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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2007-03-25 『number18again!!』千秋楽。
2007-03-24 初日の芝居がハネた夜
2007-03-22 『FLY,DADY,FLY』を読む
2007-03-21 痛感
2007-03-18 ドラマ「華麗なる一族」について。(ネタばれ有り)
2007-03-12 景徳鎮を見に行く
2007-03-11 東大宮演劇祭終わる。
2007-03-03 弥生記
2007-02-20 マリーアントワネットを観る。
2007-02-17 最後の稽古


2007-03-25 『number18again!!』千秋楽。

3月3日の東大宮演劇祭を皮切りに合計6回の公演、
ほぼ一ヶ月間、上演してきたこの芝居もこの日の彩の国芸術劇場で千秋楽。
今回もたくさんの人に公演に足を運んで頂き幸せな時間を頂きました。
主宰としてキャスト・スタッフを代表して御礼いたします。
ありがとうございました。

芸術劇場の会場スタッフとして今公演を支えて頂きました
大変勉強になりました。宮崎さん、和栗さん、鬼沢さん感謝いたします。

千秋楽もいろいろなことがありました。
マチネの方に以前劇団に所属してたフジタさんが久しぶりに顔を出してくれました。
つもる話はまた今度にして、ずっとどうしても告げたかったことだけ話をしました。
少し前にゴーキくんとしゃべったことも似たような気持ちにさせた。

「錆び付いてた時計の歯車がまた音を立てて回り始める」

昨日のソワレもそうだったけど。
この芝居はたくさんの人と逢わせてくれた。
それだけでも芝居をやってて良かった、続けてて良かった、と思う。

この芝居で去る人も居る。

本番中、よく先に舞台に上がるキョーヘイと拳を合わせてきた。
遊園地のシーンで去り際に言う場面は全公演アドリブだった。
お互いに交わす火花のような台詞の緊張感がたまらなかった。

この公演で劇団を退団するユースケは泣いていた。
四年間という長い時間、劇団の音響ブースは彼の定位置だった。
こいつの代わりは・・・まあ、すぐには見つからないだろうな。

とにかくこうして本番が終わっていくことの中で、
「今が今しかないこと」をあらためて感じる。
疲れ切った身体に感じるのは充実感、ライトに包まれた多幸感。
耳に残る拍手の遠鳴り、劇場をあとにする人々の笑い声。

今こうしている人たちが一人一人もう二度とそろわない切ない空気の中。
最後のミーティングを終えて三本締め。

機材とか衣装とか花束とかで一杯になった車のキーを回す。
もう二度とない夜がまた更けていく。


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ゆやまんくんへ。あなたも一生懸命な分、随分、力をつけたように思います。楽しかったけれどこれでおしまい。そう次に向かって歩き出しましょう。 / あるまじろ ( 2007-03-29 01:02 )
昨日は本当にお疲れ様でした!今日、何か心にぽかんと穴が開いたような感じでした・・・それだけ充実した時間を過ごしてたんだなって思います。キョーヘイさんとのシーンもさりィとのシーンも、難しかった分心に残ってます。これで終わってしまうのは残念ではありますが、また次の作品でもこの作品以上の演技を出来るように頑張りたいです。ここで次回の参加表明っていいんですかね?(笑) / ゆやまん ( 2007-03-26 23:28 )

2007-03-24 初日の芝居がハネた夜

朝から劇場入りして午前中に照明や舞台、音響の仕込みを終え、
午後一でランスルー、チェックを直前まで重ねて、
最終ミーティングの後、全員で気合いを入れて本番へ。

熱い芝居ができたと思う。
いつもより少しだけ大きな充実感を胸に抱いて終演後の客席に挨拶に入った。

最初は気づかなかった
けどその人が席を立った時、
不思議と目が止まった。
そして頭を下げたその人は少しこちらを見て少し笑った。
言葉は交わせなかった。

これが僕の一ヶ月に及ぶ舞台の芸術劇場での公演の初日に起きたことの全てだ。

人生は芝居より素敵で切ない。
そして明日も本番は続く。

「もう一度夜を止めて」と言いたかった。


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にゃんこさんへ。ご来場ありがとうございました。僕もその人と本当は一言でも言葉を交わしたかった、でも胸が一杯になって立ちつくしてしまった。台詞のように言葉が出れば良かったのに。 / あるまじろ ( 2007-03-26 21:38 )
みーさんへ。昨日の千秋楽、雨模様の中もとてもたくさんのお客様に見守られて終演となりました。ありがたいことです。 / あるまじろ ( 2007-03-26 21:28 )
はじめまして。舞台、拝見しました。良い舞台でした。その人と次回は笑顔で言葉を交わせたら素敵ですね。きっと、その人も本当はたくさんの言葉を届けたかったでしょうから。 / にゃんこ ( 2007-03-26 00:36 )
無事に初日を終えられたようですね、おめでとうございます。勢いづいてますますがんばってくださいね。ご成功を!その一人のお客様との無言のやりとり、なんだか切なく素敵な感じを受けました。 / みー ( 2007-03-25 02:52 )

2007-03-22 『FLY,DADY,FLY』を読む

この小説、すっごい面白かった。
一点の曇りもない。
人間の喜びってこういうように表現すべきだとつくづく思う。

こんな素晴らしい小説と僕の台本を比べるのは不遜ではあるが、
僕の台本が狙うトコもこの小説と同じだと思う。

不屈の魂、虐げられた逆境からのあり得ない逆転、消えること無い希望の灯火、
温かい家族のまなざし、支え合う仲間の熱い想い。
それらがなんら不自然さを感じさせない言葉で紡がれていく。

人がそれに感動せずに何に心を動かすのか。

出来過ぎであるとか、綺麗事だとか、ベタだとか、言えば言える。
それでもそこに「伝えよう」とする部分の熱さがある、ということにこだわりたい。

『FLY,DADY,FLY』を読んで隣人に熱心に薦めました。

そうです、僕は表現するなら人に生きる希望を伝えたい。
理知的な風刺も考えさせるシュールさも好きだけどね。
でも表現するなら「人が生きてる姿」を描き続けたい。

オススメですよ。
力が沸いてきます。
僕の今回の芝居もみんなの力でそんな芝居になればいいな。


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2007-03-21 痛感

一昨日、久しぶりに仕事が早めに終わったので
まだわずかに太陽が残る中で1時間近くかけて7qほどランニングして
20分ほど筋トレをこなした。
その時は本当に気分が良くてその後、
音響の仕事とか演技の稽古とかの自主練もした。
その日はそのままぐっすり眠った。

でもその二日後、体中が痛い。
なんで・・・二日後なんだよ・・・。
しかも前の日に飲んでたので気分も悪い。

せっかくの休日なのにほとんど寝てた・・・・。
きっついわ〜。

なんやのん。これ。

でもくじけないぜ。
今年はこれを継続して身体を作り直すぜ。
くそっ!!!


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2007-03-18 ドラマ「華麗なる一族」について。(ネタばれ有り)

・・・というドラマを毎週楽しみに観ておりました。

特に意識はしていませんでしたが主演の木村さんのドラマは今までも結構観ていました。
とても絵になる人で演技も素敵だなあ、といつも思います。
上海ロケで撮影したという昭和40年代の夜の街並みを車で飛ばすシーンが最高。
妻役の長谷川京子さんにみせる表情と息子に投げる視線が、
一瞬で夫から父に変わるところは大変勉強になりました。

主役もさることながらこのドラマは映画でも未だかつて無かったような
豪華キャストですよね、しかもどなたもその持ち味を出していましたね。
主役級がこれだけそろっても物語に歪みがない。
脚本もさることながらやはり僕は役者に魅了されました。
仲村トオルさんのシニカルな目線、平泉成さんの穏やかなまなざし、
西村雅彦の心の揺れを表す仕草。豊かな演技力だなあ。

武田鉄矢さん、柳葉敏郎さんがこの役で機能しているから深みが出る。
西田敏行さん、津川雅彦さん、物語中では政界のライバルだったお二人が
言葉でなく表情で会話しているところなんか背筋が寒くなりました。

しかしなんと言っても北大路欣也さんは素晴らしかったですね。
一見無表情な押さえに押さえた演技で山場を作っていく技術は、
手練れの職人のそれとも言えるものでした。

物語は悲劇的でしたが
演技の教科書のようなこのドラマは観るたびに感銘を受ける、
そんなドラマだったとつくづく思いました。


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雅さんへ。誰でも少しずつ成長、ということなら僕にも希望が持てるかな。 / あるまじろ ( 2007-03-23 22:12 )
私が今クールで唯一見通したのがコレでした。「死」には納得いきませんでしたけど。それとは別にトオルさん良かったですよね♪20年来のファンとしてはカレを縁起を誇らしく思いながらみたんですよ。だってね昔はそりゃー大根だったんですから。 / 雅(みやび) ( 2007-03-22 21:06 )

2007-03-12 景徳鎮を見に行く

これは日記は実は二月半ばの話。

kaと笠間の茨城県陶芸美術館に行く。
景徳鎮の特別展だった。
陶器に特別に興味は無かったがじっくり見た。
絵柄、製法、形などさまざまでなかなか。
「一個もらえるならアレだな〜」とか無駄なことを考えながら見て歩いた。

見終わった後、今度は笠間焼きの工房に行き、
和皿を一枚購入する。
kaが選んだのだけれど微妙な釉薬の模様が気に入ったみたい。

実際に使えるお皿はいいね。
やはり見るだけではなく使わないと。
道具とかお皿は使うことで価値がでるので。
大事に使う、それは大切なこと。

写真はポスターを撮影したものだけど
景徳鎮の綺麗さが伝わるかな。


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2007-03-11 東大宮演劇祭終わる。

今年も僕の劇団は東大宮演劇祭に参加しました。
東大宮演劇祭は当地をフランチャイズとする(劇)レインボウ城!と、
芝浦工大の学生団体であるH.O.Pが主催するものです。
つまり、芝居と東大宮という土地に情熱を持つ人々が開催する演劇の祭典なのでした。

特に僕らはレインボウ城!の代表のアーサー王子とH.O.Pのオータケくんを中心に
他、5つの劇団とこの演劇祭を作ってきたのだ。

レインボウ城!が2日間9ステージを行なったのを皮切りに
2週間僕ら劇団ぴゅあと企画集団007が3ステ、
劇団KAZOとTEAMメロスティクBattleが2ステ、
演劇集団水無月が1ステやりました。

僭越ながら一通りご紹介させて頂きますと
レインボウ城!は力強くそして華やかな舞台で
演劇祭の顔とも言える演技で観客を魅了しました。
企画集団007は若々しい魅力的な個性を、
劇団KAZOは心に響く素朴さを、
TEAMメロスティクBattleは雰囲気のある情感を、
演劇集団水無月はぐいぐいと引きずり込まれる世界観を、
それぞれ表現していたと思います。
いや、身内ながらどの劇団も個性的で楽しい演劇祭だったのではないでしょうか。

我が劇団ぴゅあも、
主役だけでなく全員で作る熱のある舞台が作れた、
のだとしたら良かったのですが。

いろいろ失敗もありましたが東大宮での数日間って、
やっぱり楽しい日々でありました。


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ゆやまんくんへ。今日の稽古の演技はだいぶ良くなってきたよ。 / あるまじろ ( 2007-03-17 21:51 )
取り敢えず、東大宮演劇祭お疲れ様でした。ぴゅあはまだ公演が残ってます、最後まで突っ走って行きましょう! / ゆやまん ( 2007-03-15 23:18 )

2007-03-03 弥生記

行きつ戻りつしながら冬と春が交錯する三月。

来年の仕事の展望は厳しそう。
体力をもう一度取り戻したい願望が強まってる。

今やってる芝居二本が一段落するのは四月半ば。
その頃にはあったかくなってるな。
一本は僕が作・演出・出演している野球を舞台にした熱血スポコン。
もう一本は役者として参加したいる他の人の脚本。
芝居は奥深いです、ずっとやってても飽きません。

芝居の打ち上げで馬鹿みたい騒いでお酒を飲みました。
職場の納会で嫌な思いも少ししながら多少お酒を飲みました。
お酒はそれ自体はなんでもないものだけれど人に酔ってしまうみたいです。
いつもいつの間にか眠たい。

ここのところやたら本を読むスピードが上がってる。
一日単行本一冊くらいのペースで読み続けている。
軽い本も重い本もあるけれど。
文字面は少しずつ人生の次を予見させてくれる。

梅が終わって桃の花が斜面に連なる。
夕方の日の暮れが少しずつ遅くなっている。
先週一つあったお葬式。
見送る人々は忙しそう。
春の夕霞の中、行き交う喪服の人々の足音。

いまはまだ人生を語らず。

冬と春の行きつ戻りつ弥生かな


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2007-02-20 マリーアントワネットを観る。

映画『マリーアントワネット』を観る。

あのマリーアントワネットも少女だった、という視点で描かれていた。

華やかなドレスや色とりどりのスイーツに目を輝かしたり、
堅苦しい風習や貴族の視線に顔をしかめたり、
報われない夫婦関係に顔を曇らせたり。

くるくる変わる表情はほんとに女の子の魅力の一部。
それは時代とか社会状況と関係のないモノなのだ。
高貴な身でも下賤の身でも、本来備えているものなのだろう。

それが何かの理由で出せないとなるとそれは罪かもしれない。
ほとんどの男はそれを出されると困るのだが。

わがままは女の罪
それを許さないのは男の罪

あれ?逆?

フランス革命が起きて民衆がベルサイユに押しかけて来て、
捕らえられてベルサイユを出て行くときのマリーの表情は、
切なくて最高に良かった。

落日の泣き笑い。
胸にぐっときた。


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2007-02-17 最後の稽古

本番まではまだ随分ある。けれど実質最後の稽古。
ここまでよく稽古して来たからね。
たまたまみんな体調も崩しちゃったしね。
たまたま僕の仕事も大変な時期になっちゃったからね。

ほんとうは役者にしたら稽古してもし過ぎることなんてないのだけれど、
無理してもしょぅがないしね。

主役二人はまあ間に合った。
脇を固める役者もまあまあ。
一番問題なのは体調壊してる人と会社が忙しい人。
あとは俺自身かな。

喉が痛くて声も出ない時もある。
この前はまあぶるの稽古も途中早退しちゃった。

で、これで稽古は打ち上げ。

あとで後悔するとしてもそれはもう仕方ない。
あとでするから後悔と言うのだ。
後悔も人生の味付けだ。

まあね。
いわゆる言い訳だね。


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