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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2008-06-07 横浜
2008-06-04 ウェイターに変身
2008-06-03 Let me go around!!
2008-06-02 Step by step
2008-06-01 アルプスを越えていく飛行機雲
2008-05-31 M氏と過ぎる車窓の風景と運命を受け容れることについての一考察
2008-05-30 梅雨かも。
2008-05-28 意外な落とし穴にも動じないフリ
2008-05-27 昨日、夏の雲を見た
2008-05-26 谷中散歩


2008-06-07 横浜

横浜に行くといつも思う、中華街っていいなって。
中学の時に初めて横浜に来たとき、異国かと思った。
独特に空気、喧噪、色彩。
今日歩いたら今でもその感じが少し残ってる、って思った。

一年前と少し違うかな、
一年前は心が本当に苦しくてそんなこと思う余裕なかった。
今でもその時のことは忘れない。
たぶんずっと忘れない。
心から血を流しながらそれでも明日を必死で見ようと思ってたこと。

今日も横浜は人で賑わい、海は静かに悲しい鉛色だ。
それでも僕は一年という時を負けずに歩いたって。
今日はちょっと思ったんだ。


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2008-06-04 ウェイターに変身

僕の叔父と叔母は今から二十数年ほど前に錦糸町に食堂を開いた。
叔父はコックさんだった。
その店も今は僕の従姉妹である娘がシェフになり父と一緒に厨房に入っている。
僕が小学生だった頃にその店が開店した頃に店の一番のメニューだった、
しょうが焼きは鉄板の上に二枚、肉が乗っていてボリューム満点だった。

少し前に僕は出張で錦糸町に行く機会があった。
午前中に仕事は終わり昼前には叔父の店に行くことが出来た。
明るく朗らかな叔母は出したコーヒーを飲み干す間も与えず、
「じゃあこれね。」とエプロンを取り出して僕に渡した。

それで戦場のようなランチタイムが始まった。
「いらっしゃいませ」水のグラスをテーブルへ。
注文を聞いて注文に合わせた箸かフォークを。
ランチセットのお客さんにはサラダとスープ。
他のお客さんには漬け物と味噌汁。
次々と注文の品をテーブルに運び、食後は会計と片付け。

お客さんの波がさーっと引いた後、叔母が「じゃ何食べたい?」と聞いた。
僕の注文は最初から決まっている。
「しょうが焼きね」

しかしいつものヤツではなかった。
鉄板に肉が三枚も乗っていたのだから。
従姉妹の子はイタリアンも勉強してパンも焼く。
従姉妹の焼いたパンをお土産に頂き、僕の束の間の転職経験も終わった。
叔母が最後に言う。
「来年、店をリニューアルするからまた手伝いに来てね。」
明るい叔母の店。
今度は誰か友人を連れて行こう。
もちろんウェイターかウェイトレスとして。

写真は従姉妹の焼いたパン。


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わっ!行きたいです〜。私にとっては最高のお給料になりそうです☆ / ゆーこ ( 2008-06-11 15:42 )
夏休み中、二人で働きに行く?会社に内緒で内職、ちなみに給料は焼きたてのパンね。 / あるまじろ ( 2008-06-09 22:32 )
はいっ!ウェイトレス立候補します!某飲食店で鍛えた経験がありますのでね。 / ゆーこ ( 2008-06-09 17:03 )

2008-06-03 Let me go around!!

懸賞でエコバッグが当たった。
最近、夕方になるととても眠くなる。

言っておかなきゃならないこと。
ありがとう、稽古につき合ってくれて。
セリフがまだまだ完成してないけれど。
あと山は3つくらい。
絶対乗り越える。

今日は仕事してる以外の時間に結構台本を開けた。
これは良いね。
良い傾向。

帰って信州で買ってきた野沢菜を鷹の爪と一緒に粗塩で揉む。
明日、野沢菜の浅漬けが出来てるといいけど。
ヴィシソワーズの作り方教わったので明日はそれを作ってみようかな。

ぐるぐる回りながらでも一つの方向に向かってる。
それが最高なんだって。


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2008-06-02 Step by step

『ジプシー』の孝史という役で苦しんでいるのはセリフの暗記。
膨大なのだ、似たようなセリフが。
でもそれはまだ読みが足りないのだと思う。
もう少し一つ一つのセリフの意味を考えたいと思う。
去年の12月の芝居も結構なセリフの量の役だと思ったが、
結果的にはセリフはほとんど入ったお陰で芝居を引いて観る余裕が出来た。
今回その余裕さえ出来れば山は乗り切れる。
吐くセリフのトーンは出来ているのだ。

仕事が難しい。
自分よりも他人の気力の無さにやられている感じだ。
自分が何かを為すのだったらこんなに簡単なことはない。
もう一度やり方を再考すべきだろう。
硬直しないように、次の手を柔軟に打つことだ。

もしかして次のステップはもっともっと困難なことが待っているかもしれない。
でも空を飛ぼうと思い続けなきゃ。
たとえ本来、地を這う者であったとしても。

離陸して行く時、いつもふと思うことがある。
さようならってそれまでの自分に言いたい。
何か過去とかいましも過ぎる時に別れを告げる想いが加速するものだと。


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2008-06-01 アルプスを越えていく飛行機雲

昨日まで小雨が降っていた天気が嘘のように晴れ上がった。
水芭蕉があるかも、と思って栂池の上に上がる。
ゴンドラとロープウェーを乗り継いで標高2000m以上の世界へ。
下界は初夏の緑の色なのに自然園まで上がると一気に早春。
雪は2mも残っている。まるで壁のよう。
水芭蕉は残雪のコメツガの木立の中を進むと群生していた。
さらに進むと一面の銀世界。
信じられないような蒼さの天空を雲がゆっくりと過ぎていく。
日差しが強くてTシャツでも寒くない。
白馬岳がそびえている。

この広い雪原を、アルプスの峰を。
僕はその瞬間だけとても孤独に眺めていた。

ふと我に返ると仲間が声を掛けてくれた。
「コーヒーでも飲もうよ、山見ながらさ。」

ほろ苦い味がした。
そのコーヒーは美味しかった。

ごーって音がして天を仰ぐと
飛行機雲だけがアルプスを越えていくところだった。


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2008-05-31 M氏と過ぎる車窓の風景と運命を受け容れることについての一考察

僕が初めてその劇団に顔を出した時、
僕の多少ならずも緊張していた目で中央に置かれた長机に目を移すと、
そこに座っていたのがM氏であった。

第一印象は切れ長の目に緊迫感を保ちながら微笑する人、というもの。
悪いものではない。そしてそれは現在でもそのまま保たれていると言って良い。
実はM氏という人に対してある人からとある昔の話を聞かされたことがある。
しかし僕はその話に対して複雑さを感じながらも単純に反応した。
まあ別に構わないのではないか、自分にはなんの動揺もないと。
その話を僕にされた方も尊敬している、
一方僕はその話によってM氏との距離感は変わらないな、とも思った。

今日はそのM氏と数人の演劇関係者と旅行に出掛けた。
失礼ながら僕はM氏の本質は知らない、
あまりそれを出すような場面に出会わないからかもしれない。
いや本来誰の本質も僕は理解などしていないのだから
別にこのことを特別にすべきではないとも言える。
でもその人からもう少し学びたいことがあると睨んでいる。
まだ僕はもう少し話を交わさなければならないと考えている。
現場を一旦は引いた巨匠の後を追って、
次世代必ず凌ぎを削らなければならないライバルは、
華々しくその跡目を継ぎその後釜へ座るべく彼の地へと旅だった。
僕がその後継者とならなくても構わないが、
それなら僕は僕の傍に居る巨匠に学ばなければならないだろう。
しかし旅から戻ってみても僕はそれほど大した話を交わすことがなかったのが本当だ。
それより、僕はこの旅においてもっともっと別のことで、
センチメンタルになっていたから。

栂池、僕が22歳の時、
その時の愛車セリカXXとともに夜のスキー場の斜面を駆け下りた。
その時の彼女と呼べた女の子とともに。
あの後友人に殴られた夜とか、それでも許してくれた仲間達のこととか。
思い出したら口もきけなくなっていた。
と、同時にゴンドラから見下ろす美しい山と森の景色を見ていると、
別の風景がフラッシュバックした。
北海道の全山が紅葉したあの山のゴンドラリフトから見たあの時の風景。
僕の傷は全く癒えていない、それをこんなところでまた痛いほど感じた。

M氏の話にまた戻そう。
僕はM氏がまた素晴らしい演劇の創造者であることをとある人から聞いた。
そこに集う人々がまたそれを裏付ける存在感。
僕はまたもう少しその人からもう少し話を聞きたいと思うようになっていた。

明日のために台本のセリフをもう少し頭に入れておこうと思う。
音響のMDはとりあえず仮の曲を録音した。
僕のできることをしながら、彼の話を聞きたいと思う。
僕の傷は癒えていない、しかしそれは僕が死んでいるという意味ではない。
僕は消えないその傷を抱えながら生きていく宿命なのだ。
その宿命を受け容れるために必要な強さという課題をこなせ、と言うことなのだ。
その答えを僕はどこに探せばいいのか分からないから、
今はとりあえず舞台に立とうとしている、というところか。。。


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2008-05-30 梅雨かも。

今日は朝から色々な仕事が被さってきたような1日。
「これできますか」ってな具合で次々色々な仕事が降って沸いてくる。
一方で自分一人でやらなきゃならないイベントもあって。
それでもそれは結構うまくいったのでまあよし。
成功の秘訣はまず体裁を整えること。
次に入念に事前準備に時間を割くこと。
それであとは気合いとチームとして動くこと。
それだけそろえば必ず成功する。

それでもイベントは終わればあっという間、すぐ片付け撤収。
そんなことの繰り返しなんですね。

夕方、芝居を一つ面倒みてから自分の稽古場へ。
稽古場に入ってすぐに稽古を開始する。
今日も少しだけ前進、まあこれもよし。
セリフは大量で二日の通しに間に合うか、微妙ですが。。。
大変!!音響が完成してないぞっ!!
これだけはやっとかなきゃ。。。

細かい雨が降る夜。
梅雨に入った感じがする。
雨の匂い、嫌いじゃない。


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2008-05-28 意外な落とし穴にも動じないフリ

忙しいときに限って色々あるもの。

めんどくさくてもきちんとやって行かなきゃ。
一つ一つ自分の目指すことに近づくために。
他に言いたいことは山ほどあるけど、
そんなことでデッカい夢をつまづかせるわけにはいかないのさ。

どうでもいい。
別になにやったって構わない。
でも格好悪いことやってんなら格好つけんなって。
やったことだけだよ、残るのは。
そう自分自身にも言いたい。

たった一人で仕事を続ける。
今度の金曜は決戦だ。
それだってやり遂げちゃうぜ。
残した結果でだけ実力を示すことができるんだから。
言い訳は意味ない。

さ、もっかい始めよう。


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2008-05-27 昨日、夏の雲を見た

最近、夕方は踊ってる。
ダンスして汗かいてると夏も近いな、と思う。

昨日、夏の雲を見た。

気温が上がるのも心地良い、湿気がそれほどないからか。
たまに風が気持ちいいと思う。

朝食のバナナ片手に稽古場へ、井上さんと久し振りに合わすことが出来た。
二人で流れるような会話を成立させられたらいいな。
星野さんは来てる、とんでもなく忙しいはずなのに。さすがだ。
会話を成立させるためには反復練習が必要。
さっそく何人かで二日間追加で僕の集中稽古日を設定してもらう。
まあ本番まで一ヶ月切ったからね、当たり前か。

セリフ、休み時間など暇を見てずっとわら半紙に書いてる。
それでもとんでもない量なのです。
まずはセリフを暗記することが先決なのですな。

実は金曜日に向けてちょっと大きな仕事が控えてる。
明日の会議に提案する資料作りも残業して作る。
仕事もきっちり、ね。
やっぱここからは体力勝負、か。

ジョーバも今日は一時間乗ったぞっ!!


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2008-05-26 谷中散歩

谷中ってなんか素敵な場所だった。
上野公園を抜けて東京芸術大学を横目に狭い路地を歩く。
ちょっとした小物を扱う面白そうなお店とか山岡鉄舟の文字の刻まれた石碑とか。
足を止めるときりがないような町だ。

こんなベンチがふと置いてあったりね。


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