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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2015-12-03 今年B
2015-12-03 今年A
2015-12-02 今年@
2015-12-01 年末ですね
2015-08-31 いまさらだけどバンド
2015-08-27 遠い日の花火
2015-08-25 夏の終わりの高原に霧雨が降る
2015-08-22 危うさの中の安定と計算と準備
2015-08-21 今創っている芝居
2015-08-20 揺れて湘南


2015-12-03 今年B

今年の一番素晴らしいことはバンドを結成して、
ステージに立ったことだ。

バンドはカラオケじゃない。
あの演奏と歌がしっかり噛み合った感じ。
観客との呼吸の合わせ方は少し芝居に似ているけど、
やっぱり違う。

あの感じ。

僕はアコギとボーカルをやらせてもらって、
本当に貴重な経験をさせてもらった。

なんて素晴らしい人生なんだろう、
そう思った。

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2015-12-03 今年A

今年ではないけれどずっと好きだった、
『ウォーキングデッド』がシーズン6に入った。

この作品もトリビアに満ちた複雑な作品。
一言で言うと、このシーズン6に入ってゾンビの危険性が増した。
脚本家が変わったようだが、
これが作品をまた面白くしている。

何度も述べていることだが、
ゾンビストーリーのリアリティは、
ゾンビの適度な強さの設定にある。

ゾンビが強すぎる映画やマンガが多い中、
このウォーキングデッドの良さは、
ゾンビが一対一なら勝てる、逃げ切ることも出来る。
しかし一つミスしたらすぐ命取りになる。
この緊張感がこの作品の根底を流れているから、
この作品は面白いのである。

しかし、主人公たちが長く旅を続けているうちに、
彼らが強くなってゾンビが脅威にならなくなって来た。
それで最近は人間が敵として登場してきた訳だが、
やや物語がパターン化して詰まらなかった。

そこでこのゾンビへの緊張感の復活は重要だった。

このウォーキングデッド・シーズン6は、
停滞した物語を再び面白くした好例であった。

物語の基底を為すもの。
それを構成し、再構成していくことは、
難しいのだが長い物語の中でそれを為すことに成功するのは、
滅多に無いことだ。

何十巻にも及ぶマンガ作品がなかなかマンネリから抜け出せないまま、
詰まらない話を続けざるを得ない姿を見るに付け、
そこから抜け出すことのその難しさを、
常々考えさせられる。

僕の作品も「ベタだ」「ベタだ」と昔から言われて来たが、
ここ7年ほどそういうことから自由になった気がする。

それでも「僕の作品は僕らしい作品だ」と言われるのは、
やはり嬉しいことだ。
きっと僕らしさは昔から変わらないけれど、
ちょっと上手に僕らしい作品を書けるようになったのだろう。

それは良かったのだと自分では思っている。

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2015-12-02 今年@

今年ハマったものとしては、
『ゲームオブスローンズ』

海外ドラマですが舞台が架空でありながら、
善悪で物事が片付かないように脚本家が意図しているので、
人間ひとりひとりに焦点をあてつつ、
殺すべき時にはきちんと殺す冷酷さが特徴になってます。

だから英雄も簡単に殺されるし、
美女もひどい末路を辿る。

芝居という時間の制限のある物語の中ではあまり描けないものを、
連続ドラマというのは描けるのだと気づかされた作品です。

つまり局面的にはアリエナイ物語も、
長い物語の中では一つの事件のように扱えるということ。
僕が2時間の中で回収しようとする物語を、
何百時間の末に回収してもイイという自由。

マンガ作品だと十巻くらいで物語を回収するのが、
僕の中では良い作品の条件にもなっているのだが、
このドラマは一般的な制約に縛られないので、
その時その時、脚本家の好きなようにドラマを作ることが出来る。
これは面白いことだ。

もちろん好きなことにもきちんと計算があって、
それがきちんと面白いことが条件であるけれど。

舞台作品の場合、二時間が芝居の尺のアベレージ。
客が集中して観るにはそれが適していると、僕も思う。
一度くらいはそれを踏み外したい、
という気持ちで三時間の芝居をしたことがあるけど、
やはり二時間がいい、という気持ちになりました。

話を戻すと、
ドラマの尺に対する自由さは、
そのまま脚本家の腕を試されるような事態に直結する。

そういう意味で、
ゲームオブスローンズは面白い作品でありました。

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2015-12-01 年末ですね

とうとう十二月に入ってしまいました。

良いことも悪いことも、禍福は糾える縄の如し。
今年も色々ありましたが、
その一つ一つ、きちんと頭を下げて、
御礼を言いたいような一年でした。

人との出会いを大切にし、
今、目の前の人の息づかいにも耳を澄まそうと思う。

新たな命を授かったこと。
必勝を期して勝てなかったこと。
必死に準備して叶わなかったこと。
懐かしい顔に再会したこと。
聴きたかった声をまた聴けたこと。
忘れ得ぬ人が遠くの街へ行ってしまったこと。
今年出会った人は皆、何かしら僕に勇気をくれた。

嫌なことがあったとて、
それを埋めてくれるようなことがあったのもまた、
人生の素晴らしさ。

人の温かさだけがこの流れていく時間を、
ちゃんと意味あるものに感じさせてくれる。

本当に有り難いことだと思う。


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2015-08-31 いまさらだけどバンド

6月に組んだバンドでいよいよ8月も最後。
やっと演奏する全曲を全員で合わせて通し。

9月に入ったらすぐステージが待ってる。

今まで全てを通したのは初めてだったけど、
やっと通せました。

僕はボーカル&ギターなのですがまだまだ練習は必要ですね。
他の人たちが上手なので助かります。
本番までにコードを覚えてなんとかまとめたいです。

バンドを組んでステージに立つのは何度かありましたが、
今回は完全なロックバンド。
ドラムもギターもベースもそろっていて、楽曲も洋楽。

そこで気づいたのはバンドとは調和なのですね。
それぞれの音を聴いて合わせていく。
そんな当たり前のことに合わせて初めて気づきました。

ひと夏、時間をみて合わせて来たし練習もしてきたので、
無事に終えたら幸せ。

ナックのマイシャローナ、
チープ・トリックのアイウォントトゥウォントゥミー、
ブライアン・アダムスのサマーオブ69
オアシスのドントゲットバックアンガー、
チープ・トリックの今夜は帰さない。

一曲一曲、思い出深い曲になりました。
うまく出来ると本当に気持ちいい。

いや、もうちょっと練習しますわ。


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2015-08-27 遠い日の花火

全然関係の無い芝居を観ていたのだが、
それとは全く関係の無い、
遠い日の記憶で、
しばらく埋め尽くされた、
という時間があった。

甘くほろ苦い思い出。
けして自慢も出来ないし後悔しかない記憶。

あの時の冬の冷たい朝の空気。
静まりかえった廊下に響く足音。
ゆっくりと見上げた景色。

その次は思いがけなく友人に見透かされたこと。
その時の二人の雰囲気。
それは確実に次のシーンを予感させていた。

次の風景は秋のグランド。
遠くに見つめるその人に向かって歌っていたあの曲。

そしてあの日、雨の降る駅へと続く坂の途中。
その後、過ぎていった、どうしようもない時間。

もう戻ってこない時間はなぜ、あんなに甘く、
そして残酷なのだろう。

絶対に戻れないけれど、戻れるなら戻りたい。

それはけして好い事とも思えないけれど、
もう少しうまく出来るかもしれないと、
何度も何度も後悔するのだ。

哀しいけれど戻れない。
それが分かっているから、あえて夢で蘇るのだろう。


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雅さんへ。へえ〜。 / あるまじろ ( 2015-08-31 01:02 )
恋は遠い日の花火ではない。の田中裕子さんの相手役に若き頃の伊藤英明が出てたって知ってます?って本文には関係ないですけど。(笑) / 雅(みやび) ( 2015-08-29 15:16 )

2015-08-25 夏の終わりの高原に霧雨が降る

23日から25日まで浦北の時の同僚だった大木さんの川北と、
会津のタカツエで夏合宿。
しかし風は秋色で、トンボがたくさん飛んでいて、
秋合宿みたいな感じ。

芝居的には、第三クール。
芝居の中身が問題となった合宿だった。

役者は素晴らしい活躍だった。
誰もが芝居に真摯に取り組み、
今までに無い出来映えである。

昨年に比べて作品に不安定なブレがない。
この合宿中に無駄な部分を削って、
さらに作品は純度を増した。
彼らは最後の通しまで素直に演じきって、
期待に応え続けた。

二日目の夜の通しも会心の出来とは行かないが、
現時点のベスト。
今後の幾つかの山も越えていけると、
信じられるような作品になった。

三日間の合宿も成功に終わり、
ホテルを後にする時には高原に霧雨が降っていた。
夏の終わりをつぶやくような霧雨が。


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2015-08-22 危うさの中の安定と計算と準備

人間ドックに行く。
いろいろ検査して、今年も全て異常なし。

まあもうちょっと運動しよう。

帰宅して幾つかの仕事のメールをして、
夕食を作り、明日からの荷造りをする。

明日から合宿して芝居作りの総仕上げ。
昨日のゲネをシミズさんに見てもらえなかったのは残念だったが、
その芝居は手応えがあった。

昨日の夕暮れには大宮地区のOさんからまた演劇のワークショップの依頼。
11月に今度は、浦和・大宮合同でのワークショップを開くそうだ。

また劇団員に手伝ってもらえるかな?
まあ一人でも出来ないことは無いが。

ここのところ劇団の入団に関する問い合わせがちらほらあるが、
これもどうなるか流動的か?
良いご縁があれば、と願うしか無い。

たまたま先日、シミズさんとお話をする機会を得たが、
相変わらずエネルギッシュで多忙な方だ。
僕としては、シミズさんのような役者から学ぶことは多いので、
どこかで舞台を共にしたいとおもっているのだが。

話は戻るが明日から泊まりがけで芝居を作り込む。
しっかりしたものが出来るといいと願っている。

なにもかも、終わってみない分からない、
なんともぼんやりとした未来である。


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2015-08-21 今創っている芝居

この芝居は僕の書き下ろしではあるが、
製作の段階で事前に役者たちの意見を入念にヒアリングしたものだ。

演じているのは若い役者だが、
昨年秋から順調に伸びてきた感じで、

以前は固さやぎこちなさが目立っていたが、
ここに来てだいぶこなれてきている。

よく考え、同時に器用でもある。
まだ自分の演技に酔う部分があって若いが、
それを無くせばとりあえずの欠点はなくなる。

素直で真っ直ぐに伸びれば、まだまだ成長するだろう。

ひとりひとりはそれぞれに個性的な部分もあるが、
それが他の足を引っ張るようなことは今のところ無い。

問題は時間だが、
それは全体を見渡して調整していく演出の腕の見せ所だろう。
ここは冷静に調整する必要がある。
しかしそれ以外はほぼ出来ている。

8/21のゲネでは問題点はタイムだけだ。

明日から合宿。
いよいよ面白くなってきた。

第二クールの山場に差し掛かっている。

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2015-08-20 揺れて湘南

という歌があって好きだった。

八月の終わりは海風も海の色も変わっていくね。
あの暑かった今年の夏も終わっていくね。

最後の蝉の声だけが響いてる。

この夏にしたこと、
この夏に出来なかったこと、
想いだけが募って、
口に出来なかった言葉が波の音に消えていく。

シャツの裾をバタつかせる八月最後の風に、
帽子を押さえて振り向くと、
その向こうにもう行ってしまった夏の後ろ姿がみえた気がした。


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