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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2006-04-03 マングローブの河口にて。
2006-04-02 喜ぶイルカくんはわかりやすい。
2006-04-01 食わず嫌い、くつがえるほどの沖縄そば。
2006-03-31 目覚めたら遠く遙か。
2006-03-30 東京湾上空にて
2006-03-29 東京湾景
2006-03-28 桜の時
2006-03-27 芝居はねて春の気配の宵の風
2006-03-19 最後まで手を伸ばし続ける者よ
2006-03-15 本番直前の夜の稽古


2006-04-03 マングローブの河口にて。

一日沖縄本島を走り回って打ち合わせと移動を続けて、
太陽が沈む直前に見た風景。
左右の林はマングローブ。
慶佐次川(げさしがわ)の河口は満潮の時刻を迎えて海から水が上がってきていた。
夏のように日が延びていてもう時間は六時を回っていたのだけど。

打ち合わせし過ぎでもうくたくた。
実際はこの後も夕食後、夜中までまだまだ打ち合わせは続くのだけれど。

僕はこのとき、またもや仕事を忘れて。
けっこう沖縄のやんばるの壮大さにうちひしがれていたのだ。

さーっと渡る海からの風が河口付近のマングローブの葉を揺らし、
夕闇に沈む川面がさざ波立つ音がざわめく。

ここがどこでもいいから一人で居るのがさみしいのをなんとかしてくれ、って思った。
それが旅の途中のせいなのか、もう自分でも訳わかんなかった。

まあすぐ腹減って我を取り戻したけど。


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雅さんへ。沖縄の東村(ひがしそん)にある慶佐次川の河口です。確かに日本離れした風景ですよね。 / あるまじろ ( 2006-04-05 01:08 )
わー。これは日本ですか?いつか沖縄行きたいです。 / 雅(みやび) ( 2006-04-05 00:55 )

2006-04-02 喜ぶイルカくんはわかりやすい。

沖縄に到着して4時間、すでに3つの打ち合わせを終えてまだ道の途中。
ホテルを回って用途に見合った条件を検討していくんだけど。
とあるホテルに隣接する施設にはなんとイルカが。
すでに僕が近づいてくとイルカくん達が騒ぎ始めてる。
「こっち来たらジャンプしちゃうぜ〜」とか体全体でしゃべってる。
イルカとかこんなに近くで見たの初めてかも。

あれ、なんか遊んでるみたいだぞ。
すごい働いてる最中にたまたまイルカくんに出会っただけなのに。


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みーさんへ。ありがとうございます。ただし繰り返しますが僕は仕事で沖縄に・・・行ったはずなんですけど。 / あるまじろ ( 2006-04-05 00:21 )
しばらく更新されていないと思ったら南の空の下にいらしたんですね。おいしいもの食べて、空気を感じて、からだをほぐして来て下さいね。 / みー@沖縄行きたいっ ( 2006-04-05 00:07 )

2006-04-01 食わず嫌い、くつがえるほどの沖縄そば。

那覇からレンタカーを借りて第一の目的地の本部(もとぶ)までは、
高速と一般道を通って100q以上あるみたい。
気温は22℃。すでに初夏(この日は海開きだって)。
1時間ほど高速を飛ばして一般道に降りてしばらく走って昼時なのに気づく。
腹・・・減った。
風にはためく「沖縄そば」の文字。
沖縄そば・・・あんまり好きじゃないんだよね。
粉っぽい麺と薄い感じの汁が。
でもなにげなく入った地元の店、暖簾をくぐるとはっとするような美人の女将。
美人女将は置いといて「そーきそば中・500円」を注文。
(※「そーきそば大は600円」)

これが美味いんだな。
信じられない。
今まで食べてた沖縄そばはなんだったんだろ。
場所は名護を過ぎてしばらく行った国道沿い、とだけしか僕もわからないんだな。


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結局、旅ってこういう出会いのために出るものですね。優しい人、美味しいもの、美しい風景。出会いはこんなにも僕を豊かにしてくれる。 / あるまじろ ( 2006-04-10 23:01 )
おいしい そーきそばに巡り合えて、出張した甲斐がありましたね♪ / のん ( 2006-04-07 19:36 )

2006-03-31 目覚めたら遠く遙か。

気が付いたらシートの肘掛けに「起きたら飲み物あげるよ」シールが。
いつの間にか寝てたみたい。
羽田〜沖縄は三時間足らず。
フライトアテンダントにJAL特製のゆずジュースを頼んでから
ちらりと窓の外を見たら。

もういつの間にか珊瑚の海。


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2006-03-30 東京湾上空にて

機体は、あっという間に東京湾上空へ。
窓越しに見えた東京はわざとよそよそしさを装う
久しぶりに擦れ違った昔の友達みたい。


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2006-03-29 東京湾景

昨日の花の盛りも嘘のように東京は曇り空。
この日から沖縄へ出張。

東京湾の景色もくすんでる。
モノレールから見るコンビナートの景色に胸が切ない。
急に忙しい日々が戻ってきて一人で旅立つからかもね。

ジェット機の音が窓越しに聞こえそうな空港への風景。
さざめくような靴音で急ぐ人たち。
それら全部がもう次の慌ただしい明日へと続いてる気がして。


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2006-03-28 桜の時

昨日、公演を終えて今日は良く晴れた。

えぴゅこと公演の後の最後の仕事を幾つかする。
映像の機材を片づけて、
役者が借りていた舞鶴先生の着物を小須田クリーニング店にまとめて出して、
そのまま二人で珈琲を飲んでえぴゅこと別れる。

いったん自宅に戻りちょっと横になったら午後寝過ごして、
待ち合わせの時間に遅刻。
でも友達っていいね、ちゃんと待っててくれるから。
目白の駅から歩いて20分くらい。
あの芭蕉庵や椿山荘のある墨田川沿いも桜はもう満開。
久しぶりに逢った先輩は背中のリュックから真澄と越の雪中梅を取り出す。
つまみも「デパ地下で買ったんだよ」と言って、
黒豚タン塩とネギ塩チャーシューを取り出す。

いいねえ。日本に生まれて良かったねえ。

まだ肌寒い桜の風、オレンジの夕陽の中で、
仲間五人で隅田川の桜咲き誇る公園のベンチでコップ酒。
芝居とは関係ない友達といるから余計に感じるのかもしれないけど、
あんなに楽しかった芝居がはねた瞬間も遠い昔みたい。


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2006-03-27 芝居はねて春の気配の宵の風

ずいぶん日記を更新できずにいました。
実はこの間に劇団の公演が本番を迎えて、慌ただしいままに幕を閉じました。
関わった全ての人が様々なそれぞれの想いを抱いて、
そのままに本番を迎えて、そしてゆっくり終えたのだと思います。

一人一人の方に言葉にならないほどの感謝の気持ちがあります。
でもそれも伝えることのないままいつものように終わっていくのです。
もともと伝えなくてもいいものなのかもしれません。

評価は人それぞれで芝居のその時だけのものだから実際はどんなデキだったか、
いつまでたっても客観的にはわからないけど、それでもおおむね好評だったと思います。
たとえば「おもしろかったわあ」と語りかけて頂いたご婦人の二人連れのお顔が、
今も僕の心を全て包み込んでくれています。

芝居が終わったあとはその片づけや次の仕事に翻弄されました。
そして春とともに時間はあっという間に過ぎていったのです。
今はあれほどまぶしかったあの舞台の強いライトも、
遠い昔のような感覚です。

確実なのはもう次の明日が始まっていること。
足を進めずとも僕たちは前を進むしかないのだということ。
そして多くの人を巻き込んでまた次の舞台も用意されていくのだと。

通りに出てみれば華やかな春の風。
もう闇にとけ込んでいて心をくすぐる。


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綾川篠さんへ。望むと望まざるに関わらず、いつでも少しずつ前に進んでいくからもう少しこの春の余韻に浸っていたいのだけれど。 / あるまじろ ( 2006-04-04 20:42 )
みーさんへ。昨晩は一晩中、風の音が寝室まで聞こえてました、春の嵐、というかんじでした。 / あるまじろ ( 2006-04-04 20:39 )
雅さんへ。家の裏に夜桜、風流ですね。昨日はひどい強風だったのに今日は随分穏やかな春の宵。 / あるまじろ ( 2006-04-04 20:37 )
おつかれさまでした。さらに先にある何かに向かって緩やかな流れがもう見えてますよね。 / 綾川篠 ( 2006-04-03 22:44 )
舞台お疲れ様でした。気持ちよく終えられたみたいでよかったです。満開の桜に冷たい雨。今週はどうなるかしらね。 / みー ( 2006-04-03 01:50 )
うちの裏の夜桜がとってもキレイですよ。もう4月になっちゃいましたね。新しい年度の始まりだ〜♪ / 雅(みやび) ( 2006-04-02 00:38 )

2006-03-19 最後まで手を伸ばし続ける者よ

今度の3月25日26日の土日に僕の主宰する劇団の公演をする。

主役のお湯くんは迷っている。いろいろなことが原因で。
もしかしたら演出の僕も彼を迷わせている一因になっているのだと思う。
それでも3月4日にあった一度めの本番にはやりきった。
でも次の本番に対する課題は山積みだ。
もちろん彼だけでなく僕や他の役者にもそれは言えるのだけど。

ヒロインのあこもまだ納得はしてないみたい。
彼女は精一杯やっていてそれでも上手くいかないことが大きな壁になっているみたいだ。
でもそれは僕から見るとあまり大きなことではないように思う。
壁だと思っていることは実はすでに飛び越していることだってあるのだ。
大事なことは「すでに壁を飛び越していること」に気づくことだったりしてね。

もう一人のヒロインのもこも悩み続けている。
彼女はこの芝居で劇団を去ることになっている。
悔いのない芝居を残したいというキモチはひとしおだろう。
とことんまでこだわる。
それが彼女の良いところだから最後までそれで行って欲しい。
必ず届くと思う。
そして本番には必ず間に合わせてきたのだから。

僕はこの3人を信じてる。
悩める主役たちだけど、これも良い芝居ができる前の胎動。

今日は風が強くてなんだか冬が戻ってきたみたいな日。
でも桜の花吹雪舞う春はもう目の前。


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峰岸蓉子さんへ。峰岸さんは今回の芝居の登場人物で梶原とは僕の役名です。今回も自分たちなりに精一杯できたと思います。まだまだ先へ行くならもう少しつき合ってください。 / あるまじろ ( 2006-04-01 10:17 )
綾川篠さんへ。ええ本当にそうですね。悩みは全て上へ行くための、その一区切りなのですから。 / あるまじろ ( 2006-04-01 10:16 )
雅さんへ。僕の友人いわく「あのお湯さん、カッコイー」ということでした。主役をお湯くんはカッコ良く演じきったみたいです。 / あるまじろ ( 2006-04-01 10:14 )
梶原さん、お疲れ様です。梶原さんをはじめ、みんながいたから頑張れました。ありがとうございました。 / 峰岸蓉子 ( 2006-03-28 12:08 )
悩みなしに良い芝居はありませんよ!がんばられてくださいね。 / 綾川篠 ( 2006-03-20 21:15 )
あのお湯さんが主役ですかー?見てみたいわ♪でも残念ながら両日とも上の子の行事が入っているのです。あと5年がんばって欲しいわ。そしたら行きます! / 雅(みやび) ( 2006-03-20 17:42 )

2006-03-15 本番直前の夜の稽古

劇団欅のシミズさんのはからいで神社の建物をお借りして夜稽古。

一つの劇団で看板を張ってきたシミズさんはやっぱり上手い。

ナチュラルに吐いていくセリフたちは、
常にしっかり高いテンションにコーティングされていて、
相手のセリフとの間に余計な間を取らずに流ちょうに流れていく。
感情表現も抑揚も単調にならず、けして派手ではないけど動作と調和している。

僕たちがやるとうまく行かないことを簡単にやってのける。

僕たちはこんな感じ。
感情を表に出すと力み、感情のままに動けば段取りを忘れる。
力を抜けばテンションも下がり、想いを胸に満たせば相手を見るのを忘れる。
演技は難しく奥が深い。

僕たちが習うことは多すぎるくらいあるけど、
こうしてともに稽古して頂くことで分かることが確かにある。

舞台のシミズさんは喩えて言えば夜の梅。
華やかな存在感以上に包むオーラは周囲を圧倒する。
闇の中でも香る存在感そのもの。


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お蝶さんへ。お蝶さんとは、シミズさんが今回の芝居の中で演じてくれた役名。まだまだたくさんのことを教えて欲しいしおつきあいを続けて欲しい方です。 / あるまじろ ( 2006-04-01 10:20 )
大変恐縮で穴があったら入りたい…ともかく大変お世話になりました!ひとつの劇団を運営するのは大変なことですが…貴方の力は素晴らしいと思います。心から尊敬と感謝を送ります。ありがとうございました。 / お蝶 ( 2006-03-28 23:26 )

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