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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2007-10-23 十三夜
2007-10-22 Stare at myself, with only one at the end of scene
2007-10-21 来客御礼『小林くんRR』!!
2007-10-20 自然でいることはなんと不自然だろうか
2007-10-19 明日は本番
2007-10-18 Even myself can't understand it...
2007-10-17 HY
2007-10-16 雨の夜に
2007-10-15 枯れ葉
2007-10-12 秋の気配


2007-10-23 十三夜

今週は比較的余裕のある週。
午後は代休が取れて先輩とランチを共にした後、本屋で時間を取る。
後輩に贈るための単行本を選び、あとは新刊と雑誌をチェック。

先輩と別れて母から言われていた注文を思い出し、買い物につき合うことに。
鉢植えの植物用の三段プランターを買う。
その後夕食を共にしたら眠たくなったからそのまま寝ちゃった。
起きると結構、夜が更けてた。

風呂にゆっくり浸かってから自分の家に帰る。
帰る途中、電話。
いい話、できたかな。

家に帰ってから電話。
胸に支えていたこと、言えた気がする。
相手はどうだったろう。

アメリカに嫁いだ人から励ましのメール、
伝わってくるのはシンプルなエールの気持ち。
十三夜はアメリカではなんて言うのかな?


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2007-10-22 Stare at myself, with only one at the end of scene

母に劇場で頂いた花をあげたら喜んでた。
夜明けまで続くはずの宴会を深夜、抜け出す。

アーサー氏の言ってたこと、それもいいなと思った。
うっちゃんの肩によっかかると気持ち良かった。
あとは知らない。
あまり覚えてない。
あ、ゆーこに頭突きした。
ごめん、ゆーこ。

びっくり。
ふとテレビをつけてみたら。
『ガリレオ』というドラマに小市慢太郎さんが出演されていましたっ!!
主役の福山よりカッコイイっす。。。。
この方と握手したんや・・・俺。。。
小市慢太郎さん、尊敬する役者。

笑ってるだけで絵になる、顔が見えなくても悲しいってわかる。
いつかそうなってみたい、いつか近づきたい。


僕は僕の気持ちの整理をつけてこの芝居を終える。
人と擦れ逢うことが煩わしいと思うこともあるさね、
それなら人と逢わなければいい。
ある人が嫌いになったというのでなく、
ただ喧噪に飽きただけだ。
それで風に吹かれてたらそのうち人恋しくなるだろ。

さて、ひとまず台本のプロットでも立てるか。
同時に新しい小説を読み始める。

悲しくはない。
整理がついてないだけだ。
たとえどんなことでも。


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2007-10-21 来客御礼『小林くんRR』!!

一年ぶりの市民会館の公演。
昨日、無事公演幕をおろすことになりました。
足を運んで頂いたお客様ありがとうございました。
詳しくはいらしたお客様については、
劇団のHPの稽古場日記でも御礼してますので是非ご覧下さい。

ここではうちの誇るたくさんの名優たちの中から今回特に目立ったお二人をご紹介。

主役の深山さんはとても真剣にこの「小林くん」という役に取り組んでくれて、
最初からは考えられないほどのカッコイイ小林くんになってくれた。
自然に通る声でコミカルにシリアスに小林くんを魅力的にしてくれた。
しかも彼女は自分のメイクが済んでいないのに後輩のメイクに手を貸したり、
この舞台全体が上手く行くことをものすごく考えてくれていた。
それが彼女の人の良さであるのだけれど、彼女なりの主役たる存在意義であった。
それが僕が彼女を人間的に好む理由だ。

それともう一人ご紹介したい。
マリア・バルト(ありまさん)役をやってくれた花柳舞鶴さんである。
花柳舞鶴さんは日舞のお師匠さんで「先生」と呼ばれている。
僕は彼女の誇るものの片鱗をわずかながら知っているつもりだ。
だから舞鶴さんの「舞台」に賭ける意気込みが並々ならぬものである理由も分かる。
それでも彼女は年下の演出家の僕に気を遣い、
さらに年下の10代20代の役者達にも気負う風もなく溶け込んでいく。
僕のダメだしに「はい、分かりました」と返事をして稽古を続けることが出来る。
誇り高き人は、年齢とは無関係に目の前の課題に夢中に取り組んでみせる。
これが舞台人。
僕が車で送ると「ありがとうございました、お世話になりました」と告げてから下車し、
僕が走り出すまで見送る。これが人に対する礼というものだと教わった気がした。
それが僕が彼女を人間的に尊敬する理由だ。

人が人に魅せられるのには理由がある。
そういう人が今、僕の劇団にたくさん居てくれて、
それが僕がこの劇団をもう少し続けてもいいかな、という理由だ。


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2007-10-20 自然でいることはなんと不自然だろうか

「自然でいることはなんと不自然だろうか」と吉田拓郎がのたまっているように、
かくも自然体でいるように見えることは難しい。

それでも人にただ批判的なことを書いて置いていくことほど、
「不自然」でぞんざいな行為はない。
「批判する」「意見を言う」なら根拠を相手に伝わるように論理的に書くべき、
という根本がないからだ。
だからそれはただの中傷に近い感想だ。
肯定的な感想なら問題はないが、ただ否定的な意見は何を言いたいのか。
相手が「なるほど」と理解できないなら、なぜ否定的なことを言うのか。
それは「ただ相手を中傷したい」からだ。
それはただの悪意の表象。

だから批評は難しい。
だから小林秀雄はすごいのである。
根拠を明確にし客観的な根拠がないと批判できない。
それには知識の習得と文章力が必要である。
その力がない場合、批判してはいけないとは言わないが、しない方が良い。
第一、根拠が明確で文章が上手くても反論はくらうのだ。
その反論をくらう覚悟はたぶん悪意のある人間にはないだろう。

初日の芝居でフレンジャーとアレックスと小林くんの演技が「不自然」なのは、
直接的には冒頭に幾つかのスタッフ上のミスが立て続いたことが影響している。
さらにそれは突き詰めればきちんと打ち合わせを詰めておかなかった僕のミスだ。
ただし、この場合の「不自然」とは「さぐりさぐりで息が合わない」もしくは、
「テンポが悪い」「力が入りすぎている」ということだ。
その点を指摘するならこちらも了解しているので納得できる。
だから二日目はそのために手を打ってある程度リカバリーできたのである。

一方で表現・演技の点で「動きが大きい」「デフォルメされている」という点を、
「不自然」というなら、それは違う。
アレックスの動きはまだまだ小さく不十分と言われてもまあ良いが、
フレンジャーの演技は計算しつくした大きな演出の望む演技であった。
舞台上のフレンジャーの演技のその点を「不自然」という人は、
やっぱり芝居というものが分かっていない。
映画やドラマといったテレビサイズ、カメラサイズでしか考えていない人からは、
そういう批評が出やすい。特にプロでなくただそれをかじっている経験の浅い人。
カメラの前で自然に振る舞っているのをレンズで捉えるのとは距離感が違うのである。

「それ」を書いた者が何者かは知らないが、
いずれにしてもただ「不自然」と書き置いて行くのはただの中傷である。
「そんなの関係ねぇ〜」と言われても仕方がない。

「でもそう思ったんだから好きに書いていいじゃーん」
まあそれはそうだが中傷を書いてると書いた本人の価値は下がるよ。
名も名乗らず、自分の立場も明らかにせずただ中傷することは一番、楽だ。
相手をただ傷つけたいための言葉をならべるために、わざわざ言葉を使う人間は、
ずっと言葉に携わることを学び続けている僕にとって最も憎むべき存在。

論理的思考とそれを表現する文章能力がなければ批判することは控えた方が良いだろう。
もしくは自分の名前と立場を明記して反論と逆の批判を受けるべきである。

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2007-10-19 明日は本番

・・・という日なのに仕事でアクシデント連発。
本来とっくに終わる仕事にいつまでも取りかかれず、
結局終わったのは23時過ぎ。

明日の荷物の積み込みがまだ終わっていなかったのでこんな時間に。
ふ〜。

でもこれで明日からの本番に臨めます。
楽しもうと思う。
これだけやって来た仲間を友達と呼ばずに誰を友達と呼ぶのだろうか。
まだ眠る時間はたっぷりある。

よし!!!
寝よう。。。。


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2007-10-18 Even myself can't understand it...

あの曲がり角を曲がるとあの時の風景が戻ってくる。
それでも完全ではないけど。
ああして居たことにもちゃんとした理由があったはずなのだけれど
今はもうそれさえなかったかのよう。

離れているとなんでもなくなる。
なんにも起こらずにこのまま離れていると、
やがて季節は自然に移り変わっていく。
気持ちもそのままなんでもなくなっていく。

特別だった気持ちもゆっくりゆっくりと、
黄昏の空に消えていくかのようだ。

もう取り返せないのかな。
僕が誰かを特別に想うような気持ち。


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みーさんへ。あなたの言葉はいつも僕を最後のところで救ってくれる。ありがたいです。 / あるまじろ ( 2007-10-20 01:16 )
ううん、そんなことないよ。必ずそのときはやってくるもの。もうそんな気持ち一生起こらない、って思っていても。 / みー@疑いながらでも安心してて ( 2007-10-19 21:27 )

2007-10-17 HY

「KY」って嫌な言葉だ。
「空気読めない」
空気ってなんだ?本来、
「あいつKYじゃねえ?」

・・・と本来あり得ない空気をあるように仮定して誰かを嘲る言葉だ。
しかも使用者本人は空気が読めている側に自然とつくことができる。
卑怯な誰かをおとしめるための言葉。
自分の値打ち、下げる言葉。
これは使ってはいけない言葉だ。

それはそれとして僕は今、HY。
「本が読めない」

これは大問題。
最近、仕事と稽古で本が読めないのです。
どうしても本が溜まっていく。
本を読まない人になりたくないな。

KO(空気おいしい)ところに行きたい。
そこで読書したいね。


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いしざきともこさんへ。あはは、さすがお上手です。 / あるまじろ ( 2007-10-19 00:25 )
そろそろKK(紅葉きれい)の時期ですね^^ / いしざきともこ ( 2007-10-18 00:27 )

2007-10-16 雨の夜に

一日比較的忙しい日々で。
仕事終わりに高校生の芝居の稽古場に顔を出して通し稽古を「見」。
難しい演技の山場に来てるね。

場面に応ずる感情を意識的に決めないで入る。
テンションを下げないで肩の力を抜く。
セリフの受け渡しの中で自由に動く。
観客から見た舞台として面白く動く。
頑張ってね。
ほぼ同じところで僕も悩んでる。
居る場所は少し先だけど。

そのまま定食屋堀田に行くと補習稽古に集まった仲間達が、
オムライスとかカレーとか日替わり定食とか食べてた。
僕は日替わりの「さんまの開き」。
かなり美味い。

その後、二時間稽古。
(銃のホルスター、段ボールと黒ガムテで作る。)

外は雨。
明日は週の真ん中。
熱いシャワーを浴びてベッドに潜り込もう。


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2007-10-15 枯れ葉

深夜にいけないとは思いつつ味噌漬けで一杯。
キュウリと大根と人参、いつか旅行先で買ったやつだ。
焼酎のお湯割りをいただく。

軽い酔いがまわる前にベッドに潜り込む。
飲むのは久しぶり。
いつも飲む訳じゃない。
別に理由があるわけでもない。
あるとすれば。。。

機嫌が良いのだ、少し。
電話が掛かってきたので。
機嫌が悪いときには飲まないから。

さて、一杯が二杯にならないうちに横になろう。
明日がすぐそこに近づいているから。


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いしざきともこさんへ。翌日は筋トレしますっ!! / あるまじろ ( 2007-10-16 23:54 )
平日に飲むのは一杯、二杯でじゅうぶんですね。明日からの活力になる程度が。おやすみなさい^^ / いしざきともこ ( 2007-10-16 23:32 )

2007-10-12 秋の気配

今日、秋が来たとはっきり意識した。
風が気持ち良くて室内よりも外で風に吹かれてる方がいい。
空に鱗雲がゆっくりと流れていた。

今、僕が欲しいのは一体なんなのだろう。
失ったはずの幻の生活、
それとは関係なく続く毎日の中で、
いまさら面影を追っている訳ではないのだけれど。
特にいやな人なんていない。
でも運命の人もいない。
この世に自分と結ばれるはずの人が一人きりしかいないなら、
僕はもう何人か、そういう人を逃してしまったみたいだ。

夕方になるとぽつぽつと雨が降り出す。

幸せが日一日と紡がれていくものなら、
僕は今日一日、幸せだった。
芝居に没頭して数時間、
それが向かうところのいずれかを指し示している。

妙高、黒姫のあたりはもう紅葉しているだろうか。
ふと降るような落葉が見たくなった。
落ち葉に埋もれて日常を見失ってみたい。


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