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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2006-06-15 もう一人の役者として。
2006-06-14 薄暮の月。
2006-06-08 aquariumの午後。
2006-06-07 展覧会の絵。
2006-06-05 あれ。
2006-06-04 稽古場三様
2006-06-01 道の向こうへ
2006-05-31 風の通り道で。
2006-05-30 流れ
2006-05-29 声の聴けない夜には


2006-06-15 もう一人の役者として。

今日は週末に予定されている劇団欅の本番の仕込みとリハ。
昼間の仕事を定時で切り上げ、ぽつりぽつりと小雨が降り始める中、劇場へと急ぐ。

劇場の駐車場に愛車を滑り込ませて機材を降ろす。
今回は音響のプランナー兼オペレーター。
予想より早く劇場入りできたので仕込みを会館スタッフと一緒にさっと終わらせ、
その後やって来た演出の先生とレベルをチェック。
無事、通し稽古の30分前にチェックを終了。

予想通りホサカが大道具叩いてた。
ビニテ貸してくれてありがと。

その後、問題点を整理しつつ解決点を見いだしつつ、きっかけを合わせていく。
役者の癖を見ながら音を確実に芝居に乗せていく作業はそれなりに愉しいものだ。

音を出しながら先ほど記入したレベルチェック表を修正していく。
データはデータ、自分の耳が一番の武器。
演出の意図だけはしっかり頭にたたき込んで外さない。
ノーミスが当たり前だからね、このパートは。
自分に掛けるプレッシャーが逆に心地よい。

雨が激しくなってきた街、劇場に向かう途中で見た雨のビル群の一角。
切り取られた梅雨の風景。


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シルビィさんへ。今回は脇役でしたがしっかりと存在感のある演技、光ってました。さすが!!僕も愉しくやらせて頂きました。今後ともよろしくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2006-06-19 20:14 )
ありがとうございました☆貴方のプロ意識とご配慮、優しさと決断力…などなどに助けて頂き何とか公演無事終了することができました。いいお酒飲みましたよ。感謝!!! / シルビィ ( 2006-06-18 21:08 )

2006-06-14 薄暮の月。

一日大声挙げて忙しく仕事仕事で飛び回る。
仕事とは畢竟、人と人とのつながりでしかないことを実感。

その後に劇団の平日補習稽古。
いつもの定食屋で劇団員の皆さんと食事。
定食500円、味噌汁も冷や奴もついてご飯も大盛りお代わり無料。
皆さん、満足したのかな?
その後、比較的キビシめに夜十時近くまで稽古。
でもその成果は大いにあり。
主役二人に成長の予感、ってところか。

納得とか理解は役者側の処理する問題。
そこはもう頑張ってもらうしかない。
基本的に読み込みが足りないのと表現力不足。照れもある。
でも伸びしろの多い役者なのでこの芝居での成長が期待できるのだ。

夕方見たときは薄暮の月、稽古終わりには赤い月に変わり東にのぞいてた。


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2006-06-08 aquariumの午後。

なんとなく蒸し暑くも肌寒くもある一日。
珍しくすでに一日の仕事の大半は終わり帰宅できる状態にある
職場から見る夕暮れ。
青く色づいていく雰囲気に雲がのしかかっている。

最近手にした本は高村光太郎、川上弘美、宮沢賢治、村上春樹、太宰治、
そして今日は三島由紀夫。

純文学率が高いのはそういう心境。
太宰の次が三島ってのがミソ。
いや、ミソというほど意味はないか。

明日は雨という予報。
傘を持つか持たぬかは自己責任で。

そう言えば大学時代の友人のノザキが
「金沢の人間は雨に強いから大抵の雨なら傘をささない」
とのたまっていたが、本当だったのだろうか。
確かにノザキが傘を差したのは見たことがない。
ただし日本一降水量の少ない松本だったからそれもアテにならないのだ。

雨の午後には図書館で本を読みたい。
水族館もいいね。

活字を追いながら僕は僕の人生を見上げる。
そこには様々な顔をした魚たちが群れなして
彼らも「こちら側」を見つめているのだ。


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綺羅さんへ。水族館いいでしょ。家族連れのお父さん、頑張ってますよね。 / あるまじろ ( 2006-06-12 21:59 )
わー、水族館いいですね^^サンシャインかな。・・・あそこに行くと、「ここって元、、、」とか思い、純粋に楽しめなくなる人なんですけれど(笑)//私は東京人ですが、傘さすより雨に濡れる方が好きなので、結構ささないで歩いてますよwやっぱ梅雨生まれだから、かしら。 / 綺羅 ( 2006-06-09 01:39 )

2006-06-07 展覧会の絵。

台本完成。
まずは一人でおめでとう、とつぶやく。
でもまだ。

下書きのデッサンを終えたくらい。
これから絵の具を乗せて本当の一枚の絵に仕上げていくのさ。
一夏かけてね。

展覧会に出品するその日まで。


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須木成さんへ。ムソルグスキーの曲は音楽の授業で聴きました、それのカバー?? / あるまじろ ( 2006-06-08 18:49 )
ELP好きでしたぁ♪ ← って、お呼びでない??? / 須木成 ( 2006-06-08 00:18 )

2006-06-05 あれ。

「キャバリエとか」「キャバリエが男って意味も知らないとトイレにも入れない」
キャバリエなんて言葉、今まで人生に登場しなかったのに、
なぜ今頃になって同じ日に全く関係ない人の口から僕らの前に登場するのだろう。

言葉が僕たちをこの場所に連れてきたのだ。

「あなたの人生が平凡な人生であったのではない。
 あなたが平凡な人生を望んでいたのだ。」

「言いおおせてなにかはある。」
 すべてをやりきってしまわないでやり残すところに安んじる。

なるほど。

言葉は常に人生をより濃厚に彩ってくれる。
饒舌より寡黙。
そうやって導いたり誘ったり。

窓の外の海。
遠くからのかすかな潮の匂いのように。


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2006-06-04 稽古場三様

劇団の稽古、台本の第二稿があがる。
まだ完成しない。
先週に細かい出張が立て続いたのが痛かった。
それでも身体一杯使っての稽古ができて、面白くなりそう。
役者さん達も活き活きしてる。
さすが我が劇団。

午後一で高校生と交流。
元気が一番。テンション高くできるのが一番だと思う。
テンション・集中力・瞬発力・体を使った表現力・アイディア・アンサンブル・・・。
かなり色々なことを盛り込んだ課題も彼らにかかったらなんてことないのだ。
素晴らしい時間を逆にありがと。

夕方から劇団欅の音響プランナー兼オペレーターとして稽古に参加。
ほぼネタが演出のOKもらってあとは練習あるのみ。
こうやってスタッフとして参加するのも楽しい。
本番を二週間後に控えて緊迫感を増していく稽古場は刺激的。

あ〜今日は稽古場どこ行っても楽しかったなあ。
芝居やってて良かった。。。

皆さん、お疲れ様〜。。。


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2006-06-01 道の向こうへ

6月に入って巨人の調子いいね。
阪神とイイ試合していってもらいたい。
職場で阪神ファンと隣り合わせだからまあ騒がしいけれど。

今週もなぜ会議と出張、打ち合わせが毎日あるのだろう。
仕上がると思っていた台本を書く時間がない。
まあ愚痴っても仕方ないので目の前の仕事をダッシュでこなし、
出張に行ってはその場その場できちんとお仕事。

寝る前の時間でストーリーを練る。

今回のテーマは。
高校時代に置き忘れたもの。
それを忘れた人もいれば、それを追い掛け続ける人もいる。
それをそのまま持ち続けている人もいれば、それを無視して先に進んだ人もいる。

なーんてね。

道が続く限りその向こうに進む気持ちを持ち続けたくて。


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綺羅さんへ。追い掛けて追い掛け続けた鳥の名前。それを自分も知りたくて。 / あるまじろ ( 2006-06-05 23:41 )
雅さんへ。寄り道して女の子同士がどんな話をしていたか、今でも是非聞き耳を立てたいものです。 / あるまじろ ( 2006-06-05 23:39 )
綾川篠さんへ。まず読んでくれた役者さん達がちょっとでも共感してくれたら、とりあえず満足ですね。励みになりました、頑張ります。 / あるまじろ ( 2006-06-05 23:37 )
高校時代に置き忘れたもの。私は、ずっと追い続けている感じです(笑) / 綺羅 ( 2006-06-05 00:53 )
高校時代に置き忘れたもの。 かー。深いですね。寝る前に私も考えちゃいそう。約束しないでもいつも会える、女友達と学校の帰り、ドーナツ3個食べながらした、他愛のないおしゃべりと笑いの時間。とか?もちろん、寄り道は規則違反でしたが♪ / 雅(みやび) ( 2006-06-04 23:29 )
諦めなければ道は途切れる事は無い、そう信じていたいです、いつまでも。素敵な台本になさってください。 / 綾川篠 ( 2006-06-04 17:04 )

2006-05-31 風の通り道で。

なんとなく忙しい日々が続くから言葉も少し攻撃的になってるかもしれない。
僕もだけど他の人も。
自分は気をつけようと思う。
いろいろ大変なことが毎日続くけれど。
心配なことは尽きないけれど。

五月最後の日はもう夏を思わせるような気温。
でも空気は乾いていて風は気持ちいい。

昼休みに飯を食いに行く時に感じた。

昼寝したいなあ。
五月の昼下がりの風の通り道で。


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みーさんへ。五月の風の気持ちよさを思いっきり堪能しましょう。 / あるまじろ ( 2006-06-03 07:44 )
雅さんへ。ほんとうにそれは羨ましいです、午後にふと、横になりたい〜なんて思います。 / あるまじろ ( 2006-06-03 07:41 )
綾川篠さんへ。ああ、そんなに季節に急がないように言っておいてください。 / あるまじろ ( 2006-06-03 07:40 )
征子さんへ。もうすぐ職場で健康診断あるからさ、自分でもケアーするよ。 / あるまじろ ( 2006-06-03 07:38 )
須木成さんへ。一日の中でそういう時間を少しでも取ろうかと思います。 / あるまじろ ( 2006-06-03 07:36 )
この季節の風がいちばん心地よくて好きです。。。 / みー ( 2006-06-02 23:46 )
はい!たまぁーに平日に昼寝をさせていただいております。だって今の職業は、三食昼寝付きですもの、一応♪ / 雅(みやび) ( 2006-06-02 19:14 )
ほんと、あったかかったですよね。もう夏ですよ。 / 綾川篠 ( 2006-06-01 22:45 )
忙しいのはいいけれど、身体に気をつけなさいよ。一人ではないのだから。 / 征子 ( 2006-06-01 10:28 )
忙しい時ほど、どこかで自分を取り戻す時間が必要ですよね。 / 須木成 ( 2006-06-01 00:02 )

2006-05-30 流れ

先日、田村さんとお昼に蕎麦を食べた。

「今年は旅づいている」という話の中で
旅の良さと人が旅の中で出会うもののいかに人の運命さえも揺るがすか、
を語り合った。

そうそう。
日常はひとところに滞りがちな僕みたいな人間も
旅の中で想像力の壁を一瞬で飛び越えることができる。

そして運命と出会うのだ。

今年、沖縄で出会った風景は僕の中で確実に何かを変えた。
そしてそれは今も僕の人生に影響を与え続けているのだ。

人は人と出会う、
風景と出会う。

否応なしに。
その流れを止めることは出来ないんだと思う。

流れの速さに戸惑うこともあるけれど
せめて受け入れていくことはしたい。


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雅さんへ。なかなか旅に出られなくなってもかつての旅が人生の糧になっているのですね。老後まで待たなくてもすぐその機会は来るのではないでしょうか。 / あるまじろ ( 2006-05-31 23:03 )
みーさんへ。平凡な日常も非日常の中も紙一重なのかな。 / あるまじろ ( 2006-05-31 22:59 )
旅は、私にとって非日常です。刺激的で、楽しくて。そして日常の大切さをも教えてくれる。若いときにたくさん旅ができたシアワセを今、抱いて、生きてます。これからは家族でも旅。そして老後の・・・? / 雅(みやび) ( 2006-05-30 23:56 )
考えようによっては人生そのものが旅なのかもしれませんね。 / みー@ちょっとかっこつけすぎたかしら? ( 2006-05-30 23:26 )

2006-05-29 声の聴けない夜には

朝一から早出して一日慌ただしくて
夕方からは会議を挟んで明日の書類を大急ぎでまとめる。

その後、劇団欅の音響としての仕事に掛かる。
久しぶりに欅の稽古場に足を運び、
音響のネタを次々と通し稽古にぶっつけで合わせて聴いてもらう。
その後も打ち合わせして演出の方のだいたいのイメージを伝えてもらう。

打ち合わせが終わってそのまま自宅に戻り再び音響の編集作業に入る。
二時間くらいの録音作業の後、やっとネタを順番に入れたMDが仕上がる。

「今日は体調が悪いからもう寝るよ」
メールの文字が躍る。

明日は早出して通常業務の後にカナダのための事前出張、
その後七月の打ち合わせを舞鶴先生と大宮で。
これはちょいとしたプロジェクトだから慎重にね。

台本の手直しも少しずつやらないと。
ちょっと新しい構想も沸いたし。
でももう今日は業務終了。

もうすぐ五月も終わるね。
空気が雨の匂いを含んでる。

声の聴けない夜は一瞬、胸に穴が空いたみたい。
昼間はあれほど蒸し暑くて汗ばむような湿気をはらんだ空気が嘘のように、
今はひんやりとした夜気となっていて。

夜よ泣かないで。
そんな歌もあったな。


先頭 表紙


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