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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2007-11-30 ヒロイックなセンチメンタルの波
2007-11-21 台本執筆中にて。
2007-11-17 最近。
2007-11-16 ちょっと。
2007-11-14 ざわめく穂先
2007-11-08 冷たい海
2007-11-07 艶は匂へど
2007-11-06 ロールケーキの午後
2007-11-05 僕の台本のできるまで
2007-11-03 一日のほほん


2007-11-30 ヒロイックなセンチメンタルの波

今回の台本執筆が長引いてる、苦戦してる。
そもそも殺陣とか時代劇とか制約が多くて、
それプラス当て書きだから。

途中から役者希望とか出てきても「あ゛〜」って感じ。
それでも何とかプロット組んで今日やっと目処が立った。
「こうしよう」って思ってても「そうならない」のが物語。
だから書いては戻って、戻っては書いて。

それで最初は「そうしよう」と思ったり「そうなるな」と予想していないのに、
たぶん僕が書いたものの中で一番、悲しく切ない物語になりそう。
今日書けたのが36Pまで。
まあ大体四分の三か五分の三くらいまで来た。

明日、役者になんて言われるか。
それは楽しみ。


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2007-11-21 台本執筆中にて。

なかなか日記更新できず。
だって深夜まで書いても一日7ページくらいしか進まないんだからさ。
帰ってきたらぐったりでさ。
今日は6ページしか進まなかったし。
最終的には何ページになるのか・・・。

でも今日、自分で作ったギャグで深夜大爆笑した、5分くらいずっと。
頭がおかしくなってるのかもね。
それで人に当たり散らしたりしてね。
真夜中電話しちゃったりとかね。
注意!危険!台本執筆中につき。

寒いよ、夜とか朝とか。
寝不足解消したいなあ、
早く書き上げられると良いのだけれど。
分っかんないな。
今週末には20ページくらいは持っていくつもりですが。。。


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みーさんへ。そうですね、深夜じゃないと書けないものとか、あるような気がするのです。 / あるまじろ ( 2007-12-01 03:34 )
ゆやまんくんへ。今回の台本には本当に苦労しています、なかなか完成せずごめんね。 / あるまじろ ( 2007-12-01 03:33 )
徹夜ハイってあるよね(笑) でも体調くずさない程度にがんばってネ^^ / みー ( 2007-11-22 21:46 )
毎日お疲れ様です。何ページでも全然気にしませんなら、渡されることに意義があるんです。でも・・・深夜に大爆笑はどうなんでしょうか。(苦笑) / ゆやまん ( 2007-11-22 07:20 )
夕暮れ時の空気が妙に澄んできて切ない。 / あるまじろ ( 2007-11-22 01:00 )

2007-11-17 最近。

小栗旬さんの情○大陸を見て感動する。
自分も頑張ろうって思った。
ストイックさとは体力だな、人は体力が落ちてだらしなくなる。
一番見て良かったのは、小栗くんを蜷川幸夫氏がダメ出しするところ。
感情的なセリフの連続する部分で頭が全部同じトーンで出るのを指摘したところ。
確かにそうなんだよね。
役者はあの部分は言ってる本人は気がつかない。
さすがは蜷川先生。
一方でそのセリフを出す小栗くんも迫力があった。
この人の見方が少し変わった。

もう一つ、久本さんと柴田さんの劇団創設以来の逸話をまとめた話を見て感動する。
僕は地域の文化を支える劇団を作っていてもメジャーになりたい夢はない。
でもメジャーになるためにあがくことは並大抵ではないだろう。
お互いの才能を認め合う二人に羨望に似たものを感じた。
相手の気持ちをくみ取れるほどお互いに苦労してきた人たちの言葉。

この舞台に賭ける情熱というものは、
僕にも、これからの十年というものをきっと良いものにしてくれるはず。

今日、目覚めたらいきなり空気が冷え込んでいた。
冬の足音が間近に響いてきたのだった。
首に巻くものが欲しくなった今日この頃。


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紅玉さんへ。北海道はもうかなり冬の様子でしょうね。こちらもだいぶ冷え込んで参りました。 / あるまじろ ( 2007-11-22 00:40 )
お久しぶりです。こっちは、ついに冬日記録。雪は解けましたが、結構風が強くて。銭湯から上がっても芯から温まっているなと実感できる季節でもありますね。 / 紅玉 ( 2007-11-19 23:02 )

2007-11-16 ちょっと。

久々に芸術劇場へ。
中央発表会のリハと最後の調整練習へ。
ついでに3月の劇団の公演の施設使用費も払い込んで、申請完了。
久しぶりに色々な人と出会い、ご挨拶をする。
まあこちらの立場でのご挨拶というのはうれしくもあり。

びーばー氏を捕まえてちょっとセリフを練習。
ふっふっふっ。
芸術劇場の楽屋入り口付近でびーばーとあるまじろがセリフ練習。
(文字で書くと動物の芸を仕込んでるみたい。)

つくづく。
人の芝居に対する態度というものは難しい。
簡単に批評してはいけない。
人の作り方を勝手に知ったかぶりしてアドバイスしたりするのも不遜だ。
本当なら現場でやってるプロの方のほうがそういうことに敏感なはずなのだが、
どうやらそうでない人もいるらしい。
セオリーではこうだが、現場ではこう、その人たちはこう。
本人達はもちろん自分たちの芝居の成功のためにやっているのだ。
しかもまるっきりはずれてる訳じゃないはずだ。
それに対して「こうした方がいいよ」というならまだしも、
「なんでこうしないの」「こうすべき」「こうしなきゃ」
なぜそんなに自分の芝居のセオリーを人に押しつけるのだろう。
ここに来ている芝居はみんな半年以上やってきているものばかり。
それだけ関わっている人間のやり方を、
その日チラ見しただけの人間に変えられたら嫌な気になる。

気をつけよう。
自戒を込めて。


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2007-11-14 ざわめく穂先

台本がプロットで進まず行ったり来たりしている。
それは色々考えちゃうから。
当て書きの辛さは人の顔が見えること。
一人一人に命ある役を与えたいと思うと途端に難しくなってくる。
いつもそうだけれど役者は皆、自分の与えられた役に夢を持っているから。
これは実際に役者をやった人には実感できること。
人に対する想いがゆっくりと望むような物語の流れを遮っていく。
これはいけないと思って振り払う、その連続だ。
まあ、時間が経てば。
ね。
ね?

失ったものが本来の輝き以上の光彩を放つのは二度と手に入らないから。
追いかけても追いかけても届かない鳥の名前。
今あるものが次第に色褪せていくのはいつでもそれがあると勘違いしてるから。
さっきまであんなに楽しく作ってたのにもう波に呑まれてく砂の城。

僕も他の人も相変わらず懲りないで追いかけていくあの鳥の影。
静かに崩れていく、
どんなに丁寧に作り上げてきたものでも。

抗えないなら静かに受け止めたい。
今あるもの、今見える風景、今聴こえてくる声を。

「さようなら」と「やあ」を繰り返しても、
それが流れていく季節なのだと自分に言い聞かせて。
風に穂先を揺らめかせて秋を見つめて冬を待つ。


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2007-11-08 冷たい海

もしかしたら僕に足りないモノが分かるかもしれない。
それで今年最後の舞台に挑戦する。
自分とは全く異なる芝居へのアプローチ。
演技に対しての意見、役者としての矜持。
相手の、それら胸を張ってこちらに伝えてくるものを全て掴んでやる。

今週から来週にかけては今年三本目の台本作り。
なんだかんだ言って書いてる。
書かせてもらってて嬉しい。
三本ともしっかり舞台化しているし。

仲間は次の舞台に向かってやたらトレーニングを始めた。
ふざけんな、こっちもやってやる。
台本を上げながら負けずに筋トレも素振りもやってやるぜ。

かつて見失ったものと再び出会い、
失って作って笑って泣く、声の限りに叫んでももう戻らない。
楽しい、悲しい、嬉しい、ツライ。
つくづくドラマチックな人生。
とことん自分の淋しさにむきあって、
きちんと#16の台本も仕上げてやる。

目をつぶると音を遮る車窓の外に、
冷たさの流れる秋冬の海。
どれだけそこに再び足を運んでも、
もうあの時には戻れない。

だからあの海の色はいつ見ても懐かしいのだよ。
わかってるさ。


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2007-11-07 艶は匂へど

午前中から仕事の合間を縫ってプロットを一つ進める。
珍しくボスに直接誉められる。
どうしたのかな?なんでやろ?

今日ばかりは仕事は少し早めに切り上げ。
Eぴゅこと銀座博品館で観劇。
詞劇『艶は匂へど』を観る。
招待券が懸賞で当たったのだ。
行ってみてびっくり。
前から三列目の指定席、なんと7000円のチケットだった。

内容はおおざっぱに言って源氏物語(桐壺から葵、須磨くらいまでがメイン)
だけれど役者が超絶最高に上手だった。
僕は詳しくないけれど役者は宝塚の方3人と松本幸四郎の長女さんと男性がお一人。
汐風 幸さん、月影 瞳さん、松本紀保さん、峰さを理さん、小川耕筰さんでした。
お一人お一人に底知れない演技力を感じました。
目線、表情、身体の動き、感情全てが一体となって、
その時必要なことを過不足なく表現していらっしゃいました。
まあ言葉では言い表せないな、そりゃあ。
超絶で達者な演技だったんですよ。
観たら納得します。

ほんとに上手い人の演技を観たら勉強になるなあ。
一言も発しないのに「悦び」「恨み」「怒り」「悲しみ」「諦め」・・・
など次々と演じ分けちゃうのだから。
すごいね、Eぴゅこなんかその後別の役で出てきたとき、
同一人物って気がつかなかったもんね。
声も役によって全く違うんだから、まあ仕方ないか。
あれ観たら自分も上手くなれる気がする。

帰りの京浜東北線が止まっててもまあ気分は上々。
ありがとう、招待してくれて。
そして光源氏、千歳おめでとう。


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みーさんへ。まあ何かを観て感動することって人生の必需品ですからね。 / あるまじろ ( 2007-11-09 22:11 )
ロバくんへ。次は誘ってあげるからね。 / あるまじろ ( 2007-11-09 22:05 )
んー、このところしばらくそういう経験してないなぁ。そろそろ舞台(お芝居に限らずネ)観に行こうかな、感動をもらいに。 / みー ( 2007-11-09 13:19 )
なんという羨ましい体験! / ロバ ( 2007-11-08 15:12 )

2007-11-06 ロールケーキの午後

今日は比較的、仕事が進む。
人と会う仕事もデスクワークも、そして自分の家族に対する仕事も。
台本も少しだけ先が見える。

僕等は一体どこまで苦悩しながら相手のことを考えたり考えなかったりして、
毎日を過ごしているのだろうか。
あの時、僕は相手を傷つけているのだなあと思って話していたのかも。
でも果たして相手は僕がどう感じたのか知っていたのだろうか。

もしも大したことじゃないと気にしないでそのまま過ごしたとしよう。
きっとそれが取り返しのつかない結果につながるのだと思う。
注意した方が良い。
自戒しても遅い。
僕等は何度、同じ間違いを繰り返すことか。

午後のロールケーキ、
コーヒーが美味しい。

勘違いしない方が良いよ。
誰も誰かを罰したりできるほど誰も罪深くはないのに、
誰しもが誰かを許せる寛容さを忘れがちだ。

ロールケーキは中にちょこっとフルーツ入っていて甘さがほどよい。

嘘はつかないでください。
最後に自分が苦しんで取り返しがつかない。
これほどの苦しみは誰も許せない。

最後はコーヒーを一口啜って、仕事に戻ろう。
雨を呼ぶような雲が空を覆い始めている。
やがて降るものが誰かを許せるような優しい慈雨でありますように。


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嘘をつかないで欲しい、と自分自身に言っているのです。 / あるまじろ ( 2007-11-08 00:00 )
そうですね、嘘は自分を苦しめますね。ロールケーキおいしそうです。 / いしざきともこ ( 2007-11-07 22:58 )

2007-11-05 僕の台本のできるまで

うちの劇団の場合は参加者を募ってその参加者全員に役を与えようという方針。
つまりいつも当て書き。
だから当て書きに対する現実的な弊害は充分理解しているとしても、
その工程は変えにくいのである。
たまには登場人物の人数だけそろえてオーディションをする時もあるが、
基本的にはその前の舞台とかの役の軽重のバランスも考えて。

台本を書く場合、まずはプロットを立てる。
この時にキーになるセリフもその人物にしゃべらせる。
でもこのセリフがそのまま台本になる確率は50%以下。
そのまま場面ごとに登場人物にしゃべらせてみる。
この時、たいてい余計なことばっかりしゃべる傾向があるので、
まとまらないのだ。まとまらないけれどしゃべっちまうんだからしょうがない。

そのまとまらないのを時間を置きながら少しずつ色々な角度から眺めていると、
ある日ゆっくりと良い考えが立ち上がってくるのだ。

今、僕は3月の芝居のプロットを立ててる最中。
プロットの段階で登場人物が定まらない。
まとまらないんだな、これが。

ありきたりの話、好きなんだけど。
書き始めるとありきたりじゃなくなっていく。

何かに似てる。
恋、かなと思ったが気のせいだった。


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ゆやまんくんへ。昨日はまだ誰を主役にするかも決めてませんでしたが、今日は少し見えてきました。楽しみにしていてください。 / あるまじろ ( 2007-11-06 23:24 )
台本はどんな状況ですか、順調に進んでますか?どんな風な芝居なのか、誰が主役なのか・・・楽しみにしております。 / ゆやまん ( 2007-11-06 15:33 )

2007-11-03 一日のほほん

午前中は久しぶりに遅寝。
十時までベッドからでない。
こんなことって本当に久しぶり。
たまにはいいな、ゆっくりと惰眠むさぼるのも。
二度寝どこじゃない、四度寝くらいした。

十時過ぎてしょうがなく起きて朝食。
コーヒーが美味しい、ほんとにコーヒーが美味しい季節になってきた。

午前中の最後に洗車。
昼過ぎて気持ちよく晴れてきたから。

午後一で『SETT.V』の通しを見てダメ出し。
会話と動きが少しは良くなったか。

その後、芸術劇場で維新派『nostalgia』をO木さんと観る。
身体の動きはほとんどダンス。
セリフは単語の羅列で詩的。
セットは次々と大掛かりに転換。
意味のあるセリフのやりとりはほとんどなく、
ストーリー性よりは雰囲気。
意味は象徴的に提示されているが、
伝えようという意図はあるのか微妙。
芸術的な作品だが楽しめたとは言わないか。
「珍しいものをみたね。」
これがO木さんの感想。

来週は博品館劇場で詞劇『色は匂へど・・」を観ます。
芝居作りの合間にしっかり色々な舞台を観て勉強ってとこ。

夜は天麩羅の花咲で海老天で御飯食べる。
揚げ立てのやつ。

寝坊して芝居二本観て、美味しいものを食べる。
ま、芸術の秋。食欲の秋。
少し筋トレもしとくかな。


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