2005-10-16 崩れるマロンシフォンケーキに
2005-10-14 待ち合わせの夜には雨が降って
2005-10-13 不穏な秋雨前線
2005-10-12 秋の日差しのエビフライ
2005-10-11 うちに帰ろう
2005-10-10 三日間の連休が過ぎて。
2005-10-08 若さについて
2005-10-07 きみが真ん中。
2005-10-05 ＴＨＥ　ＳＨＯＲＴ　ＧＯＯＤ−ＢＹＥ
2005-10-04 驟雨

週末の稽古を充実した形で終えられてひとまずホッと一息。
厳しい一言を投げかけてしまった人には・・・申し訳ない。
今回の舞台には僕個人として幾つかのリベンジが隠されていて
最後まで演技に集中していたい。

今回の台本を幾人かの人に誉められて嬉しかった。
本当に書けない時期があった作品だったので。

でも稽古、ほんとみんな熱がこもっていたと思う。
県陽の方々にも色々ご迷惑をおかけして申し訳なかった。
来てくれたコジマさんとコンノさん、お疲れ様でした。

帰宅しても気持ちの高ぶりが押さえられない。
明日は帰っていくkaと
気持ちを抑えられず夜のドライブに出る。

ふと出会った洒落たカフェでお茶する。
注文したマロンシフォンケーキは甘すぎるとこと、
抑制のきいたとこが入り交じる不思議な感じな味覚。

セピアの店で限られた時間の中、堆積された一日がゆっくり崩落していく。

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一昨日、臨時に稽古場を借りて夜稽古して
きょ〜へいがちょっと好い演技した。
僕もヒントもらってこれからの追い込みの稽古が楽しみに。

kaが一週間ぶりに帰ってきて。
夕方からの雨は
待ち合わせの時間の少し前から
少し強く降り出した。

神無月の。
夜に遠くのマリアージュが微笑む。
その屋敷のまばゆい光りが雨に滲んでいた。

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沖縄に行ってきた人たちに善意でお土産を頂いた。
しーさーのキーホルダー。
気に入った。
ここしばらく続いた厄払いができそう。

神職さんともこの間打ち合わせしたし、
やっぱ人が運命を変える、人しか人の運命は変えられない。

数日ほど続いた秋空に低気圧の前線の雲が朝日に輝いていた。

雨が降り出すまで、
本当は、まだもう少し。

そのわずかの時間に
ざわめくような胸の中を。

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昼は近場の定食屋さんで日替わり。
今日はなんとエビフライ定食。
エビフライが３本、ライス、みそ汁、漬け物、付け合わせのサラダなどがついて、
タルタルソースもついて、なんと５００円なのだ！！
あ〜びっくりした。。。
明日はショウガ焼き定食で５００円だって。
明日も来よう、と強く誓う俺であった。。。

僕の駐車場は雑木林に囲まれている。
春はウグイスが鳴き、夏の夕暮れにはヒグラシがさざめく。

久しぶりの秋の日差しをもらって紅葉前の広葉樹がまぶしいくらい。
この雑木林も間もなく１１月の半ばに全ての葉が降るように舞い落ちるのだ。

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連休明けで仕事は誰にとってもちょっと気が重いモノ。
でもなんとか一日を終えて。

何日か降り続いた雨のために街の空気は澄んで、
気温１９度、清々しい夕暮れ。

仕事も早く終わって気分も軽い。

セリフの練習をしながら車を走らせ家路をたどると、
あっという間に日が暮れていく。

この僕の翼は目を見張るような加速で、
秋のしかけた閉まりつつある扉を次々とかいくぐっていく。

ほのかに残る西日が窓に映って。

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この三日間、日中はほとんど稽古してた。
やっとセリフはこなれてきて、次のステップを目指せる位置まで来た。

今日は沖縄に出掛けている西風クン以外のメンバーで通し稽古ができ、
それを遊びに来たホサカくんに見てもらった。
ホサカ〜、ありがとう。。。
西風く〜ん・・・キミをみんな待ってるよ〜。

先日、音響機器を劇団欅のアオキさんに借りに行ったし、
本番に向けての準備も着々と進んでいる。

気持ちの高ぶりが押さえられない。
これからの稽古が一番楽しいのだ。

一夏過ぎて色づく秋。
芝居もあとわずかの時間で美しい色を纏えれば良いのだけれど。

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村上龍氏の小説を読み直している。
「年齢」についての叙述で少し考えさせられた。

自分が若くないのに「若いヤツには負けん」とか言ったり、
「若く見えますね」とか言われるのが嫌だ。
なんとなく納得。
若いヤツには必ず体力で負けるし、
若く見えるだけでは意味が無いからだ。

年を取ればもう若くはなく美しくも格好良くもない。
それを受け入れることは何もいじけたり人生を投げたりすることではない。
そもそも（多くの誰もが）若い頃からそれほど美しくもなく格好良くもないのだ。
自分だってそうではないか。

ただ、若さだけを誇るのは見てて哀れな気がする。
だってその価値は必ず減る一方だから。
自分が若いときだってそれは恥ずかしいことだったし。
年上の人に「あなたより若いし」と言ったことは冗談でも一度もない。

しかし例えば体力は大切。
若さではなく体力を維持したい。
自分自身が心地よく生きていくために。

自分のために自分の価値を上げること。
高い品質に自分を保とうとすること。
これは年齢に関係なく必要だと思うだが。

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kaが水戸から帰ってきたけど愛車はまだ帰らない。
代車のスズキのスイフトを試しにkaに運転させてみる。
雨の夜の国道を走ってみたけど、
この前免許を取得した割に、結構上手。

翌日、実家に行って僕の両親を乗せて買い物に行ったり、
うなぎを食べに行ったりした。
そのときもkaが運転する。

午後からは劇団の稽古。
一週間通勤の行き帰りで入れたセリフに更に磨きを掛けたい一心で。

夜、実家に帰るとkaは母と一緒に料理を作って僕を迎えてくれる。
その後、実家で四人で麻雀をする。
意外にもkaがトップ。

kaがいるとkaを中心に時間が過ぎていくみたいだ。

写真は代車スイフトのドアミラー越しの雨の国道。

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愛車を今日から少しの間、
工場に預けるけど早く帰って来るといい。

十月末の芝居の本番が終わったらkaを連れて、
鎌倉あたりにドライブに行きたいなあ。

秋の深まる鎌倉にシルバーの３２８は良く似合うだろう。

朝起きたら昨日から降り続く雨が少し残っていた。
枯葉が愛車に散っていて、
雨に濡れた後部座席の窓に、オレンジの車内灯との風情が綺麗。

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ふと手にした村上春樹氏の新しい小説曰く、
「かたちあるものとかたちのないもの」の選択なら
常に「かたちのないものを選ぶ」のが賢明。

僕にとっての「かたちないもの」を選ぶ機会を考えたい。

行き帰りでセリフの練習をする。
次には少しでも成果を見せたいね〜。

帰り道、秋の細かい雨が降っている。
こういう雨の中を走るのは好き。
雨が優しい気持ちにさせてくれる。

何か、かたちのないものに包まれている甘い錯覚にとらわれる。

いま、何か悪い流れに迷い込んでる、
こういうときこそ静かに時を見送ろう。

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