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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2006-01-15 熾き火
2006-01-14 雨の土曜日は。
2006-01-12 見上げるとどこかへと続く夜の道
2006-01-11 真冬の帰り道
2006-01-10 万葉浪漫なティータイム。
2006-01-09 成人の儀
2006-01-08 楽園の鳥たち
2006-01-07 かもめ
2006-01-05 お昼寝アリゲーター。
2006-01-01 明けましておめでとうございます。


2006-01-15 熾き火

午前中大会に出る高校生の選手の相手をするためパドのコートに出る。
高校生に混じってシャトルを追っているといつも時間を忘れる。
シャトルを追ってそれを全力でスマッシュしネット前にダッシュする。
それをゲームの中で何度も繰り返していると
何か自分の中に埋もれていたものが見え隠れしてくる。
何か「熾き火」みたいなものが。

午後から芝居の稽古。
午前中からすでに稽古に取り組んでいる人たちもいる。
僕たちはアマチュアだから役者はもちろん、
スタッフの仕事も自分たちでやる。
時には大道具や衣装を製作したり小道具を集めたり、
音響の曲を集めたり照明やメイクのプランを立てたりオペしたり。
みんなが少しずつ分担して一つの物を作るから芝居。

僕は役者以外に脚本を書かせてもらい演出もさせてもらってる。
そういうことをやらせてもらってるから、
それ以外に稽古場を押さえたり日程を組んだり、
演劇祭の会議に出て他団体と事前に計画などを話し合ったり、
照明プラン・大道具プランの立案も。
だから楽しいんだなあ。
いろいろ自分なりに工夫できるところが多いから。

今日は衣装さんとあまり折り合えなかったけど、
一生懸命やってくれてるのは分かってる。

次、話すときはきちっと話が付くと思う。

通常の稽古の後に三時間、主役のお湯と二人っきりで深夜の殺陣の補習稽古。

誰にも文句を言わせないつもりでやってもそうはいかない。
でも自分に悔いの残る芝居作りはもうしたくない。
稽古が足りなくてどうしようもない演技になったものもあるから。
なんにせよ自分が作るものにもう後悔はしたくない。

けっこう芝居全体を見てることが多いので夜アイディアが次々と浮かぶ。

闇の中。
一度火が落ちた熾き火に再び炎が揺らめくように。


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2006-01-14 雨の土曜日は。

少し早起きして村上春樹の昔のエッセイを読む。
二度寝して少し寝坊しちゃう。
芝居の稽古に出掛けて1日、一生懸命、身体を動かす。
衣装合わせまで終えて1日を終える。

稽古終わって仲間でお茶する。
(みんなは食事。僕はお茶。)

kaが帰ってくるから。
久しぶりに一緒に食事するから。

雨の週末の土曜日は、きっとこんな風に過ぎていく。
何気なく幸せに包まれたまま終わっていく。
明日は気温が上昇して3月並の陽気とか。

雨に滲んだイルミネーション。
歩く人もまばらな夜の通りを照らして。


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のんさんへ。独特の親切だけどシャイな店員さんのいる店でもんじゃ焼きを食べました。 / あるまじろ ( 2006-01-17 20:14 )
ほのぴ〜さんへ。なんで一月のこの時期なのだろうか、とふと思いましたけど。 / あるまじろ ( 2006-01-17 20:13 )
kaさんと素敵な夕食、過ごせましたか? / のん ( 2006-01-17 00:56 )
イルミネーションか〜〜〜いいですね〜〜〜 / ほのぴ〜 ( 2006-01-16 20:32 )

2006-01-12 見上げるとどこかへと続く夜の道

かつて自分を傷つけることを繰り返していた子が、
自分なりの答えを見つけるために北海道の函館に旅立つことになった。
話し相手にしかならなかった僕だが、
その子が今生きていることが嬉しい。

そういう子に良く出くわす。
みんな弱くて震えている。

身近な人を裏切ってしまった別のあの子は自分の立っている場所でさえも
確かに感じていないみたいだった。

さっきまで普通に話していたまた別なあの子も、
少し目を離した隙に自分のしていることが分からなくなり、
今は関係ない僕とも顔を合わすことも怖くなって逃げてしまった。

真剣に向き合うけど不器用で上手くできない少年は、
それでも生真面目に返事を繰り返す。
じっと瞳を逸らさずうなづき返す。

優しい声を聞いて振り返ったら、
自分の言葉の意味を分からず繰り返し繰り返しつぶやくあの子。

どうしたらこの冷たい空気の中で震える、
この世界ってやつを、
ぎゅっと抱きしめることができることができるのだろうか。

こんなにも小さい僕の手でもつかんでくれたら離さないから。


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みーさんへ。助けたい、助けられたい。大切な人を大切にすることさえ難しいけど。人を傷つけず生きていくのも難しいけど。 / あるまじろ ( 2006-01-15 23:31 )
綾川篠さんへ。思います。ほんとにそう思うだけです。 / あるまじろ ( 2006-01-15 23:27 )
昔野透夜さんへ。北の大地で必死に生きる人たちの強さや熱をあの子が素直に受け取れたらいいな、と思う。ひたすら祈る。 / あるまじろ ( 2006-01-15 23:26 )
私もからだ中からSOSを発している人に出会ったり、助けを求められたりすることがあります。一生懸命暖かく包み込んだりするんだけど、ふと自分自身もものすごく不安で寂しくて誰かに抱きしめられないと震えが止まらなくなりそうになることも。人間ってやっぱり一人では弱いいきものなんだろうな、なんて思ったり。 / みー ( 2006-01-15 00:27 )
あたしの小さな手でも、よかったのに、とかいまでも思います。立ち直ってくれるといい。 / 綾川篠 ( 2006-01-14 21:38 )
こちらの冬は厳しいけれど、暖かい人も多いはず。出会いは人を変えてくれる、って私も思います。 / 昔野透夜 ( 2006-01-14 00:55 )
雅さんへ。母親と父親の果たす役割ってとても大きいと、当たり前だけど改めて思います。人はどうしたって育っていくけどあんまり小さい頃からちゃんと見てもらってないんじゃ、心のどこかに穴があいちゃうよ。 / あるまじろ ( 2006-01-14 00:25 )
職業柄いろいろな出会いがあるでしょうね。幼児期の親との接し方が大事ってひしひしと感じさせられている今日この頃です。 / 雅(みやび) ( 2006-01-14 00:22 )

2006-01-11 真冬の帰り道

仕事を終えて窓から見下ろす真冬の夕暮れを見送り、
車にキーを差し込んで自宅へと向かう。

あのとき船のデッキから見た風景には
向こう岸に広がるマングローブの熱帯雨林と、
傾き始めた西日に染まりつつある岬。

日本の真冬の夕暮れは曖昧で淡く、
まるで違うものだから。

あのとき少し離れたシートにもたれて居眠りしていたきみが、
今は120qも先にいることが妙にリアルに実感されて。


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みーさんへ。はい。 / あるまじろ ( 2006-01-13 23:54 )
愛だなぁ。。。 / みー ( 2006-01-13 00:51 )

2006-01-10 万葉浪漫なティータイム。

フジイさんは尊敬できる男勝りの女性の先輩だ。
休憩の一時にお茶を飲みながらフジイさんと歴史について話した。
天智と天武と額田の三角関係(いや鏡王女のことを考えれば四角関係か)について。

「天智って男が好きだな、
 冷酷なまでにきちんと次のこと次のことをきちんと考えて、
 しっかり実行していくんだよな。」
「それにしては哀感たっぷりの和歌を詠んだりするんだよな。」
「でも息子の大友皇子に帝位を継がせようとするとこなんか、
 父親って感じじゃないですか?」
「まあ、父としての感情だけが目的じゃないって説もあるけど。
 やっぱり大海人(天武)を殺しとくべきだったんだけど、
 病で気が弱くなってたんだな。」

僕はどちらかというと文学者。
フジイさんはどちらかというと歴史学者。

いずれにしても天智と天武と額田、
そして壬申の乱へと続く時代は最高にドラマチックなエピソードが満載だ。
こういうことを語り合える人が良き友と言えるのだろう。

あかねさす紫野ゆき標野ゆき・・・・という感じには絶対にならないけどね。

正月ぼけか、仕事が始まってもなかなか復帰できない。
・・・というか仕事が溜まり過ぎてた。
なかなか溜まってた仕事が捌けない。
まあ、仕方ないかな。
それでも6時間ぶっ通しで
モニターの前からじっと動かずにだいぶ片づける。

ふーっ、次の台本にでも取りかかるかな。

写真はサンシャインコーストの水族館を泳ぐオコゼくん。
なんとなくフジイさんに似ている、
・・・と言ったら怒られるかな。


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2006-01-09 成人の儀

僕が成人した時、その浮かれた雰囲気が嫌いだった。
僕は高校を卒業したばかりの頃は、世に阿ることが大嫌いなひねくれ者だったのだ。
同窓会ちっくな感じも嫌だった。
まだ高校を出たばかりで大したこともしてないのに、
「大人」と呼ばれる年になったことにも戸惑っていた。

でも、「成人した」ということの責任をひたすら重くは感じていた。

そしてふらっと立ち寄った喫茶店で珈琲を頼むと店員の方が、
「新成人の方ですね。こちらをどうぞ。」
と珈琲にケーキをつけてくれた。

祝われる理由に疑問を持っていた僕も、
その大人の社会からの手向けに素直に感謝することにした。

「ありがとうございます。」

たどたどしく出た礼の言葉。
窓の外に着慣れぬ晴れ着を着た女の子達が通り過ぎた。

振り返れば今も「大人」になりきれぬまま。
今もこうしているのだけれど。

毎年二十歳という区切りをつけていく人たち。
何が祝われているのかの意味を知ることが出来る、
やがてそんな大人になれるよう祈っているよ。


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綺羅さんへ。僕も小学生くらいから「老人の思考」とか言われてました・・・。 / あるまじろ ( 2006-01-12 23:25 )
須木成さんへ。大人になりきれないまま「大人」として見られるジレンマを僕らも彼らも抱えているのかな。 / あるまじろ ( 2006-01-12 23:23 )
「大人」って、ある一定の時期がくれば、なんとか誰でもなれるんだと小学生くらいの時は信じていたのだけど。ま、そうじゃないんですよね(笑)/精神年齢は小学生のときからずっと変わってない気がします・・(苦笑) / 綺羅 ( 2006-01-11 22:51 )
なんか昔はたくさん大人がいたような。っていう僕も大人になりきれない自分を感じつつ(爆) / 須木成 ( 2006-01-11 22:20 )

2006-01-08 楽園の鳥たち

合宿でちょっとランニングとかしたものの、
のんべんだらりとしてた正月の後だったので、
今日の稽古はやや筋トレなどを増やして身体を目覚めさせました。
3月までにもうちょっと身体を絞りたいなあ。

稽古後に恩人のW氏の引っ越しの手伝いをする。
リフォームなのでいらない家具を運び出すのだけど
いらない食器棚とかをぶっ壊したりしました。
まあすぐ終わりました。
W氏は相変わらずお元気そうで久しぶりにお話しできたのが良かった。

年々歳々、人には多くのことが降りかかり、
時には人生を変えたりもするだろう。
僕の友人で子供を失った女性の夢を見た。
近々、正月の喧噪が通り過ぎたら線香を手向けに行こうと思う。
また別の親友の弟は僕と同い年の妻を病気で失った。
残された父親の背中にまつわる寂寞がまだ頭を離れない。

それでも人は運命に流されあらがい、
時を身体に刻み込んでいくしかないのだろう。

ケアンズの夕暮れにホテルのテラスから見ていたら
街路樹に白い鳥たちが集まってきて。

なんか「楽園」って言葉が頭に浮かんだ。


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綾川篠さんへ。みんなの平和を祈るばかり。 / あるまじろ ( 2006-01-11 19:32 )
平和な景色ですね・・・(ほんわか) / 綾川篠 ( 2006-01-09 22:45 )

2006-01-07 かもめ

高校生に泊まり込みで演技のワークをして今日が打ち上げ。
頑張る人たちと一緒に居ることは気持ちがいい。
みんなの頑張り、元気をもらった。

劇団の仲間もワークを受けに来ていて終了後はそのまま稽古。
稽古終わりに一緒に食事する。
僕がキノコ汁を作ってあげる。

美味しいって言ってたくさん食べてくれてありがと。
セリフはあんまり入らなかったけど。

ワークの中でやった「かもめのニーナ」にちなんで。
カモメくん達のひなたぼっこ。


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みーさんへ。今年もお互いに頑張りましょうねっ!! / あるまじろ ( 2006-01-08 22:45 )
お湯くんへ。ごめーん、結構流れでやっちゃったんだよー。ワークくればチャンスあったんだけどねー。 / あるまじろ ( 2006-01-08 22:45 )
さ〜、またそれぞれそろそろお稽古開始ですね。今年もがんばろーっと。 / みー ( 2006-01-08 21:45 )
いーなー。連絡くれれば稽古行けたのにー。 / お湯 ( 2006-01-07 23:22 )

2006-01-05 お昼寝アリゲーター。

正月休みで帰ってきていたkaが帰っていった。
今年はオーストラリアから帰ってきてお正月用におせちを作ったりしてくれた。
久しぶりに二人の時間を持てたかな。

そして僕は高校生のための演劇ワークのために今日から泊まり込み。
kaは部活の仲間とスノボ旅行。

のんびりと行こう。
のんびりのんびり。
昼寝中のワニくんのように。


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2006-01-01 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
昨年中はお世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年は色々ありました。
悪いことは自動車のトラブルが多かったこと。
幸いにも人も自分も傷ついていないことは良いこと。
良いことはやはり多くの人と出会ったこと。
その巡り会いの中でこれからも生きていけること。
その中には悪いこともあるけどそれもゆくゆくは良いことになるかもしれないし。

僕が役者としての課題として常に指摘されるのは、
演技に余計な力が入ること。
どうもそれは演技一つのことではないような気もします。

今年はもう少し力を抜いて
自然体でものごとを眺められるような一年にしたいです。
そいでもってこんな写真を元旦に。

「風太」って呼んでも振り返らなかったけど風太だと思うんだけど。
そのマイペース、見習おうっと。


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紅玉さんへ。そうですか、北海道は今年はすごそうですね。お気をつけて。マイペースで行きましょう。 / あるまじろ ( 2006-01-07 21:36 )
みーさんへ。ゆっくりしてきました。今年もよろしくお願いいたします。 / あるまじろ ( 2006-01-07 21:33 )
雅さんへ。自分らしくってのは仕方ないことですねえ、まあ自分らしさは失わないでやっていこうと思います。 / あるまじろ ( 2006-01-07 21:31 )
あけましておめでとうございます。マイペースはいいことです。今、雪です。去年の5月ごろも降っていましたが、こんなドカ雪は久々。 / 紅玉 ( 2006-01-05 23:00 )
あけましておめでとうございます。そしてお帰りなさい☆素敵な冬休み(?)を過ごされていたんですね。うらやまし〜! / みー ( 2006-01-04 02:54 )
あけましておめでとうございます。力入ってるかもしれませんね。でも、そんなあるまじろさんも、らしくて。いいと思いますよ。 / 雅(みやび) ( 2006-01-03 01:30 )

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