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あるまじろの「まるまり日記U」

イツデモコンナフウニスギテイクナラ、
ソレハソレデヘイワナマイニチ。。。

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2005-07-26 台風接近す
2005-07-24 終わって残ったものとわかったことと
2005-07-23 滑り込み
2005-07-22 ぼろぼろなリハーサルと掛けられたその声と
2005-07-20 本番直前の憂鬱
2005-07-14 行き過ぎるもの
2005-07-13 そろそろ晴れて。
2005-07-12 みらーじゅ・ぽいんと・おん・ざ・うおーたー
2005-07-11 THANKS, YOU RETURN
2005-07-09 初夏のお決まり


2005-07-26 台風接近す

大型の台風が近づいているらしい。
kaが心配のメールを寄越す。
ありがとう。

まあ大きな地震(リハの日にね)があったり、大きな台風が来たり、
心配していたら、しきれないような夏だね。
君さえ無事なら僕は、もうなんでもいいのだけれど。

たまのたくさんの雨はむしろなんかイイ感じ。
雨だれの音を聞きたいから車のMDを止めた。

先日の公演の前後に蓄積された、
精神的・肉体的疲労も少しずつ色褪せて、
明日はもう芝居を講評する立場で別の劇場へ。

夜半に向けて雨風は収まっていくのか。
台風が過ぎていく感じはいつもドキドキする。


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2005-07-24 終わって残ったものとわかったことと

さいたま市民会館浦和での公演二日目。
街は夏祭り、遠くに祭囃子が聞こえる。

楽屋に入って軽く食事してから、
自分でメイクして、舞台に小道具セッティングして、
途中で早替えする衣装の準備して、
軽く身体を動かしてからもう一度台本に目を通す。

二日目のマチネはやや気持ちが空回りして気迫不足。
ソワレは自分でも渾身の演技。

でもね、あっという間だった。
気がついたら最後のカーテンコールしてた。

今回、この人達と舞台をともにできた喜びがある。
そしてあとで伝えた言葉にも後悔がある。
それでも舞台を刻めたことは一番の宝物。

しょせん何気ない人の人生の中に、
これだけ深く何かを刻んでいくような、
舞台というものを共有できたことが、
今までの僕とこれからの僕の途中にあることを、
宝と思う夜が過ぎていく。

さらば今宵の舞台よ。
仮初めの人生の、
その仮初めの言葉の連なりよ。


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jhoanna さんへ。残念・・・僕が撮っているので写ってなかった・・・。 / あるまじろ ( 2005-08-01 00:17 )
えっと…、あるまじろくんは何列目の何番目だっけ? / jhoanna ( 2005-07-31 12:51 )
綾川篠さんへ。ええ、いつかそのうち是非。 / あるまじろ ( 2005-07-27 23:10 )
色褪せない一瞬、って感じで、この写真とても素晴らしいと思います・・・いつかみにゆかせてもらえたらなと思えます。 / 綾川篠 ( 2005-07-27 22:12 )

2005-07-23 滑り込み

劇団欅の公演。
ついに初日を迎える。

昼からゲネ。
夕方に初日の幕が開く。

そしてついに掴めなかった色々なものをゲネで掴めたような気がした。
周りの役者のみんなに掴ませてもらったのだろう。
そして全力で、無我夢中で初日の公演を終える。

くたくただけどやっとほっとできた。
まだ楽しめる。
まだまだ明日もあるから。

滑り込みで間に合った感じの舞台。
皆さんにはさぞかしご迷惑であったことだろう。
このままで良いとは思っていないけれど。

写真はゲネの様子。
本格的に大道具が完成し照明・音響もついて、
役者みんなにも気合いが漲っていた。


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2005-07-22 ぼろぼろなリハーサルと掛けられたその声と

劇団欅の15周年記念公演『水鏡』のリハーサルが始まった。
午前中から大道具を立て込み、照明・照明機材のセッティング。
やっと午後六時になってからリハとなった。

まあ今日のところは照明のための稽古だったが、
役者にとっては本番と同じセットで稽古できる貴重な時間。
そのリハでぼろぼろだった。
セリフが出ない、身体も固い。
慰めの言葉も出ないほどだったことは自分が一番分かっていた。

その自分に看板女優さんが声を掛けてくれて何人かの若手と飲みに行った。
もちろん貴重なアドバイスもあったが、
それよりなんか気分転換ができて気合いが入った。

ぼろぼろなリハから立ち直り掛けられた声に応える。
よし、それで行こう。

写真は、リハーサルは着々と進んでいくの図。


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2005-07-20 本番直前の憂鬱

相変わらず仕事、終わらず会社に缶詰状態。
来るべき電話が来ず、来たとしても気持ち良く話しはできない相手。
それを分かっているから相手も電話を寄越さないのだろうけど。

一昨日から帰宅時間が夜十時を越えてる。
明日はもうリハなんだけどなあ。
劇団の演出さんからの「稽古に来てくれ」という悲鳴が聞こえそうだ。

kaともまともに会話できてない気がする。
考えたくはなかったが、
やはり色々手を出しすぎてるのかもしれない。

電話待ちの合間に台本めくったり、別の台本書いたり。
十一時過ぎになんとかケリがついて会社を出る。

まあいいや、帰ったらとりあえずベッドに倒れ込もう。
小学校の頃、
ラストスパートで抜き去って勝ったイメージで。
また明日ね。


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2005-07-14 行き過ぎるもの

今日、執筆中の台本のプロットをたたき直す。
ここ二週間、本当に混沌として書けなかった。
その靄に似たものの切れ目が一瞬、見えた気がする。

ワークショップのレジュメもA4で8枚にまとめる。
明日の夜、助手をしてくれる人と打ち合わせの予定。

行き帰りの車の中での科白練習も日課となる。
今もつかめない役どころが絶えず不安をあおる。

僕が自分のことを見つめる時、行き交う列車の見えるここに来る。
通過していく列車たちには、
家路につく仕事帰りの人たちを乗せた在来線もあれば、
少し装って窓辺を物憂く見つめる旅人を乗せた急行もある。

行き過ぎる深夜急行の車窓で、
一瞬こちらを一瞥を投げかけるのはもう一人の自分か。

過ぎていく風景
過ぎていく自分

自分を追いつめて時間を切りつめて、
そうして一度は見失いそうになってたものが仮そめにでものぞいたのか。


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くすのき燕さんへ。セリフの練習してて「彼女とは別れます」っとか言って白い目で見られました。 / あるまじろ ( 2005-07-26 23:33 )
のんさんへ。「未来」は覗けなかったけど、そこにいたもう一人の自分が見えた気がしたのです。あなたを見つめるもう一人の自分が応援しているから。 / あるまじろ ( 2005-07-26 23:32 )
車の中で練習。僕もよくやります。切羽詰って、駅のホームで振りつけの確認(密かに、だよ。)したこともあります。 / くすのき燕 ( 2005-07-20 10:58 )
自分をみつめることができる場所があっていいですね。答えはすぐにでなくても…。私は、未来が覗ける場所が今欲しいです。 / のん ( 2005-07-17 01:23 )

2005-07-13 そろそろ晴れて。

午前中から二つ仕事して、人と会って、
休憩時間に台本の筋を練り直して、
ややもめ気味の会議をして、
次への仕事の合間に7月25日のワークショップのレジュメに着手。

夕方バドミントンで大汗かいて、
着替えてから軽く外で食事をしてから欅の稽古場へ。

言葉で説明されて気持ちはとっくにそうなっていても外に表現できない。
あ〜これが役者特有の悩みだな。
これがつらいんだな、俺はもうそれほどつらくないけど。
だってやるだけだしね。
高校生ぐらいだと泣いちゃったりしてね。
まあ外に出ないとこれはできない体験であり、
また自分の表現を伸ばすのにこれ以上良いものはないと思う。

帰ってシャワー浴びてから充分に熟れたすももを皮ごと。

明日も梅雨空かな。


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のんさんへ。梅雨のあいま、一瞬晴れた雲の切れ目ですね。北海道には梅雨がないのでしたっけ。 / あるまじろ ( 2005-07-14 21:47 )
この空は梅雨空ですか?今日の札幌は快晴です。 / のん ( 2005-07-14 17:19 )

2005-07-12 みらーじゅ・ぽいんと・おん・ざ・うおーたー

kaは、僕が居ないとは思いながらも電話をかけてくれる。
今日、たまたまそんなコールに出て、
その貴重さと有り難さに、
目を瞑ってしまった。

僕にそんな思いで電話をしてくれる人がいてくれる。
それはそれは
かけがえのないもので。

昨日眠らないで夜明け近くまで本を読んだ。
だから今日はそろそろもう眠くなってきた。

このまま寝ちゃうのもいいな。

霞ヶ浦湖上から見た土浦の街は、
水の上に浮かんだ蜃気楼のように見えた。


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のんさんへ。相手の声がこちらに届く。お互いに響き合っているものがわかるんです。 / あるまじろ ( 2005-07-14 22:24 )
やっぱり、電話のほうがメールより嬉しい。便利な時代になっても。。。。 / のん ( 2005-07-14 17:16 )
ihoannaさんへ。泣いちゃあいませんよ、心から感謝したけれど。 / あるまじろ ( 2005-07-13 23:13 )
綾川篠さんへ。充実した毎日を突っ走ってる貴方には分ける余地もないようですが。 / あるまじろ ( 2005-07-13 23:12 )
え?目を潤ったって?そうかいそうかい。↑名付けてファンタスティックブルー。 / jhoanna ( 2005-07-12 22:12 )
かけがえのない電話ですよね。幸せを少し分けてください・・・(欲張りだ)(笑 / 綾川篠 ( 2005-07-12 22:03 )

2005-07-11 THANKS, YOU RETURN

本日関東地方一帯、気温は32.7Cを記録したらしい。
梅雨のあいまとはいえ、すでに夏ですなあ。

出入りの旅行業者・Tトラベルの顔なじみ、Sくんが、
「夏休みは旅行、じゃないとKaさんが・・・」とか言って脅かす。
「九十九里とかにお魚の美味しい民宿ありまっせ。」
脅かすなよ・・・。

午後は珍しく外回り。
炎天下の中で車のハンドルを握る。
愛車が恋しいなあ。

愛車がボロボロだったので車検も長引いてたのだけど、
やっと今日、帰ってくるのだ。
パワステの部分のオイル漏れ、リアライトの電線の焼き切れ、
キーレスエントリーの電池交換、ブレーキパッドの交換、
エンジンオイルの交換、エレメント類の交換・・・。

数え切れないほどの無理をしていたような交換の仕方。
詳細の書かれた書類を見せてもらって少し胸が痛んだくらいだ。

日が落ちきった頃、雨がまた降り出す。
久しぶりの愛車の乗り味は・・・最高だった。
やっぱ最高。
帰ってきてくれたことに感謝。

その落ち着いた走り出しに快感を覚えるほど。


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くすのき燕さんへ。そそるだけに悔しいぜ。 / あるまじろ ( 2005-07-12 20:42 )
びーばーさんへ。愛車って「記憶」なんですよね。そこにいた自分の、いつまでもは共に続かない場面の記憶。 / あるまじろ ( 2005-07-12 20:41 )
「お魚の美味しい民宿ありまっせ」。そそるフレーズですねえ。 / くすのき燕 ( 2005-07-12 17:08 )
もう何度、今の車にごめんねって言ったことか。ありがとうって言ったことか。 / びーばー ( 2005-07-11 23:55 )

2005-07-09 初夏のお決まり

去年も出かけた鮎を出す割烹旅館に出かける。
高速を使って1時間ちょっとも山の方に走るのだから、
気軽に、という感じではないけど、
まあそれだけの価値はある、ということだ。

有名な小説家も長逗留していたというその店に着いたあたりで遠雷。
通された床の間の向こうに荒川流れと玉淀渓谷。
川風と一緒に雨の匂い。
瓶がすぐ汗をかくほどの、冷えた冷酒をほとほとと飲む。

時間が止まってる。
雨の音しか聞こえない。

やがて七輪の乗せられた鮎の塩焼きや鉄鍋で炊かれた鮎めしが運ばれてきて、
涼やかな談笑が広がる。

休暇を取って羽を伸ばす大人の休日。

写真は八寸。


先頭 表紙

綾川篠さんへ。そちらでは夏と言えば「鱧」でしょうか。まだ食べたことないので本場で食べてみたいです。 / あるまじろ ( 2005-07-11 22:52 )
いいですねぇ・・・ほとほと。夏って感じがします。 / 綾川篠 ( 2005-07-10 20:49 )

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