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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2006-04-07 春の宵の副都心
2006-04-05 猫が教えてくれた。
2006-04-04 キセキ
2006-04-03 マングローブの河口にて。
2006-04-02 喜ぶイルカくんはわかりやすい。
2006-04-01 食わず嫌い、くつがえるほどの沖縄そば。
2006-03-31 目覚めたら遠く遙か。
2006-03-30 東京湾上空にて
2006-03-29 東京湾景
2006-03-28 桜の時


2006-04-07 春の宵の副都心

尊敬できる先輩や友達とか、そんな人達と飲んでる。
窓の外を見たら新宿副都心。
日本の春はみんな飲む機会が多いから、
この夜景の下でみんな、ほんのり飲んでいるのかな。
どうせ飲むなら優しく飲もう。
出会ったり別れたり飲んでけじめをつけるのは古くさいとは思うけど、
酒を飲んでるからこそ一緒に飲んでる人を褒めて、人と握手をし肩を組もう。

そのために飲むならこの時間も愛おしくなってくる。
日本の春に酔おう。
人が忙しく行き交う春だから。


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2006-04-05 猫が教えてくれた。

学生さん達は春休みみたい。
仕事も順調、
出張から帰ってオニのように書類をまとめた後、
久しぶりにバドミントンに顔を出して大汗かいて気分最高。

バドミントンの坂本コーチにも久しぶりに逢ってちょっと飲んだりして。
半年ぶりくらいかなあ。
たまにしか逢わなくても、ちっとも変わらずに
こうして楽しく話せる人はいいなあ。
二人でテレビの巨人戦の行く末に一喜一憂したりして。
前とちっとも変わらない感じで。

それでもこうして僕らがいるのは今だけの限られた時間なのだと思う。
いつでも同じように逢える人といつまでもは逢えない。

桜もいよいよ散り始めてそろそろ春の終わりに向かう雰囲気を醸し出してきた。
僕の越えていける春もたかが数十回なのだから、
今、過ぎていこうとする春も噛みしめていきたい。

やあ、南国那覇の猫くん。
この前、国際通りの裏道で出会った僕を覚えているかい?
キミは一回、大きなあくびをして一回ちらっと僕を見てくれたはずだけど。


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綾川篠さんへ。南国の猫というのは、けだるくも優雅な感じでお歩きになられるのです。 / あるまじろ ( 2006-04-11 23:19 )
ねこちゃん!歩き方が可愛いですね。 / 綾川篠 ( 2006-04-11 22:48 )

2006-04-04 キセキ

実際に僕が沖縄を訪れてたのは3月28日と29日の2日間だけ。
ここに書くことは3月29日の出来事だ。

沖縄の城南市(旧知念村)に宿泊した僕は、
ホテルの支配人からホテルの話に引き込まれた。
「このホテルの沖にある久高島は昔、
 男性は入れず女性の巫女だけが入れる聖なる島だったんですよ。
 そしてこの近くにはセーファウタキという聖地があり、
 その島から太陽が昇ると日が差し込むような岩の舞台があって・・・。」

確かに冬至の日にこの沖に浮かぶ久高島から太陽が昇る様は、神々しい感じがする。
前日にその話を聞いて僕はハブも恐れず翌朝セーファウタキに行くことにした。

その日の朝、久高島を望む夜明け直前の海は鳥肌が立つほどすごかった。
僕の肌の底にある原始の記憶が泡立つような気がした。

そして、セーファウタキ。
わずかな時間しかそこにいなかったはずなのに、
目をつぶると今でもそこの空気が蘇る。
圧倒的な静かさに涙が出たのは初めてだった。

その後も仕事は山積みだったのだけどもうあまり覚えていない。
あまりにセーファウタキという場所が鮮烈だったからだ。

僕の短い沖縄の旅の思い出はこれで終わり。
でも最後にすごいおまけが待っていた。

埼玉に帰って来た夜8時半頃。
沖縄のセーファウタキのことを友人に携帯で語っていたら、
突然、夜空に火に包まれた発光する飛行物体が西から東へ飛んでいった。
巨大な火の鳥が翼を広げているようにも見えた。
スピードが速くてすぐにビルの影に見えなくなった。

神様が見せてくれた?

僕がkaの携帯で「火球」という隕石の一種の目撃情報が、
関東一帯に広がっていることを聞いたのはその二日後のことだった。

夜明け直後。右に久高島が見える。 


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須木成さんへ。僕はもう一度ここに帰ってくる、そんな気がします。 / あるまじろ ( 2006-04-10 23:05 )
のんさんへ。神様は僕らと関係なく遠くに居ながら時折、キセキを見せてくれる。そんな気分になりました。 / あるまじろ ( 2006-04-10 23:04 )
綾川篠さんへ。この風景になる前の10分が本当はものすごかったんです。心を揺り動かされた、って感じです。 / あるまじろ ( 2006-04-10 23:02 )
それ、確かテレビで見たことあるかも、です。沖縄とアイヌの信仰って、似てるとこあるんですってね。どちらも仕事でなくてのんびり行ってみたいなぁ。 / 須木成 ( 2006-04-09 00:27 )
涙するほど美しい光景・・行ってみたいです!隕石に遭遇するなんて神様が見せてくれたんですよ〜!きっと。 / のん ( 2006-04-07 19:35 )
美しい!!私はこういうの、大好きです。 / 綾川篠 ( 2006-04-05 22:30 )

2006-04-03 マングローブの河口にて。

一日沖縄本島を走り回って打ち合わせと移動を続けて、
太陽が沈む直前に見た風景。
左右の林はマングローブ。
慶佐次川(げさしがわ)の河口は満潮の時刻を迎えて海から水が上がってきていた。
夏のように日が延びていてもう時間は六時を回っていたのだけど。

打ち合わせし過ぎでもうくたくた。
実際はこの後も夕食後、夜中までまだまだ打ち合わせは続くのだけれど。

僕はこのとき、またもや仕事を忘れて。
けっこう沖縄のやんばるの壮大さにうちひしがれていたのだ。

さーっと渡る海からの風が河口付近のマングローブの葉を揺らし、
夕闇に沈む川面がさざ波立つ音がざわめく。

ここがどこでもいいから一人で居るのがさみしいのをなんとかしてくれ、って思った。
それが旅の途中のせいなのか、もう自分でも訳わかんなかった。

まあすぐ腹減って我を取り戻したけど。


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雅さんへ。沖縄の東村(ひがしそん)にある慶佐次川の河口です。確かに日本離れした風景ですよね。 / あるまじろ ( 2006-04-05 01:08 )
わー。これは日本ですか?いつか沖縄行きたいです。 / 雅(みやび) ( 2006-04-05 00:55 )

2006-04-02 喜ぶイルカくんはわかりやすい。

沖縄に到着して4時間、すでに3つの打ち合わせを終えてまだ道の途中。
ホテルを回って用途に見合った条件を検討していくんだけど。
とあるホテルに隣接する施設にはなんとイルカが。
すでに僕が近づいてくとイルカくん達が騒ぎ始めてる。
「こっち来たらジャンプしちゃうぜ〜」とか体全体でしゃべってる。
イルカとかこんなに近くで見たの初めてかも。

あれ、なんか遊んでるみたいだぞ。
すごい働いてる最中にたまたまイルカくんに出会っただけなのに。


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みーさんへ。ありがとうございます。ただし繰り返しますが僕は仕事で沖縄に・・・行ったはずなんですけど。 / あるまじろ ( 2006-04-05 00:21 )
しばらく更新されていないと思ったら南の空の下にいらしたんですね。おいしいもの食べて、空気を感じて、からだをほぐして来て下さいね。 / みー@沖縄行きたいっ ( 2006-04-05 00:07 )

2006-04-01 食わず嫌い、くつがえるほどの沖縄そば。

那覇からレンタカーを借りて第一の目的地の本部(もとぶ)までは、
高速と一般道を通って100q以上あるみたい。
気温は22℃。すでに初夏(この日は海開きだって)。
1時間ほど高速を飛ばして一般道に降りてしばらく走って昼時なのに気づく。
腹・・・減った。
風にはためく「沖縄そば」の文字。
沖縄そば・・・あんまり好きじゃないんだよね。
粉っぽい麺と薄い感じの汁が。
でもなにげなく入った地元の店、暖簾をくぐるとはっとするような美人の女将。
美人女将は置いといて「そーきそば中・500円」を注文。
(※「そーきそば大は600円」)

これが美味いんだな。
信じられない。
今まで食べてた沖縄そばはなんだったんだろ。
場所は名護を過ぎてしばらく行った国道沿い、とだけしか僕もわからないんだな。


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結局、旅ってこういう出会いのために出るものですね。優しい人、美味しいもの、美しい風景。出会いはこんなにも僕を豊かにしてくれる。 / あるまじろ ( 2006-04-10 23:01 )
おいしい そーきそばに巡り合えて、出張した甲斐がありましたね♪ / のん ( 2006-04-07 19:36 )

2006-03-31 目覚めたら遠く遙か。

気が付いたらシートの肘掛けに「起きたら飲み物あげるよ」シールが。
いつの間にか寝てたみたい。
羽田〜沖縄は三時間足らず。
フライトアテンダントにJAL特製のゆずジュースを頼んでから
ちらりと窓の外を見たら。

もういつの間にか珊瑚の海。


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2006-03-30 東京湾上空にて

機体は、あっという間に東京湾上空へ。
窓越しに見えた東京はわざとよそよそしさを装う
久しぶりに擦れ違った昔の友達みたい。


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2006-03-29 東京湾景

昨日の花の盛りも嘘のように東京は曇り空。
この日から沖縄へ出張。

東京湾の景色もくすんでる。
モノレールから見るコンビナートの景色に胸が切ない。
急に忙しい日々が戻ってきて一人で旅立つからかもね。

ジェット機の音が窓越しに聞こえそうな空港への風景。
さざめくような靴音で急ぐ人たち。
それら全部がもう次の慌ただしい明日へと続いてる気がして。


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2006-03-28 桜の時

昨日、公演を終えて今日は良く晴れた。

えぴゅこと公演の後の最後の仕事を幾つかする。
映像の機材を片づけて、
役者が借りていた舞鶴先生の着物を小須田クリーニング店にまとめて出して、
そのまま二人で珈琲を飲んでえぴゅこと別れる。

いったん自宅に戻りちょっと横になったら午後寝過ごして、
待ち合わせの時間に遅刻。
でも友達っていいね、ちゃんと待っててくれるから。
目白の駅から歩いて20分くらい。
あの芭蕉庵や椿山荘のある墨田川沿いも桜はもう満開。
久しぶりに逢った先輩は背中のリュックから真澄と越の雪中梅を取り出す。
つまみも「デパ地下で買ったんだよ」と言って、
黒豚タン塩とネギ塩チャーシューを取り出す。

いいねえ。日本に生まれて良かったねえ。

まだ肌寒い桜の風、オレンジの夕陽の中で、
仲間五人で隅田川の桜咲き誇る公園のベンチでコップ酒。
芝居とは関係ない友達といるから余計に感じるのかもしれないけど、
あんなに楽しかった芝居がはねた瞬間も遠い昔みたい。


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