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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2014-09-26 高校演劇について
2014-09-21 夏の終わり
2014-08-24 夏休み最後の日曜日
2014-07-28 とある老人ホームにて
2014-07-27 太陽と共に
2014-07-26 God -- appreciate beer!!
2014-07-25 Is this a prison?
2014-07-24 シドニーへ
2014-07-15 ひたむき
2014-07-14 びびり


2014-09-26 高校演劇について

高校時代に演劇という文化に触れることは、
演劇というメニューを選んだだけのことであり、
それはサッカーやバスケといったスポーツであったり、
音楽や美術といった芸術であったりしても同様なことで、
単なる個人の嗜好のベクトルを表すだけのものである。

良く高校演劇と社会人劇団の芝居作りを比較する人がいるが、
芝居を作るという行為に関しては本質的には変わらない。

そこに存在する意欲や情熱、
本質的に表現することへの欲求にも大差は無い。

「社会人劇団では審査員のウケを考えなくて良い。」
そうは言っても観客は意識すべきである。
審査員はもの申す観客の代表だったのだ。
観客を意識しない芝居は、自己本位なものでしかない。

「人の目を引く大きな舞台装置は必要ない。」
確かに大きな舞台装置だけが必要ではない。
そうは言っても芝居は音響・照明・道具・衣装・メイク・・その他。
多くの要素で彩られる総合芸術だ。
高校時代に大きな舞台装置を作ったとしたら、
それはその中の一つの例を実践しただけであって、
教育の一環の中でそういうものがあると体験しただけだ。
高校演劇の中には大きな舞台装置などない、
平舞台で演ずる物も多数ある。
平舞台の方がレベルが高く、大きな装置はレベルが低い、
なんてことは全くナンセンスだ。
必要な芝居もあるし、そうでない芝居もある。
言えることはそれだけだ。

芝居は表現の一つでしかなく、
本質的に高校演劇でも社会人の演劇でも、
その表現の過程と結果は同一である。

わざわざ自分たちの表現を、
「高校演劇と自分たちの芝居は違う」
と声高に述べるのは、
根拠もなく自分たちを正当化するために、
他者を非難しているだけである。

そして根拠もなく他者を非難する行為は、
卑しいとしか言いようがない。

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2014-09-21 夏の終わり

いつまでが夏だったのだろうか。
気がついたら居なくなっていた。

不在を意識した時にはもう不在。
さよならを言う機会も逸してしまった。
そんな感じ。

こんなことが最近多い気がする。
去って行くものが多すぎる。
せめて気持ちの整理だけ追いつけば。


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雅さんへ。そんな〜。あっという間のような一週間でも色々ありました〜。 / あるまじろ ( 2014-09-28 12:41 )
この頃あっという間に1週間が過ぎて行きます〜。トシなのかも。 / 雅(みやび) ( 2014-09-22 18:09 )

2014-08-24 夏休み最後の日曜日

まだ夏休みは終わっていないけれど、
もう後は芝居三昧、芝居漬けの3日間があるだけだ。
遊びは無い。

そして、執筆中の台本も後編を8月中に仕上げなければ。
大道具の製作もパンフ・チラシなどの手配、
小道具・衣装なども決定していかなければならない。

さて忙しいけれど、歩き出さなければならない。
明日も走りっぱなしの1日になるだろう。

まだまだ暑いけれど、
やっぱり今年の夏も、ゆっくりと終わっていく。

夏の終わりはいつもこんな感じだ。


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2014-07-28 とある老人ホームにて

今回のオーストラリアの仕事の関係で、
とある老人ホームを視察した。

耳や目や口も不自由な老人たちは、
それでも一生懸命に私たちと会話をし、
「ウェルカム」「ナイストゥミートユー」を繰り返した。

もちろん自分も老いとは無塩では無いが、
なかなか自分の数十年後を想像できないのは、
誰にとってもが同じ事だ。

「わざわざ日本から私たちに会いに来てくれてありがとう」
そんなことを言われた。

しかし、僕は、
我々が車に乗り込んでも玄関まで見送ってくれた、
94歳になる老婦人の優しげな瞳を見たとき、
何か胸を締めつけられるような気分になったのである。


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雅さんへ。あははは、間違えました。無塩ではなく、無縁。確かにね。 / あるまじろ ( 2014-08-14 01:38 )
無縁ではない。ですよね。暑い東京で無塩はキツすぎます〜。 / 雅(みやび) ( 2014-08-06 15:34 )

2014-07-27 太陽と共に

オーストラリアに来て現地の人と暮らす生活が続いているが、
今回お世話になるサンドマイア−夫妻がお年を召しているからか、
太陽が昇る少し前に起き、太陽が沈んだ後にはだいたい寝る生活が続いている。

この日のシドニー郊外は夕焼けがとても綺麗で、
みんなしてそれをしばらく眺めていた。

この日のシドニー周辺に住む人々は多くが、
この夕日をFacebookにアップしている。

太陽が我らに新しい一日を運び、太陽が一日の終わりを告げる。
毎日職場までは歩く。
週末にはウォーキングをする。

食事に使われる野菜はほとんど庭で育てたものである。
食事の際には様々なものに感謝し、最後に「アーメン」と唱える。

日本に居た時に平均四時間だった僕の睡眠時間は、
此の地に来て三倍になった。
決まった時間に食事をし、毎朝、必ずお通じがある。

仕事は順調で日々は飛ぶように過ぎていく。
なんだか魔法にかけられたような生活である。


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うわぁ...!なんという空!素敵ね〜♪ / みー ( 2014-08-19 23:25 )

2014-07-26 God -- appreciate beer!!

オーストラリアに来て楽しいのは、
午後四時くらいからフリーな時間になって、
ビールを飲んでぐだぐだ出来るとこだ。

ところがサンドマイア−家ではビールを個人で購入することも許されない。
飲み食いは必ずジーザスに断って感謝してからなのだ。

そう言われてかなりガッカリしていたら、
いきなり状況が変わって来た。

コネーリアス氏の孫の誕生日だということで、
土曜日の夕暮れにパーティがあるというのだ。

行くとかなり同年代のオーストラリア人がバッドな雰囲気を醸し出している。
コネーリアスの息子とその友達は、父親とは全く異なり、
タバコは吸うわ、ビールはガンガン飲むわ。
気が合いそうです、皆さん!!

自己紹介はするがティムだかスコットだかジェイムスだかジョンだか、
もう途中で覚えられない。

でもヤツらはハンティングをするみたいで、
「これは俺が狩ったイノシシだぜ!!」
「銃で150m先から、ぶっ殺してやったよ!!」
などとやたら自慢してくる。

しかも途中でSexy美女の写真とかも見せてきて、
ゲヘへへへ・・・とか笑ってくる。

下ネタか!!
こいつら、本当にサンドマイア−の一族か?

しかしティーナはこんな状況でも変わらない。
僕に「ビールは最初の一本だけね」と念を押してくる。

僕は「ワンモア!!」とか言いながら隠れて4本飲んだ。
ティーナは全部数えていて、後でまた散々小言を並べた。

コネーリアスまで真顔で、
「ビールを飲み過ぎるな」と注意した。

さて、また明日から刑務所暮らしが始まりそうである。


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雅さんへ。こちらは冬で申し訳ない位です。朝が5℃で昼も20℃くらい。空気は乾いています。 / あるまじろ ( 2014-08-04 09:50 )
爽やかで綺麗な青空ですね。こちらは暑くて狭い東京の空を見上げながら汗をだらだら書いています。 / 雅(みやび) ( 2014-08-01 14:56 )

2014-07-25 Is this a prison?

23日夕刻に酷暑の日本を脱出し、
ろくろく寝ないまま24日シドニー観光。

夜に到着したペンリスのホームステイは、
コネーリアス・サンドマイア−(ダディ)と、
ティーナ・サンドマイア−(ママ)と、
僕と相棒のタッキー(日本人・年下)の四人構成で始まった。

コネーリアス(※コーネリアスではない)は、
福祉関係の仕事をしているおっさんで1日のほとんどを、
自宅のペンキ塗りや畑仕事とガーデニングに費やしている。
ろくでもないジョークを言う割には、敬虔なキリスト教徒で、
自宅に人を呼んで聖書の講習会を主催したりしている。
大柄で酒は飲まない。タバコも吸わない。
シーフードは嫌いで肉と野菜を少ししか食わない。

ティーナはメガネの元気なおばはんで仕事は何か事務をしてる。
やはり敬虔なキリスト教徒でやたらと人に注意をする。
・・・というよりタッキーは注意されない。
彼は英語が堪能なので会話が多く、
人の話を良く聴くのでイイ子と思われている。
一方、僕はあまり話も聴かず、英語も適当で、
人格も適当だと思われている。(ほぼ当たっている)
だからティーナは僕ばかり注意する。

英語を直す。(まあこれは下手だからしょうがない。)
水の量を注意する。(オーストラリア人は水にナーバスだ。)
ビールを飲むな。(聖書に酒を飲み過ぎるな、と書いてあるらしい。)
寝坊するな。(5分遅れただけで怒られる。)
先を歩くな。(歩くのが遅い。)
ぐずぐずするな。(歩くのが急に速くなる。)
顔を洗え。(洗った。)
歯を磨け。(磨いてる。)
その他、数え切れないほど口うるさく注意する。

最初は(うるせぇな・・)と思っていたが、
途中から余りに注意するので、逆に面白くなってきた。

「あんたはなぜか、息子のように感じる」
(どうでもいいが変な思い込みだ)

夕食はだいたい5時半。
食事の時は、
「天に召します我らが神よ、今日一日の〜に感謝します、アーメン」
を、必ずみんなで手をつないで唱える。

夜はコネーリアスが8時半に、
「ベッドに行く時間だよ」と言う。

ちなみにみんな二階にベッドルームがあり、
一階はセンサーの鳴る警備装置を入れるので、
おちおち一階に下りようモノなら、けたたましい爆音が鳴る。

ここは刑務所か?と錯覚する時がある。

朝は6時起きで6時半に食事。アーメン。
ちなみに太陽はまだ昇っていない。

ここで10日間の実刑判決という訳だ。


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2014-07-24 シドニーへ

・・・というわけで、海外出張でシドニーへ。

行きの機内では『キャプテン・アメリカ』と、
『白雪姫殺人事件』と『銀の匙シルバースプーン』を観ました。

そんなこんなで7時過ぎにはシドニーに到着。
かなり揺れたので若干ビビり気味でしたが。

晴れ男を自認する僕も、さすがにオーストラリアでは叶わず、
雨ですが形式ばかりの観光をしました。

今日行ったとこで一番はミセス・マッコリ−ズ・ポイント。
シドニーと言えば世界遺産のオペラハウスでしょ。
それと外すことが出来ないランドマークのハーバーブリッジと、
シドニー湾を同時に写真に収める事が出来る場所です。
(下の写真がそれね。)

その後、ダーリンハーバーでフィッシュ&チップスを食べて、
ザ・ロックを散策し、典型的なおのぼりさん状態。

夕方になってやっと目的地のペンリスに到着したのでした。
初日から大変だねえ。
(いや、寝てないからだって・・・)


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ほしのさんへ。素晴らしいですね、井上真央が良かったです。 / あるまじろ ( 2014-08-01 13:00 )
実は白雪姫殺人事件スタッフロールに名前出てます^^ / ほしの ( 2014-07-30 07:42 )

2014-07-15 ひたむき

今日も午後四時間つきっきりでの芝居の稽古。
やはり芝居は恐ろしい。
やっていないと演技は落ちるのが早い。
ここら辺がしっかり技術をつかんだ上級者と、
初心者との違いだ。

僕は芝居を診ながら自分自身のストレッチをじっくりやった。
身体が軽くなってこれは良かった。

芝居を二つ演る難しさが今回のテーマ。
これが出来たらいいですね。

しかし最近は演技の上と下を分からない人も出て来てるので、
これは困るな。

とにかく高い技術をまずは身に付けてもらうしかないね。
ひたむきさが大切だ。


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2014-07-14 びびり

深夜にテレビ観てたら、
「本当にあった呪いのビデオ」の55がやっていた。
この番組は普段はテレビ用の番組なんだけど、
今回だけは劇場用でなかなかの大した物語だった。

まずはエピソード1。
川口駅前の公園でふざけ合う男女が、
ケータイで写した写真で写っていた銅像が、
いきなり長身、ロングの髪型の黒い女のような亡霊になって、
近づいてくるという映像。

続いてエピソード2。
これはとある大学の映画研究会に伝わる映像。
どこかの廃墟を映した映像が流れその後に、
ロールシャッハのような派手な色合いの画像となり、
最後にその中から苦悶する複数の人の顔が浮かび上がるというもの。
続いてその映像を見て実際に行方不明になったという人のインタビュー。

続いてエピソード3。
一人の女性の留守電に得体のしれない女からの、
不気味な電話が頻繁に入るようになり、
その様子を画像で撮影していると彼からケータイに連絡が入る。
あろうことか、そのケータイの音は不気味な電話からも流れ、
不可解な恐怖に陥った彼女は家を飛び出すが、
その飛び出していく彼女の背後にまたも黒髪ロングの女が写っている。

続いてエピソード4。
公園で長回しでカメラを撮影して星空を撮っていた映像に現れた、
これまた黒髪ロングの女。

そしてエピソード5。
たこ焼きパーティをしている時に本棚の中に映り込む、
これまた黒髪ロングの女。

ここまで登場した全員は、かつてエピソード3に登場した女性の彼氏が、
かつて起こした交通事故をネットで批判していた人物だった。
彼はちょうど起こった個人情報流出事件で彼らの存在をしり、
とある方法で彼らに不幸をまき散らしたのだ。

その合間にこの「本呪」スタッフの事務所にも異変が。
事務所の窓に違和感を覚えることが続いたのでカメラを設置すると、
なんと深夜二時過ぎに窓の外に霊の姿が写り込む。
調べてみるとその窓の下に半ば溶けたようなデジカメが落ちていた。

やがてエピソード3の女性に直接インタビューしに行くと、
その彼氏が「本呪」スタッフに過剰な拒絶反応を示す。
話では彼は彼女に不気味な電話が掛かってくる少し前に、
バイト先の仲間と、とある廃墟に肝試しに出かけ、
途中で気が狂ったようになってしまったという。
その彼が暴れている最中にいつの間にか握っていたのは、
あの溶けたようなデジカメであった。
そしてその映像にもあの黒髪ロングの女が・・・。

「本呪」スタッフはそのバイト先の仲間とその廃墟に向かう。
その廃墟はなんとエピソード2で写っていた廃墟であり、
その廃墟にかつて住んで居た娘は男にフラれた腹いせに、
自分の焼身自殺の映像を撮影したという。
またその映像を見たものは呪われる、
という話が住民に伝わっていた。

やがて失踪した彼が「本呪」スタッフの事務所のポストに残した、
あのデジカメに入っていたとされるSDカード。
「本呪」スタッフはもう、それが何かを半ば理解しながら、
観て確認するしかなかった。

それがこれから流す映像である・・・。

と言われて、僕は観れなかった。
だって呪われる映像でしょ?
焼身自殺する映像でしょ?

いやあ、びびりですね。
観れなかった自分のびびり具合に乾杯!!

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