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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

目次 (総目次)   [次の10件を表示]   表紙

2006-01-24 揺れる
2006-01-23 泣きたい時に空を見上げて
2006-01-22 睦月晴れなば雪粉と散る
2006-01-21 SNOW-DAY
2006-01-20 ベルベット・ウインター
2006-01-19 ホットチョコレート
2006-01-18 エプロンをしたクレープ焼き
2006-01-17 負ける
2006-01-16 蒼い森
2006-01-15 熾き火


2006-01-24 揺れる

六本木ヒルズが揺れているに見えたのは、
冬の空気が陽炎のように揺らめいていたから?

僕はこの騒動でまったく損はしてない。得もしていない。
でもなんか空気が震えていた。
この空気が悪いことにつながらないように祈る。

自分に損も得もさせず直に話もしていない人を
テレビが非難しているだけで悪く言う気にはなれない。

空気も人の心も妙に変な風に揺れていることが気になるだけ。


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みーさんへ。テレビだけでなく何かを見ては「そうだねえ」といろいろ考えちゃうんだけど、それは別の問題としてしょうがないのかなあ。 / あるまじろ ( 2006-01-30 21:20 )
マスコミの気まぐれな扱いで天から地の取り上げられ方をしている人を報道で見ていて、かばいたくなる気になっている私も既にマスコミに操られているのかも。 / みー ( 2006-01-29 19:47 )

2006-01-23 泣きたい時に空を見上げて

とある小説の一節で泣きそうになる。
結構人が居る場所だったので僕をじっと観察していれば、
もうほとんど目が潤んでいたのが分かったことだろう。
なんとかこらえた。
でもほんとは泣きたかった。

そんな気持ちで窓を見上げると
そこにあったビルに囲まれた小じんまりとした空に。
それでも美しく晴れた空に見入った。

僕は大学時代も就職して最初の赴任先も山に囲まれた盆地だったので、
山が見える風景が落ち着くようになってしまっていた。
人によっては閉塞感を感じる人もいるって話だけど。
僕はそうじゃない。
山はじっと僕を見守ってくれていた。
そう感じることがしばしばあった。

夏の山で風が渡り一斉に山の木々がざわめいたとき。
雪に包まれた北アルプスが月夜に青白く天空に浮かび上がったとき。
僕は「山であって単なる山でない」何かがそこに在していたことを感じていた。

この街に山はないけどせめて空は。
瞳を閉じるとそこに豊かに広がる広大な空と目の前の空をつなげていく。

早い時間に落ちていく冬の空はそれでも幾つかの雲を流して。


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綾川篠さんへ。太宰、結構好きです。浪花節ですよね、太宰。 / あるまじろ ( 2006-01-30 21:18 )
写真見て思い出しました。あたし斜陽の一節読んで、泣いたことあります。 / 綾川篠 ( 2006-01-26 21:56 )

2006-01-22 睦月晴れなば雪粉と散る

ライブドアショックが世間の耳目を集める中、
雪の日の翌日らしく晴れ渡った1日。

午前中スタッフ会議を開き今後やるべきことなどを中心に全員で話し合う。
午後は立ち稽古を10ページほど進める。
合い間に衣装を貸して頂ける劇団ケヤキのアクツさんに電話をしたり。
本番までいよいよ日がなくなってきた。
頑張らねば。

一人一人が一生懸命になって作り上げたものの凄さを見せてやるぜ。

先日kaと一緒に当たり付き年賀状の確認をしたんだけど、
今年は切手シート一枚。
高校時代のタケシのが当たってた。
100枚送って返ってきたもので当たり一枚か。
いや、別にハワイ旅行とか狙っては居なかったんだけどね。

寒いので今度はモツ煮を作ろうと思い立つ。
よーく煮込んで美味しいのを作ろう。
大根とかこんにゃくとか入れてね。
アクを取りながら二日くらい煮込もう。

雪がまだ枝に残り、キラキラとした雪の欠片を舞い散らせていた。
寒い寒い冬はまだまだ続くようだ。


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ほのぴ〜さんへ。もつ煮、いいですよね。身体があったまりました。 / あるまじろ ( 2006-01-25 23:53 )
のんさんへ。この国はきれいになったのかな。 / あるまじろ ( 2006-01-25 23:52 )
雅さんへ。霜焼け、どうやったら治るのかな。靴下に一味唐辛子を入れたらいいってのは迷信かな。 / あるまじろ ( 2006-01-25 23:51 )
須木成さんへ。ハワイ旅行かも、ですよ。 / あるまじろ ( 2006-01-25 23:49 )
綾川篠さんへ。裏の僕の愛する雑木林です。 / あるまじろ ( 2006-01-25 23:47 )
もつに大好き! / ほのぴ〜 ( 2006-01-25 19:29 )
今年の雪は、いろんな地方に舞い降りた。ある国では、雪が降り始めると、「天使が掃除を始めた」というそうな。 / のん ( 2006-01-25 18:41 )
今年は今冬に寒いですね。足のしもやけがカユイです。 / 雅(みやび) ( 2006-01-25 00:49 )
あっ、年賀状のチェック、忘れてました! 確認するときが楽しいんですよね。 / 須木成 ( 2006-01-25 00:41 )
すごく綺麗な写真ですよね・・・ / 綾川篠 ( 2006-01-24 22:06 )

2006-01-21 SNOW-DAY

予報通り、朝起きると暗い空から雪が降っていた。
稽古は中止で久しぶりに遅寝することにする。
まあ、明日また稽古頑張ろう。

雪の日って静かだね。
ぱらぱらって雪が落ちる音がときおり聞こえるだけで再び微睡みの中へ。

お湯くんが稽古に来るが稽古と言うよりは劇団HPの改良とUPに時間を使う。
デスクワークに飽きた頃、二人で雪遊びに出る。
さんざん雪かきで汗をかいた後、気晴らしに雪だるまを作る。
大人がホンキを出して作ったらこんなもんだい。
(いや、ホンキ出すなよ)
身長1mくらいのができた。
満足。
記念撮影もする。

夕食はクリームシチューとサラダを作って。
雪の日はクリームシチュー、なんとなく。
さっきまではしゃいでいた友人はお腹一杯になって寝てる。

深夜には雪がやんでまた静かになった。
またぐっすりと眠れそうです。


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くすのき燕さんへ。そうですね、雪の日の静けさはぼやけていた日常の輪郭を明確にするのかもしれません。 / あるまじろ ( 2006-01-23 20:59 )
みーさんへ。北海道の方とか新潟の方にはなんか申し訳ないのですが。でもシチュー美味しかったです。 / あるまじろ ( 2006-01-23 20:57 )
TOMOQさんへ。お褒め頂いてありがたいです、またたまにのぞいてやってください。 / あるまじろ ( 2006-01-23 20:56 )
むかーしむかーし、僕がずっと若かったころ、劇団の研究所の授業で「雪の音」って課題がありました。外の音がすわれる分、相対的に部屋の中の音がよく聞こえるって話が記憶に残っています。 / くすのき燕 ( 2006-01-22 14:52 )
ほんと朝起きたら一面真っ白でびっくりしました。雪の日にはクリームシチューってなんとなくわかるような気がします(^-^) / みー ( 2006-01-22 00:10 )
なんか幻想的でいい感じの写真ですね。 / TOMOQ ( 2006-01-21 23:42 )

2006-01-20 ベルベット・ウインター

夕方の空に上質の絹のような薄青の雲が流れてた。
僕はそのとき、少し急いでいたのだけれど。
ちょっと車を停めてじっと空を眺めてみた。

kaが思いがけず日帰りで戻って来たので、
休暇を取って少し早めに帰宅する途中の出来事。

夕食はkaが作ってくれてた。
そして二人で食事をした後に帰っていった。
僕はその後、演劇祭の会議に出席。

忙しい毎日の中で擦れ違うことばかりだけど。
わずかな時間でも一緒に過ごせて嬉しくなる。

空気が冷たくピンと張っている。
明日は関東平野にも雪の便りがあると言う。

夕方の空に流れる雲。
そう言えば、「見た?」って聞き忘れた。


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のんさんへ。そうですね、同じ空が二度とないようにその時の自分もその時のものでしかないような気がして。 / あるまじろ ( 2006-01-21 21:58 )
私も空を見るのが好きです。急いでいるのに停まって見たり。同じ空は二度ないですから…(^^) / のん ( 2006-01-21 17:09 )

2006-01-19 ホットチョコレート

明日の会議に必要な書類が溜まってとても一人では処理できそうにないので、
助けてっと大声叫んだら、
劇団のみっきときょ〜へいとひらりんが助けに来てくれた。
お陰様で照明用台本とか作るのが大変なものが間に合いました。

持つべき物は仲間ですね。

深夜まで作業は続いたけどみんなでやったらなんか楽しい。
全部終わって飲んだホットチョコレート。
やたら甘かったけれど。

深夜のファミレスにて。


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2006-01-18 エプロンをしたクレープ焼き

ちょっとしたことでクレープ焼きをすることになる。

これが面白い。

ホットプレートの上にタネをお玉でまあるく広げ、
良き頃あいを見計らってフライ返しでひっくり返す。
イチゴやバナナや生クリームやチョコをトッピングするのも楽しい。

でもクレープは焼くのが一番楽しい。
まだアツアツの生地にいろいろ巻いて召し上がれ。

ほんとはクレープの写真が良かったのだけど。
あはは、撮り忘れた。

南半球の幸せな匂いのする白い花。
クレープ、こんど作ってあげたい。


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綾川篠さんへ。焼けます、焼けます。あんまり高温にしないで焼いてるとぷつぷつ穴があくくらいがちょうど良いって感じです。 / あるまじろ ( 2006-01-21 22:09 )
のんさんへ。焼きたてってのが美味しいのですよ。 / あるまじろ ( 2006-01-21 22:00 )
クレープ、美味しそう。。実はクレープは焼いたこと無いですねぇ。ホットプレートで焼けますか? / 綾川篠 ( 2006-01-21 21:58 )
あるまじろさんのクレープは、陽だまりみたいな味がするんだりうなぁ♪ / のん ( 2006-01-21 17:07 )

2006-01-17 負ける

パドの大会を観に行く。
負ける。
やっぱり。

勝つのは難しい。
負けるのは辛い。
当たり前か。

僕は負けず嫌いだ。
だからルールの中で出来る限り勝つためには何でもする。
努力をした上で勝つために何でもする。

でもそれで負けたら。

うん、それはそれでもっと上に行けそうじゃないか。


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2006-01-16 蒼い森

寒い夜に眠りに就く前にベッドの中であれこれ思考するのが好き。
最初は自分だけの物語を紡ぐ。
昨日までの物語の続編を頭の中で考えるのだ。

でも物語の途中に現実が介入してくる夜もある。
記憶の奥底にある風景を辿る時間は深い深い、蒼い森のようだ。

近くは昨日の稽古のこと。
言われたことを検証してもう一度正しいことを考え直す。
これはすぐに答えが出る。
どうアプローチしていくかも。

少し遠くは挨拶しそびれている人たちのこと。
声を掛けなければならない人がそこに居るのに。
少し迷い始める、思考の迷宮の森に。

そして。
遠ざかる汽笛のようにかすれながらも
記憶の底によどんでいく深い深い、蒼い森。


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みーさんへ。・・・ということは僕のイマジネーションはまだ成長するのかな?いやいや。成長過程で止まったまま、という方が正しいようです。 / あるまじろ ( 2006-01-21 00:05 )
綾川篠さんへ。芸術を志す人はそう言う物なのかもしれませんね。白昼夢ってのも乙なもんです。 / あるまじろ ( 2006-01-20 23:59 )
雅さんへ。僕は一緒の人が腹立たしくなるほど寝付きがいいんです、だから森に迷う前に熟睡しちゃうのですね。 / あるまじろ ( 2006-01-20 23:56 )
毎日だとつらいけれど、ときどき蒼い森に入っていくことは自分の成長には重要な散歩かも。それにしても素敵な写真ですね。 / みー ( 2006-01-20 02:57 )
蒼い森。あたしは最近昼日中も蒼い森にいます。迷い込み。 / 綾川篠 ( 2006-01-18 21:15 )
寝る前に考え事すると眠れなくなりますよ・・・。 / 雅(みやび) ( 2006-01-18 00:32 )

2006-01-15 熾き火

午前中大会に出る高校生の選手の相手をするためパドのコートに出る。
高校生に混じってシャトルを追っているといつも時間を忘れる。
シャトルを追ってそれを全力でスマッシュしネット前にダッシュする。
それをゲームの中で何度も繰り返していると
何か自分の中に埋もれていたものが見え隠れしてくる。
何か「熾き火」みたいなものが。

午後から芝居の稽古。
午前中からすでに稽古に取り組んでいる人たちもいる。
僕たちはアマチュアだから役者はもちろん、
スタッフの仕事も自分たちでやる。
時には大道具や衣装を製作したり小道具を集めたり、
音響の曲を集めたり照明やメイクのプランを立てたりオペしたり。
みんなが少しずつ分担して一つの物を作るから芝居。

僕は役者以外に脚本を書かせてもらい演出もさせてもらってる。
そういうことをやらせてもらってるから、
それ以外に稽古場を押さえたり日程を組んだり、
演劇祭の会議に出て他団体と事前に計画などを話し合ったり、
照明プラン・大道具プランの立案も。
だから楽しいんだなあ。
いろいろ自分なりに工夫できるところが多いから。

今日は衣装さんとあまり折り合えなかったけど、
一生懸命やってくれてるのは分かってる。

次、話すときはきちっと話が付くと思う。

通常の稽古の後に三時間、主役のお湯と二人っきりで深夜の殺陣の補習稽古。

誰にも文句を言わせないつもりでやってもそうはいかない。
でも自分に悔いの残る芝居作りはもうしたくない。
稽古が足りなくてどうしようもない演技になったものもあるから。
なんにせよ自分が作るものにもう後悔はしたくない。

けっこう芝居全体を見てることが多いので夜アイディアが次々と浮かぶ。

闇の中。
一度火が落ちた熾き火に再び炎が揺らめくように。


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