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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2006-12-31 北へ、花巻へ
2006-12-27 漂う
2006-12-21 浦北のクリ公と南部地区のクリ公と田村氏との飲み会と
2006-12-20 劇団の忘年会
2006-12-19 厄年?前厄?
2006-11-23 日舞の公演に行く
2006-10-07 再びの沖縄
2006-09-08 五色沼に浮かぶ光
2006-09-07 那珂湊花火大会にて
2006-09-05 放課後ガあル


2006-12-31 北へ、花巻へ

ひょんなことから今年の年越しは
両親と叔母とkaとで岩手の花巻市郊外にある台温泉で過ごすことになった。
二十数年来の父のつての宿があるのだ。

大宮から駅弁を買って新幹線「やまびこ」に乗り込み、
三時間弱で新花巻まで。
途中、磐梯山、阿多々羅山など冠雪した山々を眺める。
流れる車窓は北へ北へと進む。

花巻に到着してからはレンタカーに乗り換えて、
宮沢賢治のゆかりの羅須知人協会やイギリス海岸、賢治詩碑などを巡る。
宮沢清六さんのおうちにお伺いして清六さんと賢治先生にお線香をあげる。

道路にはないものの辺りはさすがに雪景色。
北上川は水の量も多く、ゆったりと流れていた。

レンタカーを返して宿に戻るとざぶんと温泉に入った後、夕食。
メバルの煮付けなど心づくしの膳が用意されていた。
夕食後は紅白歌合戦を横目に見ながら家族麻雀。
年を越す少し前に近くの神社に皆で出掛ける。
少年が杵で餅をついていて、甘酒などを振る舞っていた。

あかあかとドラム缶にくべられた薪が燃える狭い境内と賑わう人々。
2006年が暮れてゆく。

今年も色々あったけれどありがとうございました。

折り重なる年にそのつど願いを込めて皆、
それぞれの年の思いを一人一人の身に刻んでゆく。


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2006-12-27 漂う

よゐこの濱口さんと有野さんが無人島生活する番組を一人でけたけた見た。
わずか二泊三日とはいえ過酷な状況の中で冬の海に飛び込んでいく濱口さんは
拍手喝采を送りたいほど格好いい。のんきな有野さんもとても良い。
無人島生活には憧れがある。
ああして仲間と自然に身を投じて生きることは短い間なら楽しいだろうな。

今日の一言は濱口さんの言葉。
「小さい魚も美味しいなあ、俺は小さい魚をどこか馬鹿にしていた。
 大きい魚ばかり追い掛けていた俺が、一番小さかったのかもしれんなあ。」

kaに一週間ほど前に、車を購入した。
池本さんから南さんという人を紹介してもらった。
南さんはすぐになかなか面白い車を探してくれた。
軽だけどターボが着いていて加速が鋭い、ハンドルも軽くヒュンヒュン曲がった。
銀色のこの車、きっとkaも気に入ってくれるだろう。

一日、家の中の掃除に洗濯、片づけに時間を費やす。
結構片づいてなんとなくすっきりした。

年末の押し詰まっていく今はなんとなく落ち着かずただ漂うばかり。


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2006-12-21 浦北のクリ公と南部地区のクリ公と田村氏との飲み会と

浦北のクリ公に呼ばれて一日見せて頂いた。
全員真面目に芝居に取り組んでいて誠実な舞台だったと思う。
真面目で誠実、繊細なイメージだった。
一方川口の南部地区のクリ公を見た。
ここは自分のとこなのでまあ見た。
今のそれぞれがこだわっていることが如実に表れている舞台ばかりだった。
自分のこだわりや表現したいことをがむしゃらに狙っていく姿勢があった。

僕はその両方を見てとても勉強になった。
若い人が下手でも上手でも、何をしたいかをストレートに伝えようとしている。
そのストレートさにはそりゃあ脱帽してもいいのだと思う。

僕は僕の表現で彼らのできないことをすべきだ。
やるだけ。
表現されたものをあれこれ言うよりは表現した方が楽しい。

田村さんとその三日後「さし」で飲む。
田村さんは素晴らしい歌手だが同時に僕の後継者でもあった。
田村さんに負わせた苦しみの多くは僕が負わせたものだ。
さしで飲んでそれが改めてわかる。
僕ができることで彼の過ごしている日々を多少助けることができるだろうか。
僕がしてきたことで僕が胸を張るのは勝手で楽なことだ。

酒が埋めてくれるものも少しはあるのかな。
十二月にしては温かい空気の中で別れたのだけれど。


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2006-12-20 劇団の忘年会

今年の最後の稽古が終わった後、
劇団員のみんなと南浦和で飲みました。
楽しかったです。
お湯くんがあわてて見つけてくれて飛び込んだお好み焼き屋さんでした。
目の前の鉄板でなんとなくカボチャとかシメジのバター焼きとか焼いたりして。
ワインとかカクテルを飲みました。
もんじゃ焼きとかお好み焼きや焼きそばも焼きました。
他のお客さんには少し騒がしいお客でした。(すみませんでした。)

いったいいつまでこうしていられるのだろう。
いつまでこうしているつもりなのか、と問われてむしろ答えられなかった。
芝居を続ける中で面倒なことだって増えてきてる。
芝居自体の奥深さは年々深まりをみせてどこまで手を伸ばしても届く予感がしてこない。
深い深いところに手を伸ばしていくような芝居もあれば、
もっと浅いところだけれど、もがきあがいているような芝居もある。
そのどちらも自分だと思いたい。

酔いが回らない日だった。
二軒目の日本酒がまだ美味しく喉を通りすぎる。

やがていつか僕がいるこの場所が消えていく日が来ても。
僕はまた別の場所を求める人でいたい。


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2006-12-19 厄年?前厄?

今年は意外といろいろ怪我しました。

夏前に股関節を痛めた時にはびっくりしました。
少し前から違和感があったもののある朝起きたら急に右足が動かなかったのです。
しかし整形外科に行ったらすぐ処置して頂いてすぐに快方に向かいました。
お医者様って素晴らしい、そう思った物です。

少し経った梅雨の気配が色濃くなった頃、
ガラスで右の小指をざっくり切りました。
死ぬほど痛かったのですが一晩我慢してお医者に行きました。
すると「すぐに処置しなきゃだめだよ・・・あ、でもなんとか間に合うかな?」
とお医者様は言ってくれました。
そうしてその外科医さんが処置して頂きすぐに痛みだけは治まりました。
でもその総合病院は人を待たせることにかけて天下一品で、
たかが消毒するだけで仕事多忙な僕を半日拘束するようなとこでした。
やはり、怪我などしてはいけないのだな・・・と痛感いたしました。

二〜三日前から左目に違和感を覚えました。
ずっと「大したこと無いだろう」とたかをくくっていたのですが、
年も押し詰まってきたのでなんとなく焦って、
また別の総合病院の眼科に行きました。
そこのお医者さんは若いイケメンでしたが高性能な機器を使って、
あっという間に僕の目に合った目薬二種類と塗り薬二種類を決めてくださいました。
そしてその薬を使った結果、あっという間に目の腫れは引いていったのです。
僕は一日に四回も目薬を差す生活など今までしたことがなかったのに、
実にこまめに几帳面に日に4度、目薬を差し続けているのです。

要は年なのでしょうけれど、
今年は様々なアクシデントとともに医学の進歩を実感し、
また様々な現代医学の問題点にも直面いたしたのでした。

健康第一。
ええそりゃあその通りです。


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2006-11-23 日舞の公演に行く

僕らの芸能の大先輩であり、心の盟友であり、同じ劇団の役者である
日舞のお師匠さんである花柳舞鶴先生の国立劇場での公演にご招待して頂く。
うちの劇団のほとんども一緒だ。
日舞というものが単に着物を着た踊りだと思ったら大間違いだ。
その動き、その物語るものは我が国の芸というものの
間違いなく誇れる一つとして存在している。
僕ら門外漢には肌でそう感じることしかできなかった。

動きそのものに優美さを表すもの。
踊りの中にストーリーを織り込んでいるもの。
そこはかない男女の情炎を二人で通わすもの。

ディズニーランドもハリウッドも真似できないものがそこにある。
心から勉強になりました。

その後、浅草の西風の店に劇団員と舞鶴先生と旦那さんのミキジさんとともに行き、
珍しくみんなで飲む。
西風くんも久しぶりに会ったら元気そうだし、
みんなたらふく食べて、
幸せな一日。

写真はカナダのUBCの中にある新渡戸稲造記念館の日本庭園。


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2006-10-07 再びの沖縄

今年の3月に一度下準備で出掛けた沖縄・那覇に再び飛ぶ。
今回は3泊4日で以前打ち合わせした全ての人と再会し仕事をさせてもらった。
自分が中心になって企画したプロジェクトだったので
自分のスタッフにも気持ち良く仕事をしてもらいたかった。
旅行会者のS氏とことあるごとに入念に相談した。
毎日ほとんど熟睡できなかったが仕事が終わった後の達成感は良かった。

今回は仕事だったのだけど良く夜は飲んだ。
瑞泉、残波などさまざまな銘柄の泡盛を頂いた。
その場所でその地の酒を飲むのはやはりいいですね。

南の海がまた夏を連れてきてくれた。
帰りの機内で見えた沖縄の海に一礼すると仕事の終わりが近づいた気になれた。


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2006-09-08 五色沼に浮かぶ光

夏の終わり、
kaと福島県の五色沼に行った。

風はもう秋色、
沼にボートでこぎ出すと水草が紅葉していた。
日本のここにいることが静かな実感として感じられた。

僕たち二人でここに居る。
季節が過ぎて行く中で変わらず。
さっきまで少し曇りがちだった空が山の風に雲が切れて
いっせいに水面を輝かせ始める。

鳥の声が一瞬やみ、やや肌寒い風の音しか聞こえない。
二人とも光に包まれたその同じ方向に首を傾けていた。


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2006-09-07 那珂湊花火大会にて

今年の夏の終わり、日本に帰ってからkaと那珂湊の花火大会を見に行った。
今年の夏、カナダ出張と帰国後すぐの公演とkaと同じ時間を過ごせなかったので、
せめてもの思い出にと二人で出掛けた。
ところがその直前に激しいスコール。
市場でお寿司は食べたけれど「これじゃダメだね」と帰ることになった。
すると途中で後方から「どーん」という音。
どうやら雨が止んで花火大会が始まったらしい。

良かった良かった。
花火を見ながらかき氷とか食べてkaもご満悦。


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2006-09-05 放課後ガあル

カナダから帰って二週間ほどで劇団の公演があったので、
それはそれは忙しかった。
カナダでは台本を読む余裕が無かったので
残り二週間は追い込みのつもりで芝居に集中した。

新潟を舞台にした女の子の十年間の友情物語。
両親の離婚で翻弄される主人公は新潟にやって来て活発なもう一人の「自分」に出会う。
そして卒業の日が近づき彼女との別れの日が訪れる。

新潟は思い出の地だ。
大学時代に合気道部で新潟大学とうちの大学の同期同士は仲が良かったのだ。
新潟大学のあいつらが連れてってくれた裏町の食堂みたいなとこで
おごってくれたおばちゃんの料理で飲んだのは忘れられない。
あいつらが松本に来た時には温泉に連れて行った。
今ではみんな何をしているのだろう。

公演の方はお陰様で大成功。
お客さんの入りも良くて嬉しかった。
僕も高校生役で我ながら無理があったのですが
観た方に「カッコイイ」と言われましたので。


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