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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2007-12-07 築地、深夜零時
2007-12-05 十二月に入って滞ること、進むこと
2007-12-02 屋形船にて
2007-12-01 円生と志ん生
2007-11-30 ヒロイックなセンチメンタルの波
2007-11-21 台本執筆中にて。
2007-11-17 最近。
2007-11-16 ちょっと。
2007-11-14 ざわめく穂先
2007-11-08 冷たい海


2007-12-07 築地、深夜零時

真夜中でもお寿司屋さんってやってるんですね。
築地だから?

真冬にあったかい場所に入ってビール飲むのいいね。
寿司もなんか美味しい。
さすが築地。

飾らずに自分のこと話しながら、もう一本。


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2007-12-05 十二月に入って滞ること、進むこと

期待していたプロジェクトにちょっと「待った」が掛かる。
なかなか大きなことはすんなりとは行かない、ということです。
でも焦らずにじっくりいきたいと思っています。
相手のことを信じることは得意です。
まあ大丈夫です。
今回出来なくてもいつか必ず実行しますから。
これからの十年を僕に預けてくれる人たちがいるから僕は必ずその想いに応えるよ。
そうやって紡いでいくことが大切。
これからもへこたれず、じっくり取り組んでいくことにします。

最近街角がめっきりクリスマスの雰囲気。
こうやって年末に進んでいくのは嫌いじゃない。
今年は25日にも舞台に立つ。
二月の『疾風を斬れ』、三月の『number18again!!』、
四月の『風紋』、十月の『小林くんRR』に続いて今年5本目の舞台。
演出も含めると携わった芝居は7本か、今年もよく頑張りましたね。

せめて掉尾を飾るといきたいものです。
セリフ、頑張ろうっと。


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2007-12-02 屋形船にて

もう先週のことになりますが大学時代の友人と実に四年ぶりの再会をしました。
大学時代、僕等は合気道部に所属して毎日稽古三昧だった。
マレーシアに出張していた友人は帰国し、直後の中越沖地震を乗り越えた。
変わらないとはいえ大学時代より風体はやはりやや年齢を重ねた感じ。
それはそうです、時間は人に厳しい。

まだ結婚しないもの、もう結婚して中学生の子供がいるもの、離婚したもの。
色々な人生がそれぞれの人に降りかかっている。
身体の衰えも嫁姑問題も子育ての問題もやはり大学時代にはなかったもの。

でも、やたら若いのがいいというのではなく、年相応がいいなと思いました。
僕はいつも思うけれど人は年相応にやることがあり、
いつまでも若い時代と同じことをやってるなんて、ほんとに嫌だ。
見た目だってどうせ年を取るんだから年齢に即した経験を経るべきだな。

僕らは屋形船に乗ってふぐ鍋をつつきながらわいわい騒ぐ。
騒ぎ方は昔と変わらない。

「やっぱり家でいっつも家事とかやってるから、
 ここまで来てお鍋よそったりしたくないわあ。」

彼女は大学時代から人に鍋を取り分けたりはしなかった・・・。
こういうところは変わらない。
きっと家庭では良い母親なのだろう。

わずかに揺れる屋形船からライトアップされた橋が見える。
僕等は思わずそれにみとれて、顔が一瞬幼くなるのだ。


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雅さんへ。そういえば同期の子供は同い年が多かったかも。なるほど。 / あるまじろ ( 2007-12-12 21:58 )
いしざきともこさんへ。きっとあなたの傍には取り分けてくれる人が必ずいるのでしょう、人徳ってやつですね。 / あるまじろ ( 2007-12-12 21:58 )
大学時代の友人って、いまでも一番安らげるかも。その大学を自分で選んで来たから相通じる何かがあるのかな?不思議なことに、同じタイミングで子供を産んだりしてるしね。 / 雅(みやび) ( 2007-12-06 20:44 )
そういえば私も人に鍋取り分けるより、取り分けてもらうタイプ・・・。屋形船、いいですよね。しかもふぐ鍋・・・羨望です。 / いしざきともこ ( 2007-12-06 19:57 )

2007-12-01 円生と志ん生

新宿の紀伊國屋サザンシアターで角野卓造さん辻萬長さんの出演された
『円生と志ん生』という芝居を観劇する。
O木さんが中央大会の時に「これ行けなくなったから」と言ってくれたのだ。
井上ひさし先生の脚本だけあって落ち着いて観ることが出来る。
円生と志ん生という名前の落語家は知っている。
まあ知らなくてもこの芝居は面白かったと思う。

円生を演ずる角野卓造さんがとても素晴らしかったのだ。
この人、開演の少し前に受付のところに現れてちょっとびっくりした。
その時ちらっと見た時にはほとんど普通のどこにでもいるオジサンだったのに、
舞台に上がったらスーパースターのようだった。
歌って落語してもすごかったけれど、
でも僕にはその表情、セリフ回しに感動した。

戦争中に中国を放浪し運命に翻弄される噺家さん二人。
多くの人々を笑わせ苦しい状況でもちっとも暗くならない。

この人達はプロなんだな。
そう思わせる力のある役者さん達でした、つくづく。
人を笑わせて、最後の最後に出す表情には万感の思いがこもる。
胸が一杯になった。
一人で観たのに心が温かくなった。

劇場から出てみるとタイムズスクエアーはクリスマス風にライトアップ。
もうそんな季節なんですね。


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主役の角野卓造さんが、こんなに素晴らしい役者さんだってことが分かって良かったです。 / あるまじろ ( 2007-12-06 00:39 )
落語を聴きに行ったのかと思ったら、お芝居だったのですね。ふつーの人が舞台に上がると別人のようになる。芝居に限らず、なんでも輝ける場所を見つけられたって素晴らしいですね。 / みー ( 2007-12-03 21:02 )

2007-11-30 ヒロイックなセンチメンタルの波

今回の台本執筆が長引いてる、苦戦してる。
そもそも殺陣とか時代劇とか制約が多くて、
それプラス当て書きだから。

途中から役者希望とか出てきても「あ゛〜」って感じ。
それでも何とかプロット組んで今日やっと目処が立った。
「こうしよう」って思ってても「そうならない」のが物語。
だから書いては戻って、戻っては書いて。

それで最初は「そうしよう」と思ったり「そうなるな」と予想していないのに、
たぶん僕が書いたものの中で一番、悲しく切ない物語になりそう。
今日書けたのが36Pまで。
まあ大体四分の三か五分の三くらいまで来た。

明日、役者になんて言われるか。
それは楽しみ。


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2007-11-21 台本執筆中にて。

なかなか日記更新できず。
だって深夜まで書いても一日7ページくらいしか進まないんだからさ。
帰ってきたらぐったりでさ。
今日は6ページしか進まなかったし。
最終的には何ページになるのか・・・。

でも今日、自分で作ったギャグで深夜大爆笑した、5分くらいずっと。
頭がおかしくなってるのかもね。
それで人に当たり散らしたりしてね。
真夜中電話しちゃったりとかね。
注意!危険!台本執筆中につき。

寒いよ、夜とか朝とか。
寝不足解消したいなあ、
早く書き上げられると良いのだけれど。
分っかんないな。
今週末には20ページくらいは持っていくつもりですが。。。


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みーさんへ。そうですね、深夜じゃないと書けないものとか、あるような気がするのです。 / あるまじろ ( 2007-12-01 03:34 )
ゆやまんくんへ。今回の台本には本当に苦労しています、なかなか完成せずごめんね。 / あるまじろ ( 2007-12-01 03:33 )
徹夜ハイってあるよね(笑) でも体調くずさない程度にがんばってネ^^ / みー ( 2007-11-22 21:46 )
毎日お疲れ様です。何ページでも全然気にしませんなら、渡されることに意義があるんです。でも・・・深夜に大爆笑はどうなんでしょうか。(苦笑) / ゆやまん ( 2007-11-22 07:20 )
夕暮れ時の空気が妙に澄んできて切ない。 / あるまじろ ( 2007-11-22 01:00 )

2007-11-17 最近。

小栗旬さんの情○大陸を見て感動する。
自分も頑張ろうって思った。
ストイックさとは体力だな、人は体力が落ちてだらしなくなる。
一番見て良かったのは、小栗くんを蜷川幸夫氏がダメ出しするところ。
感情的なセリフの連続する部分で頭が全部同じトーンで出るのを指摘したところ。
確かにそうなんだよね。
役者はあの部分は言ってる本人は気がつかない。
さすがは蜷川先生。
一方でそのセリフを出す小栗くんも迫力があった。
この人の見方が少し変わった。

もう一つ、久本さんと柴田さんの劇団創設以来の逸話をまとめた話を見て感動する。
僕は地域の文化を支える劇団を作っていてもメジャーになりたい夢はない。
でもメジャーになるためにあがくことは並大抵ではないだろう。
お互いの才能を認め合う二人に羨望に似たものを感じた。
相手の気持ちをくみ取れるほどお互いに苦労してきた人たちの言葉。

この舞台に賭ける情熱というものは、
僕にも、これからの十年というものをきっと良いものにしてくれるはず。

今日、目覚めたらいきなり空気が冷え込んでいた。
冬の足音が間近に響いてきたのだった。
首に巻くものが欲しくなった今日この頃。


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紅玉さんへ。北海道はもうかなり冬の様子でしょうね。こちらもだいぶ冷え込んで参りました。 / あるまじろ ( 2007-11-22 00:40 )
お久しぶりです。こっちは、ついに冬日記録。雪は解けましたが、結構風が強くて。銭湯から上がっても芯から温まっているなと実感できる季節でもありますね。 / 紅玉 ( 2007-11-19 23:02 )

2007-11-16 ちょっと。

久々に芸術劇場へ。
中央発表会のリハと最後の調整練習へ。
ついでに3月の劇団の公演の施設使用費も払い込んで、申請完了。
久しぶりに色々な人と出会い、ご挨拶をする。
まあこちらの立場でのご挨拶というのはうれしくもあり。

びーばー氏を捕まえてちょっとセリフを練習。
ふっふっふっ。
芸術劇場の楽屋入り口付近でびーばーとあるまじろがセリフ練習。
(文字で書くと動物の芸を仕込んでるみたい。)

つくづく。
人の芝居に対する態度というものは難しい。
簡単に批評してはいけない。
人の作り方を勝手に知ったかぶりしてアドバイスしたりするのも不遜だ。
本当なら現場でやってるプロの方のほうがそういうことに敏感なはずなのだが、
どうやらそうでない人もいるらしい。
セオリーではこうだが、現場ではこう、その人たちはこう。
本人達はもちろん自分たちの芝居の成功のためにやっているのだ。
しかもまるっきりはずれてる訳じゃないはずだ。
それに対して「こうした方がいいよ」というならまだしも、
「なんでこうしないの」「こうすべき」「こうしなきゃ」
なぜそんなに自分の芝居のセオリーを人に押しつけるのだろう。
ここに来ている芝居はみんな半年以上やってきているものばかり。
それだけ関わっている人間のやり方を、
その日チラ見しただけの人間に変えられたら嫌な気になる。

気をつけよう。
自戒を込めて。


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2007-11-14 ざわめく穂先

台本がプロットで進まず行ったり来たりしている。
それは色々考えちゃうから。
当て書きの辛さは人の顔が見えること。
一人一人に命ある役を与えたいと思うと途端に難しくなってくる。
いつもそうだけれど役者は皆、自分の与えられた役に夢を持っているから。
これは実際に役者をやった人には実感できること。
人に対する想いがゆっくりと望むような物語の流れを遮っていく。
これはいけないと思って振り払う、その連続だ。
まあ、時間が経てば。
ね。
ね?

失ったものが本来の輝き以上の光彩を放つのは二度と手に入らないから。
追いかけても追いかけても届かない鳥の名前。
今あるものが次第に色褪せていくのはいつでもそれがあると勘違いしてるから。
さっきまであんなに楽しく作ってたのにもう波に呑まれてく砂の城。

僕も他の人も相変わらず懲りないで追いかけていくあの鳥の影。
静かに崩れていく、
どんなに丁寧に作り上げてきたものでも。

抗えないなら静かに受け止めたい。
今あるもの、今見える風景、今聴こえてくる声を。

「さようなら」と「やあ」を繰り返しても、
それが流れていく季節なのだと自分に言い聞かせて。
風に穂先を揺らめかせて秋を見つめて冬を待つ。


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2007-11-08 冷たい海

もしかしたら僕に足りないモノが分かるかもしれない。
それで今年最後の舞台に挑戦する。
自分とは全く異なる芝居へのアプローチ。
演技に対しての意見、役者としての矜持。
相手の、それら胸を張ってこちらに伝えてくるものを全て掴んでやる。

今週から来週にかけては今年三本目の台本作り。
なんだかんだ言って書いてる。
書かせてもらってて嬉しい。
三本ともしっかり舞台化しているし。

仲間は次の舞台に向かってやたらトレーニングを始めた。
ふざけんな、こっちもやってやる。
台本を上げながら負けずに筋トレも素振りもやってやるぜ。

かつて見失ったものと再び出会い、
失って作って笑って泣く、声の限りに叫んでももう戻らない。
楽しい、悲しい、嬉しい、ツライ。
つくづくドラマチックな人生。
とことん自分の淋しさにむきあって、
きちんと#16の台本も仕上げてやる。

目をつぶると音を遮る車窓の外に、
冷たさの流れる秋冬の海。
どれだけそこに再び足を運んでも、
もうあの時には戻れない。

だからあの海の色はいつ見ても懐かしいのだよ。
わかってるさ。


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