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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2007-07-06 いつの間にか
2007-07-03 一人ではなく
2007-07-02 一人きりでも
2007-07-01 仕事
2007-06-30
2007-06-26 憔悴
2007-06-23 夜明けに揺れる花
2007-06-22 黄昏を飛ぶヘリコプター
2007-06-15 観覧車を見上げて
2007-06-13 夕暮れ桟橋にて


2007-07-06 いつの間にか

部屋に掃除機をかけて植物に水をやり、
少しギターを弾いて自分のために紅茶を淹れる。

いつの間にか七月になり、今年も間もなく夏が来るみたい。
次第に蒸し暑くなってきてるね、時折、寒いけど。
ありふれた日常、とは言い難いけれど平穏な日々。

最近、いろいろな人が声を掛けてくれる。
同情してくれる人、嘆いてくれる人、客観的に聞き流してくれる人、
気づかないふりをしてくれる人、お礼を言う人、態度が変わらない人。。。
それぞれがその人らしい僕との距離なのかもしれない。

僕から見た僕自身はゆっくりと毎日を過ぎて行けてるよう。

風が湿っている。
雨の匂いのする大気が葉を揺らす。


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2007-07-03 一人ではなく

言うべきことを言い成すべきことをする。
そういう誠実な仕事をして日々は過ぎていく。
ゆっくりとゆっくりと。
一つ一つこなしていくと時間は静かに何かを埋めていく。

それはそれでありがたいと思う。

僕が一人で立っていることさえ辛かった時、
たくさんの人が支えてくれたことに気がついた。
そのまなざしは温かくて優しかった。

日が暮れてこのまま海に墜落するかと思った時もあったけど
帰っていく場所の灯りが夕闇の中に見えたみたい。

海も港もみんな青い夕闇に包まれていく中で
点っていく温かい光。

時が過ぎて日が落ちたことでやっと
わかることもあるんだな。


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2007-07-02 一人きりでも

ねえ、僕はもう少しずつ元気になってる。
もしかしたらもう結末は見えてるかも知れないけれど、
どんな一区切りでもそれは一区切り。

その次も僕はまだ生きなきゃいけない。
そしてまた何か表現しながらそこに自分を残していくべきだと。
形じゃなくて、記憶っていうか想いっていうか。。。

大学時代の友人、もう四、五年逢っていない男から久しぶりの電話。
「たまには飲もうぜ。」

おいおい、こっちはあれやこれやで落ち込んだりして大変なんだぜ。
飲み会の幹事なんかやらせるなよっ!!
・・・ったく、変わんないな。。。あいつ。。。
しょうがないな、やってやるよ。

目を閉じたら波の音、一人聞いているイメージの広がり
一人きりの部屋は梅雨の湿気となんか肌寒くて
けして居心地は良くはないけれど
もう怖いとは思わない。


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くすのき燕さんへ。お久しぶりです、ホントに学生気分にタイムスリップです。いいもんです。 / あるまじろ ( 2007-07-10 23:59 )
おひさしぶりです。色々とあったようですね。大学時代の友人。いいものですよ。20年以上経っても、会えば学生気分ですから。 / くすのき燕 ( 2007-07-09 09:25 )
行ってらっしゃいナ〜♪ さんへ。はい、行ってきます。ありがたいですね、そういうことって。 / あるまじろ ( 2007-07-08 06:18 )
忙しくて自分を見失いそうなとき、凹んでて自分じゃなくなりそうなとき、昔の仲間と思い切りはじけちゃうのもいいかも。飲んで、バカ言って、グチってもいいじゃない。 / 行ってらっしゃいナ〜♪ ( 2007-07-03 22:17 )

2007-07-01 仕事

人はどうしてこんなに単純なのだろう。
お金はなぜ人を不幸にするのだろう。
日本中で様々な事件が起きている。
その時代に同じ国に住んでいる僕も無関係ではない。

お金、つまらないものだけれど。

どんなに理由をつけても最終的に理由はいつも同じではなかったか。
昔、五月に僕のもとに来たあの人は僕を見極めに来たのだった。
それで見送るバスの時にもう別れの気分で僕を見つめていた。
それを僕だけが気づかなかった。
しかし実はその時彼女「には」もう。。。。

人は経験でのみしか学習できない。
それでわかったところでもう遅い場合もあるのだけれど。
そして僕自身はなんと経験しても学習しないことか。

僕の周りにいる親愛なる人々の耳を傾けるべき箴言を一つ一つ検証していこうか。
僕が幸せになるために僕がどうすべきであるか考えるのは
やっぱり僕の一番の仕事なのだから。


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noraさんへ。直接言葉にはしなくても頑張れっと言ってくれているのですね、ありがたいです。 / あるまじろ ( 2007-07-03 00:27 )
noraさんへ。悲しみと孤独はけして永遠じゃない、もうそれだけは忘れずにいます。 / あるまじろ ( 2007-07-03 00:25 )
雅さんへ。お金は雅さんのように素敵なものに変えていくべきものでしょうね、お金自体を争いたくはないものです。あくまで「媒体」、その点賛成です。 / あるまじろ ( 2007-07-03 00:23 )
いつか舞台を見に行ける日が来るといいなと思っていますよ。体に気をつけてくださいね。ちょっと突拍子もないけど、ベートーヴェンやフジコ・ヘミングのこれでもか〜、これでもか〜、っていう壮絶な生涯を思うとまだまだ頑張れるかな〜と思う私です。(苦笑) / nora ( 2007-07-02 10:47 )
ご無沙汰しています。あるまじろさんの欲しかったものってお金じゃ手に入れることができないものですよね。お金はなければ困るものですが、それでもお金は嫌いです。今、苦しいかもしれないけれどまだまだ背負ってるもの(責任を伴う命とか)が少ないうちがいいような気がします。私は抱えているものが多過ぎて潰されそうになるけれど、なんとか生きてます。悲しみと孤独の中にいても、これが絶対に永遠じゃないと信じたいです。 / nora ( 2007-07-02 10:46 )
お金、つまらないものですか?ワタシはありがたいものです。一所懸命仕事をした褒賞を示すわかりやすいモノであり、それを使って美味しいものを食べることができる。欲しかったものを手に入れることができる。なんてステキな媒体でしょう!今、自身が直接社会から得てないだけに、そのありがたみはひしひしと感じてますよ。 / 雅(みやび) ( 2007-07-01 23:51 )

2007-06-30 夢

パジャマ姿の彼女が目の前に座って
「ねえねえ今年の夏はさあ・・・。」と言う感じで
どこどこで花火を見たい、とか
新しい浴衣を見に行きたい、とかいつものように提案している。

え、もう、いいの?

戸惑うくらいに驚いて尋ねると彼女がゆっくりと近づいて
僕を抱きとめて、うなづいた頭の動きが肩から伝わる。

そこで夢が覚めた。

もちろん彼女は幻影で朦朧とした頭と
ぼんやりとした明け方の室内が目の前に広がっていた。

なんだ、これ。

幼い頃から怖い夢を何度も何度も見てきたけれど
現実の方が怖かったのはあまり記憶にない。

現実はあまりに空虚。
でもさっきの夢はついこの前まで実在してたのだけれど。

それを思うと発狂しそうになった。


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2007-06-26 憔悴

一晩で200キロ以上も深夜ドライブしても届くものがない。
どこまで行けばこの果てしない夜が明けるのか。
闇の向こうが見えない。

仮眠をわずかに取るが身体が重い。
無理矢理シャワーで頭を起こして再び車にエンジンを掛ける。
職場の入り口にある姿見を見て笑っちゃうくらいくたびれている自分が見える。
声が出ない。
「大丈夫?」って擦れ違う人ごとに言われる。

もう疲れたけれど膝をついてうなだれることも出来ない。
ただ前髪を垂れて口をついて出す言葉もない僕が佇んでいる。


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2007-06-23 夜明けに揺れる花

物語にいざなわれる人生だね。
先日買って読んだ漫画に横浜と鳥取が出ていた。
先日横浜に行き、今度鳥取に行く。
きっとそれが僕の物語。

部屋を大掃除しようと思って片づけをしていた。
かなり昔ギターを習い始めた頃に先輩から貰った譜面が出てきた。
昔、その譜面はマニアックでその譜面通りには弾けなかったから
コードをCとかGとか易しいものに変えて貰ってあった。
今なら・・・もとのコードのまま弾ける。
あの時に先輩が弾いた魔法のような指先と同じコードを
今なら同じように弾ける。
こういうことだったんだ。

誰か聞いてくれないかな、僕のギター。

今日は晴れてるみたい、
梅雨空の合間、晴れた空は不思議に澄んで静かな夜明け。
もう夏の花が揺れてる。


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みーさんへ。眠れないんですよ、最近。哀しいなあ。。。 / あるまじろ ( 2007-06-29 00:06 )
静かな夜明けってとても好きな時間帯です。そんなときに優しいギターの音が聞こえてきたらすてきでしょうね。 / みー ( 2007-06-26 01:21 )

2007-06-22 黄昏を飛ぶヘリコプター

ふと迷い込んだ袋小路から抜け出せない。
いつまで続くのだろう、このきちんと眠れない夜。
いつまでもいつまでも暮れない黄昏の空を孤独に跳び続けるヘリコプター。


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ナタリーさんへ。最近オイル高いんで・・・。 / あるまじろ ( 2007-06-26 00:04 )
降りていらっしゃいな。給油スタンバイしておきますから。。 / ナタリ- ( 2007-06-25 16:49 )

2007-06-15 観覧車を見上げて

もし今の自分を少し後の自分が見たらなんと言うだろう。
間もなく足を滑らせることをはらはら見てるだろうか。
未来はもう少し「まし」になってるから安心しろって遠くから呟いてるかな。

それだって今の僕につながってる。
僕はそんな彼につなげるよう今を生きなきゃいけないんだと思う。

夕暮れの観覧車はいつも美しい光彩を放って浮かび上がる。
僕らはそれを見上げ、時には自ら乗り込んだりもするだろう。

廻っている観覧車はやがて乗り込んだ元の地点にきっともどる。
でも、本当はそこは乗り込んだおんなじ場所じゃない。
時間は一周廻った分だけ進んでいて自分はそれだけ人生を先に進んでいるのだ。

人は同じことを繰り返しているようで自然と先に進まされる。
人はいつでも立ち止まることは許されない。

本当はそうなんだけど、今はちょっと立ち止まりたいよ。
それくらい日々が廻るのが速すぎて、
気持ちがついていかないんだ。


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2007-06-13 夕暮れ桟橋にて

雨の匂いがする、風に湿気が宿ってるから。
もうすぐ雨が降ってくるけど、その前にあそこまで歩いていこう。
やがて見えてくる夕暮れのぷかり桟橋。

一人で歩く力強さと
一人きりでいる心細さと
このまま一人きりでいるさみしさと
一人よがりな主人公気取りと

やがて夕闇が包み込んでくれたなら
そのまま夕闇にまぎれてしまったらきっと楽だろう

波の音さえ聞こえない静かな静かな夕暮れ時、
赤灯、青灯、遠くから灯りが点り始める湾景を目の前にして
僕はただ溜息をつくばかり。


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みーさんへ。僕もここの風景が好きです。勇気を少し持って、遠くの橋を視界の奥に捉えながら。頭の中で未来を見据えて。 / あるまじろ ( 2007-06-20 22:21 )
あ、ぷかり桟橋だー。ここのレストラン好きですw 自由と孤独は背中合わせ、とは言うけれど・・・。自由でも孤独はやだな、私の場合。一緒にいても孤独なのはもっとツライ。 / みー ( 2007-06-20 01:14 )

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