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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2006-08-25 週末のVictoria−TripA
2006-08-24 週末のVictoria−Trip@
2006-08-23 メルとデイビッドと僕の作品について。
2006-08-22 丘の上のレストランの逸品
2006-08-21 ノースバンクーバーに渡る
2006-08-20 エリーンのオススメ
2006-08-19 ゲイリーズポイント
2006-08-18 夏の光満ちて
2006-08-17 BBQ 〜continues every day
2006-08-16 少しずつ過ぎていく毎朝のできごと


2006-08-25 週末のVictoria−TripA

夏の光溢れる週末のVictoriaのブッチャートガーデン。
僕は植物園大好きなのでとても楽しい。

もしたった一人で美しい庭をさまようのでなかったら
もっと良かったのかもしれないのだけれど。


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2006-08-24 週末のVictoria−Trip@

Victoriaはバンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州の州都。
伝統的な英国風の建物などが残る古都である。
バンクーバーの南のデルタにある波止場からフェリーに乗って二時間ばかり。
左右に小さな島々が点在する河口を遡上すると
両岸に迫る入り江にいわゆるセレブ達の別荘が見える。
同じスタッフのカツラハラさんは「松島だな」とおっしゃっていた。

このVictoriaへの小旅行はスタッフへのご褒美という感じ。
初日はブッチャートガーデンという英国式庭園をまず見学する。
ブッチャートは人の名前らしい。
花が咲き乱れて本当に美しい。

写真は、ここの名物のさまざまに形を変える噴水。


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2006-08-23 メルとデイビッドと僕の作品について。

メル(ホストファミリーのパパ)とデイビッド(メルの甥っ子)が
家の工房で裏庭の木のドアを作っている。
ちなみにメルの工房には巨大な回転ノコギリやサンダーなど
プロ顔負けの巨大工具が並んでいる。

メルの言葉。
「デイビッドとジェフリーは兄弟だ。
 ジェフリーは愛想が良く人当たりがよい。
 きみも最初会った時、ジェフリーの方としゃべっていたろう。
 デイビッドは愛想が悪く人見知りをする。
 だからきみもデイビッドとはあまりしゃべれなかったはずだ。
 でもこうやって、木で物を作る楽しみを知っているのはデイビッドの方だ。
 彼らは二人とも良い私の甥っ子達だ。
 わかるかい?」

僕はそのメルの言葉に泣きそうになった。
メルは二人の甥っ子達に、釣りを教え、畑仕事を教え、木工を教え、
そして夏の一日の終わりにビールを飲む。
メルに愛されて甥っ子達もメルを敬愛している。
僕はその仲間に入れてもらって本当に嬉しかった。

もうデイビッドは僕に人見知りはしない。
工具を買うための買い物に「一緒に行かないか」と誘ってくれる。
僕にも木材を削らせてくれて「良い仕事だ」と認めてくれる。

ああ、こうして遠く太平洋を隔て、
故郷を離れ異国にかりそめに住まう僕を
かくも当地の人々は温かく包み込んでくれていたことか。

僕はそのことを今でも忘れずにいるのである。

写真は完成したドアと記念撮影をするメル(左)とデイビッド(右)。


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2006-08-22 丘の上のレストランの逸品

バンクーバー市街を見おろす丘の上、
クイーンエリザベス公園の中にレストラン『SEASONS』はある。
良く晴れた午後、現地スタッフと一緒にランチを共にする。
サーモンなどのシーフードと野菜が中心のヘルシーなフレンチだ。

僕が選んだのはブルークラブというカニのコロッケだ。
これが美味しかったね。
深い深い海の底にいる青い青い蟹で作ったコロッケ。
初めて食べたけれど濃厚な海の底の味だ。

夏の光溢るるレストランの素敵な逸品。
清々しい夏のカナダの思い出の味である。


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2006-08-21 ノースバンクーバーに渡る

午前中の語学研修の一環で午後にUBC(University of British Columbia)に行く。
ここは初日に昼食を食べたところだ。
kaとオーストラリアで食べたファーストフードもある。
UBCの学生にインタビューする形での研修も一通り終わり、
そのままS氏とダウンタウンに遊びに行く。
今日はそのままシーバスに乗ってノースバンクーバーへ。
なんと配布されているバスチケットでシーバスに乗れる。
しかも往復で3$25cでいける。
ノースバンクーバーではシーフードが美味しいレストランがある。
牡蠣や蟹や海老やサーモンを生で食べられるのだ。
僕は牡蠣好きなので念願のカナディアンオイスターを食べた。

美味しかった。けど。
まあ正直言って茨城の那珂湊の岩牡蠣の方が同じ値段で美味しいね。

写真はシーバスから見たバンクーバーの摩天楼。


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2006-08-20 エリーンのオススメ

長女エリーンはHIPHOPやRAPが大好き。
しかし彼女はパパのメルが「そんな音楽は良くない(No,good!!)」
と言われたのを気にしているらしい。
そして「Badなのが良いのよ」とうそぶいている。
彼女のオススメは・・・
@Tupac『come and my girlfriend』
Aeazy-e『real mother fucking G's』などだけど、
Aのタイトルとかを僕に言わせて喜んでいるとこなんかは、
やっぱ中坊だな・・と思う。

でもこんなCrazyな曲をヘッドフォンで聴きながら、
Human Science の宿題を真剣な顔でやっている。
カナダの保健体育はとても難しそうだった。

彼女はヘビースモーカーで親の前でも煙草を吸う。
だけどビールはだめ。
メルとクリスティンが許さないのだが、基準が良く分からない。
夏休み中は映画館で週五日働き、一ヶ月に800$稼ぐ。
ちなみに稼いだのは全て服と化粧に使う。

写真はエリーンが働いてる映画館「Famous Players」


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2006-08-19 ゲイリーズポイント

僕のホームステイ先の家のあるシェルロードから
自転車でずっとフレーザーリバーを河口に下ると
ゲイリーズポイントという岬に辿り着く。
夏だからじっとしてると蚊が寄ってくるのが少し嫌だけど、
広い河口から海に向かって沈む太陽がお気に入り。

過ぎていくヨットが手を振り返してくれる。
夕陽が沈むとき、それを見る全ての人の顔が優しい。


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2006-08-18 夏の光満ちて

『夏の光満ちて』は辻邦生のエッセイ。
フランスでの美しい夏の日々が印象的。
そんなエッセイの一節と重なるようなカナダ、バンクーバーの昼下がり。

午前中の語学研修の合間に高台にあるクイーンエリザベス公園へ。
Sさんとか通訳のサワコやコーディネーターのアイリスとかと散歩。

イギリス式回遊庭園は行き交う人々で賑わっていた。
気温は25℃くらいで暑くはない。
湿度は低く、木陰に入ると涼やかな風が頬にあたる。

すべてが夏の光に包まれていた。


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2006-08-17 BBQ 〜continues every day

夏のカナダの夕食は基本的にバーベキューである。
しかも美味い。
だから太る。
食べ終わってから静かにパパのメルとビールを飲む。
カナダの九時半過ぎまで日が暮れない夏を肴に。

Yasu・・・彼らは僕をそう呼ぶ。
「Yasu、俺は新しいボートが欲しいんだ。」
「Yasu、俺は60歳になるまでの十年でセカンドハウスをこの手で建てるぜ。」
「ボートと別荘がそろったらまた遊びに来るよ。」
「もちろん来てくれ、またビールを飲もう。」

メルはゆっくりと暮れていく夕景を背に僕とビールを飲みながら
自分の今後の予定や人生観やこの国における華僑の歴史を僕に説明してくれた。

今日のメニュー、ソーセージとラムチョップ。
付け合わせはインゲンとか茄子とかパプリカの夏野菜。

ちなみにインゲンはGreen Beans。
そのまま。


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2006-08-16 少しずつ過ぎていく毎朝のできごと

カナダ滞在中、最初のうち朝食は夜勤明けのクリスティンが作ってくれた。
数種類の穀物入りのトーストをトースターで焼いてくれたり、
Cerealをミルクで食べたり。
もともと朝食を食べない僕は、それでもクリスティンが食べてるのを見て、
食べたくなってトーストを焼いたりした。
そのうちにコーヒーは僕が淹れるようになって、
新聞を読んでバスの時間を待つようになった。

最初のうちクリスティンは眠くても起きていて、
朝なるべく僕と会話をする時間を持ってくれて、僕を見送ってくれていた。

でもそれは無理をしていたのだろう。
僕が慣れて来て勝手に冷蔵庫からミルクを出せるようになると、
仕事からそのままベッドに直行するようになった。
ある日クリスティンは家の合い鍵を僕に預けて「Your house key!」と言って微笑んだ。

僕は一人でコーヒーを淹れて一人で時間まで新聞を読んだ。
静かなこの朝の時間が僕は好きだった。
家族たちが穏やかな眠りに就いているうちに、
僕はひそやかにコーヒーを飲み、玄関のドアをロックして、
そして今日の予定を反芻しながらバス停に向かった。

バス停にいつも同じバスに乗る太めの紳士がベンチに座っているので、
Good Morning、と声を掛けて隣に座る。

彼に「Mr.Good Morning」というあだ名をつけてたのは僕しか知らない事実だ。


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