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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2006-09-03 日系人の野球チームが居た
2006-09-02 さよならの儀式。
2006-09-01 カナダならでは。
2006-08-31 なんか変だぞ、カナダ味噌ラーメン。
2006-08-30 なんか変だぞ、カナダ寿司。
2006-08-29 州立博物館のアンモナイト
2006-08-28 ホテルのラウンジにて。
2006-08-27 夕暮れハーバー
2006-08-26 週末のVictoria−TripB
2006-08-25 週末のVictoria−TripA


2006-09-03 日系人の野球チームが居た

日本に帰る前日の土曜日、
ご近所、向かいの家に住む日系三世のエイミおばさんが
「ランチを一緒に行きましょ」と言ってくれた。

エイミはバンクーバーにやってきた最初の頃、
家族にケーキを差し入れに来てくれたのだ。
うちの家族とは以前からつきあいの深いご近所さんらしい。
その後、愛犬のケンジと散歩してるところに挨拶したり、
エイミが僕のお弁当におにぎりとシャケ(サーモンじゃなくあくまでシャケ)を
パックにして持ってきてくれたり、
僕がエイミのうちのヒマラヤ杉を伐採してあげたり。
これでも短い滞在の間にいろいろあったのだ。

その日はエイミの友人のキャンディも連れてのドライブとなった。
そしてエイミがオンボロの車をビュンビュン飛ばして辿り着いたのは、
日系会館という場所だった。
カナダにおける日系人の足跡や生活の援助、移住のサポートなどをしている。
そこに日本の野球チームがカナダで活躍したことが記念展示されていた。

スティブストンの鮭の製缶工場を見た時も、
そこで働いた日本人の移住者たちの多くが親指を機械で落としちゃってたり、
冷たい海の近くで凍えながら作業したりした歴史の資料を拝観した。

故郷の日本を離れて後戻りできない気持ちで遠く離れた異国の土となった人々。
望むと望まぬとに関わらず。

日系会館でもスティブストンの歴史資料館でも、
そのことを思うと日本人として胸が苦しくなる。
そう僕はこのカナダで、
だからこそ日本人としての自分と向き合わざるを得なかった。

かつて1914年、バンクーバーを本拠地として野球を始めた
日本人だけの野球チーム「朝日」。
カナディアンリーグで二度の優勝を飾る黄金時代を作り、
1941年、戦争中の日系人排斥の中でチームの歴史を閉じる。

エイミとキャンディとで食べたカナディアンサーモンのランチは、
日系会館のレストランらしく日本語で注文できる。
山盛りのランチは本当に美味しかった。

その後、少しドライブして到着した山の上の公園。
「あんた、少しそこら辺歩いてきたらええやん」
エイミの優しい言葉と日系会館での感慨、間もなくカナダを発つ気持ちも手伝って
僕は誰もいない山の上の公園の中を一人散策した。
そのうち僕は突然、ひらけた草原の斜面のような場所に出る。

小さな黄色い花が無数に咲き乱れる日だまりの斜面。
吸い込まれるような青空と光り輝く夏の日差し。
泣きたくなるような午後だった。


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2006-09-02 さよならの儀式。

カナダに滞在していたのは実際には3週間。
三日後にバンクーバーを発つ日、
いつものようにメルとデイビッドとかとでベランダでビールを飲んでいた。

僕が明後日、日本に帰ることを知ると
デイビッドは、「さみしいよ、また来年夏来いよ」と泣きそうな顔で握手を求めてきた。
メルは、「またカレーを作ってくれ。」と言った。
そしてビールを買いに連れてってくれて僕にハーレーのキャップを買ってくれた。
「つまんないもんだけど。」
メルは本当に格好いい父親だった。そう僕にとっても。

ブランドンは、「帰んないほうがいいよ。」と泣いた。
でも僕が See You Next Summer とささやくとにっこり笑って、
「来年また会おうね。」と繰り返した。

スーとエリーンも僕に握手して「また来てね」と言った。
一人一人とさよならの儀式をして行くのは
つらいけど大切なこと。

近所に住む日系三世のおばあちゃんエイミに明後日帰国することを告げると、
「じゃあ明日、ランチをご馳走させて。
 あなたを素敵なところに連れて行ってあげるわ。」
と言ってくれた。

その日の夕方はメル、クリスティン、スー、エリーン、ブランドン、僕、
家族全員でドライブに出掛けた。

信じられないほど美しい夕焼けが僕のカナダのアルバムに残っている。
それはこの夕方、家族全員で過ごしたその時に見たものである。


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2006-09-01 カナダならでは。

それは野菜。
白いニンジン。
イプスウイッシュ。

クリスティンは食事の時に僕に聞いた。
「何か、嫌いな食べ物はないの?」
「そうですね、僕はほとんど食べられないものはないのですが、
 ピーナッツバターだけは苦手ですね。」

僕がそう言うと彼女は笑った。
「たいしたことないわね、メルはほとんどの野菜はダメね。
 私も野菜はあまり好きじゃないわ。
 特にね、私の両親は農業をやっていたのだけど作っていたのが
 イプスウイッシュっていう白いニンジンなのね。
 子供の頃から一年中それが食卓に並んでいて大嫌いになったわ。」

なんだ、白いニンジンって??

はい、これが白いニンジンです。
スーパーに並んでましたが表面はネバネバしてました。。。
これはカナダならではの野菜ですねえ。


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2006-08-31 なんか変だぞ、カナダ味噌ラーメン。

平日の授業が半日で終わった日、昼食に以前から目をつけておいた
ラーメン屋に入る。
その名も『レッド・ツナ(赤いマグロ)』。
なんでラーメン屋が魚の名前?と思っているとやっぱり寿司屋も兼ねてる。
いや客は寿司を食べている人の方が多かった。
僕は味噌ラーメンを食べる、久しぶりだ。

チャーシューもシナチクもちゃんと入ってる。
味噌なのにナルトが入っている、やや濃い味の味噌ラーメンだ。
それでも久しぶりのラーメン。完食しちゃったよ。

でもスープがぬるくなければ良かったな。
板前さんは寿司を握っていたがラーメンは奥の厨房のおばちゃんが作っていた。
大学の学食のラーメンっぽかった。

はい、もうひとつでした。


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2006-08-30 なんか変だぞ、カナダ寿司。

ビクトリアからバンクーバーに戻った日、
S氏と寿司ショップに入る。

そろそろ日本食が恋しくなってるんだねえ。

ちなみにカナダの最高級魚はサーモン。トロよりサーモンだ。
寿司はほとんど巻物が主流で必ずアボガドが一緒に巻いてある。
すべてサビ抜きでお刺身のように醤油皿にわさびをお好みで入れて食べる。

はい、いまひとつでした。


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2006-08-29 州立博物館のアンモナイト

ビクトリアを発つ日、最後の数時間を州立博物館で過ごす。
このとんでもなく広くて日本の何倍もあるビクトリア州、
歴史も文化も自然豊かすぎる。

まだ帰りのフェリー埠頭に向かうバスの集合時間には間があるので、
博物館に隣接したカフェでカプチーノを飲む。
JJ−BEANSというスタバみたいな店が美味しかった。

博物館って純粋に楽しいねえ。
けちなどっかの国と違ってほとんどの場所で展示品と写真が撮影できました。


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2006-08-28 ホテルのラウンジにて。

ビクトリアでの夕方、仲間と食事に出て割と老舗のチャイニーズレストランへ。
北京ダックとかフカヒレとか海鮮チャーハンとか美味。
カナダへ移民した華僑たちもすでにV世の時代。
中華料理も本場顔負けであった。

帰り道で見た州議事堂がライトアップされていて綺麗。

ホテルに戻ってからバーのラウンジで地ビールを飲む。
1パインって大量だった。

なかなかビターな香り。
愛想の良いバーテンがマカデミアナッツと一緒に出してくれた。


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2006-08-27 夕暮れハーバー

カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアの夕方、
午後5時半、情けないけど美しすぎるヨットハーバーの夕景に、
遠く離れた祖国を想い、流離のあはれ果つる。

16時間後の日本にいるきみへ。
この夕景がこの空気のまま届くといい、
そう思った。


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2006-08-26 週末のVictoria−TripB

州都ビクトリアに週末旅行に来ている僕ら。
街全体が英国風の古い町並みで情緒たっぷりである。
街には二階建てバスや馬車も走っている。

街の中心にあるホテルにチェックインしてまずはゆっくりとシャワーを浴びる。

カナダでは家庭のシャワーはゆっくり浴びることが出来ない。
お湯はタンクから取るので使いすぎると家族全員がシャワーを浴びれなくなるのだ。
ホームステイでそれだけが不便だったが、今日は別。

入浴剤まで入れてのんびりとつかった。

軽く20分ほど仮眠を取ったあと、夕暮れの街に散策に出る。

美しいヨットハーバーには似顔絵描きや露天が出ていて、
何人かの大道芸人たちが喝采を浴びていた。

日没前の古都は予想以上に美しい。
人々の顔も和らいでいる。

写真は100年以上も前に建てられたホテル・エンプレス。
二階建てバスも素敵。


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2006-08-25 週末のVictoria−TripA

夏の光溢れる週末のVictoriaのブッチャートガーデン。
僕は植物園大好きなのでとても楽しい。

もしたった一人で美しい庭をさまようのでなかったら
もっと良かったのかもしれないのだけれど。


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