘がシェフになり父と一緒に厨房に入っている。
僕が小学生だった頃にその店が開店した頃に店の一番のメニューだった、
しょうが焼きは鉄板の上に二枚、肉が乗っていてボリューム満点だった。

少し前に僕は出張で錦糸町に行く機会があった。
午前中に仕事は終わり昼前には叔父の店に行くことが出来た。
明るく朗らかな叔母は出したコーヒーを飲み干す間も与えず、
「じゃあこれね。」とエプロンを取り出して僕に渡した。

それで戦場のようなランチタイムが始まった。
「いらっしゃいませ」水のグラスをテーブルへ。
注文を聞いて注文に合わせた箸かフォークを。
ランチセットのお客さんにはサラダとスープ。
他のお客さんには漬け物と味噌汁。
次々と注文の品をテーブルに運び、食後は会計と片付け。

お客さんの波がさーっと引いた後、叔母が「じゃ何食べたい?」と聞いた。
僕の注文は最初から決まっている。
「しょうが焼きね」

しかしいつものヤツではなかった。
鉄板に肉が三枚も乗っていたのだから。
従姉妹の子はイタリアンも勉強してパンも焼く。
従姉妹の焼いたパンをお土産に頂き、僕の束の間の転職経験も終わった。
叔母が最後に言う。
「来年、店をリニューアルするからまた手伝いに来てね。」
明るい叔母の店。
今度は誰か友人を連れて行こう。
もちろんウェイターかウェイトレスとして。

写真は従姉妹の焼いたパン。


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わっ!行きたいです〜。私にとっては最高のお給料になりそうです☆ / ゆーこ ( 2008-06-11 15:42 )
夏休み中、二人で働きに行く?会社に内緒で内職、ちなみに給料は焼きたてのパンね。 / あるまじろ ( 2008-06-09 22:32 )
はいっ!ウェイトレス立候補します!某飲食店で鍛えた経験がありますのでね。 / ゆーこ ( 2008-06-09 17:03 )

2008-06-03 Let me go around!!

懸賞でエコバッグが当たった。
最近、夕方になるととても眠くなる。

言っておかなきゃならないこと。
ありがとう、稽古につき合ってくれて。
セリフがまだまだ完成してないけれど。
あと山は3つくらい。
絶対乗り越える。

今日は仕事してる以外の時間に結構台本を開けた。
これは良いね。
良い傾向。

帰って信州で買ってきた野沢菜を鷹の爪と一緒に粗塩で揉む。
明日、野沢菜の浅漬けが出来てるといいけど。
ヴィシソワーズの作り方教わったので明日はそれを作ってみようかな。

ぐるぐる回りながらでも一つの方向に向かってる。
それが最高なんだって。


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2008-06-02 Step by step

『ジプシー』の孝史という役で苦しんでいるのはセリフの暗記。
膨大なのだ、似たようなセリフが。
でもそれはまだ読みが足りないのだと思う。
もう少し一つ一つのセリフの意味を考えたいと思う。
去年の12月の芝居も結構なセリフの量の役だと思ったが、
結果的にはセリフはほとんど入ったお陰で芝居を引いて観る余裕が出来た。
今回その余裕さえ出来れば山は乗り切れる。
吐くセリフのトーンは出来ているのだ。

仕事が難しい。
自分よりも他人の気力の無さにやられている感じだ。
自分が何かを為すのだったらこんなに簡単なことはない。
もう一度やり方を再考すべきだろう。
硬直しないように、次の手を柔軟に打つことだ。

もしかして次のステップはもっともっと困難なことが待っているかもしれない。
でも空を飛ぼうと思い続けなきゃ。
たとえ本来、地を這う者であったとしても。

離陸して行く時、いつもふと思うことがある。
さようならってそれまでの自分に言いたい。
何か過去とかいましも過ぎる時に別れを告げる想いが加速するものだと。


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2008-06-01 アルプスを越えていく飛行機雲

昨日まで小雨が降っていた天気が嘘のように晴れ上がった。
水芭蕉があるかも、と思って栂池の上に上がる。
ゴンドラとロープウェーを乗り継いで標高2000m以上の世界へ。
下界は初夏の緑の色なのに自然園まで上がると一気に早春。
雪は2mも残っている。まるで壁のよう。
水芭蕉は残雪のコメツガの木立の中を進むと群生していた。
さらに進むと一面の銀世界。
信じられないような蒼さの天空を雲がゆっくりと過ぎていく。
日差しが強くてTシャツでも寒くない。
白馬岳がそびえている。

この広い雪原を、アルプスの峰を。
僕はその瞬間だけとても孤独に眺めていた。

ふと我に返ると仲間が声を掛けてくれた。
「コーヒーでも飲もうよ、山見ながらさ。」

ほろ苦い味がした。
そのコーヒーは美味しかった。

ごーって音がして天を仰ぐと
飛行機雲だけがアルプスを越えていくところだった。


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