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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2008-04-09 花曇りの空から
2008-04-08 あをによし奈良紀行 その六 錦の市場にて
2008-04-07 あをによし奈良紀行 その六
2008-04-06 あをによし奈良紀行 その五
2008-04-05 あをによし奈良紀行 その四
2008-04-04 あをによし奈良紀行 その三
2008-04-03 あをによし奈良紀行 その二
2008-04-02 あをによし奈良紀行 その一
2008-04-01 春が往く
2008-03-29 芝居を観に江古田へ。


2008-04-09 花曇りの空から

新しい年度になって職場に新人が入ってきた。
新人、固いけど謙虚。
頭は良いらしい。
頑張れ、新人。

こちらは相変わらずなんとなく忙しい日々。
台本は一向に進まず今が一番苦しいとき。
ダンスの基本テクを少しずつ見て「ほほーっ」とか言ってる。

空気が時折冷たいのがいい。
なま暖かいより冷たい空気が好き。

夕暮れから雨模様の空の下、まあね。
明日はまた春の嵐だって。
桜も見事に散ってしまい葉桜、
同僚のFさんは「無惨」って言葉使ってたね。
たまたま見たのは、三日前の元荒川の川沿いの桜、
散る直前に見れて良かった。
なんだかもうちょっとずれたら見れなかったってこと、
考えたら春の儚さに胸がきゅんとした。

あと何度こうして春を迎えられるだろう。
花が散るように流れていく、雨の近い夕暮れの空気。
やがて滲み出すフロントガラス。
ぱらつく春の雨、花びらまじりの雨。

こんな時は一人の方が良かったかな。
まあね。


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2008-04-08 あをによし奈良紀行 その六 錦の市場にて

京漬け物がとても買いたかったので錦市場で買いまくりました。
すぐき、菜の花、京菜、大根、茄子。
奈良では白瓜の奈良漬けも買ったし。
漬け物好きだね、我ながら。
ついでにちりめん山椒も買った。
京都の食べ物っていいねえ。

この旅でのお土産って結局食べ物ばっかりだったね。


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さりィさんへ。白米にちりめん山椒です、いや意味分かんないかな?分かるよね? / あるまじろ ( 2008-04-09 22:16 )
ちりめん山椒好きです! あぁ…国内旅行に出掛けたい…。 / さりィ ( 2008-04-09 10:50 )

2008-04-07 あをによし奈良紀行 その六

指名手配!!
こいつが僕の黒胡椒煎と黒船の最中が入った紙袋を、
「口にくわえて」逃走した犯人です。
捕り押さえた後も「は?」みたいな「きょとん」とした表情。
「は?」じゃねーよ!!


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2008-04-06 あをによし奈良紀行 その五

大きな「お松明」が二月堂の上手の欄干の上に上がり、
火の粉を舞い上がらせ下手へと走る。

人々は歓声を上げてその火の走るのを見つめる。
炎は人々の厄災を払いながら、
一年の息災を輝きの中に込めて、
走る。

祈りが火の中に宿る祭りだ。
今年も良い年でありますように。
良い春が迎えられますように。

祈り、僕も厄災を払い良い年を過ごせるよう、
いつまでもいつまでも松明の火を見つめ続けていた。


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2008-04-05 あをによし奈良紀行 その四

いよいよ始まったお水取り。
この日のために東大寺の僧侶たちは修行をしてきた。
このお水取りが終わると春が来る。
そういうお祭りだ。

まずは手に小さい松明を持った男が準備万端整ったことを、
下の支度場所から上の本堂へと二度三度告げる。
そしてお水取りが始まる。


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2008-04-04 あをによし奈良紀行 その三

間もなく大松明の点火。
夕闇の二月堂は待ち焦がれる人の気持ちの高ぶりが感じられる。
静かにでも熱を帯びて。

立ったままで二時間。
静かに日が暮れていくのを待つ。
ただ待つことって大切だな。
昔の人ってこうして待つことを楽しんだんだ。
ディ○ニーでアトラクションを待っているのと似ているけれど違う気がする。
きっと風情が違うんだな。

昇った月にはっとしたり、
夕闇に浮かび上がる二月堂のシルエットに見とれたり。
この雰囲気って待つだけでも素敵なんだろうな。
なんかみんな楽しそうだったしね。

間もなく火の祭典、お水取りの大松明が始まります。


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2008-04-03 あをによし奈良紀行 その二

お昼は吉岡先生のところで京野菜中心のお昼御飯。
山菜、漬け物、湯豆腐、蓮根揚げ、豚の牛蒡巻き等々。

草木染めの染色を午後三時で切り上げて、
近鉄特急に乗って奈良へ。
ホテルに荷物を置いて早速興福寺の境内を通って東大寺へ。

夕闇迫る奈良、「五時前には二月堂に着いてね」と言われたので、
早足で鹿も五重塔も素通りで。

やっと二月堂に到着すると速くも人だかり。
吉岡先生のご紹介で特別の札を持っていると裏から回って二月堂の直ぐしたに行ける。
持っていないと生け垣の外。
えらい違いやないか。
お水取りの松明に火がつくまでまだ二時間もあるのに、
もう黒山の人だかり。

せっかく特別の札を持っているから一般人の入れないところに入ってみる。
二月堂を背景に奈良の街並みと沈みゆく古都の夕陽。
間もなく日が暮れてお水取りの大松明まであとわずか。


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2008-04-02 あをによし奈良紀行 その一

今から三週間ほど前に京都と奈良に出掛けました。
知人がたまたま京都伏見の吉岡という著名な染織家の先生の工房で、
草木染めをする、というので僕も一度はやってみようと思ったのです。
その前の日まで犬吠埼に行っていた僕は、
ちょっと草臥れながら早朝の東京駅からのぞみに乗って京都の伏見へ。
吉岡先生は奈良の東大寺のお水取りの時に、
東大寺の僧侶が二月堂に飾る和紙で作った椿の花のための和紙を、
紅花で染めて東大寺に納めているそうです。

紅花って黄色いのにどうしてあんなに赤くなるのか。
藁を燃やしてできたアルカリ性の灰を触媒にして赤くするそうな。
藁を燃やすのとかも手伝いました。

同行したご婦人方はスカーフとか帯下などを染めていました。
ビンロウジュは薄紫、カリヤスは黄色、紅花は薄桃にも真っ赤にも。
僕は初心者なのに怖いもの知らずで、小さいのよりは大きいものと、
茜で三尺六尺サイズの麻のタペストリーを染めることにしました。

茜はいい色でした。
「茜さす」という額田王の歌も好きです。
その色を麻の布に下の方は濃く、
上にいくにつれて薄くグラデーションをかけていきました。
触媒はミョウバン。
茜の煮だし汁とミョウバン水とを交互につけて、
少しずつ少しずつ染めていく。
その作業は一見単調ですが、とても緻密な楽しい仕事でした。
そうして六時間弱でその作業は終了。

染め上がった布はとても綺麗でした。
茜色のタペストリー、仕上げを工房の方にして頂き、
僕の手元に来るのは三ヶ月後くらいとか。
今から楽しみです。

写真は吉岡先生の染めた紅花の和紙で作った椿。
同じものがお水取りの時に東大寺二月堂に飾られていた。


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2008-04-01 春が往く

嘘でいいよ。

自分が置かれてる現実が嘘みたいな時がある。
嘘でいいのにな。
こんなこと現実じゃなくていい。
そう願ってる、そんな時がある。
でも現実だった。
そんな瞬間と対峙しなきゃいけないなんてね。

ああ季節は桜がもう散り始めている。
春が往く、春が往く。
もう、そんなにも急いで。

なぜなんだろう。
どうしてそんなに急がなくっちゃならないんだろう。
僕はそうして彼の背中を思い浮かべる。
まるで僕が僕自身を見つめているかのように。


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2008-03-29 芝居を観に江古田へ。

江古田ストアハウスで夢ミルの『Snow drop1』の千秋楽に行く。
全体的に詩的な作品です。
早川氏の作品は何本か拝見したことがあるのですが、
今回は早川氏はお休みと言うことでした。
映像の使い方がとても勉強になりました。
パンフレットやチラシも洒落ていて今のうちに足りないものがたっぷり。
他劇団には学ぶものが多いですね。

昨日まで泊まり込みで芝居作ってて色々あって余り寝ていないので、
帰りは辛かったのですが、江古田の「ひもの屋」というところで、
干物と御飯と味噌汁の夕食、大変美味しゅうございました。

明日からはもう四月。
気分を入れ替えてやること一杯だ!!

東京に出るとちょうど雨が降ってきた。
桜があちこちに咲き乱れている。
東京、桜、夜の雨。
なんとなく気分がふわふわする。


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