2005-04-21 気持ちの良い大人と仕事をする。
2005-04-17 ひだまり土筆
2005-04-16 春に酔う、人に酔う
2005-04-15 幸せの黄色い・・・。
2005-04-14 自分に青い花をあげよう
2005-04-13 さだまっていくもの
2005-04-10 桜と夢しぐれとぴゅあの反省会とロゼのシャンパンと。
2005-04-09 素敵屋さんに行く。
2005-04-08 近づいては遠ざかる
2005-04-07 すかさず復活！！

今日から三日間、
僕が仕切って一つの大きなイベントを成功させなければならない。
でも一人じゃない。
そうそうたるメンバーが僕のバックにつく。
僕に任せることを決めた大人達だ。
何を言われるか、
と思っていたが見えないように僕を支えてくれた。
見てた。
ちゃんと見てた。
どーんと構えているようで、
さささ、と動いてくれてた。

頼りになるとはこんなことなのだろう。
普段、不安に思うことは、
自分の仕事に誰もついてこなくて、
独りで仕事をしている気分になること。
今日みたいなことってあまり経験なくて、
僕の届かないとこ、任せとけってな彼らの感じが、
すごい大人に感じた。

仕切りは僕に好きなようにやらせて裏ではしっかり僕を支えている。
僕はそっと彼らにアドバイスを聞いて、静かにうなづく。
そして仕事の場所に戻っていく。

この仕事、一体感があって不思議な感じ。
この感じは意外に初めてかも。

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日曜から月曜にかけてｋａが帰ってきた。
今日、朝別れて駅で見送った。
短い間だったけどこうしてまた会える時間が貴重。

ひだまりに土筆が仲良く並んでいる。
いつまでもこうしていられるといいな。

この世界ではあちこちで不穏なニュースが流れる。
不安や不満も怒りも哀しみも、
訴えるだけでどうして相手に伝わるだろうか。

相手を理解することの中に自分のことを「訴えない」こともあるのかも。
ひだまり土筆は何も訴えずただそこに佇んでいるだけだ。

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朝からご近所さんと清掃活動。
家の周りを掃き掃除したりする。

その後、三時間くらいバドミントン。
暑いくらいの陽気で気持ちいい。

夕方、藤田さんと久しぶりに飲む。
藤田さんは昨年会社を退職された尊敬すべき先輩だ。
さすがに昨年はあまり会うことができなかったが、
また会って話がしたくて僕から誘ったのだ。

怒鳴り合いの喧嘩をしたこともあるし、
供に北アルプスに登ったこともある。
ある意味で僕の兄であり父であった。
僕の生意気を受けとめながら否定もし、
跳ね飛ばしながら誉めてもくれた。

昔に比べて酒が弱くなった。
変わったところはそこだけだ。
相変わらず若々しく肩幅も広い、しゃべり方も昔のまま。
肴は、はしりのかつをのたたき。
フキノトウの天麩羅を抹茶塩で頬張る。

ゆっくり酔っていくその人にうなづく春の宵。

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『幸せの黄色いハンカチ』がテレビでやってる。
父の好きな映画だ。
僕が小学生の頃に封切られた映画だ。
父は駅前の東映の映画館で三回も観たという。

僕も「東映まんが祭り」とかを観に行った映画館だった。
じめじめとして湿っぽい映画館だったけど行くととてもワクワクした。
『宇宙戦艦ヤマト』も『八墓村』もここで観た。
あの映画館はもう無い。
駅前の再開発の中で取り壊されたのだ。

話を元に戻す。
『幸せの黄色いハンカチ』、武田鉄也はこれで俳優としてデビューした。
売れないフォークグループである海援隊はいまだ世に知られていなかったが、
奇抜な髪型と体当たりの演技で好評を博した。
武田鉄也にしても運命を変える作品だろう。
渥美清もちょこっと出ている、桃井かおりもかなり上手い。
でもこれは高倉健の映画だ。

高倉健も若く必死に演じている。
それがいい。
迷いも逡巡もしっかり演技している。

僕はこの映画のことを思うとき父を思う。

まだ若かった父がこの映画に感動したことに、
僕は深い感慨を感ずる。

父は今の僕より二歳年上であった時に
この映画をあの映画館で三度観たのだ。

この映画を観るたび僕は思う。
父の感慨を僕も同じ歳で感じたいと。
そしてあの映画館のあった場所に立ってみたいと。

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最近、習慣になっている朝シャワーをして出掛ける。
今日はイイ天気で少しあったかくなった。

淹れてもらったコーヒーを挨拶してから頂いて、
途中で買ってきたチョコクロワッサンを頬張る。

午前中二つの仕事の合間に書類を三つ作成。
午後一つ仕事を片づけて小さな会議が三つ。

ふ〜。

「今日は夜、稽古で〜す」と劇団欅の舞監助さんからメール。
う〜ん。
今日から半立ち稽古らしいけどセリフ全くだし。
先々週ダメ出しもらって少しへこんだのでやや消極的な気持ちになる。

でも稽古行って良かった。
演出の先生にマンツーで見てもらって相手役の女優さんと
２時間以上も稽古できた。
つかめなかったイメージがなんとなく輪郭を描いてきた感じ。
気分が１８０度変わった。

帰宅して夜十時からゆ〜すけと音響の打合せ。
なんとなく知り合いから受けた仕事だったが、
実は亡くなった職場の元同僚がモデルの台本だった。
こういうのは運命なのだろう。

ゆ〜すけと「きちんと仕事をしよう」と誓う。
終わったのは十二時近く。

ｋａに怒られる。
ごめん、ｋａ。

いいことも悪いこともあったこんな日の最後は、
自分にこんな「青い花」をあげよう。

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妙にいろいろ忙しいけど、それもこの時期の特徴か。
それだってリズムに乗っていれば楽しい、楽しい。
風のように仕事を片づけて気分良くうちに帰ろう。

昨日今日とまばらに降り続いた雨がやんで、
少しずつ気温が上がっているようだ。
谷あいに霧が立ちこめていたから。
この雨にだいぶ花を散らした桜は、
明日は風に舞うように降るように
花の終わりの姿を見せるのか。

桜降る中で季節もゆく。

周囲に新しい顔が増えて手探り状態のこの頃。
あわただしい風景の中で少しずつさだまっていくものがある。

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今週末が桜の見頃で週明けには雨が降るというので、
ｋａと岩槻の城趾公園に桜を見に行く。
降るような鈴なりの桜花と公園に響く詩吟の声。
なかなか良かったです。

見沼の桜並木も見ました。
いったんｋａと別れて僕は別の場所に。

正午からは北高演劇部の三年生の引退公演である『夢しぐれ』を観た。
僕があの二日間、夜中の二時まで付き合って指摘した部分も、
自分たちで工夫した部分も、
そして何より繰り返されたであろう稽古のお陰で、
作品全体が当初よりだいぶこなれて、
役者のレベルの高さと大道具の美しさとスタッフの訓練度の高さとにあいまって、
素晴らしい出来映えでした。
顧問の先生と生徒達で作った作品のデキにとても満足したのです。

その後、午後からぴゅあの反省会をロイホで行なう。
様々な角度から今回の公演の反省点を出し尽くし、
次回公演の資するところとする。
今回の公演を支えてくれた最高の仲間たちと最後の仕事を終えた、
という感じです。
最後にもらった仲間からの色紙が今回の成功を何よりも物語っていた。

五時の待ち合わせでｋａと再び合流。
結婚して３年目を迎える記念日。
掲げるはピンクのシャンパン。
安物だけど美味しかった。
やっぱ気持ちが大事かな。

写真は岩槻城趾公園の桜。
今日の出来事はこの華やかな一枚に象徴されてる気がする。

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久しぶりに帰ってきたｋａと一緒に新都心にある
「素敵屋さん」というステーキをメインにしたレストランに行く。
敷地内に入るとユーカリ材でできた枕木が敷き詰められている小道が続き、
間接照明で彩られた庭を通り過ぎると梅の花が活けられた玄関にたどり着く。

店内にはオリジナルの様々な照明が飾られており、同時に店内を照らしている。

スープから始まる簡単なコースで、
ライスとオリジナルの漬け物はお代わり自由・取り放題。
漬け物はがっこ漬けや牛蒡の鰹節あえ、柴漬けなど全て美味しい。
ｋａはデミグラスソースで、僕はおろし大根とポン酢でステーキを食べました。
コースの最後の珈琲は濃厚で、葡萄と柚のシャーベットも味が深い。

店内はほぼ満席ながら人々の声はさざめくように静かに響き、
ぼんやりとした店内の時間はゆったり流れていた。
ｋａと僕はすっかり気分が良くなって桜の花びらが舞う家路に着いた。

写真は素敵屋さんの一風変わった照明の一つ。

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また多くの人と出会った。
多くの人が入れ替るこの季節に出会う多くの人は、
今はまだ名も知らず、
どんな魂を持ってそこに佇んでいるのか、
次にその内なる濁流がどのような言葉となるか、
それは季節があと幾つも過ぎる必要があるだろう。
僕にとっても同じコト。

人とのつながりはゆっくりできていくもの。
距離感は少しずつ縮まっていったり遠ざかるもの。

性急に言葉をかけないでおこう。

田舎のゆっくり走る電車に乗っているときに、
窓の外、近づいてくる風景のような速さで。
近づいてくる人を温かく受け容れ、
遠ざかる人を静かに見送れたらいいと。

花の話題ばかり出ているけど新緑。
春の風の中で揺れている。

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久しぶりに午前中休みを頂き、
実家で静養してなんとか体調復活。

午前中、リハビリを兼ねて母親の買い物に付き合う。
母親の買い物は「植木」だ。
世間では桜も満開だけど他の花もずいぶん咲き出したんだ、と気づく。

僕もアジアンタムとグリーンネックレスを買う。
以前に購入したサボテンくんと葉っぱくん（名前忘れた）にも光を当てて、
マリモくんの水も取り替えた。
明日からの多忙な日々に、
水をあげるように。

部屋に緑が増えて、少し空気が落ち着いたみたい。
心なしか澄んでいる気がする。

写真は植木屋さんで咲き誇っていた花。
オレンジはｋａの好きな色。

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