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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2008-03-23 The Moon Sky End
2008-03-22 月空の果て、最後の二日間始まる。
2008-03-21 本番前日の理想的な過ごし方
2008-03-18 瑠璃色の地球
2008-03-17 いちごスイーツ
2008-03-16 所沢の舞台にて
2008-03-13 佐原の街並みを舟から
2008-03-12 フランスパンにポルチーニ
2008-03-11 犬吠埼にて
2008-03-10 海にかかる虹


2008-03-23 The Moon Sky End

ついに一ヶ月余り続けてきた『月空の果て』が千秋楽を迎えました。
今回はまた多くのお客様にご来場頂き、本当に感謝感謝でした。
こうして無事に楽日を迎えて今、帰宅してシャワー浴びて少しぼーっとしています。

終わってしまうことは少しさみしい、かなり楽しかった芝居だったから。
仲間と一緒にとことん妥協せずに取り組んだこの半年余りがあっという間に感じます。

ありがと。
ひとりひとりに言いたい。

感想、殺陣やりすぎて体力の限界に絶望した。
ほんと、菊一、総十郎、信友と信輔に対して本気でいったから。
木刀でも剣でも全力で斬りにいったから。
全力で投げたから。
それを受け取ってくれて嬉しかった。

僕のワガママな要求にとことん応えてくれたスタッフ、劇団員の皆さん、
おかげでこんな芝居に仕上がったよ。
胸を張って良かったって思ってくれたかな。
僕は胸を張れる、みんなとこんな芝居作れたこと。
もう二度とないような瞬間を何度も過ごしてきた。
代わりになんらかの犠牲を払ったとしても、
いまなら「ま、いいかな」って思えるかな。

さよなら『月空の果て』。
さよなら、弥雲。
どんなに頑張っても届かないとこに手を伸ばし続ける人。
僕もそうだから。


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2008-03-22 月空の果て、最後の二日間始まる。

ついにうちの劇団の#16『月空の果て〜The Moon Sky End〜』
彩の国さいたま芸術劇場で開幕しました。
色々ハプニングはありましたがとりあえず初日が終わりました。
劇場に足を運んで頂いた方、支えて頂いた方全ての方に感謝いたします。

芝居は色々なものがあり様々な種類がある。
それでも僕の作りたいのは一つ。
作れるのも一つ。
あれもこれも作れない。

だからこういう芝居を作りました。
アンケートを書いて頂きありがとうございました。
本当に励まされることばかりです。

明日は千秋楽。
半年に及ぶ稽古、一ヶ月近くに及ぶ本番。
その全てが終わる。

この芝居を作っているうちに様々のことが起こった。
この芝居はそういう意味でも忘れられない。
魂の一本を残す。
それだけです。

素敵な花束でなくても一輪の花を観て頂いたお客様に届けたい。


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2008-03-21 本番前日の理想的な過ごし方

・・・とはほど遠い感じですが、約束したので昨年12月に競演したチバくんの芝居を、
北池袋まで観に行きました。会場は50名ほどのキャパでほぼ満員。
なかなか良い芝居小屋だと思いました。

内容はまあ観てのお楽しみ。
ぴゅあの芝居と丸かぶりですが、両方観てみても良いかもね。
土日北池袋で青山ねりもの協会の『うつぶせ』という芝居です。
僕自身は楽しめました。
作者独特の世界観が良く出ていました、
この方の作品を観たのは3本目ですが一番良かったです。

その後、びーばーと松っちゃんとM氏の4人で少し遅め長めの夜食を共にして、
帰宅後に荷造り、積み込み。
そうこうしているうちに気合いが入ってきた。
身体が冷えたのでざっとシャワーを浴びて今、日記書いてる。

それでは唐突ですがここでこの日記を観てくれた人にだけ丸得情報。
稽古場日記にも書きましたが実は明日から始まる、
劇団ぴゅあ#16『月空の果て〜The Moon Sky End〜』では、
実は後半に流れる映像(東大宮では流れなかったもの)が、
土曜日の夕方18:00からの公演、
日曜昼の13:00からの公演、日曜夕方の18:00からの公演と、
3つとも違うものが用意されている。
映像の内容は・・・
主人公の信輔が物語のキーとなる人物3人に当てたモノローグ。
この情報は公演前はこの日記を観た人だけの秘密にしておいてくださいね。

さて、明日は頑張ります。
渾身の魂の一本のために。
そして一本に捧げた自分自身と仲間たちのために。


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2008-03-18 瑠璃色の地球

どうして少し不機嫌だったか、分かった。
思い通りにならないから、ではなくて。
思ったこと以上のことについていけないから?

いいところも随分あるはず。
もちろん。
じゃあどうしてそこを見ることが出来ないのか。

夜明け前に海の音を聴くと、どうして波の音が大きく聴こえるんだろう。
夜が明ける少し前。
今がそんな時であることを信じたい。
夜明けの来ない夜はない。
ありきたりだけれど、そう願いたいものだ。


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みーさんへ。あなたの言葉は暗闇の中の灯火のようです。 / あるまじろ ( 2008-03-22 01:27 )
うん、夜明けの来ない夜はない。そして夜明け前が一番暗くて一番寒い。だいじょうぶ、絶対朝は来る。ゼッタイ。 / みー ( 2008-03-21 22:43 )

2008-03-17 いちごスイーツ

苺のそろそろ終わりですかね。
昔は苺はめったに食べられなかった頃、
デザートという言葉は母が教えてくれた。

デザートムーンって言葉を聴いたとき、
果物と月が微妙に結びついて変に納得してたけど、
本当は砂漠の月なのでした。

このスイーツの苺はなんとマリネされてて少し酸っぱめ。
バニラのアイスに良く合ってた。


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2008-03-16 所沢の舞台にて

本日はうちの劇団は、所沢の舞台で芝居をさせて頂いた。
今回はM本・M島両氏を初めとする多くの方々のご好意とご尽力で
立たせてもらった舞台だ。
先々週に1600人を集めた演劇祭に参加したものと同じ作品だった。
今日のお客様が何人だったか正確には把握していないが、
僕らは手を抜かなかった。
全力でよりパワーアップした作品をお届けすることができたと確信している。
場面も前回の反省から練り直し作り直した箇所が4カ所ほど。
映像はさらに一カ所追加した。
スタッフは少しずつ熟練し、殺陣も少しずつ洗練されてきた。

それを今回のお客様にお届けできて良かったと思う。
あと一週間で彩の国さいたま芸術劇場公演。
それまでにはまたもう少し作品は良い方向に行くだろう。

役者からも演技にこなれてくると「もっとこうしたい」という要求が出てくる。
それ自体は悪いことではない。むしろ良いことだ。
演出としてはそれらの意見に対して積極的に耳を傾けなければと思う。
しかしその中には「なるほど」と思うものと「いや違う」と思うものがある。
自分の役柄からだけで作品全体の構成は考えていない主張には、
あまり「なるほど」と思わない。
また時間の経過とともに演技に対する考察は進むが、
一方で反復の稽古を怠ると段取りは忘れていく。
これからの時間の使い方は役者として難しいところだ。
基本的には「ここまで積み上げてきたものを大切にする」。
なぜならそれはここまで時間を使って生み出してきたものだからだ。
ぜひこの前提を崩すような意見が出てくることを待望する。

スタッフも自分の仕事だけを誇るようになったら注意が必要。
自分だけしかできない仕事をしているような意識を持つこともある。
でもそんなことは「大抵」ない。
誰にでもできる雑用のような仕事をたくさんやっている人が偉いと思う。
誰かを誉めるのもTPOが大切。
誉める立場でない人が誉めるのは不遜。
自戒したいものだ。

砂粒みたいに見えてもいろんな石ころや貝殻の破片が集まっている。
それが一つの風景を作っている。
一粒一粒を見ること。
全体を眺めること。
どちらも大切。


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みーさんへ。また機会はありますのでよろしくお願いします。 / あるまじろ ( 2008-03-21 03:22 )
えー、二日ともNGだぁ。。。 ん〜。。。 残念だなぁ。。。。 / みー@未ログイン ( 2008-03-19 13:07 )
みーさんへ。22日(土)18:00、23日(日)13:00と18:00です。詳細は劇団ぴゅあのHPにて。よろしくお願いしまーす。。 / あるまじろ ( 2008-03-19 00:53 )
手ごたえのある舞台ができたようでよかったですね。彩の国さいたま芸術劇場公演の情報はここに載せないの?是非見てみたいな♪ / みー ( 2008-03-18 23:26 )

2008-03-13 佐原の街並みを舟から

佐原という街には初めて訪れた。
水郷というと潮来が有名だが佐原はその近くにある。
街道沿いの街並みを眺めると古くからの蔵や商店が軒を連ねる。
運河のような川べりに伊能忠敬の記念館がありその旧宅の前から舟に乗る。

笑顔の素敵なおばあちゃん二人が舟を操る。
天気はぽかぽかで舟の上に日溜まりがある。

「ここらは天気が良いと利根川まで舟が出るんよ。」
一度はそういうこともしてみたいと思った。

一つ一つ橋をくぐるとまた古くて新しい街並みが現れる。
川の上には光と風がある。
それを感じにこの舟にのったのだと分かった。


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2008-03-12 フランスパンにポルチーニ

少し上等な白ワインが手に入ったら、
これがいいって同僚のKさんが教えてくれた。

フランスパンにチーズとポルチーニ茸のオリーブ漬けを
一緒に乗せて一緒に口の中へ。
ポルチーニ茸は少し酸味があり、
チーズは舌の上で混ぜると味が変わる。
ワインを含むとさらにもう一つ変わる。

結構いけますよ。


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2008-03-11 犬吠埼にて

犬吠埼灯台って結構大きい。
夜は一定の間隔で光が廻ってる。
灯台の灯りを眺めているのって意外に飽きない。
なぜか分からないけれど少し切ない。
それって見ている僕の問題かな。

明るいうちに見たらモスクみたい。
なんか神聖な感じな空気も伝わってくる。

午前中は雨が混じった天気も夕方にはさーって晴れて、
岬全体がオレンジに包まれた。


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雅さんへ。そういう雰囲気が景色全体を包んでいました。 / あるまじろ ( 2008-03-16 22:16 )
外国みたい。 / 雅(みやび) ( 2008-03-16 00:18 )

2008-03-10 海にかかる虹

つい5分前に降り出したぱらぱらとした雨に、
追い立てられるようにあわてて屋内へと入った。
するとまた5分もしないうちに雨が止み、
さーっと西陽が射して、
まだ雲で暗い水平線の手前が黄金色に輝きだし、
手前の海面に虹が架かった。

海から伸びた虹はゆっくりと空に伸びていく。
僕はしばらくぼーっとそれを眺めてた。
やがて虹が再び幻のように消えていくまで。


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