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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2008-03-26 また一つ
2008-03-25
2008-03-24 翌日
2008-03-23 The Moon Sky End
2008-03-22 月空の果て、最後の二日間始まる。
2008-03-21 本番前日の理想的な過ごし方
2008-03-18 瑠璃色の地球
2008-03-17 いちごスイーツ
2008-03-16 所沢の舞台にて
2008-03-13 佐原の街並みを舟から


2008-03-26 また一つ

思わず「ついに来たか、花粉症」と覚悟してしまうくらい喉が痛く鼻もでる。
でもベンザブロックを飲むと治るのでやっぱり風邪。

昨日からやっている台本書き直しの作業の詰め。
なんとしてでも今日仕上げなければならない。
ほぼ一日中、この仕事に打ち込んでいた。
キャストの関係上、一人役を削っての構成に仕上げた。
結局夕方五時には完成して製本して渡すことが出来た。
運命の過酷な現実はあっても乗り越えてこの作品は作り上げなければならない。
それが現実に立ち向かう、一つの意志の示し方だから。

☆野氏から直接電話をいただく。
「本番はなんとかできるんだけど・・・。
 特に直前の11月は稽古が厳しくなるけれど
 一度参加するって言ったからご迷惑はお掛けしますがやります。」

☆野氏とはもう出会って十年以上になる。
初めてお逢いしたとき☆野氏は僕を
「なんてけんか腰の若僧なんだろう」
という印象を持ったらしい。
それでもその後、仲良くさせていただいた。
この方は僕よりも年上で、芸歴も遙かに長く演技のレベルも上だ。
でも僕の劇団に参加したいって言ってくれた。
きっと芝居が僕等と同じくらい好きで好きでしょうがないのだろう。
☆野氏と僕は今までに舞台で何度も絡んだことがある。
この二人で何度、お客様から笑いや涙を取っただろうか。
いやいや僕も勉強させて頂きます。
よろしくお願いいたします。

弟分とも同志ともいえる男と一緒に夕食。
こいつは悪く言うと愚直だが真っ直ぐだ。
今の僕にとても必要な人間だ。
そんなやつと一緒に深夜までファミレスで語り合った。
これからの俺たちの芝居について。
まあ、できることは全部やっちまおう。

結局結論もそんなところで。

☆野氏のお勤めしている会社って夜観ると綺麗ですな。


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2008-03-25 海

久し振りにテレビ観た。
ロザン宇治原ってヤラセっぽいな、まあいいけど。

基本的に「馬鹿」を売る芸能人は昔から嫌いだった。
木下優樹菜さんはクイズに答えられないことには落ち込む風情もないが、
自分のミスで仲間に賞金が与えられなかった時に、
「ごめんなさい」と謝っていたのには好感を持てた。

話は変わって。
稽古にきちんと参加する、という条件で良い役を取ったのに、
実際はきちんと稽古に出ないばかりか挙げ句に、
「こういうユルいところがこの劇団の良いところ」と言われるのは侮辱に等しい。
まあ多くの人に迷惑を掛けたことを自覚してない人間のコメントなどそんなものだ。
僕は芝居に対しては本気だ。だから二度とこういう人間とは芝居をしないか、
自分の考えをはっきり伝えて相手に分かって貰うかどちらかだ。
これはこれからの芝居作りのためにしっかり書きとめておく。

話は変わって。
現実は厳しい。
いや厳しい現実を突きつけられた。
もはやこの現実に対して為す術はないが最善の行動を慎重に選ぶだけだ。
そもそもの原因は本人にあるとしてもこの現実は厳しい。
やはり厳しいと思う。
もう少し希望的な現実があっても良いか、と思う。
でもまだ終わっては居ない。

話は変わって。
一本の台本を書き直し、また別の一本の台本を書き始めた。
次のシーズンはもう始まっている。
次こそ引き締めていかなければならない。
熱のある舞台を集った仲間で作らなければならない。
新しい人間が入ってくる。
どれだけ熱を持つかだけが勝負だ。

先日終わった芝居の千秋楽に、
職場で以前から演劇に対して、
少し小馬鹿にする態度を取っていた友人が家族で観に来た。
その友人に感想を聞くと珍しく目を丸くして、
「演劇に対する見方が変わった」と言った。
醍醐味だね、こういうのがさ。

海、春の海が見たくなった。
潮干狩りとかまだやったことないな。
狩りとかってきっと夢中になると思う。
でも、ほんとは何も取れなくたっていいんだけど。
それはそれで。


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ロバくんへ。そうですね、一度でも観てくれたら逆に好きになって貰えると思うのですけどね。 / あるまじろ ( 2008-03-27 08:30 )
私の周りにいるそんな人たちにも、この舞台をみせてあげたかったです。 / ロバ ( 2008-03-26 18:09 )

2008-03-24 翌日

昨日本公演が千秋楽を終えて、片付けも今日ほとんど終わった。
バラシ手伝って頂いた☆野氏・コジマ氏・青木さん・コッスィの彼女、ありがとう。
うっちゃんも脚立で灯体吊りなおしてくれたりありがとう。

先週日曜日に1ステージ本番の舞台を終えただけで身体にこたえたので、
「来週はどんなんなるんかな」と思ってた。
土日で仕込みやって、3ステやってその後にバラシて。
面白いもので全てが終わりに近づくごとに体調が悪くなっていった。
今日、お世話になった松ちゃんや舞鶴先生に電話して御礼の言葉を伝え、
メールや感想を頂いたお客様に丁寧に返信をして、
プロジェクタを片付けて、会計処理して書類を作ったら完全にぐったり。
エンジン止まった。
風邪ひいたみたい。

羽ばたく、次に向かって羽ばたかなくっちゃ。
でも今は首もあがんないや。

この前カモメ、すんごい勢いで飛んでたな。
あの勢い、そのうち取り戻す。

でも今日はいいかな。


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みっきさんへ。はい、ご心配おかけしました、風邪くらいすぐに治すよ。 / あるまじろ ( 2008-03-25 23:05 )
お疲れ様でした。早く体調がよくなりますように。 / みっき ( 2008-03-25 07:16 )

2008-03-23 The Moon Sky End

ついに一ヶ月余り続けてきた『月空の果て』が千秋楽を迎えました。
今回はまた多くのお客様にご来場頂き、本当に感謝感謝でした。
こうして無事に楽日を迎えて今、帰宅してシャワー浴びて少しぼーっとしています。

終わってしまうことは少しさみしい、かなり楽しかった芝居だったから。
仲間と一緒にとことん妥協せずに取り組んだこの半年余りがあっという間に感じます。

ありがと。
ひとりひとりに言いたい。

感想、殺陣やりすぎて体力の限界に絶望した。
ほんと、菊一、総十郎、信友と信輔に対して本気でいったから。
木刀でも剣でも全力で斬りにいったから。
全力で投げたから。
それを受け取ってくれて嬉しかった。

僕のワガママな要求にとことん応えてくれたスタッフ、劇団員の皆さん、
おかげでこんな芝居に仕上がったよ。
胸を張って良かったって思ってくれたかな。
僕は胸を張れる、みんなとこんな芝居作れたこと。
もう二度とないような瞬間を何度も過ごしてきた。
代わりになんらかの犠牲を払ったとしても、
いまなら「ま、いいかな」って思えるかな。

さよなら『月空の果て』。
さよなら、弥雲。
どんなに頑張っても届かないとこに手を伸ばし続ける人。
僕もそうだから。


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2008-03-22 月空の果て、最後の二日間始まる。

ついにうちの劇団の#16『月空の果て〜The Moon Sky End〜』
彩の国さいたま芸術劇場で開幕しました。
色々ハプニングはありましたがとりあえず初日が終わりました。
劇場に足を運んで頂いた方、支えて頂いた方全ての方に感謝いたします。

芝居は色々なものがあり様々な種類がある。
それでも僕の作りたいのは一つ。
作れるのも一つ。
あれもこれも作れない。

だからこういう芝居を作りました。
アンケートを書いて頂きありがとうございました。
本当に励まされることばかりです。

明日は千秋楽。
半年に及ぶ稽古、一ヶ月近くに及ぶ本番。
その全てが終わる。

この芝居を作っているうちに様々のことが起こった。
この芝居はそういう意味でも忘れられない。
魂の一本を残す。
それだけです。

素敵な花束でなくても一輪の花を観て頂いたお客様に届けたい。


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2008-03-21 本番前日の理想的な過ごし方

・・・とはほど遠い感じですが、約束したので昨年12月に競演したチバくんの芝居を、
北池袋まで観に行きました。会場は50名ほどのキャパでほぼ満員。
なかなか良い芝居小屋だと思いました。

内容はまあ観てのお楽しみ。
ぴゅあの芝居と丸かぶりですが、両方観てみても良いかもね。
土日北池袋で青山ねりもの協会の『うつぶせ』という芝居です。
僕自身は楽しめました。
作者独特の世界観が良く出ていました、
この方の作品を観たのは3本目ですが一番良かったです。

その後、びーばーと松っちゃんとM氏の4人で少し遅め長めの夜食を共にして、
帰宅後に荷造り、積み込み。
そうこうしているうちに気合いが入ってきた。
身体が冷えたのでざっとシャワーを浴びて今、日記書いてる。

それでは唐突ですがここでこの日記を観てくれた人にだけ丸得情報。
稽古場日記にも書きましたが実は明日から始まる、
劇団ぴゅあ#16『月空の果て〜The Moon Sky End〜』では、
実は後半に流れる映像(東大宮では流れなかったもの)が、
土曜日の夕方18:00からの公演、
日曜昼の13:00からの公演、日曜夕方の18:00からの公演と、
3つとも違うものが用意されている。
映像の内容は・・・
主人公の信輔が物語のキーとなる人物3人に当てたモノローグ。
この情報は公演前はこの日記を観た人だけの秘密にしておいてくださいね。

さて、明日は頑張ります。
渾身の魂の一本のために。
そして一本に捧げた自分自身と仲間たちのために。


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2008-03-18 瑠璃色の地球

どうして少し不機嫌だったか、分かった。
思い通りにならないから、ではなくて。
思ったこと以上のことについていけないから?

いいところも随分あるはず。
もちろん。
じゃあどうしてそこを見ることが出来ないのか。

夜明け前に海の音を聴くと、どうして波の音が大きく聴こえるんだろう。
夜が明ける少し前。
今がそんな時であることを信じたい。
夜明けの来ない夜はない。
ありきたりだけれど、そう願いたいものだ。


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みーさんへ。あなたの言葉は暗闇の中の灯火のようです。 / あるまじろ ( 2008-03-22 01:27 )
うん、夜明けの来ない夜はない。そして夜明け前が一番暗くて一番寒い。だいじょうぶ、絶対朝は来る。ゼッタイ。 / みー ( 2008-03-21 22:43 )

2008-03-17 いちごスイーツ

苺のそろそろ終わりですかね。
昔は苺はめったに食べられなかった頃、
デザートという言葉は母が教えてくれた。

デザートムーンって言葉を聴いたとき、
果物と月が微妙に結びついて変に納得してたけど、
本当は砂漠の月なのでした。

このスイーツの苺はなんとマリネされてて少し酸っぱめ。
バニラのアイスに良く合ってた。


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2008-03-16 所沢の舞台にて

本日はうちの劇団は、所沢の舞台で芝居をさせて頂いた。
今回はM本・M島両氏を初めとする多くの方々のご好意とご尽力で
立たせてもらった舞台だ。
先々週に1600人を集めた演劇祭に参加したものと同じ作品だった。
今日のお客様が何人だったか正確には把握していないが、
僕らは手を抜かなかった。
全力でよりパワーアップした作品をお届けすることができたと確信している。
場面も前回の反省から練り直し作り直した箇所が4カ所ほど。
映像はさらに一カ所追加した。
スタッフは少しずつ熟練し、殺陣も少しずつ洗練されてきた。

それを今回のお客様にお届けできて良かったと思う。
あと一週間で彩の国さいたま芸術劇場公演。
それまでにはまたもう少し作品は良い方向に行くだろう。

役者からも演技にこなれてくると「もっとこうしたい」という要求が出てくる。
それ自体は悪いことではない。むしろ良いことだ。
演出としてはそれらの意見に対して積極的に耳を傾けなければと思う。
しかしその中には「なるほど」と思うものと「いや違う」と思うものがある。
自分の役柄からだけで作品全体の構成は考えていない主張には、
あまり「なるほど」と思わない。
また時間の経過とともに演技に対する考察は進むが、
一方で反復の稽古を怠ると段取りは忘れていく。
これからの時間の使い方は役者として難しいところだ。
基本的には「ここまで積み上げてきたものを大切にする」。
なぜならそれはここまで時間を使って生み出してきたものだからだ。
ぜひこの前提を崩すような意見が出てくることを待望する。

スタッフも自分の仕事だけを誇るようになったら注意が必要。
自分だけしかできない仕事をしているような意識を持つこともある。
でもそんなことは「大抵」ない。
誰にでもできる雑用のような仕事をたくさんやっている人が偉いと思う。
誰かを誉めるのもTPOが大切。
誉める立場でない人が誉めるのは不遜。
自戒したいものだ。

砂粒みたいに見えてもいろんな石ころや貝殻の破片が集まっている。
それが一つの風景を作っている。
一粒一粒を見ること。
全体を眺めること。
どちらも大切。


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みーさんへ。また機会はありますのでよろしくお願いします。 / あるまじろ ( 2008-03-21 03:22 )
えー、二日ともNGだぁ。。。 ん〜。。。 残念だなぁ。。。。 / みー@未ログイン ( 2008-03-19 13:07 )
みーさんへ。22日(土)18:00、23日(日)13:00と18:00です。詳細は劇団ぴゅあのHPにて。よろしくお願いしまーす。。 / あるまじろ ( 2008-03-19 00:53 )
手ごたえのある舞台ができたようでよかったですね。彩の国さいたま芸術劇場公演の情報はここに載せないの?是非見てみたいな♪ / みー ( 2008-03-18 23:26 )

2008-03-13 佐原の街並みを舟から

佐原という街には初めて訪れた。
水郷というと潮来が有名だが佐原はその近くにある。
街道沿いの街並みを眺めると古くからの蔵や商店が軒を連ねる。
運河のような川べりに伊能忠敬の記念館がありその旧宅の前から舟に乗る。

笑顔の素敵なおばあちゃん二人が舟を操る。
天気はぽかぽかで舟の上に日溜まりがある。

「ここらは天気が良いと利根川まで舟が出るんよ。」
一度はそういうこともしてみたいと思った。

一つ一つ橋をくぐるとまた古くて新しい街並みが現れる。
川の上には光と風がある。
それを感じにこの舟にのったのだと分かった。


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